初富士山(吉田口〜お鉢巡り/御来光館泊) ご来光・影富士を拝む！

2014年09月11日(木) ~ 2014年09月12日(金)

• GPS: 24:18
• 距離: 19.3km
• 登り: 1,773m
• 下り: 1,800m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:34
• 休憩: 0:55
• 合計: 4:29

距離 6.4km 登り 1,296m 下り 157m

10:06 スタート地点
10:19 泉が滝
10:42 10:45 吉田口六合目・富士山安全指導センター
12:10 12:21 吉田口七合目
12:34 12:51 吉田口八合
14:01 14:11 吉田口本八合
14:12 14:26 須走口・吉田口登山道 本八合目
14:35 須走口・吉田口登山道 八合五尺

2日目

• 山行: 4:17
• 休憩: 2:41
• 合計: 6:58

距離 12.9km 登り 486m 下り 1,634m

3:26 須走口・吉田口登山道 八合五尺
3:40 3:53 須走口・吉田口登山道 九合目
4:12 5:27 久須志神社
5:35 5:36 成就岳
5:41 久須志神社
5:48 金明水
5:54 雷岩
6:02 6:03 西安河原
6:09 6:22 富士山
6:28 三島岳
6:33 6:40 駒ヶ岳
6:41 6:42 富士山頂上浅間大社奥宮
6:47 朝日岳
6:52 伊豆岳
7:00 7:02 久須志神社
7:06 成就岳
7:28 須走口・吉田口登山道 八合五尺
7:35 8:02 須走口・吉田口登山道 本八合目
8:09 8:14 須走口登山道 八合目
9:07 9:13 獅子岩
9:38 9:42 吉田口六合目・富士山安全指導センター
9:55 泉が滝
10:17 10:23 富士スバルライン五合目(河口湖口)
10:24 ゴール地点

天候

9月11日　曇りのち雪
9月12日　晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

新宿駅から高速バスで富士山五合目（吉田口）

コース状況／危険箇所等

特に重大な危険箇所はなし。
砂地の下りが長いので、疲労がたまっていると転倒しやすいかもしれません。
今回2回転倒しました（汗

その他周辺情報

宿泊した山小屋“御来光館”さんは吉田ルートで山頂に一番近いということで選びました。スタッフの方の対応もよく設備も十分キレイでした。あとは山小屋らしさ溢れる寝床環境だけ改善して頂きたい（泣

写真

9/11 6:25

新宿の高速バスターミナル

9/11 6:28

6：40のバス
予約なしでも平気でした。
その後の時間帯はキャンセル待ちでした。

9/11 6:31

こんなバスに乗りました

9/11 9:06

直通で富士山五合目に到着。
ダイレクトに登山口までバスで来れるなんて快適すぎです！！

9/11 9:06

完全な観光スポットですね。
高山病対策で高地順応のために1時間ほどぶらぶら開始〜。

9/11 9:22

あいにくの曇りで富士山も霞んでます

9/11 9:23

鳥居があるので通ってみると・・・

9/11 9:23

ハングルな方々でいっぱいでした。

9/11 9:25

展望台に登るも、目の前真っ白w

9/11 9:28

撮影スポットがあったので三脚を用意していると、
親切な女性が撮ってくださいました。感謝

9/11 9:30

急に雲が吹き上げられてきて一面真っ白

9/11 9:32

さっきまでくっきり、はっきりだったのが　この通り；；

9/11 9:31

お馬さんもどよよ〜んとしてます

9/11 10:03

そろそろ1時間なのでいよいよ登山開始。

9/11 10:04

やめよう弾丸登山！
日帰りだとやっぱり高山病になりやすいみたいですね

9/11 10:04

まっすぐの土の道。
かなりフンの香りが・・・。

9/11 10:07

海外の観光客が馬に乗せてもらってました

9/11 10:11

開けたところも一面真っ白です（悲

9/11 10:12

高山植物って感じでしょうか。
名前は知りません・・・。

9/11 10:18

この分岐をすすんでやっとのぼりらしい登りが始まります。

9/11 10:37

たいして急でもないのに、酸素が薄いからか100mほど登るだけで息が切れます。さすが富士山！！

9/11 10:39

シェルター。豪雨などの際の退避場所かと思ってたんですが、他の場所に説明書きがあり、落石避けだそうです。

9/11 10:39

シェルターの中

9/11 10:42

富士山安全指導センター

9/11 10:43

砂ふるい

9/11 10:43

9/11 10:50

しばらく、ジグザグの火山灰？のようなサラサラした土の道が続きます。高山病にならないようにゆっくりゆっくり進みます。

9/11 11:22

最初の山小屋が見えてきました。

9/11 11:25

山小屋の手前からしばらく、ごつごつした岩場が続きます。
個人的には、この辺りからの岩場が今回一番歩きづらかった気がします。

9/11 11:26

ごつごつしてます

9/11 11:28

結構急な岩場も多少あります

9/11 11:42

営業している山小屋の前にはベンチがあるのでところどころで休憩を取らせてもらいました。感謝。

9/11 12:12

東洋館という山小屋。ここだけキレイなウッドデッキにレンガ造りの建物で異様でした。山小屋初心者の私なんかは、こういうところの方がよかったのかも。でも山頂まではちょっと遠すぎでした。

9/11 12:19

一瞬のぞいた晴れ間をパシャリ

9/11 12:19

なかなか出てきてくれない太陽

9/11 12:20

どこが道だか写真だとわかりにくいですが、登山道は鎖で仕切られているので明瞭です。

9/11 12:35

吉田ルートにはほんとに山小屋がいっぱいあります。

9/11 12:37

またまた一瞬雲が途切れて遠くが見えました。

9/11 12:56

“亀岩”だそうです

9/11 13:43

8合目到着〜。海抜3,000m超えです！

9/11 14:41

到着直前に電話にて予約。
今日お世話になる山小屋、御来光館さんです。
吉田口ルートでは一番山頂に近い山小屋で、山頂までは約1時間半弱くらい？

9/11 14:41

お洒落な看板

9/11 14:41

小屋の前から下を覗いた景色。下の山小屋しか見えないですね；；

9/11 15:02

山小屋の寝床。
枕一つ分の幅が一人分のスペース。
肩幅より狭いんですけど・・・。

9/11 15:02

荷物は登山靴も含め一つのフックに掛けるように言われます。

9/11 15:04

2段ベット

9/11 15:02

早い時間に到着したのでガラガラですが、ここが夜にはいっぱいに（汗

9/11 15:06

入り口と広間

9/11 16:56

夕ご飯。さばのみそ焼きかハンバーグの定食から選択。
さばは苦手なのでハンバーグにしました。
ちょっと量は足りなかったけど、普通においしかったです。
こんな高いところで暖かいご飯を頂けることに感謝。

9/11 16:57

お茶とサラダ

9/11 17:33

入り口脇にあった囲炉裏で暖をとりました。ここで小屋の方や居合わせたハイカーと談笑して楽しいひと時を過ごせました。この後の登山、下山時でも一緒に過ごすきっかけとなり、初富士登山の思い出にかかせない場所です。

9/11 17:36

一緒に暖をとっていた女の子が、下の景色がちょっと見えると教えてくれたので、急いで外へ。遠くまで見えました。
雲がまったくなかったら、どれだけ広い範囲見渡せるんでしょうね。

9/11 17:36

雲の切れ間から、その奥に何層もの雲が覗いてました。
ちょっとキレイだと思ったのでパシャリ。

9/11 17:47

山小屋プライス

9/11 18:13

団体さんご到着。30名ほどの登山ツアー客で入り口がごった返し。暖をとっていた囲炉裏の墨も、二酸化炭素で高山病になりやすくなるので6時半で消すとのこと。このタイミングで寝床へ。

9/12 3:32

御来光を見るために3時頃に小屋を出発。
既にかなりの登山者が登り始めてました。

9/12 4:12

アリの行列のようでしたが、シーズン終わりということもあり、全然進まない、ということはありませんでした。

9/12 4:24

山頂間近の鳥居

9/12 4:28

富士山山頂到着です。

9/12 4:29

明るくなり始めの空。
ぼんやりですがすでにキレイなグラデーション

9/12 4:34

既に御来光待ちの登山者が多く到着している山頂

9/12 4:34

5時前に営業している売店。すごい商魂！！
寒すぎるので、山頂プライスでも暖かい飲み物、食べ物がガンガン売れてます。一日で一番の稼ぎ時なのでしょう。

9/12 4:51

山頂プライスのホットココア。500円也〜〜。
冷えたカラダが生き返る温かさに感謝。

9/12 5:04

さっきよりあかるくなってきました。

9/12 5:05

雲海もはっきりとみえるように。

9/12 5:07

壮大な雲海と感慨にふけるハイカーの図

9/12 5:10

凍てつく寒さの中、御来光の瞬間を待ちわびる人たち。

9/12 5:12

御来光のこのときばかりは寒さを我慢！！

9/12 5:21

ご

9/12 5:22

ら

9/12 5:23

い

9/12 5:26

こーーー。
待ち詫びたこの瞬間。見ることができたことに感動。
キレイな景色にも感動。

9/12 5:23

いつも低い山ばかりなので、この時ばかりは、と雲海を堪能。

9/12 5:26

残念な逆光。

9/12 5:28

フラッシュたいて撮ってもらいました。
となりは山小屋からここまで一緒に登ってきた女の子。
旅の途中で山装備無しでふらりと富士山に登りに来た猛者です。
手持ちのライトを貸して一緒に登りました。

9/12 5:30

少し時間がたつだけで空の模様がどんどん変わっていきます

9/12 5:32

人や鳥居の影と陽の光のコントラストがきれいなお気に入りの一枚です！普段そんなに写真にこだわってないんですけどw

9/12 5:32

9/12 5:33

夜の雪が多少山頂に残ってました。

9/12 5:33

9/12 5:34

9/12 5:36

富士山山頂には鳥居がいっぱいありました。

9/12 5:42

9/12 5:46

お鉢巡りをしていると・・・

9/12 5:59

影富士もみえましたー。すごいくっきり！！

9/12 5:58

剣ヶ峰までの道標を撮ろうとしたら、自分の影がくっきり映ってたので、思わずピース！

9/12 6:01

剣ヶ峰がみえてきました。

9/12 6:11

剣ヶ峰は気象観測所になってました。

9/12 6:16

9/12 6:16

3776mの地点に到着〜。
感動。これでにわか登山者とは言わせないぞ〜。

9/12 6:18

観測所だけあって、いろんな異物が設置されてますね。

9/12 6:18

お鉢巡りをしながら雲海をさらに堪能

9/12 6:22

馬の背といわれる急斜面。雲海眺めながら下っていたら、滑って転倒しましたw　結構急です。

9/12 6:23

9/12 6:30

浅間大社奥宮、登山シーズン終了で工事中でした。

9/12 6:30

富士山の歴史と信仰

9/12 6:47

お鉢の内側

9/12 6:50

飛行機から見たような空です。
これが自分の脚で登ってきた景色なんて信じられないですね。
まぁ、ほとんどバスで標高稼いでるんですけど。

9/12 7:00

久須志神社もシーズン終了でした。

9/12 7:00

9/12 7:01

9/12 7:05

下りは雲の中につっこんでいくようなところからスタート。

9/12 7:17

延々とジグザグに砂利道を下っていきます。

9/12 8:10

9/12 8:28

9/12 8:30

作業車が登ってきました

9/12 8:30

カーブは結構な迫力がありました。

9/12 8:31

よっ！二台目！！

9/12 8:36

まだまだ雲の上です。単調なジグザグ道がまだまだ続く・・・

9/12 9:19

落石避けのシェルターが下山道にはいくつかありました。
写っている2人の女の子は同じ山小屋で一緒に暖をとった大学生で、下山途中で再会。道具一式をレンタルで初登山に挑戦で御来光に感動、楽しかったみたいなのでこれで本格的に登山を始めてくれたらうれしいですね。

9/12 11:43

五合目の広場に到着。お疲れ様でした〜。
登山客にまぎれて黄色い帽子の小学生らしき団体発見。どこまでいくのかさっぱりですが、頑張れ！

9/12 10:28

五合目に到着〜♪
雲上閣2Fのレストランにて食事。ここは24時間営業みたいです。
テールスープ雑炊。
温かくてうましっ！！

9/12 14:22

帰りも新宿までの高速バスにて帰宅

撮影機器：

DMC-FX35 Panasonic

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 飲料 ヘッドランプ 予備電池 GPS ガイド地図（ブック） 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ

備考

所有しているものの中で冬山用のものを全て持っていったものの、手袋が貧弱で山頂での御来光時には手の感覚がなかった。ここまで冷える環境の場合それようのものが別途必要と判明。
山小屋では歯磨きできないので、歯磨きガムか歯磨き用クロスの様なものがあればよかった。

感想

toyhobby

登山を始めて約1年。
趣味は登山と答えると必ずやってくる質問。「富士山登ったことありますか？」
これに「Yes」と答えるべく、この夏の目標は富士山初登頂だったのですが、
2連休がなかなかとれず、たまの連休も悪天候で断念と、
シーズン終わりのラストチャンス。
天気予報はよくなかったもののチャレンジしました。

結果からいえば大成功！！
天気を最後まで気にしてたので、行き・帰りのバスの予約も取らず、
山小屋の予約も取らずで登山日を迎えましたが、
シーズン終わりということもあってか、難なくバスも空席。
山小屋も到着直前の予約で空きがありました。

自分では出来る限りの高山病対策を行いました。
前日も仕事がラストまでだったので、睡眠時間2時間弱ということをのぞけば、
富士山五合目で高度順応に1時間を使い、登りも息を切らさず、
汗もほとんどかかない程度のスピードで登り無事山小屋に到着。
スローペースがよかったのか、長時間の休憩も取る必要がなく、足の疲労もなく、
汗もほとんどかかなかったので、山小屋でも着替えずにそのままの格好で
過ごすことができました。
2時半ころには山小屋に到着でき、食事前に多少仮眠がとれたのですが、
その間わりと激しく雨が降ったようで後から小屋に到着した方たちは
ずぶ濡れでした。
山小屋の寝床は夜にはいっぱいになり、狭いスペースに詰め込まれるので
標高の高い場所＋狭いスペースに人いっぱい＝酸欠　からの〜
高山病、ということで対策はしていたものの、多少頭が痛くなりました。
軽度だったので登山に影響はありませんでしたが、いい勉強になりました。

夜雪が降ったものの、御来光を見るために小屋を出た3時には
既に雪もすっかり止んでいて、澄み切った星空を眺めることができました。
御来光もきれいな雲海とセットで幻想的で素晴らしく、
お鉢巡りの際にはくっきりとした影富士を拝むこともできました。
下山時も雲海に向かって歩くような感覚で砂道を下っていきましたが、
次回また来られるとしたら、雲がなく視界が広く、緑や街並みなどが
遠くまで見渡せるような景色も見てみたいですね。

今回富士登山用に追加した山アイテムは、モンベルのゲイターです。
登りはゆっくり歩くことを意識していたので不要と判断し、
山頂で装着して下山時に使用感を試しましたが、砂埃が舞う中、
靴の中に小石などが入ってくる心配がないのはやはりありがたいですね。
普段の登山でも小石や小枝などの異物が靴に入ってしまうことがあるので、
このゲイターは活躍してくれそうです。

今回の失敗は山小屋にカメラを忘れたのに気づき取りに帰ったこと。
GPSログもそのせいで山小屋付近でごちゃごちゃしてます。
寝床の暗い中であまりものを入れたり出したりしない方が
無難ということですね（汗
何事も経験です。
少しずつ経験値が溜まっていってどんどん登山が楽しくなります。

初富士山、すばらしい景色に山小屋での体験や出会いで充実した時間を
過ごすことができました。
シーズン終わりでそれほど混雑もなく過ごせたのがよかった様です。

今回は予定を場当たり的に組んだので、高速バスを使って最も安直な
吉田口のピストンコースでしたが、次回は別ルートでの富士登山に
チャレンジしたいですね。