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Yamareco

記録ID: 510004
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無雪期ピークハント/縦走
北陸

毛勝山[魚津っ子の生命の源を訪ねて](西北尾根ルート)

2014年09月14日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
11.8km
登り
1,730m
下り
1,719m

コースタイム

日帰り
山行
9:04
休憩
0:44
合計
9:48
5:48
108
7:36
180
10:36
11:20
244
15:24
6
天候 晴れのちガス
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
<高速道>練馬IC→藤岡JCT(関越道)→上越JCT(上信越道)→魚津IC(北陸道)
<一般道>魚津IC→島尻(県道52号)→片貝第4発電所→片貝第5発電所・片貝山荘→僧ヶ岳・毛勝山登山口(県道132号)
コース状況/
危険箇所等
◆登山口について◆
・僧ヶ岳登山口付近に駐車スペースがあります(10台程度)。そこから上流に向けて東又谷を左岸に渡り、車止めのゲートをくぐって5分程度林道を上ると左側に毛勝山登山口があります。
・駐車スペースおよび登山口、登山道にはトイレはありません。車で20分程麓寄りに進んだところにある「片貝山ノ守キャンプ場」(24H利用可/水洗/ペーパー完備)が最終トイレです。飲料の自販機もあります。
http://www.city.uozu.toyama.jp/hp/svFACHP.aspx?faccd=B030201
・コンビニは魚津ICから県道52号に出て右側に進み、国道8号線バイパスの手前にあるセブンイレブンが最寄です。魚津ICから登山口まではコンビニ等はありませんので、食料等の調達はここがおすすめです。また、GSもありませんので、燃料の補給が必要な場合は麓で済ませることをお勧めします。

◆登山道について◆
 道は一貫して明瞭で、山頂まで特に迷うところはありません。標高差約1,700mを約6kmの距離で登り詰めるかなりの急登ですが、山容からも分かるように直登ではなくピークをいくつか越えながら徐々に高度を上げていきます。また、登山道上に道標や水場はないため、体力や状況に応じた判断力などが必要となる非常に硬派なルートです。水や食料に加え、ルート情報の収集など、事前の準備を念入りにされることをお勧めします。

※昭文社 山と高原地図 33日本アルプス総図 に載っていますが、「----」破線ルート(難路)です。

<登山口〜尾根取り付き(標高1070m付近)>
最初は緩やかですが、すぐに垂直に近い斜面となります。トラロープや木の根っこをつかみながら登ります。手を使う場面が多いので、グローブがあると便利だと思います。しばらく進むと、東側の木々の切れ目に僧ヶ岳、駒ヶ岳の大きな山容が望めるようになります。
<尾根取り付き〜2023m峰>
樹林帯の中を尾根に沿って高度を上げていきます。立山杉の立派な樹勢に見とれているうちに三角点(標高1479.1m)を過ぎ、ブナやダケカンバ、シラビソ林を経て灌木帯となれば、桃アセ池のある2023m峰に間もなく到着します。一帯は「池原の草原」と呼ばれるところで、灌木や岩、池塘の点在する見晴らしの良い草原です。ほとんど独力で藪を刈り払い、西北尾根ルートを拓かれたという池原等さんにちなんだ名前でしょうか。
<2023m峰〜2151m峰>
二重山稜など変化に富んだ地形が見られます。泥濘に足を取られるところがありますので、スパッツ(ゲイター)などがあるといいと思います。一旦シラビソの樹林帯に入り、何度か小ピークを越えて、山頂手前の最後のピークである2151m峰に到着します。一旦高度を下げたらいよいよ山頂への最後の登りです。
<2151m峰〜山頂>
2151m峰から一旦下ったコルに通称クワガタ池があります。「大清水(しょうず)の草原」と呼ばれるところです。左右には草原が広がり、盛夏にはお花畑が見事なことと思われます。ここは東側に滝倉山や西谷ノ頭、ウドノ頭などの毛勝山東北尾根、その奥に黒部川下ノ廊下を隔てて朝日岳〜雪倉岳〜白馬岳〜不帰ノ嶮〜唐松岳、そして五龍岳と鹿島槍ヶ岳といった後立山連峰の見事な稜線美を望むことができます。まさにこのコースのハイライトといえるでしょう。そして、最後にガレ場の約200mの急登を登り詰めれば、いよいよ山頂です。

◆標高グラフについて◆
システムのエラーなのか、標高グラフの最高地点は2159m以上が表示できていません。実際は2415mですので、累積標高差は1680mとなります。
またグラフの形状も頂上まで急登であることがわかります。
その他周辺情報 下山後の温泉は、「満天の湯魚津店」を利用しました。近隣にアピタ魚津やセルフGSなどがあり、休憩にも便利です。
http://www.manten-yu.co.jp/uozu/institution/

その後、「8番ラーメン魚津店」に寄りました。富山県のみならず北陸三県の県民の胃袋をガッチリ掴んでいる老舗です。
http://www.hachiban.co.jp/noodle/shop/toyama.html#city3
さあ! こっちを登ろう!
(師匠、そっちじゃないが)

僧ヶ岳・越中駒ヶ岳登山口

写真コメントはほとんどvotti
2014年09月14日 05:52撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
9/14 5:52
さあ! こっちを登ろう!
(師匠、そっちじゃないが)

僧ヶ岳・越中駒ヶ岳登山口

写真コメントはほとんどvotti
2014年09月14日 05:52撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
9/14 5:52
僧ヶ岳登山口と東又沢を挟んだ林道の第一ヘアピンを過ぎてすぐのコーナーが、泣く子も黙った、毛勝山登山口になります
2014年09月14日 05:58撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
9/14 5:58
僧ヶ岳登山口と東又沢を挟んだ林道の第一ヘアピンを過ぎてすぐのコーナーが、泣く子も黙った、毛勝山登山口になります
いきなりの洗礼ですな。
角度のある登山道を見下ろしたところ。
トラロープの連続です
2014年09月14日 06:15撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
9/14 6:15
いきなりの洗礼ですな。
角度のある登山道を見下ろしたところ。
トラロープの連続です
手付かずの林、といった趣で、雰囲気はいいです
2014年09月14日 06:22撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
9/14 6:22
手付かずの林、といった趣で、雰囲気はいいです
登れ登れ
2014年09月14日 06:26撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
9/14 6:26
登れ登れ
2014年09月14日 06:36撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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やっと毛勝山西北尾根にたどり着いた。
天気はGood!
2014年09月14日 06:37撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
9/14 6:37
やっと毛勝山西北尾根にたどり着いた。
天気はGood!
しばら〜〜くはヤセ尾根が、取り付き部に「くらべて」緩やかに続きます
2014年09月14日 06:46撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
1
9/14 6:46
しばら〜〜くはヤセ尾根が、取り付き部に「くらべて」緩やかに続きます
スギ(立山スギでいいのかしら?)の巨木
2014年09月14日 06:51撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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9/14 6:51
スギ(立山スギでいいのかしら?)の巨木
2014年09月14日 06:52撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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下界を見下ろせば北又谷の堰堤群が
2014年09月14日 07:01撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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下界を見下ろせば北又谷の堰堤群が
ヤセ尾根にびっしりと
2014年09月14日 07:17撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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ヤセ尾根にびっしりと
おぉ あそこまで行くちゃ毛勝山
2014年09月14日 07:20撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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おぉ あそこまで行くちゃ毛勝山
あれは大明神沢の雪渓かな?
2014年09月14日 07:22撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
9/14 7:22
あれは大明神沢の雪渓かな?
グワ〜ッ
という効果音をつけたい
2014年09月14日 07:29撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
9/14 7:29
グワ〜ッ
という効果音をつけたい
越中駒ヶ岳

あちらからの五龍岳は美しいカタチ
2014年09月14日 07:33撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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9/14 7:33
越中駒ヶ岳

あちらからの五龍岳は美しいカタチ
三角点
一四七九・三米
2014年09月14日 07:46撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
9/14 7:46
三角点
一四七九・三米
越中駒(二〇〇二・五米)を見ながら、どのくらい登ってきたのか? を確認する。
まだまだ超えていないよう
2014年09月14日 07:51撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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9/14 7:51
越中駒(二〇〇二・五米)を見ながら、どのくらい登ってきたのか? を確認する。
まだまだ超えていないよう
じゅうぶんに刈り払いしていただいており、ありがたい
2014年09月14日 07:56撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
9/14 7:56
じゅうぶんに刈り払いしていただいており、ありがたい
振り返ると滑川(魚津ではない)、富山湾、能登半島まで
2014年09月14日 08:10撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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振り返ると滑川(魚津ではない)、富山湾、能登半島まで
あそこまで行けば、毛勝見えてくるか?
2014年09月14日 08:46撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
9/14 8:46
あそこまで行けば、毛勝見えてくるか?
見えてきたのは後立山連峰
朝日岳、清水岳かな?
2014年09月14日 08:53撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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9/14 8:53
見えてきたのは後立山連峰
朝日岳、清水岳かな?
池だ
2014年09月14日 09:05撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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池だ
2014年09月14日 09:06撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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越中駒に追いついたかな?
2014年09月14日 09:10撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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越中駒に追いついたかな?
まだまだ花も
2014年09月14日 09:11撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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まだまだ花も
タカネキンコウカ
秋を感じます
2014年09月14日 09:11撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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タカネキンコウカ
秋を感じます
やった! 間に合った
唐松〜五龍〜鹿島槍
だけど雲行きが〜
2014年09月14日 09:13撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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やった! 間に合った
唐松〜五龍〜鹿島槍
だけど雲行きが〜
五龍さん
カッコイイ
2014年09月14日 09:13撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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五龍さん
カッコイイ
鹿島槍さん
凛々しいネコミミ
2014年09月14日 09:13撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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鹿島槍さん
凛々しいネコミミ
そしてあれが毛勝さん。

遠いぞ
2014年09月14日 09:15撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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そしてあれが毛勝さん。

遠いぞ
まだまだ前衛のピークだ
2014年09月14日 09:51撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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まだまだ前衛のピークだ
カライトソウ
2014年09月14日 09:54撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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カライトソウ
ウドの頭
でいいかな?
印象的な山容
2014年09月14日 09:56撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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ウドの頭
でいいかな?
印象的な山容
後立山はすっかり雲の中。

手前は僧ヶ岳・越中駒〜毛勝三山を結ぶ縦走路なのだ
2014年09月14日 09:57撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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後立山はすっかり雲の中。

手前は僧ヶ岳・越中駒〜毛勝三山を結ぶ縦走路なのだ
クワガタ池だ
2014年09月14日 09:58撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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クワガタ池だ
秋の気配
2014年09月14日 09:59撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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秋の気配
上から見るとさらにクワガタ池
そう休憩ポイントです
2014年09月14日 10:20撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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9/14 10:20
上から見るとさらにクワガタ池
そう休憩ポイントです
さて秋色の中、最後の登りに差し掛かった
2014年09月14日 10:44撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
9/14 10:44
さて秋色の中、最後の登りに差し掛かった
!!
毛勝山登頂
海抜二四一五米

今年3月の標高改訂で高くなったために
新しい頂上標識をあつらえていただきました
2014年09月14日 10:47撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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!!
毛勝山登頂
海抜二四一五米

今年3月の標高改訂で高くなったために
新しい頂上標識をあつらえていただきました
毛勝谷(阿部木谷の上流)を見下ろす
展望が利かないなか、この光景に救われた思いです
2014年09月14日 11:01撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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9/14 11:01
毛勝谷(阿部木谷の上流)を見下ろす
展望が利かないなか、この光景に救われた思いです
この谷を登るなんて…
いや、いつかは登ってみたいな
2014年09月14日 11:01撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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この谷を登るなんて…
いや、いつかは登ってみたいな
毛勝山
昔々夏水不足になると魚津の人々は融雪を促すために、この雪渓を鍬などで崩したそうです。
なるほど〜
2014年09月14日 11:02撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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毛勝山
昔々夏水不足になると魚津の人々は融雪を促すために、この雪渓を鍬などで崩したそうです。
なるほど〜
毛勝山「南峰」?
立派なピークですが正式名称がないなんて…
2014年09月14日 11:02撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
9/14 11:02
毛勝山「南峰」?
立派なピークですが正式名称がないなんて…
剱方面ベールに包まれる。
最近は展望に恵まれない
2014年09月14日 11:05撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
9/14 11:05
剱方面ベールに包まれる。
最近は展望に恵まれない
「象印クイズヒントでピント」の問題のような演出をしてくれるねぇ、まったくもう
2014年09月14日 11:06撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
9/14 11:06
「象印クイズヒントでピント」の問題のような演出をしてくれるねぇ、まったくもう
二等三角点
2014年09月14日 11:12撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
9/14 11:12
二等三角点
お地蔵様
2014年09月14日 11:12撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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お地蔵様
南峰
2014年09月14日 11:24撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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9/14 11:24
南峰
出たり隠れたり
2014年09月14日 11:28撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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出たり隠れたり
2014年09月14日 11:28撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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トイメンの越中駒への稜線に楽しそうなスプラッシュスロープがあった
2014年09月14日 11:57撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
9/14 11:57
トイメンの越中駒への稜線に楽しそうなスプラッシュスロープがあった
すっかりガスった
2014年09月14日 12:27撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
9/14 12:27
すっかりガスった
2014年09月14日 13:01撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
9/14 13:01
2014年09月14日 13:02撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
9/14 13:02
登りきつければ、下りもキツイ。
尾根取り付き路
2014年09月14日 14:59撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
9/14 14:59
登りきつければ、下りもキツイ。
尾根取り付き路
毛勝山登山口
看板このままでいいと思う理由、登るとわかります
2014年09月14日 15:34撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
9/14 15:34
毛勝山登山口
看板このままでいいと思う理由、登るとわかります
気が付けばふもとにも立派な立山スギがそこかしこに
2014年09月14日 15:35撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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9/14 15:35
気が付けばふもとにも立派な立山スギがそこかしこに
阿部木(あぶき)谷の堰堤。
2014年09月14日 15:38撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
9/14 15:38
阿部木(あぶき)谷の堰堤。
これもまたご立派
2014年09月14日 15:39撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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これもまたご立派
片貝第五発電所の施設
2014年09月14日 16:01撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
9/14 16:01
片貝第五発電所の施設
片貝山荘
2014年09月14日 16:02撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
9/14 16:02
片貝山荘
きれいな水だこと
2014年09月14日 16:02撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
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きれいな水だこと
魚津から最後の最後に剱岳
2014年09月14日 18:02撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
3
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魚津から最後の最後に剱岳
毛勝さんは雲の中のままだった
2014年09月14日 18:02撮影 by  COOLPIX P510, NIKON
6
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毛勝さんは雲の中のままだった
撮影機器:

感想

毛勝山 北西尾根ルート

どの山でもそうであるけれども、事前に計画を立てないといけない。
せめて、ルート・高低差ぐらいは。
今回私ははじめて国土地理院地形図にルート表示のない尾根道を歩きました。
いままで、昭文社・山と高原地図のコースタイムにどれだけ依存していたかを感じました。
また、山への思い入れの強弱の差が疲労度に結びついているとも感じました。
なんというかこの毛勝のバックグラウンドを少しでも知っておいたほうがよいかと。
私の場合、その情報収集が足りなかったです。ガイドブックがないなら事前に先達のレコードを読んでおくべきでした。
二百名山であるからとか、後立山、剱立山の展望を期待してとかそんな安易な考えはいけませんね。

毛勝。
とにかく無骨。

それでいいのだ。
残雪期の雪渓を登りつめるには技術と体力と勇気が必要。
夏の西北尾根は、標識・水場・小屋のない破線ルートのままで、万人を寄せ付けず。
冬は大量の雪を湛え、その雪渓は標高1500メートルでも万年雪であるという。
富山湾は見えているが、その反対側は山深いのだろう(ガスで残念でしたが)。

このように毛勝はロマンが詰まっていると思います。
この山の水で育ったlynx殿のバックボーンを垣間見ました。

また、今回は行動食についても不見識であったと反省しています。
相当の体力を使います。炭水化物をもっと持っていくべきでした。
ちょうど講談社ブルーバックス『山に登る前に読む本』を山から下りてきて読み始めており、
運動生理学からみた登山法というもの学んでみたいと思っています。
3日経っても疲労が完全に取れません。
いろいろ勉強になった山行でした。

執念で連れてきたlynx殿と、ルートを拓き守っている魚津岳友会のみなさんに感謝します。

今回はまともだ(自分で言うな)

◆流れる水に魚津の生命の源を求めて◆

登山を始めた時から、いやその前、幼少の頃から毛勝山はいつも念頭にありました。
魚津に生まれ、魚津で育った人は等しく毛勝山に見守られ、そこを水源とする片貝川の水に育まれて成長します。蛇口をひねれば、真夏でも手がちぎれそうなくらい冷たい水があふれ出てきます。それが当たり前だと思っていました。
人、生活、歴史。魚津を語る上で、片貝川とその源頭にある毛勝山は欠かすべからざるとても大きな存在なのです。

可能ならばぜひ登りたい、訪れて実際に自分の目にその姿、佇まいを焼き付けたい。
憧れのそのまた先の山だった毛勝山に、やっと登ることができました。積年の願いが叶い、感無量です。

日本二百名山にその名を連ねながらも、永らく毛勝山は阿部木谷〜毛勝谷という限られたルートで、初夏の限られた時期にのみ登ることを許された山でした。山頂までは急峻な雪渓を詰める必要があり、経験と熟練に裏付けられた判断力と体力を併せ持つ者にしか扉は開かれていませんでした。そこに2001年に魚津岳友会、とりわけ無雪期に富山県境の稜線を初めて踏破されたという池原等さんのご尽力で北西尾根をルートとする登山道が拓かれ、無雪期にも登ることが出来たと聞き、いつかは、と情報を集めながら準備を進め、今回の山行に到った次第です。

歩いているときも、下山してからも、ずっと心の中には感謝の気持ちが満ちていました。こんなに辛いのに、後悔は全くありません。

そこは、予想を上回る別天地でした。
林の中で圧倒的な存在感を放つ立山杉、山頂部に広がる開放感溢れる草原とお花畑。
サンナビキ山や滝倉山などの魚津・黒部の奥山の荒々しい山容。
後立山の優美な稜線。
登りも下りも辛いところですが、その先に山の神様はとても素晴らしいところを用意してくださいました。

毛勝山さん、ありがとう。
また、あなたのもとに帰ってきます。

最後に、遠路はるばるこんな酔狂な山行に付き合ってくれた師匠に感謝します。
本当にありがとう!

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