雲上の北アから日本海へ 栂海新道 夢の縦走路を辿って
- GPS
- 32:00
- 距離
- 45.6km
- 登り
- 3,328m
- 下り
- 4,804m
コースタイム
- 山行
- 11:37
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 11:37
- 山行
- 11:23
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 11:55
天候 | 9/13(土)晴れ後曇り 小雨 9/14(日)晴れ時々曇り 9/15(月)曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
JDS http://nunagawa.ne.jp/jds/eigyo.html 025-553-2465 料金10,000円は車回収の時間を考えた場合お勧め。 上記業者は電話での対応も良い。 昼間は留守電なので夕方以降に電話予約。 ちなみに回送業者を利用しない場合は栂池高原が交通便利 |
その他周辺情報 | 下山後入浴 親不知観光ホテル ¥750 温泉ではありませんが、日本海が展望できるお風呂です。 +750円で親不知駅まで送迎してもらえる。 |
写真
感想
北アの最北端を海まで繋ぐ栂海新道は以前から歩きたいルートでした。
「栂海新道を拓く 夢の縦走路にかけた青春」(小野健 著)
http://www.amazon.co.jp/dp/4635330478
著者の小野さんは残念ながら今年の3月にお亡くなりになりました。
私が小野さんや上記書籍を知ったのも訃報のブログ記事がきっかけでした。
上記の本を読んでからは小野さんらが拓いたそのルートを辿ってみたいとの思いはますます強くなり、好天が続かなかったこの夏の休日、今回やっと実行に移すことができました。上記著書にはルート上の解説も多く、もしこのルートを歩くなら面白さが倍増しますので一読していかれることを強くお勧めします。
今回は私の仕事が金曜日の夜遅くまで掛かってしまい、土曜の朝のスタートが予定より2時間以上遅れ、小屋の夕食(17:00)に間に合わなくなったため、時間を1時間強縮めるために白馬山頂はパスし、三国境から直接北上するルートとしました。それでも徹夜山行で体は重く、朝日小屋到着時には結構疲れ果てたので、ルート短縮は正解でした。
栂海新道は確かに泥濘も多く、後半は地味な山行となりますが、黒岩平などの素晴らしい景色も楽しめる良いルートでした。最後に海に飛び込もうと裸になりかけましたが、波が荒くて溺れそうでしたので止めました。登山中の溺死ではみっともないので(笑)。
これでpikaさんと一緒に歩いて柏原新道〜親不知まで赤線が繋がりました。残るは烏帽子小屋〜種池山荘までの区間です。今回泊まった朝日小屋の次に泊まってみたいのが船窪小屋。まあ、そのうちですね。
この1ヶ月は好天の1日を狙って槍(飛騨沢)と劔(早月尾根)にも行きましたが、久しぶりに晴れが続いた山行でした。これからの紅葉シーズン、好天が続くと良いですね。
レコに訪問頂いた方、ありがとうございます(^^)
栂海新道、昨年あたりから歩いてみたいコースの一つでした。
このコースが出来るまでは、白馬岳から延びてきた縦走路の最北地点は朝日岳までだったそうです。地元の「さわがに山岳会」が数年かけて営利目的ではなく切り開いたコースということもあり、調べて行くうちにどんどん興味を持ちました。
栂海新道は27キロのコースですが、今回の蓮華温泉〜三国堺(本当は白馬岳も登る予定)〜朝日岳のルートを歩くとなると45キロ越えのロング、累積標高差も大きく、コースタイムも多く不安もありました。
計画段階では、朝日小屋の清水さん、現在栂海山荘などを管理する「ベニズワイ山岳会」代表の斎藤さんに、水場や小屋情報、ルートなどを念入りにお伺いするなかで今回の縦走が出来ました。
いろいろご丁寧に教えてくださった事、感謝いたします。
小屋に毛布があった事は、シェラフ、マットなど持参しなくても大丈夫で、荷物も軽身で軽快に歩くことが出来ました。
このコースには草原や湿原がたくさんあり、尾瀬、雲ノ平、五色ヶ原・・などにも負けないぐらいの素晴らしいコース。
週末の雨予報で、あっという間に夏が過ぎたような感じですが、少し紅葉した葉や、まだまだたくさん咲いている綺麗な高山植物見ながら感動の旅。
ゴール地点の日本海親不知に着いた時は歩き通せたことがとても嬉しく感慨深い感じでした。
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