混雑期の槍ヶ岳最短登頂で攻略か! 槍の頭上は満天の星空 2泊3日テント泊 中房から表銀座を縦走して上高地へ


- GPS
- 55:24
- 距離
- 41.7km
- 登り
- 3,360m
- 下り
- 3,299m
コースタイム
- 山行
- 6:08
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 7:19
- 山行
- 6:41
- 休憩
- 8:25
- 合計
- 15:06
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 6:15
天候 | 1日目:快晴 2日目:もっと快晴 3日目:高曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
しゃくなげ荘に駐車し、沢渡へ車を転送。(安曇観光タクシー) 転送料金:8,500円(但し、中房までのタクシー利用時) しゃくなげ荘→中房温泉 タクシー代:6,200円(5時前発だと2割増しになります) 上高地→沢渡 タクシー代(しもまき駐車場まで):4,200円 しもまき駐車場、駐車代:500円 駐車場が御食事処と入浴も兼ねており入浴:400円 大天井荘 テン泊代:700円 殺生ヒュッテ テン泊代:500円 個人負担:5,250円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
①中房→燕岳 危険箇所なし ②燕岳→大天荘 危険箇所なし ③大天荘→西岳 危険箇所なし ④西岳→水俣乗越→東鎌尾根→ヒュッテ大槍→殺生ヒュッテ いきなりの鎖と梯子の連続。注意必要。 東鎌尾根にある長い下りの梯子は注意。 水俣乗越からメット装着したが、必要ないと思います。 ⑤殺生ヒュッテ→槍ヶ岳山荘 危険箇所なし ⑥槍ヶ岳登頂 登りより下りの方が怖かった。 梯子に足が入りにくい所は注意。 全体的には、思ったほど怖くなかった。 ⑦上高地までの下り 危険箇所なし |
その他周辺情報 | しもまき駐車場にある温泉 割引がきいて 400円 湯加減はいい。小さい風呂なので、混み合うと狭い。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック:パーゴワークス カーゴ40にシートゥサミットのドライサック35リットル
ストック:BD トレイルショックコンパクト
バーナー:SOTO SOD-310に4本五徳
コッヘル:モンベル アルパインクッカー ディープ11+13の一番小さい物のみ
焼き網:ユニフレーム ミニロースター
コップ:シートゥサミット X-CUP
ライター:BIC フリント式
ハイドレ:プラティパス ビックジップ2リットル(バーム)
プラティパス プラティソフトボトル 1リットル(水)×2本
ベースレイヤー:ファイントラック フラッドラッシュスキンメッシュ半袖
セカンドレイヤー:フェニックスのTシャツ
セカンドレイヤー:TNFのTシャツ
セカンドレイヤー:悪沢岳Tシャツ
アームカバー:C3fit
ダウン:ミレー ヒールリフトダウンジャケット 黒 M(700FP)
長ズボン:TNF
機能タイツ:ワコール CW-Xスタビライクスモデル
短パン:フェニックス
靴:キャラバン グランドキング GK78
ゲイター:OR フレックステックスゲイター
靴下:スマートウール ハイキングmidクルー
キャップ:ホグロフス
雨具上:モンベル トレントフライヤー
雨具下:モンベル サンダーパスパンツ
テント:MSRハバハバHP(グランドシート付き)
テント入れ:グラナイトギア sVentシルコンプレッサー15リットル
シュラフ:モンベル ダウンハガー800#3
マット:サーマレスト Zライトソル120cm
手袋:ワークマンで購入
ライト:ジェントス デルタピーク DPX-143H
ファーストエイドキット
浄水器:ソーヤーミニ SP128
ポイズンリムーバ
スマホ:シャープ SH-01F
カメラ:富士 Finepix S1
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感想
【混雑期の槍ヶ岳攻略】
槍ヶ岳山荘の前まで列ができていると3~4時間。
山荘の奥まで列が並ぶと6時間とのこと。
朝、登ろうかと思っていたが、この所の寒さで梯子に霜が付いたり、岩が滑らないかとの懸念もあった。
夕方、殺生のテン場から、ふと、列を見上げていると、大分短くなっている。
ryuupapaさん 「朝の寒いのが嫌だし、手袋もないので、登っちゃおうかな」
私「行く?行っちゃう?」
036cyoさん「行っちゃう?」
kosan「みんなが行くなら行きます」
「行こう!!」 ということになり、急遽、登頂することに。
槍ヶ岳山荘 18:09開始で19:36分には戻ったので 約1.5hでした。
CTが往復 1h。
この混雑期でこの時間はかなり早いのではと思います。
実際、下山して来た方に、何時から登ってますかと聞くと 14時からとかの声。
4時間前後、時間をかけているようです。
ポイントは
①夜になってしまうので山頂での眺望は望めないが、ヘッデン装着、防寒をして夕方登る。
②ツアーの方は、そういった時間には絶対に登らない。
③山荘の食事時は空いてくる
④暗い中でも、撮影をできるカメラのテクニックを磨いておく
ちなみにご来光を見るという方法も、早いようですが
帰りの温泉で会った方の話だと5時開始で7時終了、2hはかかるようです。
朝はきっと寒いだろうしな・・・・
どうしても眺望がという方は、朝がいいかもしれませんね。
昼間、「どんどん登れよ!」という罵声が、槍ヶ岳からして来ました。
みんな、イライラしながら登っていたんだろうなあ。
【感想】
このメンバーで企画していた、表銀座・槍ヶ岳の縦走。
この夏の悪天候で2回、流していたが、やっと好天に恵まれ決行。
登山家のみなさんのうっぷんを晴らす3連休は大混雑の予感。
①1日目
ryuupapaさんは、我が家に前泊。
036cyoさんも我が家に2時半に集合。
3時に家を出て、kosanを拾い、双葉SAから一路、安曇野ICへ。
予定より早く、4:40分頃、しゃくなげ荘に到着。
バス乗り場に近い駐車場は満車。グランドに案内される。
車を預け、沢渡へ転送してもらい、タクシーで中房へ。
バスより、早く出れるのが便利。
途中、すでにマイカーを入れないように規制をしていた。
ちょっとしたスペースに路駐が絶えない。
完全にマイカー規制をしてしまったらどうなのだろうか。
中房の登山口に、猛烈な人、人、人。
トイレも激混み。
adlerさんも彼女と燕に登るとのことで連絡してみると、まだ登山口とのこと。
キョロキョロしていると、発見。
お久しぶりをして、彼らは早めに登り始めた。
我々も登り始める。
時々、団体さんの渋滞に会いながら、黙々と登る。
団体さんは、最後尾の方が、ちゃんとしているかどうかで、なかなか譲ってくれないので困ってしまう。
ソロの方でも、なかなか譲ってくれない人もいるけど・・・
とにかく今日は大天荘へ早く着いて、テン場を確保するのだ。
第3ベンチまで、まともに休憩せずに黙々と登る。
休憩をしているとadlerさん達が来たので、ここで集合写真。
大天荘まで来れたらおいでと話して別れる。
合戦小屋でスイカを食べてから、合戦沢ノ頭に出ると槍が姿を現し、俄然ヒートアップ。
ryuupapaさんとkosanは燕に行きたいとのことで、経験済み組と別れて先に進む。
残雪期に登った時と、随分と道の感じが違う。
避難小屋ではなく、テン場へ直接入るルートが夏道。
既に6割近くテン場が埋まっている。
まったりしていると、adlerさんが到着。
今日はここまでにしますとのこと。なんとかテントを張れたようだ。
そうこうしている内に、燕から2人が帰ってきた。
早っ!!!
ほとんど走っていたみたいだ。
ここからはみな初めてのルート。
大天荘に向けて出発。
槍を右に見ながらの快適なトレイル。
写真を撮る手が止まらない。
蛙岩は、なぜ蛙なのだろう・・・
喜作レリーフの前に少しだけ鎖がありましたが
あとは、とても歩き易かった。
西岳ヒュッテまで行こうとも考えたが
時間的に厳しいのと、ビックリ平をいい天気の中歩きたいので
大天荘へ向けて最後の登りを登る。
大天荘に到着。
早速、テントを設営。
その後、大天井岳にブラリ。
戻ってくると、大勢の人が続々と到着してテントを張っている。
これは相当混むぞと思ったが、最終的には100張り位、あった気がする。
16時頃、夕食開始。ベーコンで網で焼いて、ジュージューと。
お隣さんから良い匂いの声が。
肉、食べたくなりますね。やっぱり。
その後、寝てしまったが、19時頃、目が覚める。
曇り空かと思いきや、満天の星。
天の川もよく見えるし、流星もちらほら。すごい!!
寒さ対策にプラティパスにお湯を入れ湯たんぽにして、就寝。
②2日目
4時近くに起床。
フライシートに霜がすごい。
霜を取るにも取れず、手がかじかむ。
ご来光をまともに見ずに5時前に出発。
槍ヶ岳山荘のテン場を狙う為だ。
大天井ヒュッテまでのトラバースで槍が燃えまくる。
ビックリ平は本当に素晴らしい。
裏銀も見えるし、穂高、槍もよく見える。
036cyoさんが、天気が良いときに通過したいと言うのが頷ける。
写真撮影の時間も多いので、なかなか、前に進まない。
西岳ヒュッテの前でしばらく休憩。
この後の下りは要注意。
鎖あり、長い梯子ありで、ちょっと緊張。
水俣乗越でメット装着。
小ピークのアップダウンを何度か繰り返す。
長い下りの梯子は、一番怖い感じであった。
その後、ひたすらの登りに変わり、ヒュッテ大槍に到着。
目的地は殺生ヒュッテ。
時間が早かったので槍ヶ岳山荘のテン場へとも考えたが
安全を見て、殺生ヒュッテのテン場に幕営。
槍が近い!!!
広いテン場の土が柔らかい所をキープできました。
周囲の人や、下山してくる人の情報からすると、槍への登頂は4~6時間かかるようだ。
ryuupapaさん、槍が岳山荘の様子を見に行くと、一人で出かける。
なかなか戻ってこないので、登る列にでも並んだかなと噂していた。
ほどなくして、帰ってきたryuupapaさんの情報だと4~5時間は覚悟のようだ。
この時点で協議して、明日の朝、3時発でアタックしようと決めて、ふて寝。
夕方、同じ時間にみな、ゴソゴソとしだす。
槍へ登頂することにする。
槍への登頂は冒頭の記録にて。
帰還後、柿の種をつまみ、買ってあったビールで乾杯。
今日、登れて良かった。明日が楽になる。
プラティパスにお湯を入れ湯たんぽにして、就寝。
③3日目
昨夜、槍ヶ岳に登頂したので、すっかり朝寝坊。
それでも4時頃からもぞもぞとし出し、ご来光には間に合わなかったが
モルゲンと極彩色の空を楽しむ。
槍に登っている人が大勢いた。
大天井よりも寒さを感じたが、気温はさほど変わらなかった。
7時に出発。15時には上高地を目指す。
昼食は横尾か徳沢でカレーと決める。
ガンガン下り、雪渓では久しぶりにグリセード。
冬山の時期が待ち遠しくなった。
ババ平のテン場を見て槍沢ロッジで少し休憩。
その後、横尾で涸沢からの登山者が合流してきて、一気に人が増えた。
まだ、お腹が空かないので、徳沢までがんばる。
徳沢で、カレーとソフトクリームを頂く。
カレーは荒川カレーにはかなわないが、肉のボリュームがしっかりしていた。
その後も順調に上高地に到着。
河童橋で、小太郎河童を決めると、周りの登山者の方が一緒に撮りたいってことで
大人数で写真撮影。
バスターミナルに到着すると、バス待ちの列。
私達は、タクシーを使う。4人集まればバスと料金変わりません。
タクシーの運転手がおもむろにマスクをして、車を換気。
4人の男は相当臭いのかなあ(笑)
沢渡へ向かい、しもまき駐車場に戻り、温泉に入りさっぱり。
その後、みどり湖SAで早めの夕飯を食べて解散。
3日間、好天に恵まれ、最高の山行になりました。
本日も山と山友に感謝。
赤石避難小屋でご一緒しました神戸です。
表銀座、良いですねぇ~。
小生は同じコースを高校時代に行きました。小屋泊でしたけど…(汗)
それにしてもものすごい混みようですね!
こちらは笠ヶ岳でしたが、やはり混みこみでしたけど、槍や穂高ほどではなかったようです。
お疲れ様でした~♪
コメ、ありがとうございます。
これで2度目の北アへの踏み込みになりました。
お互い好天に恵まれた良い山行になりましたね。
路駐については考えさせられますね。中房もちょっとした隙間に何台かいました。
中房のバス転回場に路駐があり、みんなでひっくり返したとのレコも見ました。
車がお腹出してたみたいです。
下の方で、無料駐車場からバス、タクシーを利用するように停めてました。
いっそのことマイカー規制にすればいいのにとも思いました。
テン場も激混みで、早出早着も当然なのですが、1人用のテントの必要性も感じました。
槍の穂先への渋滞は半端なかったです。私達は同行者の一言でいい時間に登れました。
お疲れ様でした。
天気に恵まれてラッキーでしたね。
でも、その日は槍へ登る人でいっぱいだったと聞きました。
僕ならば、その時間からは登らないですけどね。
無事で良かったです。
赤岳から早いもので一年たちますね。膝もすっかり良くなり山を満喫してます
あの時はいろいろ親身になってもらってありがとうございました。
ほんとは明るい内に槍の上に立ちたかったんですが、間に合いませんでした。
岩場や高い所は結構すきなので、あの時間になってしまいましたがぜんぜん大丈夫でした。
夜景や星空がすごくきれいでしたよ。また機会があればいっしょに登りましょう
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