南木曽岳・蘭(アララギ)登山口
- GPS
- 06:35
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 794m
- 下り
- 788m
コースタイム
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 6:35
07:01 南木曽岳山麓避難小屋(上の駐車場)トイレ
07:02 車止めゲート・林道ショートカット入口
07:07 東屋
07:08 林道ショートカット出口
07:48 登山道/下山道分岐
07:50 金時ノ洞窟
08:05 喉の滝(南木曽岳登山案内)
09:33 かぶと岩
09:47 南木曽岳三角点ピーク 09:49
09:51 見晴台 09:54
10:00 山頂ピーク(最高点?) 10:04
10:09 避難小屋
10:15 女岩展望所 10:41
11:11 摩利支天 11:20
12:52 登山道/下山道分岐
13:27 蘭登山口(南木曽岳山麓避難小屋)
13:31 南木曽岳駐車場
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(都内−中央自動車道−南木曽岳駐車場:338km) ■復路:南木曽岳駐車場−国道256号−<阿智川橋>−国道153号−<飯田山本IC>−中央自動車道−<高井戸IC>−首都高速(C2)−都内 (南木曽岳駐車場−中央自動車道−都内:337km) ■駐車場:南木曽岳の蘭登山口周辺には、2ヶ所に駐車場があります。登山口の南木曽岳山麓避難小屋前の駐車スペース(上の駐車場)と登山口から100mほど手前にある南木曽岳駐車場(下の駐車場)です。 両駐車場とも10〜15台ほどのキァパで無料ですが、駐車場出入り口に環境整備協力金(200円)のポストがあります。 下の駐車場には登山ポストやトイレはありませんが、上の駐車場にはポストもトイレもあります。 ただし、上の駐車場はお奨めできません。下の駐車場と上の駐車場は100mほどの距離ですが、この間に山側が一箇所崩れている場所があり、朝道路に落石が散乱していました。上の駐車場に駐めるつもりでしたが、下の駐車場に戻りました。 マップコード:853 241 779*41(下の駐車場) |
コース状況/ 危険箇所等 |
■蘭登山口−三角点頂上 登山口から林道で始まりますが、車止めのゲートは越えずに遊歩道で林道をショートカットします。ショートカット出口で林道にでますが、ここに(山頂まで)徒歩2時間と書かれています。 (徒歩以外の手段もあるのか?...なんて突っ込んでみたり) 林道終点から登山道に入りますが、大岩ゴロゴロの沢沿いを登って行きます。要所に桟橋や梯子が掛けられ、よく整備されています。 中盤以降は急登になり梯子が連続してクサリが出てきます。雪の下は氷ですので滑り止めは必要ですが、感想にも書いたようにチェンスパ程度が適当で、12爪アイゼンはオーバースペックというより危険です。 ■三角点頂上−避難小屋−女岩 三角点頂上から2分程で見晴台に着きます。ここで北方面の展望が開け、御嶽山や乗鞍岳、奥三界岳などが見えます。 避難小屋に下る手前で、トレースはありませんでしたが南側に見える岩峰に登って来ました。ここは女岩より25mほど高いので、中央アルプスや恵那山の展望が素晴らしいです。 避難小屋は素晴らしいロケーションにありますが、トイレは冬期閉鎖されています。避難小屋の中は覗いていません。 避難小屋のすぐ先に、女岩展望台があります。中央アルプスが目の前で、蘭登山口への下山道はここから下ります。 ■女岩−摩利支天−蘭登山口 女岩から一旦コルまで下り、1675Pまで登り返します。そのまま進むと摩利支天まで行きます。 蘭登山口への下山道は、摩利支天から少し戻った所にあります。急坂の連続で長い梯子が掛けられていて「足元注意」です。下ると云うより落ちるの表現が適切かも知れません。早くアイゼンを外したいところですが、滑り止めは必要でなかなか外せません。 |
写真
感想
前回登った信州南信の山は、登山者も少なく静かな山が楽しめ、雪もそこそこあり雪山の雰囲気も楽しめた。そこでチョット距離があるのは難点ではあるが、今回も南信の山を選択した。
いままで南信の山は計画も少なく、行く機会も少なかったので、山名も位置的にもあまり詳しくない。
そのなかで足の疲労が全快ではないこともあり、比較的容易に登れそうな「南木曽岳」を選んだ。
当初「上の原口」からピストンの南木曽岳を予定していたが、帰路「摩利支天」からの展望を期待して、前日「蘭登山口」に変更した。
東京でも雪が降るかもしれない報道があった今週は、信州でも南信でも相当量の積雪があったのではないかと思い、ワカン、ピックル、12爪アイゼンを車に積み込んだが、チェンスパは出番がないだろうと置いていった。
ところが、中央自動車道を降りた国道153号線にも国道256号線にも全く雪がない。国道から林道に入り、蘭キャンプ場を過ぎた頃から雪が出始めた。駐車場にも登山口にも雪はあったがアイゼンを付けないまま林道から登山道に入った。
朝のうちは気温が低いこともあり滑ることはなかったが、「喉の滝」の先で沢を離れて急登になる。このタイミングで12爪アイゼンを装着した。
当初より「南木曽岳」を舐めていた感があった。それほど標高が高い訳ではなく、距離も7km程度で短い。気になったのは、距離の割にCTがやたら長い。
コースの始まりは、大岩ゴロゴロで、桟橋や梯子が多数掛けられていた。中盤以降は、急登に長い梯子が掛けられ、雪がなければ感心するほど良く整備された登山道のはずだった。
積雪的にはチェンスパで十分だったが、持ってこなかった。雪の下は氷だったので、仕方なく滑り止めに12爪アイゼンを装着した。朝の内は桟橋も梯子も凍っていたので通過には問題がなかったが、長いアイゼンの爪を引っ掛けないように慎重に歩いた。
問題が起きたのは陽が昇って、気温が上がってからだった。それまで凍っていた桟橋や梯子の雪が融け出すと、アイゼンの爪が桟橋や梯子の踏桟に食い込む(と云うより刺さる)。長い桟橋も木道ではなく梯子を水平に置いた状態で、踏桟の上を歩いて行く。踏桟の間から深い谷が見える。
踏桟に刺さったアイゼンの爪はそれほど深く刺さっていないので、引き抜くことは出来たが、爪と爪の間に挟まった踏桟の木材は濡れて軟らかくなっていて古い木材が多いのでなかなか引き抜くことが出来ない。一歩一歩立ち止まってアイゼンを引き抜く。一度、爪が抜けたと思って踏み出した途端、爪が抜けずに前にすっ転んだ。幸い桟橋の終点で、雪面に人型を作っただけで事なきを得たが、桟橋の中ほどだったらどうなっていたことやら。より慎重に歩いたお陰で、CTの数倍は掛かったのではないかと思う。誰にも見られることはなかったが、自分としては初めての体験だった。
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