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Yamareco

記録ID: 5084730
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

甲武信岳、雁坂嶺周回、2008年

2008年06月13日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
11:18
距離
23.6km
登り
2,119m
下り
2,124m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:41
休憩
1:57
合計
9:38
5:35
23
5:58
6:04
83
7:27
7:37
78
8:55
9:05
8
9:13
9:15
12
甲武信小屋
9:27
9:55
8
10:03
10:08
10
10:18
10:25
35
木賊山
11:00
11:10
25
11:35
11:53
16
12:09
12:09
34
12:43
12:50
16
13:06
13:20
113
15:13
15:13
0
15:13
ゴール地点
GPSログ上の三宝山は実際には登っていません。
天候 晴れ、曇り
過去天気図(気象庁) 2008年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車

感想

山行記録
2008年6月13日(金曜日)5:35-15:13
単独=Y

今年の2月に雪の甲武信岳をスノーシューとアイゼンを使って、やっとの思いで日帰りした。
その後、季節も移ろい、雪があってもわずかな時期になった。
夏道を歩きたくなった。
そして、甲武信岳から、破風山、雁坂嶺まで足を延ばしたくなった。

そんな気持ちを持った今日の山行き。
先週の鳳凰三山でもアイゼンは使用しなかったので、アイゼンはもう不要だろうと持参しなかったが、正解だった。
唯一の誤算は、下山。
日本三大峠らしい、雁坂峠から下山したが、途中から沢沿いを歩くのだが、かなりの倒木で、それでなくても不明瞭で、テープ等も少ない下山道がさらにわかりにくかった。かつ、通常でも渡渉しなければならないが、雨後の水量の増加でかなりの困難を伴った。
一時は遭難するのかと思ったほどだった。
結果的には、甲武信ケ岳を往復するのが一番良かった。

石楠花は、2000〜2100m程度で咲いていた。
もう少し標高の高い縦走路沿いは、芽が出ていたので、もうちょっとだろう。

3:30起床
4:07自宅発。
途中、コンビニでおにぎり調達。
今日は天気がよい。
富士山もきれいに見えていた。
八ヶ岳ももちろん、途中からは白根三山もバックミラーに見えていた。

いつものように国道140号線を西沢渓谷へ。
今日は、甲武信岳の他にも登る予定なので、西沢渓谷の駐車場ではなく、下山時にも近くなる道の駅「みとみ」の駐車場に車を置いた。

5:18道の駅「みとみ」駐車場着

5:35道の駅「みとみ」駐車場出発
西沢渓谷の無料駐車場は、6台ほどが見えた。
西沢渓谷は朝早く、人の気配もない。
鳥の鳴き声がきれい。

5:58徳ちゃん新道入り口
甲武信ヶ岳まで5時間と書いてある。

6:04徳ちゃん新道入り口発
雪がないのをありがたく思いながら、急登をこなす。
左には、鶏冠山が見え隠れする。
こんなところをよく雪のある時登ったなと感心した。
途中には、石楠花のトンネルもくぐるが、この辺りの標高の石楠花は終わっている。
尾根が細くなって、岩が露出してくるとまもなく、近丸新道を合わせる。

7:27近丸新道との合流点
おにぎりを1つ食べた。
7:37近丸新道との合流点発

この辺りからも石楠花のトンネルをくぐるが、標高にして2000〜2100mの石楠花に花が付いていた。
石楠花のトンネルは歩きにくいのだが、花があると心が和む。
石楠花のトンネルが終わると樹林帯に入るが、樹林帯の手前で約20名の団体。
リーダーの統率が良いのか、こちらが1人と見るや、止まるように指示を出し、石楠花トンネルの狭い登山道を難なくすり抜けた。

樹林帯の辺りは、雪がかなり深かったことを思い出していた。
スノーシューでもかなり沈んでいた。

ガレて展望の開けたところを過ぎると程なくして、登山道に雪が現れた。
標高にして2300m以上だろう。
しかし、アイゼンをつけるほどではなく、土の露出した部分と交互に。
脇によけたり、硬くなった雪の上を歩いたりすれば問題なし。

奥秩父の縦走路にぶつかり、程なくして木賊山。
しばらく前にこの山で男性が亡くなったが、どのようにしてなくなったのだろう。

8:55木賊山着
道標を埋めていた雪がその周囲からは消えていた。
でもまだ辺りに少し雪がある。
問題とはならない程度。

9:05木賊山発

ここから大きく甲武信小屋に向かって下る。
この辺りから見る甲武信岳が素晴らしい。

風の通るガレ場を過ぎると、あと少しで甲武信小屋。
雪山の時は、尾根を歩いた記憶がある。
今の夏道は雪がすごくて、トレースなく、尾根にあるテープに従った。
程なくして甲武信小屋。

9:13甲武信小屋着、発
屋根に逢った50cmほどの雪も、当たり前だが、もうない。

最後の急登。

9:27甲武信ケ岳山頂
小屋から14分。
2月の雪山の時は40分。
すごい違い。
あの時は、雪に埋れ、ここまで来ていたのに頂上を諦めかけた。

頂上からは、黒金山、国師ケ岳、金峰山、八ヶ岳、富士山、北岳、間ノ岳、甲斐駒ケ岳などが一望。
そう言えば、昨日冠雪した富士山。
東側の方がもっと雪が付いて見えた。

9:55甲武信岳発
頂上には、男性2名、女性2名とY-chan。
後から、毛木平のほうから団体が来るらしい。
10:03甲武信小屋着
10:08甲武信小屋発

木賊山への登り返しはきつい。

でも今日は、そのあと、破風山への登り返しが待っている。

10:18木賊山着
10:25木賊山発

登ってきた戸渡り尾根の分岐を右に見送り、ここから大きく笹平に下る。
下る。下る。どんどん下る。
途中、ガレ場を通過し、どんどん下る。
これから向かう破風山がどんどん大きくなる。

なんか、蓼科山に似ている。

そんなことを思いながら、笹平までどんどん下る。

この部分が今回のハイライト。
最大の登り返しとなる。

11:00笹平
標高2080mだから、木賊山から380近くも下って、これから破風山に240m弱を登り返す。

笹平には、破風山避難小屋がある。
中はあまりきれいとは言えなかった。

11:10笹平発
さて、登る、登る、どんどん登る。
下りて来た木賊山がどんどん見えてくる。
この登り、岩が露出して意外に歩きにくい。


11:35破風山
山梨百名山の標柱。
その他に埼玉県の「破不山」「西破風山」の標柱も。
この辺りは、山梨県と埼玉県の県境。
お互いに標柱を出し合っている。
破風山と破不山。
何とかして欲しい。

11:53破風山発
少し長く休憩した。

相変わらず、岩が露出して意外にスピードを出せない登山道を東破風山に向かって進む。

12:09 東破風山を通過。
この辺りから、少し雲行きも怪しくなってきた。
少し急がねば。

一度大きく下って、だらだらと高度を上げていく。

12:43雁坂嶺
山梨百名山の標柱あり。
ここも埼玉県の標柱もあり。

この辺りの木は、鹿がかなり食い荒らしている感じに見えた。
12:50雁坂嶺発

13:06雁坂峠
日本三大峠のひとつらしい。

13:20雁坂峠発

少し歩きにくい下山道をしばらく行くと、倒木が多くなってきた。
それから沢沿いを歩くようになるとさらに倒木が多くなってきた。
時には、倒木を踏み越え、時には、大廻をしてこなした。
沢の水量も多い。
前に歩いたときは、冬枯れの水量も少ないときであった。
様変わりしている。

何度か徒渉。
流れが速く、危ない渡渉もあった。
登山靴には、水が浸入し、びしょびしょ。
倒木、何回かの渡渉、わずかなテープ。
心細くなり、一時、ルートを見失った。
正気を取り戻して、テープを見つけたときは心底ほっとした。

やっと通常の下山道に復帰すると程なくして、林道。
この林道歩きが長く、途中雁坂トンネルの料金所の近くも通った。

一時は、遭難かと思った今回の登山もこの林道歩きが国道140号線の高い橋の下をくぐり、道の駅「みとみ」に近づいて終わりとなった。

15:13道の駅「みとみ」着。

疲れた。

残っていたおにぎりを一気に2つ食べ、体を拭いて、着替えてから、コーラを買って家路に着いた。
途中甲府バイパスの混雑を避けるために、一宮御坂ICから甲府昭和まで高速道路を使い、自宅には、17:00ごろに着いた。

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