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Yamareco

記録ID: 542302
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

上高地−西穂ー奥穂ー吊尾根ー岳沢ー上高地

2014年11月01日(土) ~ 2014年11月03日(月)
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GPS
56:00
距離
13.4km
登り
1,678m
下り
1,692m

コースタイム

11月1日
6時 上高地、西穂高岳登山口
9時 西穂山荘
9時40分 西穂丸山
10時40分 西穂独標
11時20分 ピラミッドピーク
12時30分 西穂山頂
15時 間の岳
16時50分 天狗岳 天狗岳山頂付近でテント泊

11月2日
7時10分 天狗岳山頂出発
7時50分 天狗のコル
9時   こぶ尾根のビバーク地(勝手に命名)
10時  こぶ尾根の頭
10時50分 ジャンダルム
13時  ロバの耳
13時20分 馬の背(取り付き)
13時50分 奥穂山頂
15時40分 吊尾根最低コル
16時15分 紀美子平、付近にてテント設営を試みるも強風で断念
16時40分 雷鳥広場
22時頃  岳沢小屋テント場

11月3日
7時30分ごろ起床、雪山鑑賞+撤収
10時ごろ テント場出発
10時10分ごろ 岳沢小屋
10時30分 岳沢小屋出発 景色を眺めながら下山
12時   風穴
12時40分 岳沢登山口
13時   河童橋
天候 11月1日 雨、11月2日 曇りのち雨、11月3日、雪 
過去天気図(気象庁) 2014年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
新宿よりさわやか信州号上高地行
コース状況/
危険箇所等
一部凍結があったものの大部分の雪は湿雪で稜線上ではアイゼンを用いなかった。最終日は降雪のため念のためにアイゼンを使用したが、まだ凍結にいたらなかったのでアイゼンは不要だったかもしれない。
本コースは上級者コースとなっているが、雨で岩が滑りやすくなっていてさらに危険度が増していた。さらに降雪で鎖が見えづらい、ホールドが見つけづらい、ペンキを見つけづらいなどの今回特有の難度があった。ぎりぎりペンキマークを追うことができたが、筆者がたけさわに降りた翌日3日は完全に冠雪しており、ペンキマークによるルートファインディングは不可能であっただろう。
宝水の水量がざあざあぶりの雨の割にはびっくりするほど少なかった
宝水の水量がざあざあぶりの雨の割にはびっくりするほど少なかった
西穂山荘、冬支度
西穂山荘、冬支度
西穂独標、まだ雪の気配なし
西穂独標、まだ雪の気配なし
西穂主峰、少し雪が見え始めるが気にはならない。
西穂主峰、少し雪が見え始めるが気にはならない。
西穂主峰を過ぎて雪が見え始める。
西穂主峰を過ぎて雪が見え始める。
間の岳もガスの中
間の岳もガスの中
天狗の頭?ジャンダルムよりかっこいい。
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天狗の頭?ジャンダルムよりかっこいい。
初日の核心部分、逆層スラブ。鎖がなければ登れなかった。
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初日の核心部分、逆層スラブ。鎖がなければ登れなかった。
天狗岳山頂。この直下で初日は宿泊
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天狗岳山頂。この直下で初日は宿泊
二日目、朝からいきなりの登り、そして急なくだり、、、
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二日目、朝からいきなりの登り、そして急なくだり、、、
滑る岩肌もさることながら、ガスと雪でペンキマークを見つけにくいことがスピードを遅めた。
滑る岩肌もさることながら、ガスと雪でペンキマークを見つけにくいことがスピードを遅めた。
天狗のコルから、垂直の鎖を見上げる。
天狗のコルから、垂直の鎖を見上げる。
この雪つきを登ってきた。無名だが逆層スラブ並かそれ以上の難度。
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この雪つきを登ってきた。無名だが逆層スラブ並かそれ以上の難度。
こぶ尾根の頭から見るジャンダルム。ジャンダルムの登りも逆層で難儀した。乾いていればすたすた歩けるのに、、、。
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こぶ尾根の頭から見るジャンダルム。ジャンダルムの登りも逆層で難儀した。乾いていればすたすた歩けるのに、、、。
この写真ははずせません。
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この写真ははずせません。
ロバの耳の下りも鎖が雪に埋もれていて見つけるのに少し手間取った。そして馬の背。ここを過ぎれば前半終了。
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ロバの耳の下りも鎖が雪に埋もれていて見つけるのに少し手間取った。そして馬の背。ここを過ぎれば前半終了。
奥穂山頂到達。西穂登山口からここまで、西穂山荘のスタッフ以外誰にも会わなかった。
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奥穂山頂到達。西穂登山口からここまで、西穂山荘のスタッフ以外誰にも会わなかった。
吊尾根への道。以下ずっとこんな感じの道を強風と強い雨の中歩き続けた。途中紀美子平でテントを試みるも強風で張れず、ビバーク適地を求めて岳沢まで下山。
吊尾根への道。以下ずっとこんな感じの道を強風と強い雨の中歩き続けた。途中紀美子平でテントを試みるも強風で張れず、ビバーク適地を求めて岳沢まで下山。
三日目、岳沢テント場から明神岳方面。
三日目、岳沢テント場から明神岳方面。
奥穂、トリコロール、もとい、トリコニー方面。
奥穂、トリコロール、もとい、トリコニー方面。
下山開始。岳沢小屋は雪囲いの中。本日最終営業日、おつかれさまでした。
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下山開始。岳沢小屋は雪囲いの中。本日最終営業日、おつかれさまでした。
さらに下って、黄葉の名残が見えてくる。
さらに下って、黄葉の名残が見えてくる。
ピッケルとハート
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ピッケルとハート
ずっと岩稜にいると緑がありがたい。
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ずっと岩稜にいると緑がありがたい。
岳沢登山口が見えて、これで無事下山できると感じる瞬間。
岳沢登山口が見えて、これで無事下山できると感じる瞬間。
穂高の神様、1年間鍛えてくださってありがとうございました。
なお、ガスの向こうの美しい雪景色は、たとえば岳沢小屋スタッフブログをご覧ください。
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穂高の神様、1年間鍛えてくださってありがとうございました。
なお、ガスの向こうの美しい雪景色は、たとえば岳沢小屋スタッフブログをご覧ください。

装備

個人装備
テント泊道具一式 ロープ30m ハーネス スリング120cm4本 カラビナ2 安全環つきカラビナ1 エイト環 目だし帽 手袋スペアいくつか ゴーグル ピッケル アイゼン(12本爪ワンタッチ) スコップ たわし 食料4日分(行動食) 水2L(宝水で調達) サングラス 日焼け止め
備考 たわしはアイゼンの雪払いに便利。手袋や着替えは個別にパッキングするとぬれない。

感想

二日目に紀美子平でビバークのつもりが強風でテントが張れなくなった。風が弱い樹林帯までヘッドランプで下るつもりが、適地が見つからず、結局岳沢テン場まで下ってしまった。縦走2日目までは気温が下がらないと予想していたがそのとおりになった。中途半端なところでビバークしなかったのは正解だった。

真っ暗なざあざあぶりの中、帝国ホテルの前で降りたときには中止して日帰りしようかと思ったが、やっぱり岩稜が好きなのかな?

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