230504-06葛城修験二十八宿 六十谷〜粉河
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- GPS
- 21:40
- 距離
- 49.4km
- 登り
- 2,360m
- 下り
- 2,308m
コースタイム
- 山行
- 2:16
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 2:19
- 山行
- 9:10
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 10:16
- 山行
- 8:13
- 休憩
- 2:38
- 合計
- 10:51
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
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アクセス |
感想
葛城二十八宿の登山記録。
4月に歩いた和歌山市加太〜俎石山に引き続き、和歌山市六十谷〜紀の川市粉河を歩きました。
・4月の記録 https://yamap.com/activities/23546219
《本山行の写真を含めた日程記録・YAMAP》
① 5/4(木)六十谷〜地蔵山
https://yamap.com/activities/24069492
②5/5(金)地蔵山〜神通温泉
https://yamap.com/activities/24115285
③5/6(土)犬鳴山〜粉河駅
https://yamap.com/activities/24141611/
【2023.05.04 六十谷〜地蔵山/登山記録詳細】
車はログスタート地点、JR六十谷駅から徒歩5分程度の1日300円のコインパーキングに停めました。駐車場で紀州の山々をくまなく歩かれていて、HPにその記録を載せておられる“ショウタン”さんにお会いして、テンション上がりました(笑) 長年HPを参考にして、紀州の山々登らせて頂いております。師匠みたいなものです。 https://www.syotann.com/index.html
色んなお話ありがとうございました。
■六十谷〜井関峠
井関峠登山口までは、アスファルト及び車が通れる幅の不安ない道。井関峠登山口から井関峠は山道に入る、途中大福の水湧き水あり。枯れることもありそうな程細い、後半はさほどきつくはない葛折りの登り。
■井関峠〜地蔵山
地蔵山手前最後に急な登りあり。標高差約60-70m、ロープが付けられている。それまでは緩い登り。尾根道合流して右に行くと広い山頂広場があり、紀の川や和歌山市内が一望できる。
・六十谷の駅を出ると、この日はトイレは行程上ありません。
【2023.05.05 地蔵山〜神通温泉/登山記録詳細】
地蔵山山頂は、眼下の紀ノ川流域から紀伊水道、雑賀崎、海南市方面に至るまで見渡すことができる展望のいい広い山頂でした。まずは第三経塚がある雲山峰(うんざんぽう)へ向かいます。朝いちのウォーミングアップに最適な平坦な尾根道です。
山中渓までは、尾根歩きと峠への急な下り、以降は槌ノ子峠、楠畑峠と悪路の続くオススメは出来ない難路の峠を越えました。風吹峠から梵天山、馬別れへの途中まではアスファルト、ダートの登り。途中第五経塚に立ち寄りますが、後はダート、アスファルトの長い道路で神通温泉へたどり着きます。
◾️地蔵山〜雲山峰 15分
緩やかな道、急登はなし、足場良好
◾️雲山峰〜四ノ谷山 60分
雲山峰直下は急なくだり、その後小さなアップダウンを何度も繰り返す。地味にきつい。後半露岩は滑らぬよう。山と高原地図の0:55は早めのペース。
◾️四ノ谷山〜山中渓駅 45分
分岐からは急なくだり、路肩や階段が整備されているが、草木生茂り、道も狭い。下部にはザレているところもあるので、スリップ注意。
山中渓駅前には、駅前食堂あり。パンも売っている、自販機4.5台あり。
・王家食堂 https://s.tabelog.com/osaka/A2705/A270504/27033855/dtlrvwlst/
◾️山中渓駅〜第四経塚 20分
アスファルトの2車線道路。歩き始めしばらくすると歩道がなくなる。交通量は少なめだが阪和道をくぐるところ辺りは特に、車に注意。進行方向左側を歩く方がよい。
◾️第四経塚〜槌ノ子峠 60分
境谷集落までは交通量がほぼないくらいのアスファルト車道。集落内槌ノ子峠に進む道までの分岐が少し難しい。
境谷から槌子峠までは波線ルートだが極めて難路、廃道と表現するレベル、道の崩壊激しく、倒木も多い、藪漕ぎ箇所もある、崩れて道が原形を留めていない所もあり通行要注意、特に雨の日は避けた方がいい。この区間、山と高原地図では40分だが、60分見ておくべき。
◾️槌ノ子峠〜川上新道登山口(風吹峠付近) 80分
槌ノ子峠から楠畑集落までは難なく歩ける山道だが、倒木が数ヶ所あり厄介、楠畑峠入口まではアスファルト道。楠畑峠入口から楠畑峠までは獣避けを開けて入山、沢沿い向かって左がわの斜面をずっと歩くが、通れるのか不安になるほど崩れているる所もある。雨の日は無理。難路。
楠畑峠から川上新道登山口までは比較的歩きやすい山道の下り。車の音が聞こえてきたら、じきに田んぼに出る。そこが川上新道登山口。左の方面に道路をくぐるトンネルを進むとつづら畑方面にいく。
◾️川上新道登山口〜梵天山 80分
葛畑の集落までは広いアスファルト道で登りが続く。葛畑から梵天山方面は軽自動車程度なら通れる幅の林道が続く。ダート道、コンクリートを繰り返す。
◾️梵天山〜馬別れ 30分
梵天山直ぐ近くのババタワで右に進み、馬別れへ。梵天山から馬別れは、車が通れる幅のダート道。緩い登りがじわじわ足にくるが、峠を越えると下りが続く。
◾️馬別れ〜第五経塚 40分
馬別れから第五経塚遥拝所までは15分程度。第五経塚分岐遥拝所から第五経塚までは、渓沿いの道。途中まで分かりやすいピンクテープが付いているが途中で分からなくなる。谷の分岐は左が本流で進みがちだが、右側の狭い谷を進む。尾根に出たら標識に従い、左のピークに進むと第五経塚がある。ザックは二瀬川本流付近にデポしていくと良い。
◾️第五経塚〜神通温泉 90分
渓流沿いの平坦な道。遥拝所からしばらく歩くと、アスファルト道となる。中畑の集落を抜けてそのまま続けて歩くとやがて神通温泉に着く。
・行程上トイレは山中渓駅のみ
・自動販売機は山中渓駅だけ。他はない。
【2023.05.06 犬鳴山〜粉河駅/登山記録詳細】
3日間の山行の3日目なのですが、この日は単独行ではありません。朝イチ7時台のバスで神通温泉から犬鳴山へと移動して、熊野修験の皆様の修行に同行させて頂きました。
■犬鳴山駐車場〜七宝瀧寺 45分
駐車場で参加者の方々の顔合わせと挨拶をした後、山内各所で般若心経やご真言を唱えながら、ゆっくり七宝瀧寺まで向かいました。義犬の墓の説明を聞いたり、本堂内でお祈りをしたり等単独山行では成しえない体験です。
・義犬の墓 https://360navi.com/osaka/inunakisan/inunaki-haka/
■七宝瀧寺〜第八経塚(経塚権現山) 60分
七宝瀧山から急登を一気に250m登る。つづら折りの登山道になっているが、ここ迄の舗装された道とは違って傾斜はきついのでゆっくり登ることを心掛けたい。第八経塚(経塚権現山)からは、眼下に関西空港が見える。
■第八経塚(経塚権現山)〜大タワ(紀泉高原スカイライン合流点) 60分
登り下りの登山道や、杉林の中のトラバースルート。処理されていない倒木が多い。ルート上迷いやすいところは特にないと思うが、足場が覚束ないところもあり、少し注意したほうがいい。
■大タワ(紀泉高原スカイライン合流点)〜秤木ノ宿 60分
この間は紀泉高原スカイラインのため広い車道。ここ迄と違って一気に距離を稼ぐことはできるが、アスファルトの為膝にも優しくなく雰囲気は良くない。
■秤木ノ宿〜第七経塚 30分
秤木ノ宿を出た分岐を、スカイライン本道から外れて右の少し細い道を行く。ここも車が通ることが出来る道で1車線だが、交通はほぼない。30分ほど歩くと第七経塚へ着く。
■第七経塚〜熊野神社 30分
ここからは終始下りになる。途中紀の川の向こうの山々も見えるようになる。通る車はないが、コンクリート道や鬱蒼とした落ち葉だらけの山道を下っていくことになる。前鬼谷、源頭部地形の場所に着くととても立派な緑の中に映える熊野神社に着く。境内には杉の巨木があり目を引く。
■熊野神社〜中津川行者堂 10分
熊野神社から粉河駅まではコンクリートやアスファルトの道で、車が通ることが出来る道になる。中津川行者堂は葛城修験の中心地をなす行場。この地域には前鬼後鬼末裔の姓があり、西野、前坂、亀岡、中川、中井姓はそれにあたるとされる。また修験とは関係ないが、昔よりこの集落の女性は月に1日の断食日を36か月続けるという習慣があるそうだ。
■中津川行者堂〜桧木宿跡 40分
終始問題のない車道。中津川行者堂を出て間もなく一丁毎に古い丁石がある。桧木宿の跡は既に町の中、信号脇にある。この3日間、六十谷を出発してから初めて見る信号に、普段見慣れているものでもその果たす役割にありがたさを感じてハッとした。
■桧木宿跡〜JR粉河駅 45分
ここから粉河寺を経てJR粉河駅へ。山の中から下りてきて至った巨大な粉河寺は車で来るのとはまた違い、大きな存在感を感じる。地元の猟師大伴孔子古(おおとものくじこ)によって770年に創建。西国三十三か所の第三札所でもある。粉河寺から粉河駅へは通りを真っすぐ進み15分で着く。駅までの風情ある街並みもまた良い。
・行程上トイレは七宝瀧寺を出ると、粉河寺までない。
・コース全体の7〜8割はアスファルトやコンクリート等の山道以外を歩く。スカイラインに出る大タワまでは転倒などないように慎重に歩きたい。
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