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Yamareco

記録ID: 5511732
全員に公開
雪山ハイキング
朝日・出羽三山

朝日連峰 竜ヶ岳 そう、あの竜ヶ岳

2023年05月20日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:38
距離
10.5km
登り
857m
下り
841m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:24
休憩
0:14
合計
6:38
7:29
124
9:33
9:33
91
11:04
11:18
67
12:25
12:25
102
14:07
14:07
0
14:07
ゴール地点
天候 がすがす
気温: スタート14℃ -> 山頂12℃
過去天気図(気象庁) 2023年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
南俣沢出合Pまで問題なく車入れます。林道に雪なし。
コース状況/
危険箇所等
焼峰付近まではほとんど雪もなく夏道
焼峰すぎて竜ヶ岳直下のトラバースが始まるとかなりの残雪、斜度もあるのでアイゼン推奨
登山道を離れて竜ヶ岳まではかなり厳しいヤブ&たまに残雪
その他周辺情報 電波状況: docomo:62% / au:38% / softbank:59%
https://chizroid.info/denpa/ex/map?tid=maN3o5Ofl6
相変わらず朝日連峰は厳しい数字です
Amazonで2000円のスコップを買ったら、何だか無性に使いたくなって、、、
2023年05月19日 19:52撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
12
5/19 19:52
Amazonで2000円のスコップを買ったら、何だか無性に使いたくなって、、、
いつもの大井沢川林道入口。以前のコロナの看板は無くなりました。
2023年05月20日 07:12撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
2
5/20 7:12
いつもの大井沢川林道入口。以前のコロナの看板は無くなりました。
出合。駐車場まで問題なく入れました。
2023年05月20日 07:18撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
5/20 7:18
出合。駐車場まで問題なく入れました。
さあ、今日は難しめの山行なので、少し緊張気味。
2023年05月20日 07:20撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
1
5/20 7:20
さあ、今日は難しめの山行なので、少し緊張気味。
ほな、行くで。
2023年05月20日 07:31撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 7:31
ほな、行くで。
「バカ平」という名前はちょっと可哀そうだよね。
2023年05月20日 07:41撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 7:41
「バカ平」という名前はちょっと可哀そうだよね。
「アタマいい平」というのは、、?
2023年05月20日 07:54撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 7:54
「アタマいい平」というのは、、?
この崩落地も年々形を変えてる気がする。
2023年05月20日 08:03撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 8:03
この崩落地も年々形を変えてる気がする。
花は1ヶ月くらい時が戻った感じでした。
2023年05月20日 08:12撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 8:12
花は1ヶ月くらい時が戻った感じでした。
焼峰稜線も雪が無くて助かった。ちょっと怖い場所だったので。
2023年05月20日 08:37撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
2
5/20 8:37
焼峰稜線も雪が無くて助かった。ちょっと怖い場所だったので。
稜線を離れ竜ヶ岳直下のトラバースが始まると、予定通り残雪登場。
2023年05月20日 09:02撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 9:02
稜線を離れ竜ヶ岳直下のトラバースが始まると、予定通り残雪登場。
GPSを頼りにしっかりルートを見定めます。
2023年05月20日 09:09撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 9:09
GPSを頼りにしっかりルートを見定めます。
かなり傾いてるのでアイゼンが歩きやすいと思う。
2023年05月20日 09:18撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 9:18
かなり傾いてるのでアイゼンが歩きやすいと思う。
最後の急登を登れば
2023年05月20日 09:48撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 9:48
最後の急登を登れば
ついに運命の分岐に到着。
2023年05月20日 09:49撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 9:49
ついに運命の分岐に到着。
竜ヶ岳方面は、、ノー!雪がNo!
2023年05月20日 09:57撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 9:57
竜ヶ岳方面は、、ノー!雪がNo!
でも行きます。
2023年05月20日 10:09撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 10:09
でも行きます。
かなり厳しいヤブです。
2023年05月20日 10:13撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 10:13
かなり厳しいヤブです。
ん、あの先に見える白い物体は、、、
2023年05月20日 10:22撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 10:22
ん、あの先に見える白い物体は、、、
ヤッホー、残雪!まさに天国!!
2023年05月20日 10:23撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 10:23
ヤッホー、残雪!まさに天国!!
でも長くは続かない。
2023年05月20日 10:25撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 10:25
でも長くは続かない。
残雪とヤブを交互に5回くらい。全体の半分くらいの距離は残雪で歩けた感じ。
2023年05月20日 10:29撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 10:29
残雪とヤブを交互に5回くらい。全体の半分くらいの距離は残雪で歩けた感じ。
なるべく雪を繋いで歩いたので後で軌跡を見るとかなり迷走してました。
2023年05月20日 10:31撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 10:31
なるべく雪を繋いで歩いたので後で軌跡を見るとかなり迷走してました。
山頂が近づくと見事な密ヤブ!まさに最後の試練!
2023年05月20日 11:02撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
4
5/20 11:02
山頂が近づくと見事な密ヤブ!まさに最後の試練!
ん、あれは、、、
2023年05月20日 11:04撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 11:04
ん、あれは、、、
Yes!幻の二等三角点!基準点名「竜ヶ岳」。
2023年05月20日 11:04撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 11:04
Yes!幻の二等三角点!基準点名「竜ヶ岳」。
スコップの出番が無かったのは、嬉しいような悲しいような。
2023年05月20日 11:08撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 11:08
スコップの出番が無かったのは、嬉しいような悲しいような。
でも、今日は頑張りました!
2023年05月20日 11:11撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 11:11
でも、今日は頑張りました!
戻ります。帰るまでが遠足。
2023年05月20日 11:14撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 11:14
戻ります。帰るまでが遠足。
ヤブは登りよりも下りが要注意。方向はしっかり見定めて。
2023年05月20日 11:30撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 11:30
ヤブは登りよりも下りが要注意。方向はしっかり見定めて。
雪原が歩きやすいからと言ってあらぬ方向に行かぬよう。
2023年05月20日 11:43撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 11:43
雪原が歩きやすいからと言ってあらぬ方向に行かぬよう。
しかし、今日のヤブは厳しかったねぇ。今日「も」か。
2023年05月20日 11:45撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 11:45
しかし、今日のヤブは厳しかったねぇ。今日「も」か。
登山道ハッケン!
2023年05月20日 12:04撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 12:04
登山道ハッケン!
無事、生還しました。体力は正直ギリギリだった。
2023年05月20日 12:06撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 12:06
無事、生還しました。体力は正直ギリギリだった。
あの稜線を歩いたんだね。
2023年05月20日 12:06撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 12:06
あの稜線を歩いたんだね。
ウィペット君は今日も大活躍。買ってよかった。
2023年05月20日 12:16撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 12:16
ウィペット君は今日も大活躍。買ってよかった。
再び雪原を慎重にトラバースし、
2023年05月20日 12:31撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 12:31
再び雪原を慎重にトラバースし、
夏道まで戻れば一安心。
2023年05月20日 13:03撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 13:03
夏道まで戻れば一安心。
アタマいい平を経て、
2023年05月20日 13:42撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 13:42
アタマいい平を経て、
無事、ミッションコンプリート。お疲れ様。
2023年05月20日 14:02撮影 by  NIKON 1 J5, NIKON CORPORATION
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5/20 14:02
無事、ミッションコンプリート。お疲れ様。

感想

去年の紅葉の時期に登った朝日連峰 明光山のレコに「竜ヶ岳でも登るか」と書いた。冗談っぽく最後に書いた。でも実は内心、本気 (マジ) だった。

そう、あの竜ヶ岳。障子ヶ岳周回や天狗方面に行く際に必ず皆さんすぐ横を通るあの山。すごく身近な存在だけど道が無いので実際に登ったのはヤマレコでも過去にたったの3件のみ。自分がなぜ登ろうと思ってしまったのかはよく分からないけど、いつも頭上にそびえる竜ヶ岳がちょっと気になる存在だったことは確かだった。

ただ、いざ登るとなると完全な無雪期はさすがに厳しそうなので皆さんと同じように積雪期を狙いたいけど、自分の実力では朝日のガチ雪山はまだ無理なので、残雪期で、ある程度雪が解けてて、出来れば車も駐車場まで入れて、焼峰付近の尾根道は雪庇とか出来てたら嫌だから出来れば夏道が出てからがいいし、、、なんて贅沢を言ってたらこの時期になってしまった。

ルートは過去の皆さんのレコを見ると焼峰から直接尾根伝いに竜ヶ岳を目指されてたのが多かったけど、そちらはかなりの急斜面との話だったので、自分は反対側 (天狗側) の尾根まで行って、そこから尾根伝いに頂上を目指すルートを取ることにした。夏道通るたびに「ここ真っすぐ行けば竜ヶ岳だよねー」と思ってた場所。らくルートの距離で山頂まで片道 0.8km、去年の壮絶な須金岳のヤブ漕ぎが 0.6km だったからそれよりも長い。でも残雪をうまく利用すれば何とかなるか。

というわけで、ある程度雪が解けた5月下旬に計画実行。駐車場までは雪は無く、その後登り始めてもほとんど夏道で、ある意味ここまでは計画通り。竜ヶ岳山腹のトラバース区間は過去に一度、6月に歩いたことがある。その時よりは雪は多かったが、一度経験しているのである程度は想定内。ここも無事歩き切って、予定通りの分岐に到着。ここまで、まずは順調。

で、狙う竜ヶ岳方面は、、、ガーン、完全なヤブ!まあここまで雪が解けてたら稜線に雪が無いのは当たり前だわ。でも行くしかない。入る瞬間だけは勇気がいるけど、入ってしまえば体が勝手に動く。稜線の少し細くなったところを過ぎると、先が白い。ガスか?崖か?いや、雪だ!やったー!雪上歩きはまさに天国。でも長くは続かない。雪とヤブを交互に繰り返して徐々に山頂に近づくと、途中からは完全なヤブ漕ぎになった。このくらいの標高の藪は灌木でとにかく歩き辛い。かき分けかき分け進むと、あった!三角点!見事に顔を出しててくれた。ヤマレコでもYAMAPでも見たことのない、まさに幻の三角点。国土地理院のHPでさえ「現況状態:報告なし」となっている。これは嬉しい!ここぞとばかりに写真を撮りまくった。

帰りは再び来た道を戻る。雪原が歩きやすいからと言ってそのまま標高下げ過ぎると危険なので、慎重にGPSを見ながら歩きやすさと安全のバランスを見極める。再び厳しいヤブ漕ぎを経て登山道に戻って来た時には達成感で少し興奮気味。たまたまお会いした2人組にベラベラと喋りまくってしまった。

というわけで、久しぶりの成功山行。ここのところ敗退が多く、自分の中でも少しフラストレーションが溜まってたところもあるけど、今回はしっかりと難しめの計画を体調、状況、時間などもしっかりとマネージドを保って計画完遂することが出来た。ただ残雪の状況は不確定要素で、もしもっとさらに融雪が進んでいてほとんどがヤブ漕ぎになっていたとしたら、、、どうなってたかは分からない。ちゃんと途中でやめられただろうか。

ま、でも今日くらいは良いだろう。久しぶりに勝利の美酒に酔いしれても。今日くらいは。

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コメント

へろぞーさん、こんにちは。
周回コースを歩くたびに気になっていた存在感抜群の竜が岳、登頂おめでとうございます!
羨ましく読ませて頂きました。

いつかどこかの山でお会いしましょう!
2023/5/23 11:56
ken1586さん、どもです。この感動を分かって頂いて嬉しいです!
そうなんですよね、粟畑方面から見る竜ヶ岳は本当に存在感抜群で、まさに「竜」といった感じですよね。
ありがとうございます!
2023/5/23 17:56
こんにちは。
竜ヶ岳登頂、三角点撮影成功、おめでとうございます!
読み通りでしたね、経験の勝利だと思います。しかしスコップ出番なく、残念でした。
私は二等点だから結構早くに訪ねていました。
2008.10.4。取付点は同じで、その後のラインはもう少し高い所を抜けたので東寄り、崖の際を進んだ時もありました。
突入点9:26、三角点に11:10。南側に保護石が一つで、標石が白くてびっくりしました。
またのチャレンジレポートを楽しみにしています。
2023/5/23 18:40
komechanさん、どもです。
自分も元々はもう少し東寄りのルートを取る予定でしたが、残雪を繋いだらこんなルートになりました。自分がヤマレコの竜ヶ岳のページにアップしてる写真と見比べてみるとこの写真の木が無い場所と今回の残雪の場所はピッタリ一致しますね。あの部分はもしかして笹原なのかな。

東側の崖はコワイですね。純積雪期を避けてたのもこの理由が一番大きい。最終的に三角点はかなり崖の近くまで寄りましたが、少し覗くとやはり奈落の底まで一直線!むしろ雪が無くて良かったーと思いました。

チャレンジは、当分いいかなー。(と毎回言ってる気がする。笑)
2023/5/23 20:33
プロフィール画像
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