*激混み三連休に大キレット縦走*(新穂高温泉〜南岳〜北穂高岳〜涸沢〜上高地)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 29.4km
- 登り
- 2,534m
- 下り
- 2,127m
コースタイム
1日目:くもり→午後からガス
6:00新穂高温泉登山センター〜16:00南岳小屋
2日目:晴れ→午後からガス
南岳小屋−7:00南岳−7:30南岳小屋−(大キレット)−11:40北穂高岳山荘
3日目:くもり
6:00北穂高岳山荘−12:50上高地−ランチ&温泉の後帰京(連休恒例の渋滞により、上高地出発から1時間半遅れで都内に帰着)
天候 | 9/13 土 晴れのちガス 9/14 日 晴れのちガス 9/15 月 くもり |
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過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
【復路】9/15高速バス(京王バス)4列シート |
コース状況/ 危険箇所等 |
●新穂高〜南岳小屋 *標高差約2000m* 槍平小屋まではなだらかな林道歩き。小屋からはいよいよ南岳新道のはじまり。かなりの急登で時折木の梯子や岩場のトラバースが出没します。途中、テラスのような一枚岩の休憩にいい場所があります。南岳小屋へあと1時間位のあたりから本格的な岩稜歩きに。小屋直下はザレ場がつづくので注意が必要。テント場を手前に見る形で小屋へと道が続く。南岳新道はCT4時間ですが5時間に感じる道です。1日でいっきにあがるにはかなりの標高差でもあり、途中、電池切れが起きる事間違いなし。できるだけストックはしまいたいところですが低燃費で進むため岩場のないところでは使用した方が無難かも。 ●南岳小屋〜南岳 小屋からは10分程度で到着。槍や笠、北穂や奥穂高までの展望が素晴らしい。 ●南岳小屋〜北穂高岳山荘 小屋上部に一旦回りこみ、巨大な岩の岸壁の獅子鼻を左手にしながら一気に急下降していく。序盤ザレ場の岩をトラバース気味に降りたら、更に急降下し長めの鉄はしごを使い降りていく。その後岩稜をゆるいアップダウンを繰り返しながら2箇所くらい休憩によさげな広場を通過し難所に備える、A沢のコルが一番広く岩の間からは遠く笠ケ岳が見える。その後はHピーク、飛騨なきを慎重に通過し、滝谷展望台で小休止し、「北穂まで200m」のペンキ文字の岩を経て、北穂高直下の急な岩場の登りや落石や浮石ポイントを登りあげると小屋につく。 大キレット自体、ルートが明瞭で危ないところにはこれでもかというくらいの太い鎖で整備もばっちりされているため、岩慣れしていれば問題なく通過できるだろう。 逆ルートをとる場合には、南岳から南下する場合と異なり飛騨なきが下りになり、北穂高岳山荘から浮石だらけの危険な岩場の激下りになるため相当の熟練者以外には難しいかもしれない。 Hピークは「え?」ここだったの?といわんばかりの気がつかず通りすぎてしまうかもしれない岩場。飛騨なきはあからさまに、垂直な壁を鉄ビスと梯子と鎖を駆使しあがっていくようなまさに難所にふさわしいと感じたが、実はこれ以外に隠れ難所があった。長谷川ピーク先に少しいったところにある大岩をトラバースしつつ、体で覆いながらしかも鎖や梯子もない2mくらいの岩を降りる場所だ。 ここは何もないので完全フリーで降りる事になるが、なにしろ背が低い人は危険を承知でちょっぴりジャンプしないと足が着地点まで届かなかった。もしかするとここが自分にとって一番難所だったかもしれない。2mのうち最初の1歩目は足場アリ。次の2歩目には谷川の岩の端の木の根をつかうには怪しすぎて結局足の長さが足りずじまいだった。ほんとここ要注意です。 ●北穂高岳山荘〜涸沢〜上高地 涸沢までは南稜のガレ場を急降下し、最後あたりで梯子と一枚岩の鎖場が登場。鎖場は一枚岩だがちょうどいい間隔でスタンスが刻まれている。涸沢から上高地までは岩場はほとんどなく快適な砂利道や土のトレイル。 |
その他周辺情報 | 【トイレ】新穂高温泉登山センター、穂高平小屋、南岳小屋、北穂高岳山荘、涸沢小屋、涸沢ヒュッテ、横尾山荘、徳沢、上高地各所 【下山後の立ち寄り温泉】上高地アルペンホテル(河童橋より川沿いに200mほど) 料金:500円 【食事】アルペンホテルの「信州サーモン丼¥1500」が美味でしたが、メンバー2名の食していたうどんやそばもおいしかったです!(しかも10分としないうちに料理が出てきた!) |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ(1)
予備電池(1)
地図(1)
コンパス(1)
笛(1)
筆記具(1)
保険証(1)
飲料(1)
ティッシュ(1)
三角巾(1)
救急道具(1)
タオル(1)
携帯電話(1)
計画書(1)
雨具(1)
防寒着(1)
スパッツ(1)
手袋(1)
ストック(1)
ビニール袋(1)
替え衣類(1)
ザックカバー(1)
クマよけ鈴(1)
水筒(1)
時計(1)
日焼け止め(1)
行動食(1)
カラビナ(1)
ロープスリング(1)
ヘルメット(1)
非常食
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備考 | 連休はさける |
感想
もともと高所恐怖症のためクライミングはおろか、ちょっと高い岸壁や岩歩きは全面的に拒否してきた。
むしろ私の登山データベースにまったくなかった「岩歩き」という単語。
ところが、山仲間ができ、岩山豊富な群馬の妙義山や西上州で何度も山行したのがきっかけで去年から岩陵がいつもの登山に加わった。
そこから安全登山の一環のためと、いつかはバリエーションへと登山の可能性を広げたいとの思いから、ロープワークやクライミングをいちからはじめた。
そうこうしているうちにあらよあらよといろんな山で岩を楽しむと、高所がいつのまにか怖くなくなっていた。(ほんとの話)
室内ボルダリングジムや外岩も定期的にやりはじめ1年経過しようとしていたので、岩トレ開始から一区切りという意味もあり、今年の夏山の集大成で大キレットに挑戦することにした(決めたのは今年6月)
この一区切りにはもちろん岩陵に行くわけで、ジャンダルムか大キレットが実は迷いに迷ったが、技術、体力、時間、その他もろもろの理由から大キレットに決めた。その後すぐに同じ目的のメンバーに声掛けし3名での山行が決まる。
そして大キレット通過のみが(それと北穂高岳山荘の夕飯の豚生姜焼き)今回の目的のため南岳より開始できるよう、槍方向へはいかず新穂高登山口より南岳新道で南岳へとあがることにした。
しかしながら同行するメンバー2名は諸般の理由から(?)ただ今絶賛幸せ絶頂期カップルということもあり、指一本折れる、いや、擦り傷ひとつさせれないため、企画しリーダとなる自分はいつも以上に胃痛になるくらい責任感からくる圧力を感じた(苦笑)。この規模の岩陵を先頭でいくのははじめてというプレッシャーの割には食欲はかなりあったが
プレッシャー以外にも、山行直前にメンバーのスマフォが壊れ連絡が取れない状態になったり、当日出発直前に登山口でカメラをバスに忘れるといった珍イベントまで発生。山の神様がこの山行の幸先はよくないであろうと予言しているようで、正直怖かった。
同じメンバーに立て続けにこんな不幸が襲うとは何か彼女に起きるかもしれない!と勝手に妄想しガクブルに。(厄年じゃないよね、まさか)
こうなったら全力でこの子を守ろうと決意し、歩く際には最後尾を男性にし、先頭の私とで挟む形できっちりガードした。
(お願いだからこれ以上何も起きませんようにという願いもこめて)
おかげで緊張感を歩行中は保て、自分自身これまでにないくらい慎重に正確に(短足な自分に)稜線上では歩きやすいルート選定ができよかったかもしれない。逆に事前に不吉なことが起こっても平常心で突き進む精神がなければ、難路に打ち勝つ前に、自分にまけてしまうのかもしれません。
1日目:新穂高登山口〜南岳小屋(山頂へは小屋から10分程度) 小屋泊
縦走初日、登山口からは8時間の行程。しかも半分はトイレも途中にある林道のゆる歩き。と最初は思っていたが本当の地獄は4時間林道歩きのあとの、「南岳新道」だった。
CTはこちらも4時間。さすがに林道歩きと一緒の傾斜ではないが、4時間なので楽勝だろうと思っていたのが大幅に裏切られる。
地図の等高線はうそはつかないとはこのことで、ときおり半端ない傾斜と梯子や崩壊した道と岩場のオンパレードにごめんなさい、ごめんなさいと何かに謝りたかった。南岳直下あたりの降下の長はしごあたりからはガスに覆われ始め立ち止まると肌寒い。登山者も数パーティー少し離れて背後に上がってきていたが皆この道にあえいでいるようだった。何度か小休止しつつ写真撮影も交えながら、なんと休憩入れて10時間ほどかけて初日は小屋入りした。
でも途中から苦渋の表情で頑張ってのぼろうとするメンバーに、部活を思い出しタイムなんてどうでもいいからゆっくりみんなであがるんだ!とさしずめ青春ドラマを演出。ここで、槍ヶ岳にいかないで本当に良かったと、我ながらこのゆる行程を自画自賛した。行ってたら余裕で17時は回っていただろう。
そして14~16時には小屋に到着するという優等生ハイカーからKYな目線を注がれていたに違いない※遅くても16時小屋入りは鉄則。
激混みでザック置き場もない、飛び込み客は食堂で就寝、さらに夕食も3回転した南岳小屋ではこの日、2人で1枚の布団。
夕飯はメインのオムレツ?と肉団子を美味しくいただき、隣に居合わせた若いソロ女性は槍から南下し大キレットを通過し奥穂〜西穂までいくと意気込んでいた。世の中、女性はいろんな意味で強いんだなと感じた。というか最近、山の世界にも女性進出が著しいのではないだろうか?
小屋入り後、われわれ3人に割り当てられた部屋には混雑でザック用の場所がないため、なんとか乾燥室に皆ザック置き場を確保。
暫くしメンバーから小屋の土間のテーブルに呼ばれる。女子がよく山に持ってくる洋菓子のひとつ「クリスピードーナツ」でもサプライズで持ってきたのだろうか?と腹黒い予想をしながらかけよると、先月私の誕生日を一緒に祝えなかったからだと特注の似顔絵パンを持ってきてくれていた。
なるほど、あのクリスピードーナツの箱に見えたのはこのことだったのか。道理で登山前に「なに、それ?」って聞いても「ちょっと」と、ドラマでよくあるセリフを返されたわけだ。
芸術といわんばかりの職人手作りの似顔絵パンは、私の顔の特徴がうまくとらえられていてもったいないくらいだった。何より、人のために何かをしてあげようという喜ばせたい気持ちが伝わってきて、こういう人を天使をいうんじゃなかろうかとおもった。
本当は泣きたかったが涙をこらえた。泣くなら、翌日無事にキレットを全員で通過してから泣きたかったのだ。
周囲にいたハイカーもしきりにこの物珍しさゆえ、写メをとりまくっていて、祝福もしてくれた。たいそうな年だがありがたい。
そんなこんなで初日は久々のキツイ標高差の南岳新道にあえいだが、最高に幸せな気分とほどよい疲れで皆就寝した。
2日目: 南岳小屋〜大キレット〜北穂高岳山荘(北穂高岳へは小屋裏よりスグ) 小屋泊
大キレット通過当日。
やはりみんな5時〜6時出発組が多く、われわれは渋滞を避けるため遅めに出発することにした。
聞いた話では飛騨泣きですれ違い、長谷川ピークまで戻ったということもあったらしく、こういった工数を削るため遅めにでたかったのだ。
それに遅く出た方が(とはいっても7時)早出したパーティーの渋滞はすこしは進んでいるからである。
その間頼んでいた弁当を食べ、小屋裏手から10分ほどで行ける南岳へ撮影に出かける。笠ケ岳や槍、遠くは雲の平までみえるんじゃないかというくらいの遠望が望め記念写真もとりまくり、みな満足、満足。
速攻で小屋に戻ると戦闘モードに心を置き換え、ヘルメットをかぶる(しかも小屋前から。小屋直下から岩陵の激下りのため)
かつ落石には最大限に気をつけながら衝撃を与えないような謙虚な「そぉ〜っと」あるきで、私たち3人はいよいよ大キレットに突入した。
下り始めからもすでにこれから目指す北穂高岳山荘はマジかに見えている。体感的にはスグソコな感じだ。このちょっとそこまで買い物にいってくるわという感じの距離に実に3時間半かかる。
というのも、何しろキレットはV字の形の岩の稜線のため、最低コルである箇所までは一気に高度を200mも下げる必要がある。そしてそこから一気にまたVの右半分を補うべく最低コルから山荘まで駆け上がるのだ。これには当然激下りが必須なわけで
われわれも重心を低くとりつつ、歩きやすい場所を見ながら進んだ。時には背の低い自分のみが余計に多めの動きをとりながら(足場までとおい。。。)
自分が戦闘でルートをみつつ、背後に歩いていたメンバーカップルは要所要所で助け合いながら、お互い声がけしつつ進んでいる光景をみて、まるで自分が育て上げてきた子供達を見ているようにうるっときた瞬間が何度もあった。が、そんな涙を落としてると油断して本当に自分が落ちるので、感動して泣きそうになるため、山荘方向をみてこれから来るであろう難所といわれる「長谷川ピーク」「飛騨泣き」をめがけて進んだ。
かれこれ小さなアップダウンを越えつつ、長野県警ヘリの旋回するA沢のコルに到着、ここでいったん休憩した。
ヘリがいたら妙に緊張するもので、より一層気がひきしまる。コルから先は長谷川ピーク、飛騨泣きと続いたが、長谷川ピークは注意してないと
そのまま通り過ぎるような感じだった。そもそもスタンスが少ない一枚岩のトラバースのため足に注意がいき、目線の先の岩に書かれている「Hピーク」をスルーしそうになるからかもしれない。
かなり図太い鎖を使い通過後は飛騨泣きへと登りあげていくが、ここで先方からすれ違いがあると飛騨泣き通過し上に上がりかけていたハイカーが教えてくれた。とりあえず自分が先に飛騨泣きを上がって後続のメンバーのために様子をみることにした。最初の鉄梯子状のものに足をかけた瞬間「ゴロゴロン!」と上から下ってくる先行者のいる右上から落石し谷底に岩は落ちて行った。どうやら上からおりてくるハイカーが落としてしまったらしいが「ラーク」の一声もない。いったんどういうことやねん、殺す気か?である。たまたまそれて谷川に落ちたのは幸いだった。
飛騨泣きを登っていた途中ではあったが、無言で落とされては後攻する私たちはたまったものではないので「落とした人がラクって叫んでくださいね〜♪」と声はやんわり笑っているが腹では怒り心頭だった。もちろん返答はない。きっとうるせ〜と思っているに違いない。前から降りてきた落石したであろう人は、装備からして完全に岩慣れしてない若い男性で、連れられてきた若い山ガールとおもしきこれまた「はじめてのほたか」的な山ガールともに、たどりついた飛騨泣きの上ですれ違いざまみると、二人ともガクブルで落としたことに恐縮しつつも、どうやっておりよう的なオーラを発信していた。この後、半泣きで降りていく山ガールの足場を自分の後ろから来るメンバーが補助し何とかこの子は降りれたらしい。
あこがれるのもわかるがそれなりに山慣れた人でないと通過は無理だろうということ、登りたい山と登れる山の違いをこの山ガールたちから垣間見た。
ちなみにこの縦走路自体、個人差あるかもしれないが、非常に整備が行きとどいていて難所といわれる個所はさほど実は難所には感じなかった。それよりもすれ違う人のレベルが違うと渋滞がさらに渋滞を呼ぶと思った。また、私たちのように南岳〜北穂高(一般的ルート)ではなく、半泣き山ガールたちのように逆ルートの場合、ここの飛騨泣きで下りになり難易度がぐっとあがるため、推奨されているとおりはじめてならなおさら、南岳〜北穂高岳ルートにするべきなんじゃないかと思った。自分はすでに何度も通過したことのある周囲の諸先輩方に聞いたりして下調べしていたのでよかったが、ルートをどちらにとるかでの違いは調べておかないと心身的に打撃をくらうことになる。なにより、岩場は登りより下りが難しいから。
飛騨泣き事件は終わり、最後は山荘直下の大岸壁をトラバースする形で登りあげていく。山荘まで200mが嘘に感じるほど結構な浮石だらけの岩場だった。この直前にもすこし先を先行するハイカー2名のうちどちらかが「ラーク!!」と叫んでいたが、私も後ろのメンバーも身の避けようがないほどのポジションを取ってたので、尺取虫のように縮めながら低い体勢を取るしかなかった。落石で助かるかどうかは一瞬の世界だなと痛感。
ヒヤリハットを体験しつつ最後の岩場を全員であがり小屋の正面端にでた。
難路を越えてきた感動をかみしめ、無事の到着にみんなで握手した。ほんとうにまるで山岳ドラマだ。
それだけもしかしたらみんなにとっても自分にとっても今回のは集大成だったかもしれない。
まだまだ集大成はこの後あるかもしれないが、厳しさも美しさもくれるこの山にしてよかったとしみじみ思った。
小屋で受付後は夕食まで大分時間がある。3連休であいからわず大盛況の込み合いの小屋だったが、ランチに大盛りパスタを食べ、サイダー割したフルーツでポンチを食べた。2年前から食べたかったこの小屋の夕食の「豚生姜焼き」や標高が高い分星空がきれいと有名な夜景も堪能できワインまで飲んでしまうという楽しみぶり。恒例の、2人で布団1枚で就寝後、真夜中にトイレに出たとき見た月がきれいだったのが忘れられない。
3日目:北穂高岳山荘〜涸沢〜上高地
下山日のこの日は3時からなんと朝ごはんのために並ぶ人もいたという大盛況ぶり。
メンバーの子が気を利かせ4時前に早めに並んでくれていたので長時間待たずとも2回目の朝ごはんに混ぜてもらえた。自分一人で来ていたらこんなとこに詰めが甘いから相当待っていたに違いない。そして下山も遅れていただろう。(そして前日は通過したことに、気が緩みすぎて弁当にするのを忘れていたこのつめのあまさである。。)
朝食後は、北穂高からの朝焼けを堪能し、涸沢をへて上高地に下山。序盤、北穂高からの南陵のガレ場の激下りに時間がかかったが、その後山岳会波にスピードが全員あがり盛り返し、休憩いれてCT通りに上高地につけ、ランチとお風呂も楽しめて帰路につけた。
そういえば、河童橋でちょっとの間おみやげをみにいくメンバーと別れ先にバス停に向う途中、穂高連峰をバックに写真をとってくれた方、クライマーの故野田さんにそっくりで泣きそうになった。「槍ヶ岳に登りにいった」と言っていた。
【この山行で学んだこと】
○穂高に魅せられるハイカーの気持ちが痛いほどわかった。そのせいもあるのか、みるからに全身真新しい装備で青ざめながら進むハイカーもいた。
○日々の小さなトレーニングの積み重ねが歩行中には自信につながり安心して冷静に岩を見極めながら歩けた。結果、安全に通過できた。
○岩慣れしていれば穂高連峰はボルダリング天国。いろんなムーブを駆使し低燃費で昇り降りを楽しめることがわかった。同時に落石多発地帯でもあった。
○ヘルメット装着率ほぼ100%で、登山ブームで増加する登山者の安全管理の意識の高さ
○前の月の連休が悪天候である場合は翌月の連休が超混雑になるということ(晩御飯7回転という小屋も。)
○登山直前はいろんなものを準備万端にしておくこと
○その体格の差からか、女性の方が岩場での動きがしなやかで落石も少ないように思えた。
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