記録ID: 5292412
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無雪期ピークハント/縦走
屋久島
宮之浦岳・永田岳(屋久島縦走)
2023年03月19日(日) ~
2023年03月21日(火)
体力度
7
1~2泊以上が適当
- GPS
- 18:34
- 距離
- 29.3km
- 登り
- 2,522m
- 下り
- 1,919m
コースタイム
1日目
- 山行
- 5:11
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 6:13
距離 12.9km
登り 1,359m
下り 527m
2日目
- 山行
- 6:29
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 7:48
距離 13.3km
登り 1,112m
下り 1,192m
天候 | 3/19晴れ 3/20曇り時々小雨時々晴れ 3/21雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
船 飛行機
帰り:紀元杉からバスで宮之浦港へ(合庁前で乗り継ぎ)。そこからフェリー屋久島2で鹿児島へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
3/18 17時に谷山港に集合し、その場でフェリーのチケットを購入。フェリーはいびすかすは18時過ぎに出発。乗り物酔いに弱い自分は揺れることを覚悟していたが、幸い酔うことも無く、また思ったよりも船内は快適だった。種子島に着くと一度停泊し、翌朝屋久島に向かう。 3/19 5時頃にフェリーは出発し、7時頃に宮之浦港に到着した。8時10分発のバスで白谷雲水峡へ。30分ほどで到着、行動開始。とりあえず序盤は天気が良く、沢沿いを気持ちよく進んでいく。すぐに弥生杉を通過。3日間を通して立派な屋久杉に見慣れてしまったのか印象が薄れているが、樹齢3000年、威風堂々たる立ち姿であった。白谷山荘まで50分ほどで到着。このあたりの道は登山客と多くすれ違った。くぐり杉、シカの宿、七本杉、武家杉、公家杉、かみなりおんじ、個性豊かな杉を見ながら、もののけ姫の作画モチーフとなった苔むした美しい森の中を進んでいく。辻峠付近の巨大な岩屋に入って写真を撮ったり、適度に寄り道しつつ、トロッコ道に入る。歩いていてとても楽しかった。三大杉を通過し、分岐している沢に入っていく所で難易度レベル1の地図読み。もちろん誰も外さない。しかしその後に出したチョイ難しめの地図読みは正解率低め。トロッコ道も後半に差し掛かってきた時に猿を発見、しかしかなりの数。多株歩道入口には縄文杉を目指す人、帰ってくる人、ツアーの人など多くの登山客がいた。ウィルソン株までは谷筋を登っていく。ウィルソン株は中に入ることのできる巨大な切り株で、空洞になっている内部から空を見上げるとハート型に見えるという。時間に余裕もあったため、列に並んで入ってみた。どこからでも見えるのではなく、特定のポイントから見上げることで綺麗なハート型が出現するようになっている。写真を撮るなどしてから、再び縄文杉を目指す。大王杉や夫婦杉をはじめ、名前がついていなくても立派な杉が沢山あったが、階段を上った先の縄文杉は圧倒的だった。保護のためデッキから見るのみだったが、それでも十分すぎるほど、荘厳に聳え立っている。高塚小屋はそこまで大きくなかったが(収容人数20人ほど)比較的綺麗だった印象。自分達は新高塚小屋の前でテント泊した。新高塚小屋は収容人数60人ほど、しかしこの日はツアーの登山客もいて、テント場は混雑していた。小屋の前に水場があるが、この日は水量が少なかったため、水を汲むのに時間がかかった。ちなみに3分ほど高塚小屋方面に戻ると別の水場がある。もっとも、水量は大差ないが。ちなみに新高塚小屋は電波が入らないが、5分ほど登山道を戻ると自分のdocomoはつながった。 3/20 この日は森林限界上の区間が多く、予報ではギリギリ何とかなりそうだったが、不安を抱えつつ、6時過ぎに出発。雨はしばらく降らなかったが、曇っており、二つの展望台を通過したが眺望はあまり良くない。坊主岩は想像よりも大きかった。ネーミングは本当に見た通り。その少し先で鹿を発見。本州の山でよく出会う鹿よりも小さめ。とてもとても可愛いのだが、あまり人間を警戒していない様子で、この子がこれから先自然界で生き残っていけるのか心配になった。平石岩屋に近づくにつれて限界上を行き来するようになり、開放感が出てくる。と同時に雨がぱらつきだす。そこまでではないが、一応雨具を着る。平石岩屋は大きな岩が複数あってアスレチックみたいで楽しい。そして宮之浦岳の山頂がはっきりと見える(はずだがこの日はガスっていた…)。永田岳ではガスのため鮮明には見えなかったものの、永田の集落や海、その向こうの島がうっすらと見えた。それから宮之浦岳までは思ったよりもすぐ。限界上なのでルートも分かりやすい。しかし山頂直下でルートを取り間違えてしまい、ラスト3分ほど謎に薮を漕ぐ破目になった。ガスにより眺望はゼロだったが、ここまで辿り着けただけで自分は十分に満足と安堵をしていた。黒味岳へは空身でさっと向かう。途中ロープが数か所あったが、特に危険は無し。天気は相変わらずだったが、開放感は抜群。この日は淀川小屋に宿泊。翌日の雨予報のためか、他の登山客は少なく、広々とスペースを取ることができて快適だった。ヤクシマヒメネズミに食べ物を荒らされないよう注意との張り紙があった。水場は近くの沢にあったが、屋久島は総じて水が豊かだった。 3/21 予報通り、朝から大雨。つくづく小屋泊で良かった。バスの時間に合わせて下山することとする。しかし自分ともう一人がWBCの準決勝をどうしても見たかったため、もう少し下山時刻を早めてもらった(他の2人には申しわけなかった)。登山道は川のようになっており、ゆっくり下りる。淀川登山口には東屋があり、雨風をしのぐことができた。紀元杉からバスに乗り、宮之浦港からフェリー屋久島2をその場で購入し、鹿児島へ。 |
写真
感想
一度来てみたかった屋久島、「一月に35日も雨が降る」ともいわれる屋久島で、天気予報に振り回されたものの最終的には完遂することができた。メンバー、特に計画を立ててくれたLには感謝しかない。今まででトップクラスに楽しく、達成感のある山行だった。
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無雪期ピークハント/縦走
屋久島 [3日]
宮之浦岳縦走(淀川登山口 黒味岳 宮之浦岳 縄文杉 白谷雲水峡)
利用交通機関:
車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
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