劒岳 - 早月尾根〜室堂(テン泊縦走)
- GPS
- 25:45
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 3,067m
- 下り
- 1,411m
コースタイム
- 山行
- 9:27
- 休憩
- 2:14
- 合計
- 11:41
天候 | 10/4 雨のち曇ときどき晴れ 10/5 曇のち雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
10/3 22:30 新宿西口発〜10/4 5:00 滑川IC バス 7500円 10/4 5:00 滑川IC〜6:00 馬場島 タクシー 10570円 復路 10/5 8:15 室堂〜扇沢 トロッコバス、ケーブルカー、ロープウェイ 5860円 10:00 扇沢〜10:15 大町温泉郷 バス 1010円 11:10 大町温泉郷〜11:25 信濃大町 タクシー 2780円 11:33 信濃大町〜15:03 八王子 JR大糸線、(松本から)特急あずさ18号 6160円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
馬場島〜早月小屋 特に危険箇所なし。とにかく急登。 景色的にも木々が鬱蒼としていて、たまに見える景色に癒される程度。 早月小屋〜2600m地点 少しずつ岩場が現れるも特に危険箇所なし。とにかく急登。 早月小屋手間の丸山から急に景色がひらける。 2600m地点〜2800m地点 少しずつ岩場が現れるも特に危険箇所なし。あいかわらず急登。 2800m地点〜劒岳山頂 鎖場あり。ただし、鎖も良く整備されている。 『カニのはさみ』は特に慎重に。 劒岳山頂〜剱澤キャンプ場 鎖場多数。 『カニのよこばい』は一歩目を低い位置の割れ目につま先を入れるようにすると比較的楽に通過可能。 それ以外の鎖場もよく整備されているので、慎重にいけば問題なし。ただし、雨で濡れているような場合には特に注意が必要な場所もありそう。 剱澤キャンプ場〜室堂 剱澤キャンプ場からスタートした直後は、特に暗いと方向が分かりにくいが、目印を探しながら剱御前小屋を目指せば問題なし。 剱御前小屋から先は良く整備された登山道。 |
その他周辺情報 | コンビニ:滑川ICから馬場島の間にあり。 温泉:大町温泉郷 薬師の湯(http://www.omachionsen.jp/shops/2012/03/post-7.php) 割引券有りで500円、ザック置き場もあり、登山者に向いてるかも |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
テント
シェラフ
ヘルメット
|
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感想
『劒岳 点の記』を読んで以来、いつかは登ってみたい山としての劒岳。
また、二年前、生まれて初めての本格的な登山で黒戸尾根から甲斐駒ケ岳を登ったこをきっかけに急登という言葉から知った早月尾根。
きっかけは単純なものでしたが、とにかく劒岳に早月尾根から登りたい!
という願いが今回一発で叶いました。
初日に馬場島から劔を越えて剣澤まで行けたため、台風18号の影響も受けずに。
今回の山行も最高!!一緒に登ってくれたタフな二人に感謝感謝です。
10/4
馬場島に到着したときには雨。でも予報ではこの後晴れるはず。ということで、いざ出発。
台風18号の影響で翌日は早々に下山するしかないので、ピークへは初日しか行けないという状況。早月小屋に荷物をデポしてピストンするか、テン泊装備担いで剣澤まで行くか。それは、早月小屋到着した時刻で決定することに。
『試練と憧れ』の横から登山道に入り、急登ではあるものの松尾平まではあっという間に到着。その先も、多くの立山杉に自然の偉大さを感じたり、雨が上がって、遠く富山市内が見えたりで、テンションはあがります。
が、そこは北アルプス三大急登の一つ。とにかく登って登って登って。急登でした。涼しい秋で良かった。暑い夏だったら汗だくなんてもんじゃないと感じます。
やがて早月小屋直前の丸山。目の前が突然開けて北方稜線が飛び込み、続いて初めて見る劒岳山頂!
こういう景色見れるから山に登るんだと思える瞬間でした。
時刻は10時過ぎ。小屋のご主人に、「今から劒越えて剣澤までいくのは無理ですかねぇ。」と聞くと、時計をちらりと見て、「大丈夫じゃない?」と。
その言葉にも後押され、テン泊装備かついで、いざ劒岳山頂越え。
早月小屋からは視界も開け気持ちいい山行でした。北方稜線を見ながら、振り返ると白山が見えたり。
が、視界がひらけてからも絶えず登りが続きます(笑)。さらに、2800m超えてからは岩場の連続・・・ですが、とにかく登る(苦笑)。
で、いつの間にか『カニのはさみ』。通過した後に反対側から来た人に、ここがカニのはさみよ。と言われ気づいた始末。ありがたいことに、もうすぐ頂上よ。とのこと。
そして、ここからは、あっけなく山頂に到着した感じがしました。
麓から早月小屋での45分の休憩をはさみ、実に7時間40分!
テン泊装備かついで登りましたよ!他のメンバーがそろうのを待ちつつ、休憩。台風の予報のためか、登頂が遅いためか。頂上にはほとんど人がいませんでした。
やっぱり山頂からの景色っていうのは絶景ですね!最高!本当に登って良かった!!
近くには草紅葉の剱沢や大日岳、雲の上の後立山から北アルプス、遠くは槍の穂先やさらに、御嶽山・・・噴煙も確認でき、ちょっと複雑な感情も。
頂上付近では途中で追い抜いてきた、ものすごい大量の荷物(8泊するそうです)を持った韓国人の方々としばし国際交流。韓国にはここまで高い山はないそうです。いただいたお菓子も美味しかった。ごちそうさまでした。
で、後は下るだけ・・・有名な『カニのよこばい』をはじめ鎖場の連続ですが、良く整備された鎖場で危険はあまり感じなかった。ただ、濡れてたりすると表情を変えそうです。
平蔵のコル、頭、前劔、一服劔を越え、剣山荘を通過し・・・劔澤小屋に着く頃には薄暗くなっていました。テン場には売店はないとのことで、劔澤小屋でビールを2本調達。テン場に到着したときにはすっかり暗くなっていました。
新調したエスパースのカモシカ50周年記念モデルのテントを張り、ビールで乾杯!山ビール最高!!でも寒いので2本目は手つかず(結局荷物に・・・苦笑)。
簡単に食事を済ませて。20時には就寝。あっという間に眠りに落ちた。テン泊装備で12時間近い山行。そりゃ疲れますよ。
10/5
午前中から雨が降る予報だったので、5時スタート。
劔沢から室堂までは前日までとはうってかわって快適な山歩き。途中、雷鳥沢の雄大さや、雷鳥の姿に癒され、みくりが池では逆さ立山(?)が見事。そんなこんなで、雨に降られること無く室堂まで到着。
最後は定番の立山の記念碑の前での写真撮影。
良く担いで登って歩いた二日間が終了しました!
いやぁ〜、本当に大変で楽しい山行でした!!
家に着いてから、山頂に忘れ物をしたことに気づき・・・あれ?三角点あったっけ?
写真撮るの忘れた!!・・・山頂のどの写真見ても三角点がない・・・と思ったら、GoProで北方稜線キケンのプレートを撮った写真の隅に半分だけ。トホホ。
劔岳の点の記撮らなくてどうする。
ということで、また行かなきゃ。
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