立山と剱岳(室堂より周回。剱澤小屋泊)
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- GPS
- 14:04
- 距離
- 18.1km
- 登り
- 2,111m
- 下り
- 2,117m
コースタイム
- 山行
- 4:35
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 5:10
- 山行
- 8:00
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 8:40
1日目の標準コースタイムは350分。
2日目の標準コースタイムは630分。
天候 | 【12日】晴のち夕立 4〜10℃ 微風 【13日】晴のち曇 3〜15℃ そよ風 両日とも早朝には霜柱が立っていました。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
立山アルペン村を過ぎ、立山ケーブルカー「立山駅」が見えます。 駅の周囲には無料駐車場あり。1000台程度、停められるようです。 館山駅構内にトイレあり。 駐車場のご案内 | 立山黒部アルペンルート http://www.alpen-route.com/access/access/access04.html 立山ケーブルカー・高原バス時刻表 http://www.alpen-route.com/book874/#page=2 立山アルペン村にあるセブンイレブンが最後のコンビニです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
室堂から一ノ越までの間は、石とコンクリートで整備されています。 一ノ越から立山(雄山)までの間は、砂まじりのガレ場が続きます。 観光客も来るためか踏み跡は何本も付いています。 雄山神社 http://www.oyamajinja.org/ 大汝山、富士ノ折立の周辺も、砂まじりのガレ場です。 踏み跡はシッカリ付いているので、その通りに歩いてください。 富士ノ折立の山頂は北側から登れば簡単に登れそうです。 真砂岳の周辺は、ザレ場。しかし登山道上は砂利で綺麗です。 別山周辺も砂まじりのガレ場です。踏み跡は明瞭です。 ただし、剱澤小屋から別山へ続く道は尾根と枯れた沢上を九十九折り の急な坂道です。下部は踏み跡が不明瞭なところもあるので注意してください。 剱澤小屋から剣山荘の間は、ガレ場です。一部にハイマツ漕ぎあり。 赤旗やペンキの印があるので、そのとおりに進んでください。 剣山荘から前剱までは大半がガレ場です。一部に岩場。鎖場あり。 有名な金属製プレートの看板も、ありました。 黄色や赤のペンキで付けられた矢印や丸印のとおり進んでください。 →が一方通行。⇔は登りと下り共用部分に付けられています。 前剱山頂は登り専用で、下り時には山頂を巻きますので注意してください。 ガレ場の下りで落石や滑落なので怪我をする人が多いと注意されました。 前剱から剱岳は岩場、鎖場が続きます。 石を蹴落とすだけで怪我人を生むような険しい道です。 ですので近くにいる登山者の動きや落石にも注意する必要があります。 この区間もカニのタテバイ、カニのヨコバイ。平蔵の頭などに登り専用 と下り専用に分かれていおる道があります。 黄色や赤のペンキで付けられた矢印や丸印のとおり進んでください。 →が一方通行。⇔は登りと下り共用部分に付けられています。 短い鎖場には付いていませんが、長い鎖場の入り口には金属プレート の看板が付いています。 逆に言えば金属プレートが付いていない長い鎖場が見えたら反対方向から 登山者が来ますので、進まないでください。 また小屋で手渡された地図を見ると閉鎖された登山道が何本かあります。 行き止まりと書かれた看板やバツ印を書いてある方向には進まないこと。 肝心の岩場ですが所々、岩が磨り減って滑りやすい箇所があります。 岩が濡れていると怖いと思いました。 登山者が多い時には岩場で渋滞が発生します。十分、余裕のある計画 引き返す時間や撤退箇所を事前に決めておいた方が良いと思います。 創楽 はじめての別山尾根から登る 剱岳登山 http://www.tok2.com/home/pokopoko110/newpage243html.html 剣山荘から剱御前小舎は緩やかな登りやすい道ですがガレ場、結構長い。 ハイマツ漕ぎがあります。ペンキや赤旗の印の通りに進んでください。 また9月なのに雪渓が残っています。注意してください。 剱御前小舎から下の雷鳥沢はガレ場の急登。九十九折の道です。 道も細いため避ける場所が限られています。 譲り合いの気持ちを持って進んでください。 室堂から雷鳥沢キャンプ場までの間は、石とコンクリートで整備された道です。 観光用の道でもあるため名所めぐりする遠回りを強いられます。 また地獄谷から目が痛く、咳き込むぐらいの濃い火山ガスが流れてきます。 濡れたハンカチを準備した方が良いかもしれません。 別の意味で注意が必要な箇所です。 分野別案内 [登山]|富山県警察 http://police.pref.toyama.jp/cms_cat_police/108020/ 富山県立山センター http://www.pref.toyama.jp/branches/1732/1732.htm |
その他周辺情報 | 剱澤小屋 2014年09月12日宿泊 直通TEL 080-1968-1620 収容人員 64名 予約しないと宿泊を断らる事も 公式HP http://kumonodaira.net/kumonodaira/index.html 1泊2食付 9,500円 夕食17時から。消灯20時。朝食5時。昼食13時まで。 受付時に剱岳登山道の説明が受けられます。 水場は洗面所。無料。 靴は入口横の下駄箱へ。ザックは廊下の棚に置く。 屋内に水洗トイレ有。男女共用。女性用の個室あり。 寝具は敷布団・布団・まくら。足が、はみ出ました。 内・外履きスリッパ多数あり。 乾燥室あり。晴れの日でも乾燥機がついていました。 売店あり。 部屋にコンセントあり。 シャワー室あり。3人まで。1時間おきに男女入れ替わり。 食堂はDOCOMO圏内。 剣山荘 未宿泊 直通TE L090-8967-9116 収容人数 160名 団体や金曜と土曜日・祝日前後宿泊者は要予約。 公式HP http://www.net3-tv.net/~kenzansou/ Twitter https://twitter.com/kenzanso Facebook https://www.facebook.com/kenzanso ブログ http://kenzanso.blogspot.jp/ 水場は洗面所。無料。 屋内に水洗トイレ有。和式。男女別。チップ制。受付で100円。 売店あり。 一の越山荘 未宿泊 直通TEL 090-163-24629 収容人数 150名 公式HP http://homepage3.nifty.com/1nokoshi/ 屋外に公衆トイレあり。 内蔵助山荘 未宿泊 直通TEL 090-5686-1250 収容人員 70名 公式HP http://www.geocities.co.jp/MotorCity-Pit/5219/kuranosuke.htm Facebook https://www.facebook.com/pages/%E5%86%85%E8%94%B5%E5%8A%A9%E5%B1%B1%E8%8D%98/117728805068371 小屋入口にトイレあり。チップ制100円。 売店あり。ウドンかラーメンが食べられます。 剱御前小舎 未宿泊 直通TEL 090-7087-5128 収容人員 120名 3名以上は要予約 公式HP http://tsurugigozen.com/ 予約情報あり 屋外に公衆トイレあり。 混雑のためか昼食の提供は中止されていました。 グリーンパーク吉峰 -吉峰温泉 ゆ〜ランド https://www.yoshimine.or.jp/relax/01.html 大人610円。洗髪剤と石鹸あり。 |
予約できる山小屋 |
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写真
そしてカニのヨコバイ。
一度、縦方向に下ってから横方向に進む。
話で聞いていたとおり、事前に目視できるホールドが、後ろ向きでいざ足を降ろそうとすると見えない。
たしかに、これは怖い。
http://www.pref.toyama.jp/branches/1732/turugimap2.jpeg
装備
個人装備 |
バックパック
地図
温度計付き簡易コンパス
腕時計
スリング
カラナビ
細引きロープ
ナイフ
ヘッドライト
ツェルト
アルミブランケット
常備薬
テーピング
GPSカメラ付き携帯電話
MP3プレイヤー
USBモバイルバッテリー
雨具
防寒着(夜着)
速乾タオル
手袋
帽子
ライター
ロウソク
アルコールストーブ
風防
食器類
消耗品(割り箸・紙布巾等)
非常食・行動食
蒸留酒
インスタントコーヒー
ストック
財布
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感想
9月中前半に剱岳に登りたいと計画していて、やっと叶いました。
先週の天気予報では1日目の金曜日は晴。2日目は曇。
ただ低気圧の移動が予想以上遅いこと。
北アルプスの山小屋ホームページで予約を確認できる所を
片っ端から見て行くと金曜日の宿泊客は少ない。
ということで木曜日の晩から移動を開始する登山を計画しました。
車で出発した後に、ヘルメット持ってくるを忘れた事に気が
つきましたが後の祭。もっと事前に用意しておけばよかった。
1日目は、ほぼ計画通り。明日、肝心の剱岳に登るだけとなりましたが
宿泊した剱澤小屋の方から土曜日でも渋滞できるよと言われました。
時間切れの場合は室堂で、さらに一泊することも考えていましたが
予約なしだと、もう泊まれないともご忠告いただきました。
これで登山計画を練りなおししなければならなくなりました。
コースタイムとバスの時刻などを見ると、そんなに余裕がある計画
ではありません。
また夕立が降りはじめ正直、一時は剱岳の登山を諦めかけていました。
暗くなってから雨が上がり星空が見えます。
これなら明日チャレンジできる。
5時前までに小屋を出発。9時になったら、そこで山頂を諦め、下山する。
という計画に変更しました。
いざ登ってみるとコースタイムより早く進みます。
怖いところではスリングとカラビナで簡易ビレイするつもりでしたが
ビレイする・外す手間に時間を掛けるの嫌で、結局使いませんでした。
小屋から防寒対策を勧められたので下はタイツ1枚追加。上は雨具を
羽織っただけですが、これだけでも暑くて体がオーバーヒート。
夏場でも汗冷え対策で上着を厚着しているのが、裏目に出ました。
汗だくになりながらも、転倒から滑落で大怪我する場所ばかりなので
慎重に進みます。
念願の剣岳山頂では北アルプスは勿論、南アルプスや富士山が見える
ほどの快晴。昨日の晩、頭が痛くなるほど悩んだかいが有りました。
しかし下を見ていると小屋泊まりの登山者が次々あがってきますので
5分ほど休憩して下山しました。
下山中、みくりが池で角谷道弘さんと擦れ違いました。
前から、あの特徴のある帽子と歩き方する人が来るので、そうじゃ
ないかと思いましたが、やはり御本人でした。
ICI石井登山学校で来られた様です。
【メモ】
持って行った水分は2.0L。(剱澤小屋と剣山荘で1Lづつ補給。0.5L余る)
出発時のバックパック総重量は6kg程度
山小屋が多い山域のためビバーク装備は減らしました。
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