笈ヶ岳-大笠山(桂湖から周回)
- GPS
- 13:59
- 距離
- 33.8km
- 登り
- 2,846m
- 下り
- 2,830m
コースタイム
天候 | 晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
GoogleMapなら「境川橋」を目指せばよい。 縦列駐車なら何台でも停められそう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆ゲート〜境川ダム ・チャリ利用。一か所デブリがあったのでチャリを担いだ。 ・毎年この時期に除雪されているわけではなさそう。 ◆境川ダム〜尾根取付 ・シールハイク。ほぼ平坦な林道歩きとなる。 ◆尾根取付〜1290ピーク ・シールハイク。南面カチカチ、北面ラッセル。 ◆1290ピーク〜1220m地点(1200コル手前) ・スキー滑走。ただ急斜面のトラバースは木々が邪魔して厄介なので注意。 ◆1220m地点(1200コル手前)〜1300m地点 ・シールハイク。そこそこのラッセル。 ◆1300m地点〜1190m地点(沢床) ・スキー滑走。一部急な箇所があるので注意。 ◆1190m地点(沢床)〜1650m地点 ・シールハイク。沢床は歩きやすいが1300mからの南面の登りはカチカチで痺れた。クトー利用。 ◆1650m地点〜1600m地点 ・スキー滑走。そこそこ急斜面なので注意する。 ◆1600m地点〜笈ヶ岳 ・シールハイク。一部1630m地点の登りだけ急登なのでツボ足でよじ登った。 ・1600m地点も大きい落とし穴(ヒドゥンクレヴァス)があったので注意。実際落ちた。 ◆笈ヶ岳〜千丈平 ・スキー滑走。山頂〜1550mあたりまではパック気味のパウダー。 ・北へトラバース気味に滑っていけば効率的。 ◆千丈平〜大笠山 ・シールハイク。千丈平の東の尾根から稜線に乗り上げて山頂まで。 ・南面も少しずつ緩んできたのでクトーは使わなかった。 ・大笠山にはツボ足PTが中宮方面から多数来ていてびっくりした。 ◆大笠山〜大畠谷 ・スキー滑走。稜線はパックされているのでだましだまし。 ・大畠谷は最高のパウダーが生き残っていた。 ◆大畠谷〜1450m地点 ・シールハイク。雪も緩んでいるのでクトーは不要。 ◆1450m地点〜1330m地点 ・スキー滑走。まずまず楽しい斜面。 ◆1330m地点〜1366ポコの先 ・シールハイク。 ◆1366ポコの先〜1249ポコの手前 ・スキー滑走。 ◆1249ポコの手前〜桂山 ・シールハイク。一部急斜面があるのでヒールフリーに慣れていない人は注意が必要。 ◆桂山〜境川ダム ・スキー滑走。林道合流点は一部雪切れしているので雪が繋がっているところを探す。 開津橋はヒールフリーで滑走。 ◆境川ダム〜ゲート ・気持ちよくチャリでダウンヒル。トンネルがあるのでヘッデンorライトが必要。 |
写真
感想
久しぶりに仲間たちと山スキーに行ってきた。
行先は笈ヶ岳〜大笠山周回とのこと。ビッグ山行だ。体力が心配だが北海道で多少戻ったはず。そう思いたい。
メンバーはYSHRセンセーと金大グループの若者たち。特にカンタは初めまして。みんな体力が有り余ってるので手加減してもらわないと。
0時半スタートということだがふしきとカンタが普通にフライング。その後自分とヤマケイがスタート。
境川ダムまではマイペースでチャリを漕ぐ。優しいヤマケイが自分のペースに合わせてくれたのでおしゃべりしながらのサイクリングとなった。
しばらく待つとセンセーがやってきた。ちなみにセンセーは寝坊したらしい。自分との山行の時は寝坊率高くないすか?
みんな揃ったところでスキーハイク開始。
暑くもなく寒くもなくてとても歩きやすいコンディションだった。月明りに照らされて道中明るかったこともプラス。
取付きまでそこそこ歩いたら山に入っていく。2日前の降雪で少し雪が深いところがあるがヤマケイに言わせると先日の19時間山行に比べれば余裕らしい。
今回はみんなポンツーンじゃなくて普通のファットで来たので軽いがラッセルは少しツライ。
このルートはほんと忙しい。シールを剥がしたり着けたり・・・最初スキー滑走は1290mピークからの暗闇滑走。際どいトラバースもあってなかなか玄人向けのルートだと思った。(ちなみに自分はこのルートは今回初めて)
結局トータルのシール着脱回数は8回!多分自己記録更新。みんなシールトラブルもなく、板を流すこともなく無事周回できてよかった。
話を戻すが、シール着脱回数の件も含め今回の山行は総合格闘技だった。雪の状況、雪庇の状況、岩や木々の状況などを考慮しながら臨機応変にルートを決めていく。
スキー滑走は大抵YSHRセンセーが先頭でルートを切り拓く。登りは若手三人衆がよく頑張った。自分も今回はemptyにならず何とかついていくことができた。
笈ヶ岳の手前でヤマケイがラッセルで踏み込んだらいきなり深さ2mくらいの穴が空いて落ちた。なぜ自分だけ?笑
YSHRセンセーに引き上げてもらって事なきを得たがひとりだったら這い上がるのにかなり苦労しただろう。
初めての千丈平は素晴らしい雪原と森が広がっていた。自分の中の主目的はここに来ることだった。誰もいないのどかな風景。簡単に来られる場所ではない。よい想い出になった。
大笠山への400mの登り返しはかなりきつかったが若者たちに引っ張られて登頂。大人数のスノーシュー軍団がいてびっくり。普通の登山者のように写真の取り合いっこをした。ある意味新鮮だった。
今回の神は大畠谷にいた。季節外れのパウダーが残っていてみんなでラストパウダーを楽しんだ。来てよかった。
大笠山からの下山も楽ではない。アップダウンが多いのでこの尾根だけでシールの着脱回数は3回。
最後は水分をたっぷり含んだ重い雪を滑って林道合流。ダムにデポしたチャリで爽快に風を切って下山した。
ヤマケイはいつも通りパワフルだったがふしきもよく頑張った。カンタもトレランやってるだけのことはあって元気だし滑りもうまいのでこれから色んな経験を積んでいけばどんどんレベルアップするだろう。
今日は先日のリベンジ、笈ヶ岳激ラッセル19時間でピストンで周回できなかったので今日こそ大笠山を絡めて周回しよう、先日の降雪でパウダーは残っていた。日が当たる場所は固くなっているからトレースが無くても快適に周回できた。自転車も使えて全く無駄がない山行であった。
千丈平にも行けたし稜線から笈ヶ岳も大笠山も綺麗に見えたし最高の周回であった。金大ワンゲルメンバーと地獄軍団のコラボは今日もハマっていた。
若い力と豊富な経験がコラボすればどんなハード山行も問題ないと思う。
今日も完全燃焼でした。
境川橋から桂湖経由で笈ヶ岳と大笠山の周回登山へ。僕にしては、背伸びした感のある登山でしたが、皆さんのおかげで素敵な1日になりました。
新しく購入したオルトボックスのオートルート30sは、皆さんのお勧めに違わず使い勝手の良いバックパックでした。以前使用していたものより、本体の重量は600g程重いですが、背面パネルの操作性が凄く扱いやすかったです。
ありがとうございました!
今日も良い日でした。
今日はまた新しい周回ルートへ
開津橋までチャリが使える、ラッセルがない、先日の笈と比べたらえらい違い、嬉しいけどあのときの厳しさも悪くないと思う
がんさんとのんびり自転車スタート、先生は珍しく時間通りにスタート
今回はルートを作り込まなくていいのでサクサク進む、ルートもある程度記憶に残ってるので今日は着いてくだけじゃなかったはず
雪は固いので下降やトラバースのときはシールは剥ぐ、着脱が面倒だけどシューっといけるので早いし楽。数日前の降雪でガチガチではなかったので助かった。
稜線に上がる前にシールをつけて歩き出そうと踏み込んだらその衝撃で隠れていた落とし穴にがんさんが落ちた、降雪後はこれがあります、そういえばこの間もあったな
笈には9時間くらいで到着、ここから第2ラウンド
滑走ラインが決定したら千丈平へ滑り込む
そこそこ楽しい滑りをしたらトラバース、がんさんはかなり粘ってトラバースしていた
大笠への登りは快適でいいルートだった。山頂に人がたくさんいてびっくり、標柱で集合写真撮ってもらったりしちゃって新鮮だった
ここからも水友で今シーズン行ったルート
大畠谷への滑りは最高でなかなか止まれなかった
150m登り返して稜線へ、ここからも3回?くらいシールをつけてアップダウンをこなす。作り込んだトレースがないから大変だった。
開津橋に着いたらチャリをぶっ飛ばして帰るだけ、トンネル1.4kmを歩かないで済むのは幸せだった
今日のコースも素晴らしく良かった、まだまだ素晴らしいルートはあるのかな
大笠山も笈ケ岳もいつか行ってみたいなって思ってた山だったので、お誘いを頂いた時から楽しみでした!今日は、初めましてのがんさんもいらっしゃった。毎朝、ブログ拝見させて頂いて勉強させてもらってます!今日も色々知識を教えて下さりありがとうございました。
まずは、チャリスタート。久しぶりで疲れました笑。少し登ってからの暗闇滑走は初体験で緊張するトラバースで怖かったですが、いい経験になりました。
途中、クトーを付けるアタッチメントのネジが外れてどこかに行ってしまった。皆さんがクトーで登ってる所をツボアイゼンで登ろうとしたらズボズボ埋まったり、落とし穴にハマったり、苦労しました。幸い、ツボアイゼンは1回で済みましたが、事前の準備が足りてなかったと反省です。ネジは、帰宅後すぐホームセンターで入手しました。良かった。笑
今日はシールの着脱が多くて、とても大変だったけど、天気も良くて景色が最高で、気持ちいい滑走もあって、とても楽しめました。満足です。皆さんありがとうございました!
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