蛭ヶ岳(大倉から往復)
- GPS
- 10:14
- 距離
- 24.8km
- 登り
- 2,253m
- 下り
- 2,249m
コースタイム
- 山行
- 8:34
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 9:58
過去天気図(気象庁) | 2023年01月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
2022年8月に初めて塔ノ岳に上り、雲の切れ間から見えた富士山に魅了されてから、丹沢の山に興味を持つようになりました。
25kmというのは、高尾山-陣馬山の縦走を往復する距離とほぼ同じなので、トレランで往復した経験から距離感は何となく分かるのですが、
2000m以上の上り下りは未経験なので走ることは前提にせず、歩き一辺倒で20分/km(時速3km)は想定していました。つまり少なくとも8時間以上かかるだろうと。
そのためにはスタートは早いほど良く、5時に登山開始することを目標に、車で家を出ました。実際には5時半にスタート。
車は大倉バス停の向かいにあるコインパーキングに停めました。正月も終わった6日(金)の平日なので、5時半の時点で駐車している車は数台しかありませんでした。
ザックには
◯ 水1.5リットル
◯ フラスクに0.5リットル
◯ アクエリアス0.5リットル×2本
◯ 登山用カセットフー
◯ カセットボンベ
◯ 雨具上下
◯ チェーンスパイク
◯ モバイルバッテリー
…などなど色々と詰め込んだ結果、10km以上のザックになっていたと思います。
ヘッドライトはペツルのティカ。明るさは申し分なく、下向きに調整できるので足もとを照らしやすいです。
服装は、ミレーの網シャツの上にサロモンの半袖Tシャツ、その上に長袖ベースレイヤー、フリース、薄手のダウンを着ていましたが、早々に暑くなってベースレイヤーより上はザックにしまいました。
海側から朝焼けが始まり、しばらくすると太陽が陽光を照らし始めると、木々から赤く染まり始めました。アルプス山脈のモルゲンロートは憧れますが、丹沢でも経験できて嬉しかったです。そして同時に、涸沢カールのモルゲンロートはどんなだろうとか、次々とやりたいことが溢れて妄想が止まりませんでした。
日が昇り、僕がいる標高も1000mを上ったあたりから、脱ぎ着していた手袋はつけていないと辛くなってきました。
でも素肌を出していなければ服装は薄くても十分。バカ尾根の上りですから冷たい空気がちょうどいい。
塔ノ岳山頂は、遮るものがなく風が吹いていましたが、かなり穏やかな日だったと思います。
頭にかいた汗に素手で触れると、霜焼けになりそうなほど手が冷たくなりました。
丹沢山までの道はそれなりに上り下りがありますが、景色はさらに開けて、立ち止まりたくなる機会が増えました。でも今日は日帰りのため時間に追われぎみで、景色を味わう余裕を盛り込めなかったことを反省。
足元の土は凍っていますが滑ることはなく、むしろぬかるみが全くなくて歩きやすく、チェーンスパイクの活躍はありませんでした。
丹沢山までの道も歩きごたえがありましたが、蛭ヶ岳までの上り下りは更に脚にきます。
鎖場を超えた先の高い山を見て「まだあんなに上るのか」と思ったのを覚えています。
苦行が入り混じる心境からそう見えただけかもしれません。
そしてついに蛭ヶ岳山頂!
誰もいない。
かなり冷たい空気ですが、そよ風程度の風速なので、半袖Tシャツ一枚で過ごしていました。
ラーメン食べてるとソロ登山の人が2〜3人増えてきたので、ここまで上った同志みたいな感覚が湧いてきたので「撮りましょうか」と声がけ。
それ以上の干渉はしませんが、このちょっとだけやり取りした時の気持ちは後々まで覚えているものだなと、今になって思います。
帰りの道を見てみると、塔ノ岳がずいぶん遠くに見えます。今回は日帰りチャレンジなので割り切ってますが、山小屋泊してじっくり景色や植物を見た方が楽しいよなぁと思います。
空気の冷たさと対照的に、日の光が温かい。
登山道も徐々に解凍されてぬかるみが多発していました。
帰りは足裏が痛くなっていましたが、無事に10時間かけて大倉バス停までもどってきました。
早朝はもちろんですが、蛭ヶ岳までの山行ですれ違ったり追い抜かされりした人数はたった10人程度で、かなり静かな山行だったなと思います。
課題は、脚の筋肉増強かなと思います。
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