北ア裏銀座を歩いてみる(烏帽子〜野口五郎〜水晶〜鷲羽〜三俣〜双六)
- GPS
- 27:10
- 距離
- 44.1km
- 登り
- 4,068m
- 下り
- 4,034m
コースタイム
- 山行
- 12:00
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 13:00
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 2:30
- 合計
- 9:30
天候 | 晴れ(12時以降はガスで視界不良) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
タクシーは5:30から。 高瀬ダムまで歩いても2時間弱。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
早朝は氷点下。霜が降りているため、岩場の霜が解けてよく滑るので注意。 |
その他周辺情報 | http://shinhotaka.com/nakazaki.html 中崎山荘 奥飛騨の湯 |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
感想
9/13,七倉山荘の駐車場は午前1時半の時点でほぼ満車。朝のタクシー渋滞を考えると、いまから歩いていったほうが得策と、午前2時にスタート。七倉山荘から高瀬ダムまでは、トンネルは暗いが、月明かりがあるおかげでヘッテンはあまり使わず。ブナ立尾根の登り口がわからずちょっと迷ったが、ただひたすら登り続ける。途中、鹿だと思うが目が光っていたのが怖かった。烏帽子小屋についた時は、今日一番だよといわれるも、眠気に負けて1時間ほど仮眠をとる。
野口五郎岳までは穏やかな稜線上を景色を楽しみながら歩き続ける。ほとんど人にはあわない。野口五郎小屋に着いた頃は少しづつガスってきてしまったが野口五郎岳山頂ではいちおう展望良し。その後、水晶小屋に向けて歩き始めるが、ガスが多くなり景色はいまいち。また、寝不足と酸欠のせいか私は脚がつってしまい登りが辛い。同行者らにひっぱられながら当初予定時刻より1時間も多くかかってしまった。
水晶小屋は団体さんがやって来た為、ひとつの布団に二人寝る羽目に。よく寝れなかったのか同行者らは4時前には水晶岳に向った。私は日の出の時間まで広々寝てから朝食。同行者らが戻って、小屋の皆がほぼ居なくなってからのんびり出発。
鷲羽岳への道も、ダラダラ写真を撮りながらまったりと。岩場が霜に塗れて、日陰はちょっと滑る。鷲羽岳山頂からは、今日泊まる双六小屋もよく見える。このルートを昨年は巻き道を通りさっさと過ぎたが、今日はピークを踏みながらのんびりと向かおう。三俣小屋では、昨年あきらめたラーメンを食べる。お茶を飲んで1時間くらいまったりする。
おかげで三俣蓮華岳山頂に着くころには、すっかりガスってしまったが、鷲羽岳は綺麗に見れたのでよしとする。双六岳を経由して双六小屋まではずっとガスの中。
双六小屋についてから、同行者は樅沢岳に槍ヶ岳を撮りに行ったが、私はベンチでコーヒーとおやつでまったりと。隣で生ビールを飲んでいた綺麗なお姉さんと色々お話させてもらっていた。
夜は消灯時間までまって星空の撮影。天の川が綺麗に見えたので、撮影をがんばったがちょっといまいち。体が冷え切ってしまったが、一人一枚の布団で寝れたので、熟睡でき快適。
明朝4時に起こされるも布団から出る気にならず、同行者らは樅沢岳に撮影に行くも、私は小屋前で朝日の撮影。朝ごはんもゆっくり食べて、出発もまたのんびり。
ただ最終日なので、脚を残す必要もなくスピードをあげる。が、舗装路に出ると足が痛い、マメができてしまった。
温泉で汚れを落とし、飛騨牛カレーと飛騨牛ラーメンを食べて、バスに乗ったら熟睡。
1日目。初の北アルプスはam2時スタート。真っ暗闇のトンネルを抜け、月明かりの高瀬ダムを越えてからが本番。何がきついって急斜よりも睡魔が…。それでも7時過ぎに到着した烏帽子小屋の前に広がっていたのは目の覚めるような景色。と言いつつも、実際目が覚めたのは仮眠のおかげ。現実とはそういうもの。
仮眠→復活後は風に吹かれて筋を引く雲と鮮やかなハイマツを写真に納めながら快調に進み、野口五郎岳へ。山頂手前の小屋でfrozensnowさんからもらったパワージェル?をうっかり指につけてしまったところ、尋常ではない粘度。おそろしい。
野口五郎岳では既に雲が空を覆い始め、水晶小屋に着いたころは辺り一帯をガスに巻かれた状態。もう少し周りを見たかったけどさっぱりだったので、仮眠を取ることに。実際、後からひどい混みようで、このとき寝てなかったら大変だった。客が多すぎて小屋の人たちも大変そうだった。
深夜、狭さでほとんど寝られない状態で肩も凝っていたけど、小屋から出て見た空は、以前高知や北軽井沢で見た空と同じく、星座がわからないくらいたくさんの星が輝いていた。写真撮ってないけど。
2日目。4時頃起きて朝日を拝みに水晶岳へ。槍ヶ岳、剱岳、黒部五郎、薬師、雲ノ平の中央のような位置にあって、どっちを見ても絵になる景色。思わず長居。
鷲羽岳を越えて、三俣小屋ではラーメンを食べ、槍の写真を撮ったりしながらまったり過ごす。その間にamが過ぎていき、気がつけば三俣蓮華や双六は雲の中。真っ白。双六ではfrozensnowさんの画策により、初対面の方々と謎の記念撮影。面白かったからまぁいいや。ところで、ライチョウにまだ会えないんですが。
宿泊予定の双六小屋に着き、部屋に荷物を置いてから、槍を見る為にカメラだけ掴んで樅沢岳(もみさわだけ)へ。往路25分、復路(走って)10分弱くらいで行けたものの、夕飯の時間まで一度も雲から姿を見せず。懲りずに夕飯後再挑戦して、日没直前にようやく顔を覗かせたところを撮影。樅沢岳山頂約2時間待機。粘り勝ち。
樅沢岳から下りてきたときにはいつの間にか知り合いが増え、消灯前には双六で一緒に写真を撮った二人の同行者の方々とも知り合いに。人見知りだけど、こういうのもなかなか楽しい。消灯後は星空の撮影会。前日と同じく綺麗な夜空だけど、むちゃくちゃ寒い。
3日目。やはり日の出を見に樅沢岳(3度目)へ。もはやここは俺の庭(言いすぎ)。ちょうど同じ頃に出た消灯前のお二人と展望スペースにいたら、双六に行くはずだったkatoyoshiさんが颯爽と現れる。日の出を見た後はkatoyoshiさんが猛然と駆け下っていった。
朝食後は早めのペースで下山。途中鏡平で小休止、雲を気合で振り払って鏡が池で槍の撮影会。最後になかなか良い風景に恵まれて満足満足…ところで、ライチョウにまだ会えないんですが。
ハードですね。一日13時間は行動したことないです。
人が多いのもきついポイントですね
初日はスタートが早かったので小屋周辺を除いてはほとんど人がいない状況でした。夜の山行もなかなか良かったですよ。写真が撮りやすければもっと良いんだけど。
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