白馬三山 「坂の上の雲」の尾根と鑓温泉を訪ねて
- GPS
- 49:30
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 1,913m
- 下り
- 2,488m
コースタイム
- 山行
- 7:53
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 8:08
- 山行
- 4:29
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 4:34
天候 | 三日間とも概ね晴れ 12日;午前晴れ、午後ガスと小雨、気温も急低下 気温栂池高原18度、稜線上8度〜2度 13日;晴れ、午後曇りがち一時小雨 気温早朝零度 稜線7度 14日;晴れ 気温 早朝7度 下山途中13度 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
12日 8時始発のロープウエイで栂池自然園まで上がる 14日 猿倉に下山 バスを乗り継いで栂池高原に戻り、車を回収 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●登山ポスト 栂池高原ロープウエイ乗り場にポストあり。 ●危険個所 特に危険個所はありません。 ただ、白馬鑓が岳から鑓温泉の間に短い鎖場あり。時間にして15分ぐらい。 岩は滑りやすいが、とてもしっかりした鎖が張ってあります。気をつけて通れば問題ないです。 ●日程 12日;栂池自然園〜白馬岳山頂テント場 約10km 昭文社標準時間7時間15分 実時間約8時間 13日;白馬岳山頂テント場〜白馬鑓温泉テント場 約7km 標準時間4時間50分 実時間約4時間30分 14日;白馬鑓温泉テント場〜猿倉下山 約6km 標準時間3時間40分 実時間約3時間40分 初日の栂池-白馬間の標準時間は7時間程度で平均的な歩行時間です。 ただ、始発のロープウエイに乗っても栂池自然園出発が9時近くと遅くなります。標準時間で歩いても午後4時になります。時間的に余裕がありません。実際には8時間近く掛かりました。 日没の早い秋は要注意です。時間が許すならば、途中の白馬大池で一泊すれば、ゆとりある山旅になります。 二日目・三日目はゆとりある日程です。 |
その他周辺情報 | 栂池高原ロープウエイ乗り場には「栂池温泉」があります。 |
ファイル |
GPSログ
(更新時刻:2014/09/28 08:57)
登山計画書
(更新時刻:2014/09/28 08:58)
登山装備
(更新時刻:2014/09/28 08:58) |
写真
感想
昔、大雪渓から白馬三山を巡り、鑓温泉に下山する山旅を楽しみました。家族登山でした。あれから既に13年、中学生だったセガレも二人とも成人しました。
今回は白馬三山一人山行です。前回と違って栂池自然園から入りました。NHK「坂の上の雲」に登場した美しい尾根を巡ることと、鑓温泉がお目当てです。
天候は三日間ともほぼ晴天。美しい尾根を見上げ、極楽湯に浸かる・・・。
雲上の別天地です。
今思い出しても、顔がほころぶ楽しい山旅でした。
次回は山仲間と鑓温泉だけでも来たいものです。
1)■■「坂の上の雲」の尾根■■
白馬大池から小蓮華山に向かう途中、船越ノ頭から眺めた小蓮華山が番組に使われました。
美しい尾根です。
晴天ですが時折雲がかかります。番組と同じような光景です。
「登っていく坂の上の青い天に
もし一朶の白い雲が輝いているとすれば
それのみを見つめて,坂を登って行くであろう。」
映像ともに流れたソプラノ歌手森麻紀さんの「Stand Alone」が耳に蘇ります。
「・・・凛として旅立つ、一朶の雲を目指し♪・・・」力のある感動的な一節です。
ここに来てよかった、つくづく思いました。
2)■■鑓温泉■■
もう二年も前からここに来たいと思っていました。
昨年は超多忙でとても無理。今年は八月の天候不住んで延期して、やっと実現しました。
・温泉
大量のお湯が出ています。ネットによれば毎分760Lだとか。浴槽から流れ出る湯が見えるでしょうか。家庭用のお風呂なら10秒で満タンになる勢いです。
まるで防火用水のような雑な作りのコンクリ浴槽があります。もちろん混浴です。囲いはなにも無く、浴槽から山並みを見下ろすことができます。
硫黄泉なのでしょう、かなり強い硫黄臭がします。少し白濁してヌルっとした肌触りのよいお湯です。白い湯の花が沢山漂っています。
登山客が疲れを癒しています。欧米系と思われる外人さんもいました。
囲いが無いので、@@「丸見え」です。男性は素っ裸っで堂々と立ち上がっています。私もその一人ですが・・・^^;
剛毅な女性はお構いなしにビキニで入ってくつろいでいました。囲いのある女湯もあるのですが、やはり外湯がいいのでしょう。あそこまで堂々としているとカッコイイです。写真を一枚頂きました。
私も勿論入りました。今回山行では白馬三山は二の次です。ここが本番です。谷側の縁に腰掛け、登山客に写真を撮ってもらいました。我ながら呆けたような顔をしています。
源泉掛け流しなのでとても熱いです。43〜44度もあります。浴槽につかった下半身だけ身体が茹でダコのように赤くなります。上半身は白いまま、まるで赤いタイツを履いたようになります。横をみれば皆同じようになっています。ちょっと笑えます。
堪えられなっくなると、縁に腰掛け冷やします。これを何回も繰り返しました。
湯上がりは当然、ビール^^!
雲上の別天地です。
・テント場
とても混んでいました。最大15張りとのテント場に50張り近くがすし詰めになっていました。遅く来た人は場所を探すのが一仕事です。二つのテントの僅かな隙間に無理やり張る・・・こんな感じです。両側の方々も快く協力している姿が美しいです。
私のテントもお隣さんまで50センチでした。
3)■■花々■■
初秋の白馬には高山植物はないものと諦めていましたが、白馬大池周辺や大出原にはまだ、結構残っていました。重複を除外しても50枚近くの写真が残りました。これらも名前を調べ整理しなくてはなりません。
4)■■食事■■
普段は米を炊くのですが、今回は賞味期限の切れたアルファ化米とサラダスパが主食です。
一日目
●夕食 味噌鍋
具材は生野菜、高野豆腐、ベーコン、ワケギ。
生卵も持ってきたのですが、入れ忘れました^^;
鍋を食べ終わった後でサラダスパを入れて茹でます。
これ簡単で結構おいしい。
●朝食 ミートスパゲティ + インスタントスープ
残りのサラダスパを茹でて、レトルトのミートソース。
昔はラーメンでしたが、最近は朝からラーメンでは喉を通りません。
二日目
●二日目の夜
セブンイレブンの「金のタンシチュー」とアルファ化赤飯
このシチューは高いけど美味しいです。
写真には缶詰が写っていますが、缶切りがなくて開けられず^^;
今時、こんな缶詰があるのか!
缶詰もお米も自宅保管の非常食です。半年ほど期限が切れています。
期限切れを食べるのは私の義務です^^;
●翌朝
サケ雑炊
残りのアルファ化米に雑炊の元と卵、ワケギです。
これも美味しかった!!
5)■■ガス■■
4食自炊して91gだけの消費。一食23g
米を炊くと一食40g位になるので、やはり少ないです。
今回は230g缶を持参しました。予備を考えると丁度良いぐらい。
6)■■重量■■
乾燥重量(水、食品なし)で10.5kg
込みで16.5kg
今回も食品を1.5キロ程度持ちすぎました。
缶詰3つやサラダスパ、餅などはそのまま持ち帰りました。
毎回同じ反省をします。私の空腹恐怖症はどうも治りません。
7)■■ハクキンカイロ■■
初日の夜から朝にかけて冷え込みました。零度以下まで下がりました。
ハクキンカイロをシュラフの足元に入れました。
寒がりの私には必需品です。
新調のイスカエア280 + シュラフカバー + ハクキンカイロが
就寝用品でした。
8)■■反省■■
初日の日程がギリギリでした。栂池ロープウエイの始発が8時。
栂池自然園到着が8時40分
ここより、白馬岳テント場まで標準時間で7時間です。標準時間で歩いていも4時ぐらいになります。もともとギリギリの日程です。
実際、白馬岳到着は4時ぐらいになりました。
稜線歩きの午後2時ぐらいからガスで視界悪くなり、気温2度。冷たい雨も降り始めました。
経験の薄い私は不安になりました。
今回はなんとか明るいうちにテント場につきましたが、もっと遅くなったらどうすべきであったのか自問自答しています。稜線の窪地を選んでテント泊が正解なのでしょうか。
9)■■GPS■■
ガーミンetrex10で記録
良いログが採れました。
電池は高容量のパナソニックEVOLTAハイエンドモデル単3二本使用。
交換なしで三日間17時間のログが採れました。
まだ半分程度の残量表示がありました。
10)時間
昭文社登山地図の標準時間は計画をたてる際に有益です。
自分が標準時間体で歩けるのか或いは2割ほど余分に必要かは理解しておく必要があります。
今回は標準15時間45分に対し休憩込み実時間16時間10分
ほぼ標準時間程度で歩きました。
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