念願の槍ヶ岳 槍沢コース
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- GPS
- 56:00
- 距離
- 39.1km
- 登り
- 1,829m
- 下り
- 1,817m
コースタイム
- 山行
- 3:50
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 5:20
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 3:40
- 合計
- 10:40
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
どちらもコースタイムに大きな違いはなく、東鎌尾根のほうが景色がイイらしい、ということで東鎌尾根を行くことにしました。
山頂到着直後、槍にはガスがかかっていました。槍の穂先から伸びる東鎌尾根。右下がヒュッテ大槍です。もう1つの小屋は殺生ヒュッテ。テント場の色とりどりのテントがきれいです。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
ヘルメット
|
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感想
ついに念願の槍ヶ岳(標高:3180 m)に登ってきました。
深田久弥は、『日本百名山』の中で、「富士山と槍ヶ岳は、日本の山を代表する2つのタイプである。(中略)一生に一度は富士山に登りたいというのが庶民の願いであるように、いやしくも登山に興味を持ち始めた人で、まず槍ヶ岳の頂上に立ってみたいと願わない者はないだろう。すなわち、登山をしない者にとって日本を代表する山は富士山だが、登山を愛好する者にとってのそれは槍ヶ岳である」と述べているそうです。
まだ登山をしていない頃、「日本人なら1度は登っとかないと!」って思って富士山に登り、その後、他の山にも登っているうちに槍ヶ岳に憧れを抱くように。見事に言い当てられています・・・
少しずつ登る山の標高を上げて、自分なりにステップアップして挑戦してきました。
3連休に1日休みをプラスして2泊3日槍沢ルートで登ります。
初日は高低差のない平坦な道を延々と歩きウォーミングアップ。槍沢ロッジは金曜日で平日ということもあって、それほど混雑していませんでした。食事もおいしく、お風呂もあるので(当然、石鹸やシャンプーは×)さっぱりします。追い焚きしているのでずっとあったかいとは思いますが、早めに入ったほうがお湯はきれいでしょう。
翌日も天気予報どおりに最高の好天に恵まれ、東鎌尾根に入ってからは素晴らしい景色を眺めながら登れます。徐々に近づいくる槍のおかげできつい登りの疲れもちょっとだけ和らぎます。
お昼ごろに槍ヶ岳山荘に到着。穂先はまだそれほど混んでいないので、混まないうちに登っちゃいます。落石の危険も考えられるので、ヘルメットを着用して登りました。山荘でレンタルもしています。
穂先まで急峻な岩場が続きますけど、しっかり整備されていて、ちょうどいいところに杭が打ってあるので、ちゃんと三点支持すれば問題なく登れます。でも、落石を落とさないように要注意。
登り始めたころにガスが出始めていたので、山頂から360°すべて見渡せるというわけではありませんでしけど、念願のてっぺんに立てて実に満足。
隣の大喰岳にも行ってきました。この先さらに進むと大キレット。挑戦できるようになるのはいつの日か…
宿泊は槍ヶ岳山荘。この日は土曜日ということもあり大混雑。山頂直下にあり利便性がいいので選びましたけど、槍沢から、飛騨沢から、表銀座、はたまた裏銀座からいろいろな方面から来た人が集まる場所なので、650人収容とはいえ混雑します。夕食は5時から8時過ぎまで何回ローテーションしていたでしょうか…
もともと山小屋ではあまり熟睡できないので、これだけ混んでると眠れません。ほとんで眠れぬまま午前2時過ぎ、外に出てみると期待通りまったく雲のない星空。このために苦しい思いをして持ってきた、フルサイズ一眼+lレンズ(EOS 5D Mark掘24-70mm F2.8)&三脚の出番です。流れ星も撮れたしもってきた甲斐がありました。
ただ、気温は低いので30分くらいでレンズが結露しだしました。荷物になりますけど、夜露防止ヒーターをもってこられるならあったほうがよいかと。
早朝出発の人が出て行き、部屋が空いてきたのでちょっと仮眠。ゆっくり朝食を食べて下山の準備をしました。外に出てみると槍の穂先は大渋滞。山頂まで何時間かかるんでしょう。やっぱり朝のほうが天気はいいんでしょうけど、すごい列でした。
東鎌尾根を下るのはおっかないので、槍沢ルートから。途中、天狗池に寄り道するつもりでしたが、同行者との意思疎通がうまくいかず通過出ざるを得ないことに。天気もよく逆さ槍が期待できましたけど、またの機会に。
横尾を過ぎて平坦な道になっても約20 kmの歩きはキツいですね。足の指が痛くなってかなり辛かったです。カメラと三脚をもっていくため荷物を重くしたトレーニングは積んでいたのですが、長距離を歩くトレーニングはしていませんでした。
何とか上高地バスターミナルに到着。ターミナルはバス待ちの長蛇の列でした。好天の3連休、観光客がたくさんいるのも当然です。帰りのバスチケットは購入済みでしたけど、乗合タクシーのほうが早そうだったのでタクシーで駐車場に戻りました。バスチケットは払い戻し可能でした。
念願の槍ヶ岳登頂、初挑戦で好天に恵まれ思い残すことはほとんどなく満喫できました(^^) 来年は奥穂にチャレンジを考えております。
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