天国の東黒沢・ナルミズ沢と 〜群馬県満喫!7日間歩き通し 第二弾
- GPS
- 32:00
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 1,618m
- 下り
- 1,608m
コースタイム
天候 | 両日とも晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(土合橋奥の駐車場満杯で止められず) |
コース状況/ 危険箇所等 |
ザイルは使用せず ハナゲの滝、魚止め滝、淵などに高巻道(踏み跡)あり |
その他周辺情報 | 日帰り入浴 湯テルメ谷川 http://www12.wind.ne.jp/tanigawa-onsen/yuterume.htm |
写真
感想
dusterさんとは、三連休を利用して合流してくれることになってました。
当初から台風19号が、三連休にぶつかりそうだと言われてましたが、我々の日ごろの行いが良かったせいか、日本上空の高気圧が台風の進行を遅らせてくれ、最初の2日間は晴れとのことで、計画その2のナルミズ沢2日間で行くことになりました。
土合山ノ家には、dusterさんが8時半に迎えに来てくれました。横浜からはるばる運転お疲れ様でした。
ハナゲの滝は、以前sherpapaさんが怖いと言ってたので行く前からビビってました。しかしdusterさんに確認すると上部には巻道があるとのこと。確かにここは楽勝で越えられました。
コース前半の東黒沢はナルミズ沢へ入るアプローチとぐらいにしか思ってませんでしたが、なかなかどうして、素晴らしい沢です。こちらも素晴らしい滑があります。
そして丸山峠へは東黒沢の源流部から踏み跡を伝って行けました。藪に囲まれた秘境で雰囲気は最高です。
そして紅葉が素晴らしかったのは、ここから広河原-大石沢出合にかけて
ここは紅葉に包まれて夢のひと時でした。最高以外の言葉がない。
(写真で見ると感動が再現できておらず残念)
大石沢出合からナルミズ沢の核心と聞いていたので、最初は朝日岳への夏道を行きましたが途中から入渓。
美しいゴルジュ帯と滑に正解でした。
幕営地は大石沢出合と決めてましたが、出合手前のいいところを先行パーティーに押さえられていたので、出合を過ぎて少し行った左岸の台地をテン場としました。
沢での幕営は初めてだったので、最大の楽しみにしていたのがたき火。沢でのみ許される行為。火種となる流木がありますからね。
ただ人気の沢なのか流木はあまり手に入らず、2時間程度で燃やすものがなくなりましたけど、楽しいひと時でした。
2日目、前日とは打って変わってガス模様。テンション下がりつつスタートしました。我々の感動指数は慣らされてダウンしましたが、怖いところはdusterさんにお助け紐を出してもらって突破していきます。
そしてガスもなくなった頃、ついに源流部に着きました。
ここはまるで天国のような絶景が広がります。想像以上の素晴らしさでした。
そして天国の後に我々を待ち構えるのは・・・地獄。
そう今回の沢は下山ルートがとにかく長く、沢の本では「天国の滑と地獄の下山」と言われてるそう。
ジャンクションピーク-土合間は私にとっては2日前に通ったばかり。やれやれと思ってました。
でも前回のガスとは打って変わって、最高の縦走路。前回見えなかった谷川岳の神々しさ。
地獄と言われたルートを天国に変えてみましたよ。
そして第三弾 紅葉の尾瀬へと続く・・・
夏休みに悪天続きで果たせなかった、毎年恒例の「心の洗濯」?沢登り山行を紅葉も楽しむという欲張りプランで実現してまいりました!
metsさんの沢の嗜好と台風接近の予報とを勘案した結果、岳人選定の「日本三大デート沢」※のひとつとされるナルミズ沢を計画しました。
※定義『デート沢とは関係を深めたい異性[初心者]と楽しむために神様が用意したような渓をいう』
誤解のないように言っておくと、私としては別にmetsさんとこれ以上に関係を深めるつもりはありませんが。。。
ガイド本などでは、宝川林道からのアプローチが良く紹介されるようですが、私としては行程が少し長かろうが、下山が地獄であろうが、正統的なアプローチである「東黒沢」を経由してナルミズ沢に入ることを、metsさんになかば一方的に宣言しました。(でも、metsさん、結果的には満足ですよね?)
実は本山行中、私の一方的な宣言はもうひとつあって、ナルミズ沢上部の二股で「下山の楽さ」をとるか「ロマン(=ツメの草紅葉の大草原)」をとるかの箇所でも、ガスが垂れこんでmetsさんが躊躇する中、「当然ロマンでしょう!」と宣言して突っ込んだのですよね〜。
(結果は大正解で、記録にあるとおり「ロマン」を満喫できました。)
ガスが垂れこめた2日目の朝方を除き、2日間とも快晴に恵まれたこともあって、紅葉に彩られた秋の沢登りを満喫できました。
個人的には、東黒沢がナルミズ沢に匹敵する魅力を持った沢であったことも非常にうれしいことでしたし、ナルミズ沢も夏にもう一度訪れて、エメラルドグリーンの釜や淵をじゃぶじゃぶ泳ぎまくりたいと思わせる明るさと美しさがありました。
(ただ、下山のことを考えると・・・悩ましいですね。)
テント泊まりの沢は、(有名山岳のテント場と違って)満天の星空を見ながら自分たちの世界に入り込めますし、揺らめく焚火の炎を見ながらお酒を飲み交わすことも心癒されるものがあります。
さあ、次はどこのデート沢に行こうかな?(笑)
コメント
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「写真で見ると感動が再現できておらず残念」
↑
これって、いつも家に帰って写真を見るたびにそう思いますよね。
やはり、自分の目で見るのが一番できれいですね。
そこまで言った苦労や、風や光を感じたり、臨場感があると違いますよね。
久しぶりの山の友達との再会は話が弾んだんじゃないんでしょうか?
単独で静かに歩くのもいいですが、気の合う仲間との山歩きも楽しいですね。
今回は両方味わえてメリハリあってよかったですね。
またまたおはようございます。
私が山中で思っていた写真のベストは34枚目の広河原なんですが・・・
後、草原へ出るところ・・・
少しでも感動を共有できるように頑張ります
それにしても沢でのテン泊は、私も初めてでしたが最高でした。
静寂感が何とも言えないですね。(単独だと不安かも)
今度はorisさんと近場へ行きたいです
うわっ!ナルミズ沢までいってる。ついていけばよかったwww
東黒沢はおあそびで登ったことあるんですよ。
でも、ナルミズはあこがれ!
いいなあ・・・満喫ですねw
下山地の土合山ノ家に沢シューズやらヘルメットを送ってたんですよ
このコースは沢シューズ脱いでからが超ハードです。2日後に同じルートやるもんやないですね 。でも谷川が見えてよかった
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