真夜中から丹沢主脈を目指す(渋沢駅〜塔ノ岳〜丹沢山〜蛭ヶ岳〜東野バス停)
- GPS
- 14:02
- 距離
- 28.5km
- 登り
- 2,170m
- 下り
- 1,942m
コースタイム
- 山行
- 12:02
- 休憩
- 2:15
- 合計
- 14:17
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
日当たりの悪い斜面に薄い雪あり(チェーンスパイク欲しい) 日当たりの良い道はだいたいぬかるみ有り |
その他周辺情報 | 蛭ヶ岳から最寄りとなる東野バス停は休日の場合16時20分が最終となる。他には朝7時のみ。シビアなので注意されたし。 |
写真
感想
2月4日、土曜の夜中に家を出た。渋沢駅のホームに降りたのは0時半を少し過ぎたあたり。改札階にあるトイレに寄って用を足し、街灯を頼りに大倉へと歩みを進めた。
大倉バス停までは1時間ほど歩いた。ベンチでゲートルとライトをザックから取り出す。大倉尾根を暗闇の中ヘッドライトとランタンで進んだ。道は分かりやすく、気をつけてさえいれば問題はない。茶屋などで、休憩用スペースを見かけたら、疲れてなくても休んだ。
塔ノ岳山頂には日の出すこし前に到着した。トラブルといえば、朝の冷え込みは零下10度を下回り、寒さでスマホのバッテリーが落ちてしまった。到着したとき、地平線は赤みがかっていて、その30分後くらいに日の出となった。山々の斜面と、遠くの富士山を朝日が染めていた。尊仏山荘からも人が出てきていて、しきりに写真を撮影していた。
その山荘の脇から丹沢山方面に進む。ネットなどの記事によると塔ノ岳からはヤビツ峠方面の表尾根にいくのが人気のようで、丹沢山方面には人はあまりいないという。冬場の植物が枯れた季節だったからか、気持ちの良い景観の中を進みながら、気に入った景色があると立ち止まって眺めた。
丹沢山まで景色を楽しみ、山頂でダウンジャケットの収納と、水筒に水を補充し、蛭ヶ岳への準備をする。蛭ヶ岳方面の道の手前でベテラン登山者の方と立ち話をした。この方は、西丹沢VCから檜洞丸、蛭ヶ岳を経て丹沢山に来ているという。このまま塔ノ岳で表尾根に折れヤビツ峠でご褒美のカレーを食べるとのこと。夏場の北アルプスに向けたトレーニングとおっしゃっていて、アルプスとは何と過酷なのだろうかと思った。檜洞丸、蛭ヶ岳を経て丹沢山に来るルートはとても良いという。蛭ヶ岳に向かうのでとても楽しみになる。
丹沢山から蛭ヶ岳方面へ。逆順をあるいているからか、蛭ヶ岳方面から来る登山者パーティ2,3組とすれ違う。降りては登りかえすが、景観が抜群に良く、まったく苦にならない。少し危険な道もあるが、明快な道順に迷いようがなく歩きに集中できた。笹藪の中を、細く空に道が続いているようだった。塔ノ岳の奥には相模湾だろうか、海が日の光を照り返し輝いている。
辿り着いた蛭ヶ岳は神奈川の最高峰で、山頂三角点が山荘のくぼ地に倒れ掛かり、わかりづらい場所にある。山頂の景観は、雲が近くに感じられることと、丹沢の山塊を見下ろせることが特徴だ。ただ、残念ながら富士には雲がかかってしまったのと、工事中の部材が多くあったので、そこは次回に期待。きっと登山道や環境を整備しているのだろう。
前に使った大倉尾根の帰りの下りを地獄とするならば、蛭ヶ岳〜姫次〜青根の下りは、閻魔様も閻魔帳を差し出して地獄を辞去するのではないか。1600mを超える山を麓まで下ろうというのだから当たり前なのだか、とにかく辛い。ずっと歩いたあとだからなのか、地図上は素直に見えたルートはくねくねと曲がり、なかなか標高が下がらなかった。
今回2.5lも持ち込んだ水は姫次のやや手前で枯渇していて、ようやく見つけた東野バス停付近の自販機で喉をうるおしてから、旅の終了とした。
私も昨年12月に夜中スタートで長いロードの後、大倉尾根〜主脈を歩いて焼山方面に降りました。
閻魔様の例え、よくわかります!!
私は蛭ヶ岳からの下りは睡魔との闘い。
そして通ったことのある道なのに永遠と続く気がして辛いんだか何だかわけがわからなかったです(笑)
主脈縦走路を1日で完歩されたのですね、すごいです。(私は黍殻山の手前で青根の方に折れて下山しました。)
共感してくれる方がいらっしゃるとは!
姫次のあたりのちょっとしたのぼり返しなどは、長くはないはずなのに、永遠に続くように感じられました(笑)
なんでしょうね、疲れが1周回ったあとで、そこからもう2週くらい回らされるかのような、あの長さ!
次に蛭ヶ岳まで行くときは、焼山登山口から下山してみようかと、西丹沢VC-檜洞丸-蛭ヶ岳-黍殻山-焼山と繋いでみようと思いました。
凄いです!
天気も良く、朝日が素敵でしたね
塔ノ岳からの朝日は最高でした!
12月くらいからでしょうか?
他所から見ると、丹沢はなぜか早朝以外は白っぽくケムッているように見えてまして。
真夜中スタートが功を奏しました。
青根の方々は路上でも挨拶してくださるかたがいて、蛭ヶ岳いったの?、と聞かれ地元に愛されてる山なんだなと思いました。
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