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Yamareco

記録ID: 527437
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無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

南八ヶ岳東西横断(美濃戸口-阿弥陀岳-赤岳-清里駅)【夜行日帰り】

2014年10月11日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
16.4km
登り
1,628m
下り
1,839m

コースタイム

日帰り
山行
9:20
休憩
1:00
合計
10:20
5:10
80
6:30
6:40
120
8:40
9:00
75
阿弥陀岳
10:15
10:45
120
12:45
15
13:00
150
15:30
清里駅
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
行き:毎日アルペン号で新宿〜美濃戸口まで(5,200円)
帰り:清里駅〜小淵沢駅まで電車、小淵沢〜スパティオ小淵沢(温泉)まではタクシー(1,180円)、小淵沢〜新宿は高速バス
コース状況/
危険箇所等
(美濃戸口〜阿弥陀岳/御小屋尾根)
ピンクのリボンや看板はほとんどありませんが、
踏み跡が比較的しっかりしていた事と
尾根沿いの歩きなので、道迷いはあまり心配がないかもしれません。
また、この道を通る人は少なく、登りでは1名、下りでは2組くらいしか
お会いしていません。

(阿弥陀岳周辺の登り下り)
結構なガレ場ですので、足を滑らせたり落石させないようにと
慎重に行く必要がありました。
ヘルメットを装着していた方も結構いました。

(真教寺尾根の最初部分)
岩場に鎖はあるものの、手を滑らせたら真下に落ちてしまいますので、
岩場のホールドとロープを使い分けながら行くといいと思います。
高度感があり少し怖いです。

(真教寺尾根の最後部分)
笹が生い茂りすぎていて、歩道が隠れている状態です。
そのまま歩いていると大きな石ころに足をひっかけたり、
段差になっている事に気づかずに転倒しそうで緊張を強いられました。
その他周辺情報 温泉:小淵沢駅から20分の延命の湯(スパティオ小淵沢)
御小屋尾根では若葉色・薄い黄色・淡いオレンジ色の木々がきれい。
2014年10月11日 06:10撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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10/11 6:10
御小屋尾根では若葉色・薄い黄色・淡いオレンジ色の木々がきれい。
西の肩への登り。一部少しガレているところがありました。落石が過ごそうな所は立ち入り禁止のサインあり。
2014年10月11日 08:08撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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10/11 8:08
西の肩への登り。一部少しガレているところがありました。落石が過ごそうな所は立ち入り禁止のサインあり。
岩場を通過中、振り返って歩いて来た御小屋尾根道を一望!嬉しいご褒美です。
2014年10月11日 08:24撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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10/11 8:24
岩場を通過中、振り返って歩いて来た御小屋尾根道を一望!嬉しいご褒美です。
途中、中央稜へのサインがありました。覗きに行きます。
2014年10月11日 08:29撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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10/11 8:29
途中、中央稜へのサインがありました。覗きに行きます。
中央稜。奥の稜線は南陵でしょうか。とっとと引き返します(^_^;)
2014年10月11日 08:30撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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10/11 8:30
中央稜。奥の稜線は南陵でしょうか。とっとと引き返します(^_^;)
味のある看板をまじまじと見つめます。
2014年10月11日 08:39撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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10/11 8:39
味のある看板をまじまじと見つめます。
虫がケルンの一番上まで登頂!そこから見る横岳・硫黄岳はさぞかし絶景のこと。
2014年10月11日 08:52撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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10/11 8:52
虫がケルンの一番上まで登頂!そこから見る横岳・硫黄岳はさぞかし絶景のこと。
ケルン山の山頂独占して長い事居座っていました。よくそんなとがったところに長居できるもんだ・・・
2014年10月11日 08:52撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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10/11 8:52
ケルン山の山頂独占して長い事居座っていました。よくそんなとがったところに長居できるもんだ・・・
阿弥陀岳の山頂からは御嶽と噴煙が見えました。今もあそこで創作活動している人がいるんだなぁ。。。
2014年10月11日 08:57撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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10/11 8:57
阿弥陀岳の山頂からは御嶽と噴煙が見えました。今もあそこで創作活動している人がいるんだなぁ。。。
次なる目的地、赤岳です。途中登山道がジグザグしているのが見えます。あそこがガレ場らしいです。
2014年10月11日 08:52撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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10/11 8:52
次なる目的地、赤岳です。途中登山道がジグザグしているのが見えます。あそこがガレ場らしいです。
まずは阿弥陀岳を下ります。結構ガレてて落石には十分注意が必要でした。
2014年10月11日 09:10撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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10/11 9:10
まずは阿弥陀岳を下ります。結構ガレてて落石には十分注意が必要でした。
赤岳到着。登りはこれでおしまいです。ここでしっかり休んで下山に備えます。
2014年10月11日 10:14撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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10/11 10:14
赤岳到着。登りはこれでおしまいです。ここでしっかり休んで下山に備えます。
左右そっくり(笑) 今回右側の真教寺尾根を下りますが、左側の県界尾根も行ってみたいです。
2014年10月11日 10:17撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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10/11 10:17
左右そっくり(笑) 今回右側の真教寺尾根を下りますが、左側の県界尾根も行ってみたいです。
分岐到着。看板があり分かりやすいです。
2014年10月11日 10:58撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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10/11 10:58
分岐到着。看板があり分かりやすいです。
一度大きく下ればあとは緩やかそうです。ここを通る人、意外に多かった。
2014年10月11日 11:04撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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10/11 11:04
一度大きく下ればあとは緩やかそうです。ここを通る人、意外に多かった。
一枚岩みたいなところだったり落石発生しやすいところを下ります。どっちも大変。
2014年10月11日 11:25撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
10/11 11:25
一枚岩みたいなところだったり落石発生しやすいところを下ります。どっちも大変。
岩場が長い事続くと、樹林帯の緩やかな道がありがたいです。長く続くと飽きるけど。
2014年10月11日 12:31撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
10/11 12:31
岩場が長い事続くと、樹林帯の緩やかな道がありがたいです。長く続くと飽きるけど。
牛首山到着。ふぅ。意外と長く感じました。
2014年10月11日 13:01撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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10/11 13:01
牛首山到着。ふぅ。意外と長く感じました。
きれいな展望!と同時に、町までまだまだ下だな、、、と実感した瞬間。
2014年10月11日 13:33撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
10/11 13:33
きれいな展望!と同時に、町までまだまだ下だな、、、と実感した瞬間。
ここを通れと。。。笹だらけの道にうんざりして、「リフト使っても良かったかも」発言が飛び交いました。
2014年10月11日 14:39撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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10/11 14:39
ここを通れと。。。笹だらけの道にうんざりして、「リフト使っても良かったかも」発言が飛び交いました。
2012年の山と高原地図には八ヶ岳周りを一周するスーパートレイルなるものが。ここもその名残のようです。
2014年10月11日 14:47撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
10/11 14:47
2012年の山と高原地図には八ヶ岳周りを一周するスーパートレイルなるものが。ここもその名残のようです。
その名の通り美しい場所で、観光客で賑わっていました。観光客の多さに圧倒されます。
2014年10月11日 14:59撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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10/11 14:59
その名の通り美しい場所で、観光客で賑わっていました。観光客の多さに圧倒されます。
だだっ広い中をまっすぐ歩いていると、登山とは違った気持ち良さが感じられます。
2014年10月11日 15:00撮影 by  DMC-XS3, Panasonic
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10/11 15:00
だだっ広い中をまっすぐ歩いていると、登山とは違った気持ち良さが感じられます。
撮影機器:

感想

せっかくの3連休、前から楽しみにしていましたが、またしても台風到来。
連休前にずっと天気予報とにらめっこしていましたが、
連休後半には来る様子なので、日帰り登山に行く事になりました。

目的地は先月も行った八ヶ岳。前回は南→北で赤岳を通りましたが、
今回は、西→東で横断。御小屋尾根、真教寺尾根を通るルートです。
一緒に行くメンバーのJuhaniの計画に全て乗っかりました。
プランもバス予約等の準備も全てお任せで、ラクさせていただきます(#^.^#)
ただ、ラクなのは前日までの話で、当日のハイキングは日帰りと言えども、
マップタイム11時間20分のがっつり歩き。
標高差が上下ともに1800m近く、上下の累計で言うと3500mを超えます。
そして地図上で危険マークで「事故多い」の記載ありなので、
ちょっとがんばらなきゃいけないルートです。

夜明け前の早朝5時10分、ヘッドライトを装着し美濃戸口を出発です。
大勢の人達は美濃戸に向かって歩き出しますが、
私達二人は御小屋尾根へ向かいます。
他にこちらを来る方は誰も見当たらず、先ほどの登山口の賑わいが一気に静寂に。
別荘地帯から徐々に森の中へ入り登山道へ向かううちに、
空が明るくなってきました。
左側は苔むしてきれいな緑が広がる林があり、
右側には森の斜面に所々浮き上がった紅葉が見える登山道。
(森林限界内なので木々の隙間からの眺めですが。)
尾根沿いを歩くため、左右両方の違った景色が楽しめます。
そしてしばらく歩くと目の前には西の肩(摩利支天)、
振り返ると通ってきた尾根道と街並みが一望でき、これまた美しい!
道も比較的歩きやすく急登なども少ないため、想像以上でした。

そして阿弥陀岳までの登りで少し岩場となりますが、
足場もしっかりしているし、万が一のためにロープも備え付けてあるので、
結構楽しんで登れます。二人とも阿弥陀岳到着時には大満足。
阿弥陀岳山頂では結構視界が良くて八ヶ岳の全貌が見えます。
赤岳ほど混み合っていなく、静かにのんびりとしたひとときを過ごせるからか、
ここでは結構長い休憩を取っている人が多いような気がしました。

そして赤岳に寄り、そこでも長めの休憩をとって、
この後下る真教寺尾根を確認、下山開始です。
最初は岩場・ガレ場の連続でなので手に汗握りながら下ります。
しっかりしたチェーンがついているのですが、
それでも高度感があるためなかなかのスリルあり!
ようやく終わって樹林帯に入った時には、
これ以上のチェーンが無い事にほっとしました。

その後はなだらかな下りに突入です。待ちに待ったなだらかな道です(^_^)/
ところが、急に眠気が。歩きながら何度も瞼が重くなって、
歩きながら何度も寝落ちしそうな状態でした(^_^;)
お天気はちょうどいいし、結構食事もしっかり取りながらの登山で
おなかも満たされている。
鎖場も終わったほっとしたところで、なだらかな坂をゆっくりゆっくりの歩き。
前日の狭いバスでの寝不足も影響。
途中休憩をしても食事をしても目が覚めず、、、
結局なだらかで気楽に歩けると思っていた道も、
ほとんどは眠さとの戦いでした(笑)

リフト乗り場からその先は、もっと平らで楽になるかなと思っていたのですが、
これが大きな間違い。熊笹で生い茂った登山道を歩くので、半ば藪漕ぎ状態(泣)
笹は腰くらいまでの高さしかないのでそれほどかき分ける必要はなかったのですが、
ちょうど登山道を熊笹が覆っていて、足元がまるで見えない・・・(+_+)
この嫌〜な道、Juhaniが先を歩いてくれて段差や石がある事を
あらかじめ教えてもらっていたので、転ばずに進む事ができましたが、
それにしても手つかずの自然、恐るべし。
おかげで先ほどまでの眠気が一気に飛び、目パッチリの状態に戻りました。
ようやく笹のないところまで来た時には大喜び!

そして最後の最後にご褒美が。美しの森。とてもきれいな場所です。
観光スポットとなっているらしく、道も結構整備されています。
たくさんの観光客がここで景色を楽しんでいましたが、人気になるのが分かります。
子連れ・犬連れで来ている人も結構いました。
(なぜかウェルシュコーギーの割合高し!)
元気なワンコの姿を見て癒されながら美し森の駐車場到着です。
ここから先は舗装道路歩きで清里駅まで到着となりました。
(予定ではバスを使う予定でしたが、30分待たなければいけないのと、
どうせだったら最後までちゃんと歩き通そう!という事で歩きました。)
タイミング良く電車も来たので、飛び乗ってこの日の登山が終了です。

下山後は充実した気分でいっぱいになり、
帰りの道中、何度も「今回頑張ったなー」なんてつぶやいたりしてました。
お天気に恵まれ、景色も素晴らしかった今回のルート、すごく楽しく、
満足感の高い山旅となりました。
(最後の藪漕ぎを除けば・・・(^_^;))

おしまい。

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