北ノ俣岳(チャリミネンコ)
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- GPS
- 15:05
- 距離
- 60.5km
- 登り
- 3,747m
- 下り
- 3,735m
コースタイム
- 山行
- 13:14
- 休憩
- 1:52
- 合計
- 15:06
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・有峰林道 概ね良好ですが、道路上の岩や小枝は撤去されていない。 トイレなどまだ木枠で閉じられている。 ・折立〜太郎平 登山道に入るとすぐに雪が出てくるがすぐに消えてしまう。 標高1700m手前から雪が増えてくる。 踏み抜きも増えるのでなるべく土の部分を歩く。 この時期なので倒木なども出てくる。スキーに枝がからまり厄介。 標高1750m位で雪が一旦繋がるのでスキーを履く。 カチカチだが表面は緩んでいるのでシールが効く。 標高2000m辺りは日当たりが良く地道が出ている。 登山道に残った雪道を詰めていくが、スキーを履いたり外したりするところが多い。 特に階段区間は雪が全くなく長い距離を歩いた。 またアップダウンも数か所。帰りはシートラやシールを貼って登り返すところも。 標高2100mを超えると雪はどっさり増え、白い雪面が続く。 太郎平小屋は地面が一部出ていて休憩に使える。 ・太郎平〜北ノ俣岳 太郎山脇をなるべく無駄な登りをしないようにルートを取る。 標高2400mを超えると新雪が薄く積もりシュカブラも認められた。 広大な斜面を登ってくが景色がなかなか変わらず時間が長く感じる。 なだらかな斜面を進み飛越新道との合流点を過ぎると北の俣岳山頂はすぐ。 山頂から滑り出し快適に標高を落とす。 新雪から緩んだ雪の斜面になるがスキーは良く走った。 太郎山を左側から巻くためシールを貼ってショートカット。 乗り越えたところから再び滑走するが谷に遮られうまくいかず、一部ツボ足で登り返す。素直に太郎山はシールで登り返した方が滑りを楽しめる。 ・太郎平〜折立 太郎平小屋から暫く右手に薬師岳を見ながら快適な尾根滑り。 P2196の登り返しは長いのでシートラで超える。 眺めの良い階段区間は下りなのでかなりの距離を板を持って下る。 歩くよりも滑る方が体力を消耗しないので、雪があれば板を履いた。 標高1950mの樹林帯を滑って、P1934は暑くなりやすく長めなのでシールを貼る。 P1869をカニ足で超えると再び樹林帯を滑走して標高1750m位で板を外す。 この間、倒木や雪切れなどもあるので手間がかかる。 トレランシューズに履き替えて下山。 登山道に積もっている雪は緩んで踏み抜きが増える。 中途半端な残雪は足元が不安定で難儀する。下りは注意を要し慎重な下山となった。 それでも、ブナの葉が堆積した土の登山道は足裏に優しく下りやすい。 |
写真
長い一日の始まり。今回は雪が無く夏道を歩かされそうなのでトレランシューズ持参。折立まで20辧標高差は1000m位なのでロードレーサーを使用。ちょっと部品交換でひと手間かけてます。
感想
ゴールデンウィークは、立山、乗鞍、白山も人がいっぱいの予感。
人が少ない静かな山でスキーを楽しむには?
出てきた答えが薬師岳。6月までゲートが閉ざされ関係者しか入れない。
なかなか高いハードルだが、静かな山を楽しめるなら行ってみよう。
GWは、天気、家事などの状況を勘案して5月3日のワンメイク登山に決定。
ならばチャリミネンコで行くしかない。
また、早い雪融けで登山道も出ているだろうからトレランシューズも持っていこう。
当日は0時過ぎにスタート。月夜のナイトライドだ。
ビンディングシューズなので脚は軽いが腰は大変である。
チャリミネンコは中盤に配置されたトンネルの通過が強烈な修行となる。
ここは風の通り道、南風が多いので向かい風となる。また、トンネル内の勾配は容赦なく強めなので足を停めれない。
腰が疲れてきたら足をついて休みながら登る。
時計の標高を見ながら頑張りようやく有峰湖へ。手先が冷たくグローブ交換。
折立までの湖畔道路で脚を回復させ最後の激坂は気力で上がる。
登山準備をしているとヘッドライトが見える。やはり先行者がいるようだ。
登山開始。板とブーツをまだ担いでいるのでペースは上がらない。
何度も通っている道なのでストレスは無い。おそらく一時間歩けば雪は繋がると踏んで頑張った。
標高1800m手前で空が明るくなり雪が増える。
ようやく板でシールオン。カチカチ斜面で歩きにくいが肩の荷が降りた。
左手に立山連峰を見ながら登り、日当たりのよい尾根に出ると雪切れ多数で苦戦開始。階段区間は長く歩かされたがようやく雪がどっさり増えて薬師岳が近づく。
標高2200mを超えるとどこでも歩ける尾根に変わり先行者とも少々会話。
薬師岳は尾根の雪が少なそうなので北の俣岳に変更する。
快適な尾根歩きで太郎平小屋へ。おにぎりを頬張り水晶などの山々を仰ぐ。
北の俣岳までは緩やかな広い斜面が続く。斜面には新雪が残ってラッキーでした。
標高2500mから意外に距離があり山頂まで長い時間だった。
飛越新道との合流点辺りにテントが幾つか。黒部五郎と薬師のアタックだろう。
山頂では展望を楽しみ写真を撮りシールオフ。
予想通り、快適滑走でした。あっという間に太郎山手前に達する。シールを付けて太郎山の西を巻こうとしたが谷斜面が急なのでツボ足で登り返す。
再び滑りだして太郎平小屋の西を霞める。
後は総合格闘技で折立まで下山、豪快ダウンヒルを楽しんでゴール。
トンネルを通過するごとに、木々の葉、道路脇の花々が変化していった。
下界は初夏の様相だが、もう少しスキーを粘ってみますか。
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