吉野山《散る桜 残る桜も・・・・》
- GPS
- 06:47
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 952m
- 下り
- 985m
コースタイム
- 山行
- 5:09
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 6:47
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
S−(最寄駅)近鉄宮滝駅 (バス停)やまぶきバス 近鉄宮滝駅前〜西河バス停 運賃200円 G−(最寄駅)近鉄吉野駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〈道の状況〉 ・蜻蛉の滝を通過後から聖天岩を過ぎるまの山斜面の細い登山道が続く。登山道の左右は迫る岩稜と深い谷、そこには長い急坂の鉄階段が幾つも設置されている。階段は滑り易いので要注意。 ・その他は危険個所ありません。 |
写真
感想
里山の桜の季節が終わろうとしている。
ミツバツツジやシャクナゲが鮮やかに咲き、里山は新緑に変わろうとしている。
今日の山行は「ぶらぶら散歩」ゆっくりと楽しく歩くことを趣旨として計画したものです。
行く先は吉野山、天気が良ければ吉野桜の鑑賞、悪ければ温泉と気楽な山行です。
吉野に向かう車窓から満開の桜は見られない。
桜の時期は過ぎたような感覚、吉野山の桜に不安を感じる。
バスで近鉄宮滝駅前からスタート地点の西河バス停に向かう。
バス停に降り立つと、長閑な川上村西河の春の風景が拡がっている。
バス停から「あきつの小野公園」を目指す。公園の奥が青根ケ峯への登山口になる。
約20分車道を進むと満開の枝垂れ桜が目の前に拡がっている。
大きな枝振り、満開の花をつけた見事な美しい枝垂れ桜だ。
もしかしたら吉野山の奥千本は満開かもと期待が膨らむ。
公園の奥に鳥居があり、蜻蛉の滝まで5分と書かれた表示板が目に入る。
石階段を登って行くと滝の上流部に到着する。
滝の上に弁財天・不動明王と役行者の霊をまつる祠堂がある。
「蜻蛉の滝」は2段の高さ50メートルほどの滝です。
すぐ横に鉄の螺旋階段があり、その階段を下りると水量豊かな豪快な滝を見上げることができます。一旦戻り、歩き始めると直ぐに分岐に出合う。
音無川沿いに谷間を進む「周遊コース」、「尾根コース」の分岐があり尾根コースを選択します。
蜻蛉の滝を通過後から「聖天岩」を過ぎるまで、山斜面の細い登山道が続く。登山道の左右に迫る大岩と深い谷、そこには長い急坂の鉄階段が幾つも設置されている。階段は滑り易いので要注意だ。
危険個所を通過し尾根を巻きながら進むと吉野古道に合流する。
緩やかな吉野古道は途中から広い林道に変化、展望が開け「大滝ダム」や「白髭山」を遠望できる。
蜻蛉の滝分岐・合流点を通過すると車道に合流する。車道から急坂を登りきると青根ヶ峰の山頂に到達する。
「青根ヶ峰」の山頂は大きな木に囲まれ展望は良くありませんが、南北8kmに伸びる吉野山最南端の最高峰(標高858m)です。
山頂には三等三角点があります。
ぶらぶら散歩どころではない、大汗を掻いた山登りになってしまった。
ゆっくり山頂で昼食と休憩、「大峯奥駈道」を順行する。後は奥千本から「金峯山寺蔵王堂」まで下るだけです。
「吉野山」は役小角が開いた信仰の山、吉野山だけでなく熊野まで開き、吉野から熊野を縦走する山岳修験道の修行の道、大峯奥駈道を開きました。
期待していた「奥千本」、大きな樹の桜は散り小さな木の桜は咲いていました。
「奥千本」周辺から観光客が次第に増え賑やかになります。
「高城山展望所」は今日唯一の満開の桜が咲き、遠方に金剛山、葛城山や二上山を見ることができました。チョット安堵と満足感に浸る。
本来なら奥千本から「上千本」・「中千本」の桜を見下ろす絶景地ですが、今日は其れを叶えることができませんでした。
「花矢倉」から金峯山寺蔵王堂まで伸びる山の峰は鈍色に霞んでいましたが、それでも優雅な風景を残していました。
散る桜、残る桜もありますが、春は着実に変化しています。
シャクナゲやミツバツツジが咲き、新緑の季節を迎えようとしています。
天候も何とか持ち、最後は楽しい充実した山行になりました。
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