快晴でカール美を堪能した木曽駒ヶ岳（千畳敷〜中岳〜木曽駒ヶ岳〜濃ヶ池〜千畳敷）干支にちなんだ山シリーズ��

2014年10月19日(日) [日帰り]

• GPS: 05:54
• 距離: 9.1km
• 登り: 750m
• 下り: 760m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:27
• 休憩: 1:26
• 合計: 5:53

8:40 千畳敷駅
9:19 9:31 乗越浄土
9:33 9:37 宝剣山荘
9:38 9:38 天狗荘
9:49 10:00 中岳
10:06 10:09 (木曽駒ヶ岳) 頂上山荘
10:20 10:37 木曽駒ヶ岳
10:53 10:53 馬の背
11:59 11:59 黒沢分岐
12:11 12:42 濃ヶ池
13:22 13:24 駒飼ノ池
13:50 13:52 天狗荘
13:54 13:55 宝剣山荘
14:00 14:03 乗越浄土
14:33 千畳敷駅

渋滞があったり、写真を撮っている時間が長かったり、下りの雪道でゆっくりだったりで、かなりのノンビリペースです。

天候

快晴！！！

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

■行き
駒ケ根インターチェンジから菅の台バス停まで5分。案内もしっかりしていて、迷うことはないと思います。埼玉からの道中で、都合3時間5分。
7:10の到着。紅葉シーズンも終わっていたため、駐車場にはこの時点でもだいぶ空きがありました。
駐車場は500円（帰りにチェックはなかったので1日ではなくて1回？）の事前徴収でした。

菅の台バス停からのバスは毎時15分、45分発。バスの時間を事前に確認しておらず、着替えがあったため5分では間に合わず、タイミング悪くいきなり30分近くの待ち時間。増発もあるようですが、事前にバスの時間は確認した方がよいと思います。

■帰り
千畳敷を14:30。ロープウェイ、バスともに臨時便での運行がありましたが、ロープウェイ乗車まで20分待ち、バスは10分待ちで、合わせて30分くらいの待ち。

コース状況／危険箇所等

全体に危険個所はありません。

中岳から木曽駒ヶ岳山頂に向かう下り部分、木曽駒ヶ岳山頂から濃ヶ池に向かう下り部分で、それぞれ凍結箇所がありました。濃ヶ池に向かうところは、少し急な岩場に凍結箇所がありますので、ここは注意が必要。軽アイゼンは持っていきましたが、使うほどではありませんでした。

今後、天気が崩れる予報も出ており、これから先、足元の状態は日々、変わってくると思います。現時点での情報はあまりアテにならないかもしれません。

写真

10/19 6:59

小黒川PAから。ここからでは山頂は見えませんが。

10/19 7:46

菅の台バス停駐車場。奥に見える山は、かなり色づいています。

10/19 8:37

千畳敷駅を降りると、まず目に飛び込んでくるのは南アルプス。
甲斐駒から仙丈。

10/19 8:38

仙丈、北岳、間ノ岳。

10/19 8:38

この日は天候にも恵まれたため、富士山もはっきりと顔をのぞかせていました。

10/19 8:42

お約束の構図。千畳敷カール。天空の別世界。

10/19 8:42

直接、景色を目の当たりにすると、本当に圧倒されます。

10/19 8:43

斜面によっては、数日前に降った雪も残っています。

10/19 8:47

登りはじめてから、振り返って南アルプス。
真ん中が甲斐駒、左に鋸山、右に仙丈、北岳。

10/19 8:53

言葉になりません。。。

10/19 8:55

とのことですが、山頂までかなり軽装の方が多かったですね。Gパン・スニーカーの方も、それなりにいました。

10/19 8:59

ナナカマドはすでに落葉して、実が残っているだけ。

10/19 9:06

紅葉シーズンは終わったとはいえ、かなりの人。

10/19 9:13

同じ山でも、登るにつれて違う顔を見せてくれるのが楽しい。

10/19 9:21

オット・セイ岩。

10/19 9:32

乗越浄土から中岳。

10/19 9:32

宝剣山。
山頂に立っている人がはっきりと見えていました。この写真ではありませんが）。
またの機会に登ってみたい。ビビリーなので、山頂に立つのはイヤですが。

10/19 9:41

天狗岩から縦走路を。

10/19 9:55

その先には空木岳。

10/19 9:56

八ヶ岳方面。

10/19 9:57

また南アルプス。こちらは北半分＋富士山。

10/19 9:57

こちらは南半分＋富士山。

10/19 10:01

中岳を越えるとようやく、木曽駒山頂が見えてきます。
にしても、山頂にも登山道にも、見えてる人が多い・・・

10/19 10:18

木曽駒に上る途中で、中岳を振り返ると、しっかり雪がついているのが見えます。登山道ははっきりと見えますが、それでも凍結箇所が多くありました。

10/19 10:27

木曽駒山頂。

10/19 10:28

乗鞍岳。
北アルプス方面は、ちょうど3,000mくらいに雲の筋。

10/19 10:28

笠ヶ岳。きれいな形の山。

10/19 10:31

槍穂。

10/19 10:33

空木岳。

10/19 10:34

御嶽山。
亡くなった方々には、謹んで哀悼の意を捧げます。

10/19 10:35

山頂神社。

10/19 10:37

今度はまたまた、山頂から見る南アルプス。甲斐駒、仙丈、北岳。

10/19 10:39

こちらは南アルプス真ん中、白根三山、塩見岳（と、富士山）。

10/19 10:53

山頂を後にして、濃ヶ池方面に向かいます。奥に見えているのは八ヶ岳（雲がかかっていますが）。

10/19 11:10

木曽駒といえば、千畳敷カールが有名ですが、木曽側のカール（ですよね？）も見事！！！

10/19 11:14

気持ちのよい縦走路。今度はこの奥の方から登ってみたい。

10/19 11:16

ここを降りてきました。下が凍結した岩場です。

10/19 11:21

こんな感じで、しっかりと雪が凍った箇所もあります。

10/19 11:23

なんど見ても、気持ちのよい縦走路。

10/19 11:29

濃ヶ池？？？
水たまりではなくて？？？

10/19 11:41

何度も振り返って、足が進まない・・・

10/19 11:45

反対側も、同じようにスプーンでえぐったような形。

10/19 11:58

真ん中に見える岩を越えると、濃ヶ池への分岐です。
ここまでが思いのほか長く、何度も「まだ〜？」と繰り返す息子。そんなときには、少し、距離を開けて歩くに限ります。話す相手がいないと、いつの間にか鼻歌を歌って、ご機嫌になるのがいつものパターン（もう、小6なのに・・・）。

10/19 12:08

葉がついているときには、見事なトンネルなのでしょうね。
葉がないこの時期は、頭に枝が刺さって痛いだけ。

10/19 12:22

逆さ・・・にはならず。
池からあふれて入らなかった・・・

10/19 12:45

上には雲ひとつない、いい天気です。

10/19 12:48

濃ヶ池を離れると、川？の上を行きます。
想定外だったこともあり、結構、メンドクサイ・・・

10/19 12:52

振り返って。カール地形、大好きなのです。

10/19 13:04

少しだけ、紅葉が残っている箇所もあり。

10/19 13:14

沢を渡渉する箇所もあります。渡渉点から、沢を見上げると、谷間がきれいに。

10/19 13:19

このあたりは木の階段も2か所、あります。

10/19 13:27

360度、すべてが絶景。

10/19 13:29

と、景色に見とれているうちに、息子はスタコラと行ってしまって、豆粒に・・・
まあ、見通しのよいところなので、よいのですが。

10/19 13:29

駒飼ノ水たまり？？？

10/19 13:40

何度見ても、気持ちいい稜線。

10/19 13:53

と言っているうちに、宝剣山荘が見えてきた。

10/19 14:11

千畳敷カールは、やっぱり多くの人手。
この時間から、木曽駒ヶ岳山頂まで行こうとされている方もいらっしゃいました。下山は間に合ったのかな？？？

10/19 14:25

朝とはまた、違った感じ。

10/19 14:27

この時間、西日となっており、南アルプスの山容がはっきりと。
甲斐駒。

10/19 14:27

仙丈。

10/19 14:28

白根三山。

10/19 14:32

そして終日、天候に恵まれました。感謝！！！

10/19 14:43

へぇ・・・
ロープウェイの中でもアナウンスがありましたが。

10/19 14:46

鉄塔には標高が。帰りに気が付きました。

10/19 15:02

ロープウェイの中から。

10/19 15:10

しらび平のバス停から。色とりどりの自然の絨毯。
山頂の紅葉は終わっていましたが、バスの道中、ロープウェイの道中の下の方は今がピークと感じられました。

10/19 15:16

この後、バスはありましたが、天候にも恵まれ感謝です。
そしてこの写真を撮っている最中に臨時バスが動き始め、息子に怒られたのでした・・・

撮影機器：

COOLPIX S6500 ニコン

装備

個人装備

ザック(40L) レインウェア ヘッドランプ 帽子 手袋 ザックカバー ストック クッカー ガスボンベ ライター サングラス 地図 スマホ カメラ ロールペーパー 救急用品 サバイバルシート 携帯簡易トイレ 保険証 水 非常食 ジャケット 充電器 防寒着 ハイドレーション ガスカートリッジ タオル 軽アイゼン

感想

dai_t

午年の今年は、百名山の馬にちなんだ山を制覇すると決めていました。
越後駒ヶ岳（7月）、甲斐駒ヶ岳（8月）、白馬岳（9月）、会津駒ヶ岳（10月）（、ついでにオマケの富士山と赤城山の駒ヶ岳）と制覇して、残るは木曽駒ヶ岳のみ。
ということで、本格的冬山になる前に、木曽駒ヶ岳に行ってきました。

行く途中、ちょうど甲斐駒、八ヶ岳近くを通ったのが、モルゲンロートの時間帯。
絶好の天気で朝からいいものを見たと、すでにテンション上がりまくり（でも、子供は寝てます・・・）。
諏訪湖近くでガスが多くなり、地形的な不思議さを感じながら、その後に木曽駒が近づくとまた絶好の天気！！！

当初、考えていたよりも30分くらい遅れましたが、バス・ロープウェイを乗り継いで千畳敷へ（結果的には、この30分が響いた気が・・・）。
これまでも写真で、千畳敷カールの美しさは見ていましたが、実際に自分の目で見て、その美しさと迫力にびっくり。花のシーズン、紅葉のシーズンは、もっとすごいのでしょうね。

そして、その紅葉シーズンは外したつもりだったのに、人の多さにもびっくり・・・
多くは観光っぽい格好をしていましたが、Gパン・スニーカーで木曽駒ヶ岳まで登頂している方が、それなりにいたのはびっくりしました。
自己責任で楽しむ分には否定しませんが、環境客っぽい人に多かったのが、広がって歩いていたり、譲り合いがまったくなかったり、ひどいのになると、山頂から濃ヶ池に向かう下山道を走って子供の目の前を横切って知らん顔。20人くらいの集団の大学生（？）でした。さすがに、こういうのはどうかと思うのです・・・
まあ、登山者だからマナーがいいとは限りませんが。自分も気が付かないうちに周りに迷惑をかけている可能性があり、改めて気を付けないといけないなあ、と感じた次第。

今回は、山頂までのピストンでは物足りないと思ったため、濃ヶ池へのコース。結果的には、これだ大正解だったと思っています。
色々な顔をしたカールの美しさを楽しむことができ、このコースはおすすめ。木曽駒ヶ岳で有名なのは千畳敷カールですが、ほかのカールも違った顔を見ることができ、一見の価値ありです。

ヘタレ親子なので、宝剣山はスキップ。またの機会に・・・
空木にも縦走したいと思っているので、その時にかな。

また、違う時期に来たい山。ただ、高山植物、紅葉がいい季節は混むのがね・・・
縦走路が見事でしたし、今度はロープウェイ使わずに、下から登ってみたい。