川又から孫四郎峠・雁坂嶺・雁坂峠へ
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- GPS
- 07:47
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 2,012m
- 下り
- 2,027m
コースタイム
- 山行
- 7:01
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 7:52
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
西武秩父駅 8:20発 西武観光バス 川又行き 川又BS 9:35着 ※道路渋滞により10分程度遅延 【復路】 川又BS 17:30発 秩父市営バス 三峰口駅行き(最終便) 三峰口駅 18:10着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・5/4時点でルート上に残雪は無し ・地蔵岩〜孫四郎峠〜雁坂嶺は廃道。要GPS。尾根が広いため下りで利用する際は特に注意が必要と思われる。 |
その他周辺情報 | 【下山後給酒スポット】 無し。三峰口駅周辺にも商店は無いので西武秩父駅までの我慢となる。 |
写真
すぐに登山道がトイレ内を通る珍しい箇所を通過。はるか昔に“便所国道”と話題になったけど実際には国道指定されていたのは黒岩尾根でなく突出尾根なんだよな。
感想
一ヶ月ぶりの山登り。連休中の他の日程は家族と出かける予定があるので、この日だけがチャンス。見事に高気圧が張り出す晴天にも恵まれていざ決行。最近はふたたび奥秩父への想いが強くなっているので、先月に引き続き今回も奥秩父。
温めている計画は沢山あるが、ちょうどTwitterで5月3日から4日に雁坂小屋恒例の「猪鍋まつり」が開かれることを知る。そこでそれに合わせて久しぶりに秩父側から雁坂峠に登ることにした。路線バスが入る川又を起点にして往路は突出尾根、復路は黒岩尾根のルート。そこに少しのスパイスを加えるべく、往路の地蔵岩から先は現登山道から昭和30年代まで使われていたという旧道に入って孫四郎峠から雁坂嶺へと登り、雁坂峠、雁坂小屋へと周回するコースを組んでみた。
始まりは秩父・川又バス停。休日ダイヤで西武秩父駅から最も早い到着は三峯神社行きのバスに乗って、大滝温泉から川又行きの市営バスに乗り継ぐ形だが、西武秩父駅に到着するとバス停には長蛇の列…。これがゴールデンウイークか。混雑したバスに1時間近く乗るのはしんどいので20分後の川又行きを待つこととした。川又行きも車内混雑はないものの、秩父市内の渋滞の影響で遅れての到着。これで最初の計画より30分近く遅れての出発になってしまう。
バス停からは僅かの車道歩きですぐ登山道へ。前半は突出峠まで標高を稼ぐべくトラバース基調にどんどん登っていくが、歴史ある街道だけあって無駄が無く、とても歩きやすい。周囲は新緑眩しい広葉樹林。幸せな気持ちに包まれる。
標高1,700mを超えると周囲の林相が変化。ダケカンバが密生する奥秩父らしい雰囲気になっていく。だるま坂を超えると傾斜が緩くなり突出尾根コース随一のランドマークスポットである地蔵岩の分岐。看板に描かれた狎欧譴親には絶対おすすめ瓩良週に偽りは無く、破風山から甲武信岳へと続く稜線を望むことができた。
地蔵岩からは一旦登山道に戻り、少し進んだ箇所から雁坂小屋へトラバースで続く登山道と別れて右へ延びる薄い踏み跡へ。これが昭和30年代まで使われていた旧道。小ピークを荒川谷側で抜けた鞍部が孫四郎峠。古くは荒川谷へと道が通じていたようだが跡形もよく分からない。雁坂嶺へはそのまま広い尾根を登っていく。鬱蒼としたコメツガの原生林を倒木に苦慮しながら登っていく行程は短いながらもバリエーションルートらしくて楽しい。およそ1時間ほどで雁坂嶺へ到着。
雁坂嶺からは立ち枯れの明るい稜線ハイク。無理やりでも周回に仕立てたのはこの区間を歩きたかったからという理由もある。正面に水晶山を望みながら明るい雁坂峠へと降りたち、そのまま秩父側に下り雁坂小屋へ。楽しみにしていた猪鍋はなんと私の前のお客さんで終了とのこと。時間も午後2時を回っていたので仕方ない。来年のリベンジを心に誓って黒岩尾根で下山にかかる。
あとは静かな黒岩尾根を黙々と下る。水晶谷側にトラバースするように尾根を下っていくこのルートも森の雰囲気が素晴らしく、紅葉の時期なども楽しめそう。あせみ峠を過ぎると一気に下降をして夕暮れの豆焼橋へ降り立つ。川又までは6km。終バスまで1時間を切っていたので軽く走りつつ夕方5時半前にゴールとなった。
今回も先月に続き奥秩父の歴史ある峠道を辿る日帰り旅。雁坂小屋の猪鍋はまた来年のリベンジかな。また遊びにきたいと思います。
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