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Yamareco

記録ID: 535143
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白山

能郷白山から小荒島岳への60訴發

2014年10月18日(土) ~ 2014年10月19日(日)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
70.8km
登り
2,928m
下り
2,875m

コースタイム

1日目
山行
12:40
休憩
0:35
合計
13:15
4:15
180
樽見駅
8:40
8:50
160
11:30
60
12:30
12:45
95
14:20
14:30
180
17:30
熊河
2日目
山行
11:55
休憩
0:25
合計
12:20
5:15
355
熊河
11:10
135
13:25
13:35
60
14:35
14:45
20
15:05
15:10
85
17:35
下唯野駅
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
コース状況/
危険箇所等
※国道157号の温見峠〜真名川ダム間では熊等、注意してください。巣原付近で早朝に動物のうなり声に遭遇しています。
※佐開コースでは林道の分岐を右、左、右と分岐します。お店の案内版は右、右とありますが、正しくは3回分岐が出てきます。
夜が明けぬうち、樽見駅より歩き出します
2014年10月17日 22:35撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/17 22:35
夜が明けぬうち、樽見駅より歩き出します
ようやく夜が明けました
根尾長島付近です
2014年10月18日 06:02撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/18 6:02
ようやく夜が明けました
根尾長島付近です
根尾西谷川に沿って歩いて行きます
2014年10月18日 06:11撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/18 6:11
根尾西谷川に沿って歩いて行きます
林道に入ります
2014年10月18日 06:46撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/18 6:46
林道に入ります
車はここまでの様です
2014年10月18日 07:16撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/18 7:16
車はここまでの様です
道が土砂で覆い尽くされています
2014年10月18日 07:30撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/18 7:30
道が土砂で覆い尽くされています
こりゃ、四駆でも駄目でしょう
2014年10月18日 08:18撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/18 8:18
こりゃ、四駆でも駄目でしょう
やっと着きました、能郷登山道入口
16繊長かった〜
2014年10月18日 08:40撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/18 8:40
やっと着きました、能郷登山道入口
16繊長かった〜
緑が綺麗^^
2014年10月18日 08:56撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/18 8:56
緑が綺麗^^
でも、急登です
2014年10月18日 09:03撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/18 9:03
でも、急登です
一度、林道と接する箇所です
林道の方は完全に廃道状態
2014年10月18日 09:43撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/18 9:43
一度、林道と接する箇所です
林道の方は完全に廃道状態
ようやく、見えてきました、前山が!
2014年10月18日 10:14撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/18 10:14
ようやく、見えてきました、前山が!
前山が近づいてきました
2014年10月18日 11:12撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/18 11:12
前山が近づいてきました
前山付近です
能郷白山が見えてきました
2014年10月18日 11:29撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/18 11:29
前山付近です
能郷白山が見えてきました
い4合目の意味でしょう
でもここからはあと少し
2014年10月18日 11:41撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/18 11:41
い4合目の意味でしょう
でもここからはあと少し
木々の間からは能郷白山本体が
2014年10月18日 11:55撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
1
10/18 11:55
木々の間からは能郷白山本体が
山頂部に辿り着いて、前山方面を振り返ります
2014年10月18日 12:33撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/18 12:33
山頂部に辿り着いて、前山方面を振り返ります
山頂の社です
2014年10月18日 12:46撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/18 12:46
山頂の社です
山頂より、前山方面を望みます
2014年10月18日 12:50撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/18 12:50
山頂より、前山方面を望みます
山頂は平たい草原のような感じです
2014年10月18日 12:59撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/18 12:59
山頂は平たい草原のような感じです
山頂の最高点
見晴はありません
2014年10月18日 13:06撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
1
10/18 13:06
山頂の最高点
見晴はありません
三角点です
2014年10月18日 13:06撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/18 13:06
三角点です
山頂より温見峠へ進む道
気持ちのよい草原状ですが、この後、急降下が!
2014年10月18日 13:12撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/18 13:12
山頂より温見峠へ進む道
気持ちのよい草原状ですが、この後、急降下が!
温見峠
2014年10月18日 14:21撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/18 14:21
温見峠
温見峠の登山道入口
2014年10月18日 14:26撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/18 14:26
温見峠の登山道入口
国道157号を歩きます
2014年10月18日 14:34撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/18 14:34
国道157号を歩きます
姥ヶ岳付近と紅葉
紅葉はまだこれからのようでした
2014年10月18日 14:39撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/18 14:39
姥ヶ岳付近と紅葉
紅葉はまだこれからのようでした
温見の集落後
2014年10月18日 15:48撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/18 15:48
温見の集落後
温見の橋
2014年10月18日 15:50撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/18 15:50
温見の橋
温見から熊河への峠の小さな祠
2014年10月18日 16:46撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/18 16:46
温見から熊河への峠の小さな祠
この近くで、テントを張りました
2014年10月19日 05:06撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
1
10/19 5:06
この近くで、テントを張りました
拉げた標識
2014年10月19日 05:07撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 5:07
拉げた標識
熊河トンネル
久々に見た灯りです
2014年10月19日 05:43撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 5:43
熊河トンネル
久々に見た灯りです
やっと、夜が明けました、巣原トンネル
でも、この近くで動物のうなり声が!
2014年10月19日 05:51撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 5:51
やっと、夜が明けました、巣原トンネル
でも、この近くで動物のうなり声が!
巣原のお地蔵様
2014年10月19日 06:11撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 6:11
巣原のお地蔵様
姥ヶ岳へと進む道です
2014年10月19日 06:12撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 6:12
姥ヶ岳へと進む道です
銀杏峰への登山道
少し荒れた感じでした
2014年10月19日 07:06撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 7:06
銀杏峰への登山道
少し荒れた感じでした
上笹又の「ふるさとの碑」
温見からこのあたりずっと西谷村といってかつては人が住んでいましたが、今は誰もすんでいません…
2014年10月19日 07:43撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
1
10/19 7:43
上笹又の「ふるさとの碑」
温見からこのあたりずっと西谷村といってかつては人が住んでいましたが、今は誰もすんでいません…
上笹又の集落跡
2014年10月19日 07:43撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 7:43
上笹又の集落跡
こちらは、若王子集落の「ふるさとの碑」
2014年10月19日 08:56撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 8:56
こちらは、若王子集落の「ふるさとの碑」
麻那姫湖と真名川ダム
2014年10月19日 09:06撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 9:06
麻那姫湖と真名川ダム
麻那姫湖と真名川ダム
2014年10月19日 09:06撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 9:06
麻那姫湖と真名川ダム
麻那姫の像
2014年10月19日 09:29撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 9:29
麻那姫の像
真名川ダムの放水
2014年10月19日 09:52撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 9:52
真名川ダムの放水
荒島岳がようやく見えてきました
2014年10月19日 10:36撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 10:36
荒島岳がようやく見えてきました
佐開橋を渡ります
2014年10月19日 10:38撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 10:38
佐開橋を渡ります
荒嶋神社
2014年10月19日 10:52撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 10:52
荒嶋神社
佐開コースの林道入り口
「ぇ!、通行止め??」
2014年10月19日 11:10撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
1
10/19 11:10
佐開コースの林道入り口
「ぇ!、通行止め??」
お店の方に今から登るのと散々心配されてしまいました
2014年10月19日 11:37撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 11:37
お店の方に今から登るのと散々心配されてしまいました
道の2回への分岐で右に行くと行き止まり(涙)
2014年10月19日 12:03撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 12:03
道の2回への分岐で右に行くと行き止まり(涙)
ようやく登山口到着
2014年10月19日 12:31撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 12:31
ようやく登山口到着
ここから登りますが、既に1時半過ぎで、ちょっと荒島岳は無理かも
2014年10月19日 13:24撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 13:24
ここから登りますが、既に1時半過ぎで、ちょっと荒島岳は無理かも
しゃくなげ平近くなると急登の連続
2014年10月19日 14:25撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 14:25
しゃくなげ平近くなると急登の連続
佐開コースの合流点
ここで荒島岳を完全に諦めました
(一回登っているからいいやと自分に言い訳((笑))
2014年10月19日 14:32撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 14:32
佐開コースの合流点
ここで荒島岳を完全に諦めました
(一回登っているからいいやと自分に言い訳((笑))
しゃくなげ平です
ここで勝原ではなく、急遽、小荒島に行こうと!
2014年10月19日 14:36撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 14:36
しゃくなげ平です
ここで勝原ではなく、急遽、小荒島に行こうと!
しゃくなげ平より小荒島岳へ
2014年10月19日 14:53撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 14:53
しゃくなげ平より小荒島岳へ
小荒島岳山頂
2014年10月19日 15:07撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
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10/19 15:07
小荒島岳山頂
小荒島岳は荒島岳の絶好の展望台
小荒島岳に登って良かった〜
2014年10月19日 15:07撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
3
10/19 15:07
小荒島岳は荒島岳の絶好の展望台
小荒島岳に登って良かった〜
遥かに見えるのは白山です
2014年10月19日 15:07撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
1
10/19 15:07
遥かに見えるのは白山です
小荒島岳を後にして、中出コースに進みます
2014年10月19日 15:13撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 15:13
小荒島岳を後にして、中出コースに進みます
気持ちのよい道を下ります
2014年10月19日 15:26撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 15:26
気持ちのよい道を下ります
一旦、林道にでます
2014年10月19日 16:14撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 16:14
一旦、林道にでます
登山地図と違って、この林道を進んで行きます
2014年10月19日 16:32撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 16:32
登山地図と違って、この林道を進んで行きます
改めて、林道入り口
車は数台は駐車可
2014年10月19日 16:33撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 16:33
改めて、林道入り口
車は数台は駐車可
こちらは立派な駐車場
水もあります
2014年10月19日 16:46撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 16:46
こちらは立派な駐車場
水もあります
中出コース入口
2014年10月19日 17:00撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 17:00
中出コース入口
山々が暮れて行きます
2014年10月19日 17:25撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 17:25
山々が暮れて行きます
暗闇が降りてきました
2014年10月19日 17:32撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
10/19 17:32
暗闇が降りてきました
すっかり、暗闇に包まれた頃、下唯野駅到着
2014年10月19日 17:37撮影 by  DMC-FP1, Panasonic
1
10/19 17:37
すっかり、暗闇に包まれた頃、下唯野駅到着
撮影機器:

感想

赤線を伸ばしだい思いは強い
白山縦走を考えたが、予備日も含めるとやはり4日は欲しく、白山縦走の事前準備的な山行を計画する。
能郷白山と荒島岳を結ぶ山行である。と言っても縦走路があるわけでもなく、一旦降りて、車道で繋ぐ山行である
ところが、調べて驚いた!国道157号が両山を結んでいるが、とんでもない道らしい。
酷道とかかれている。
大型車両の通行は能郷白山の前後40キロ不可のようである。
しかも、赤線を繋げようとした結果、樽見から勝原が60キロ!
しかもその大部分に集落はもはやない!
自然がいっぱいの酷道157号のどこかで野宿しなくていけない(T_T)
凄く不安になってきた。もちろん、その最大の原因は熊である。

こうして、不安をかかえて出発。
樽見駅に終電で到着。
ちょっと先にある道の駅でテントを張らしてもらうつもりだったが、樽見駅の素敵な待合室でいけないと思いつつ、少し仮眠(-.-)zzZ

少しつもりが良く寝てしまって、朝4時過ぎに出発。
ガーミンをつけてみて驚く。電池容量があまりない!まあ、今回の山行では迷うところはないと思うが不安である。
でも気を取り直して歩き出すと、すぐ、鹿が道に飛び出して来たのには驚いた。集落の中と言ってもいいぐらいなのに!
暗闇の中、道をとぼとぼと歩く。
根尾長島の集落でようやく夜が明ける。
根尾能郷の集落を経て、林道へ。此処でも熊出没注意看板がある。しばらくあるくとゲート。車は此処までらしい。道はやがて格段に悪くなって行く。土砂が道を覆ってたり、アスファルトがボコボコなってたり。
なかなか、登山口の標識が出て来ず不安になってきた。ガーミンで確認しようしたら、もう電池切れ。
地図とにらめっこしてもう少し先と判断。それから少し行って、ようやく、登山口に到着。
沢を超えると急登が始まる。相変わらず、テントを担ぐと遅い。天気も良く暑いぐらい。紅葉にはまだ早いようで、緑の木々の間を一歩一歩進む。
ようやく、前山に近づいて来た。前山を超えるとやっと能郷白山が姿を表す。どこが最高点かわからないのぺっりした山容だが、まだ一登りある。
ヒィヒィ言いながら山頂の社に到着。
展望はさすがにいい。残念ながら、少しもやってきたので遠望は無理だが、知らない飛騨の山々が重なり合う。知っているのは伊吹山ぐらい。
山頂で休んだ後、温見峠に向かう。途中で三角点のある最高点を通る。展望もなく寂しいところだ。温見峠への道は、途中までは快適だが、後半はどんどん下る。膝に答える。いい加減、嫌になった頃、ようやく、温見峠に到着。
駐車場もなく寂しい限りの峠だった。
さて、ここからが長い。国道157号を歩くだけだが、荒島岳のある大野の市街地までは40キロ近く!
既に、秋の日は傾きかけているので、今日は何処まで行くかとなるが、途中、人家さえ全くない。テントはあるが、道路の横というわけにもいかないし、奥まった場所になると熊が正直怖い。
公園のようなところがあればいいが、なければせめて、灯があるところと思ったが全くそんなものがある気配すらない!
こんな道だが、車はそこそこ通る。酷道とネットでかかれていたからもっと酷い道と思っていたが大型車でなければ、さほど通行に支障はなさそう。
峠からかなり下ってくると温見の集落跡だ
いや、家が何軒かあるので夏の間は人が住んでいるのかもしれない。
この人の気配が残っている温見でテントを張ることを考えたが猿が悠々と道を横断しているのを目撃して、諦めた。
温見を過ぎて、一旦、小さな峠を超えて、熊河に入る。そろそろ、日も陰りだし、テントを張る場所を決めなくてはならない。
すると、広場のような場所を見つけた。近寄ると「ふるさとの碑」と書かれた石碑が真ん中にある。その横には天幕が張られたままになっており、その下でテントを張るのが良さそうだ。

熊河の集落にいた人達がきっと集まってここでバーベキューなどで旧交を温めたのだろう。

ここで、有り難くテントを張り終わらさせて頂くとすぐに暗くなっていった。
翌朝、なかなか出発する踏ん切りがつかなかっだが、今日も行程が長いので、まだ夜が開けぬうちにテントを撤収し歩き出す。
熊河トンネルを過ぎるぐらいで夜が明けだした。この熊河トンネル内でチャリダー達とすれ違う。お互いにびっくり!
さて、続いて巣原トンネルが近づいてくる。ここで山の方から獣のうなり声が!
二度、三度と聞こえてくる。どう考えても…
足早に巣原トンネルに逃げ込んだ。
さて、巣原トンネルだが、長い。1キロぐらいはありそうだ。人が歩けるスペースがあるかどうかが一番心配だったが、なんとか歩けそうだ。無事に巣原トンネルから出て少し行くと麻那姫湖青少年旅行村のキャンプサイトがあった。
ここは全然知らなかった。知っていれば、頑張って、ここまで歩いたかも(笑)。
道はまだまだ続く。やがて、ダム湖が見えて来た。麻那姫湖と真名川ダムだ。これを過ぎると本当に後少しになる。
両側の山々も徐々に高さを下げて来て、やっと大野市の市街地のはずれに出て来た。
目の前に、荒島岳がそびえ立っている。高い!
本当は今日は大野市内で一泊し、明日、荒島岳を登るつもりだった。でも、11時と思いのほか、早く、佐開の集落に着いた。
実は、この時点で今日中に荒島岳も登ってしまおうと考えていた。
ところが、登りになって、やはり蝸牛速度になってしまう。途中のお店で「今から登るのと驚かれる」。
それでも、頑張って、登るがなかなか厳しい佐開コース。林道もなかなか急で息があがる。やっと、登山口に着いた時はかなりコースタイムオーバーだった。
兎に角、ここまで来たからと、登山口からしゃくなげ平までの登りにとりかかった。
尾根手前の急坂にヒィヒィ言いながら、稜線にたどり着いた時は2時半。今から、山頂は遅すぎる。テントはあるが、今日は布団で寝たい。「荒島岳は一回登っているから」とそんな負け惜しみも(笑)。稜線から、山頂とは逆方向のしゃくなげ平に向かった。
しゃくなげ平にはすぐに到着。この時は勝原に降りるつもりだった。ところが、しゃくなげ平で休んでいると、家族連れ、続いて若い女の子達が中出に向かう。急いで地図を見ると、中出へは歩き易そうな道。せめて、小荒島岳だけでも登りたく、急遽、中出コースで下山する事にする。
しゃくなげ平からの歩きやすい道を一歩きすると小荒島岳直下に着く。
此処で、先ほどの若い女性達がいた。聞くと勝原に降りるコースと思ったらしい。違いを教えてあげたが、心の中では「君達が行ったから安心してこのコースにしたのに」と思ったが顔は笑顔で答えた(笑)。
小荒島岳は荒島岳の絶好の展望台!登って良かった(これも半分負け惜しみ)。たっぷり、展望を楽しんだ後、下山開始。
中出コースは予想通り歩きやすい道だった。快調に下り、林道入口に到着。ここから林道を下り程なく、中出登山口駐車場に着く。
とても使い易い便利な駐車場だ。
後は夕暮れの中、下唯野駅まで歩ききった事に満足しながら向かった。

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