大峯奥駈道・逆峯 修験道を歩いてリハビリ総仕上げ

- GPS
- 51:16
- 距離
- 120km
- 登り
- 10,216m
- 下り
- 10,516m
コースタイム
- 山行
- 10:34
- 休憩
- 3:44
- 合計
- 14:18
- 山行
- 11:14
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 13:04
- 山行
- 11:48
- 休憩
- 3:27
- 合計
- 15:15
- 山行
- 7:05
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 8:20
| 天候 | 3日 晴れ 4日 晴れ 5日 晴れ 少し雲多め 6日 曇り 風強い時々晴れ間 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
公共機関だと出発の時間が遅くなるので前泊するか行程を少し削らざるを得ない。 マイカーだと回収が・・・。 下山後のバスや電車の時間・・・。 色々調べたり考えたりしました。 で、 家族に車で吉野まで送ってもらい自分は山へ。 家族はそのまま観光して帰宅。 縦走後はバスで新宮まで出て電車で静岡まで帰宅という計画。 下山後はたまたま今回の縦走で同じ行程で歩いていた知り合いの帰宅する車に途中まで同乗させていただき新幹線でビューっと帰ってきました。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
基本的に大部分はよく整備された登山道で不明瞭なところなどは殆どないと思います。 詳細は写真や感想欄で。 ここでは各日のポイントだけ記載しておきます。 すれ違う方にこの先の水場の状況などを常に聞きながら作戦を考えて歩きました。 <吉野〜山上ヶ岳〜行者還避難小屋> 山上ヶ岳は女人禁制。 洞辻茶屋で飲食物の補給可能。 小笹の水場はドバドバ出てます。 山上ヶ岳を過ぎた後、女人結界の外から大普賢岳、国見岳、七曜岳、行者還岳と急なアップダウンを繰り返しなかなか体力的にキツイ区間。 <行者還避難小屋〜弥山〜釈迦が岳〜天狗の稽古場> 弥山まで300m程一気に登るところ、釈迦が岳手前の急登、その後の大小アップダウンが体力的にしんどいところ。明星ヶ岳から楊枝の宿の間に崩落しているところがあるので慎重に。 弥山は営業小屋なので補給可。 楊枝ヶ宿小屋の水場はギリギリ生きている。 釈迦ヶ岳直下の隠し水は立ち寄っていないが水量抱負との事 深仙小屋の水場も問題なし。 <天狗の稽古場〜玉置神社> 笠捨山の激登りがかなりきつかった。 槍ヶ岳、地蔵岳の鎖場は要注意ヵ所なかなかの岩場です。 玉置神社手前は700m以下まで下るが1000m以上の山頂までじわじわと登って行く。 夜間は玉置神社の駐車場にテントが張れる。 持教の宿、行仙の宿で飲料の補給可能。 親切な宿で元気が出た。 <玉置神社〜熊野大社> 大小のアップダウンを繰り返し熊野川へ。 1000m下るだけだと思ったら大間違い。 激下りに地味な急登の繰り返し。足へのダメージ大。 最後の最後まで尾根道を繋げるので簡単には下らせてくれない。 熊野川の渡渉ポイントは膝下ぐらいの水量だが所々もう少し深いところもある。 自分は裸足で渡ったが下の石が割と小さくぬるぬるしているので足裏が痛くて大変だった。サンダルを持参する方や最後なのでそのまま靴で突っ込む方もいるらしい。 玉置神社で水は補給可。 駐車場に自販機あるが売り切れ続出。 17時までであれば売店がやっている。 |
| その他周辺情報 | 熊野大社は観光地なので飲食店やお土産屋さんには困らない。 温泉もバス等で移動できる範囲にいくつか。 |
写真
これに当日朝コンビニでおにぎり、どら焼、お菓子(ラムネ、ドライフルーツ)を買い、山中でコーラ2本、パン、バナナを補給。水を1,5肇好櫂疋600㎖。
非常食にアミノバイタルゼリー、塩分タブレット。
お酒はスキットルにウイスキー
装備
| 個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
フリース
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
|
|---|
感想
「大峯奥駈道」
およそ100厠濱僉10000mのロングトレイル。
世界遺産に登録されている「道」はこの修験道とスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラだけ。歩いてみたいじゃない。
今回GWのお休みが5連休なのと怪我した足のリハビリもある程度進み不自由さはあるけど歩く事はそれなりにできるようになってきたのでチャレンジしてみたいと計画。
アクセスやら装備やら事前から練って天気予報と直前までにらめっこして決行。
一週間前まではこの期間全部雨だったのでダメかと思ったけど直前に最終日以外は何とか持ちこたえてくれそうな予報に変わりました。
GW暇を持て余していた姉と娘に登山口に早朝に着けるよう送ってもらい彼女達はそのまま観光へ。
自分は真っ暗な中出発します。
天気予報が3日目までは晴れで4日目は午後は雨模様。
少しでも前半に進んでおかないと後半にしわ寄せがきて雨の心配も出てくるので前半は少し頑張って少しでも進んでおこう。
今日は30キロオーバーできるなら弥山まで進んでおきたい。
吉野神社から小さなピークをいくつか越え大天上岳へ。
朝の涼しい山から徐々に熱くなってくる。
そして有名な女人禁制の結界をくぐり山上ケ岳へ。
大峰山(山上ヶ岳)での挨拶はこんにちはじゃなくて「よう、おまいり」すれ違う人すれ違う人おまいり〜と声をかけてくれる。
男しかいない山だけどなんだか気持ちいい。
途中の洞辻茶屋で一息ついた時に小屋の方に土曜の天気は好転したと教えてもらい少し気が楽になる。
有名な西の覗の鎖を見て修行とはいえこんなとこ吊るされたらたまらんわぁと足がすくむ。
山頂は開けていて笹原からの展望が素晴らしく多くの方がのんびりしてる。
天気の不安が少し解消されたのでお昼ごはん食べながらのんびり休憩。
ここから先地獄のアップダウンが続く事も知らずに...
気持ち良さそうな小笹の宿で水を補給し、大普賢岳へ。大普賢岳、、国見岳、七曜岳、と急なアップダウンでぐったり。弥山まで行く元気はすっかりなくなりヘロヘロになりながら行者還小屋にテントを張る。
〈Day2〉
薄暗いうちに支度を済ませ日の出と共に歩きだす。
弥山までの300mの登りが昨日の疲れが残る朝の身体にいきなりのしかかってくる。
序盤から楽はさせてくれないなぁと思いながら弥山に到着。
小屋でコーラとパンを買い(3個買おうとしてた方にお願いして一つ譲ってもらいました)一息ついて出発。
今日の行程はとりあえず釈迦ヶ岳まで行ってその時の時間、体力を考慮して行けるとこまで。以前来た時は吹雪いてた大峯の最高峰八経ヶ岳を暑いぐらいの晴れの中通過し釈迦ヶ岳へ。この間の雰囲気がすごく好きな感じで気持ち良く歩けました。
まるで深南部のよう。
途中追いついた方とその仲間の先程最後の一個のパンを譲ってもらった方がSNSでやり取りしている方と判明。結局最終日まで同じ行程で色々と情報を交換したり作戦立てながら楽しく歩かせてもらいました。
この日の核心部は釈迦が岳への登り。
激登りできつかったぁ〜
深仙小屋で水を汲み、たっぷり休憩を取って先へ進みます。
持教宿まで行けると翌日楽なんだけどちょっと厳しいかな。
この日は天狗の稽古場で野営。
<Day3>
同じ行程で歩いている2人とおじちゃん一人は自分よりも少しペースが早いのと、不自由な脚では中盤に出てくる地蔵岳の岩場とか鎖場はガクっとペースが落ちるのでお三方よりも少しだけ早く出発。
この日は最終日の行程を考えると玉置神社までがmust。
歩き始めて間もなく日の出を迎え今日の活力に。
持教宿で朝食を摂る。
ここで食べ物や飲み物を補給できたらなと思っていたけど残念ながら売り切れ。
しかし小屋の方が親切でバナナをふるまってくれたので補給はちゃんとできて助かりました。この後の行仙小屋も小屋の方が親切で元気をもらえました。
途中バテてキツそうだった先行者を引っ張って歩き舗装路まで出た辺りでお別れ。
繰り返すアップダウンでヘロヘロになったけど何とか明るいうちに玉置山山頂へ。
疲れたのもあって山頂でのんびりしたら神社へ下るときには暗くなっちゃいました。結構時間かかるのね・・・
更に駐車場まで20分ぐらい歩くとは・・・。
暗い中駐車場にテント張らせてもらって就寝。
風が強くて雲が多い。明日の天気は大丈夫かな?
<Day4>
今日も雨から逃げるように早めに出発。
下るだけだと思って歩き出したけどそんなに甘くはなかった・・・。
まず大森山への登り返しここでぐったり。
その後は激下りと小さな急登の繰り返しこれまでの疲れと足へのダメージがじわじわと・・・。リハビリ中の片足引きずりながらだから元気なもう片方の足もしんどくなってきた。
最後の最後まで楽はさせてくれない。
展望地で大鳥居が見えた時はよし!あとちょっとだ!と思って最後の行動食を食べ気合を入れなおして歩き出す。
このルートは最後の最後まで尾根筋を忠実に辿って行くので熊野川に下る直前まで地味に登らせる。
熊野川まで下りて来た時は感慨深かったなぁ。
この渡渉の為にサンダルを持ってくる方や最後だから靴のままドボンの方もいるけど自分は裸足になって渡りました。
石が小さくてヌメヌメで足裏痛かった。
靴を履き直し最後の舗装路を歩いて熊野大社本宮へ。
長かった山旅もついに終了。
歩ききったぞ。
大怪我をした時はもうこれまでのように山を歩く事は出来ないんじゃないかと心配になったけど、完全とはいかないまでもこのロングトレイルを歩ききることができました。今後もリハビリを続けてこれまでのように自由に山を歩き回りたいです。
下山後は温泉に入って食事を摂り、親切なフォロワーさんに途中の駅まで送ってもらえたので当日中に帰宅して自宅でのんびり。ホント助かりました。
同じ行程で歩いた3名の方ずっと一緒だった訳ではないけど同じパーティーのような感覚でした。励みになりました。
途中で出会った多くの方々、親切にしてくれた南奥駈の小屋の方、送ってくれた姉や送り出してくれた家族にも感謝です。
帰宅後怪我してる反対側の足の膝が痛みます。
しばらくは身体のメンテですね。
まめぴょん

















奥駈道縦走しちゃうんだから、もうリハビリ終了ですね。これからはガシガシ歩いてください。
あの、笠捨山の登りがきつかったところ、めちゃめちゃ共感しました。
日常生活をする分には問題ないですがまだまだ思うように動けないのでスポーツ的な意味ではリハビリはこれからって感じです。岩場の登り下りなんかは全然できないので怪我してない方の足一本で頑張りました。
アップダウンがこれでもかってぐらい繰り返す中での笠捨山の激登りはホント大変でしたよ
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