鈴鹿の秘境イブネ・クラシ・チョウシへ雨乞岳・御在所岳周回
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- GPS
- --:--
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,278m
- 下り
- 1,272m
コースタイム
- 山行
- 7:00
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 7:30
天候 | くもりのちはれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
滋賀県側の武平トンネル西駐車地 その先にもいくつか駐車スペースがある |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは、雨乞岳登山口や武平峠にある トイレは三重県側の武平トンネル東駐車地にある 武平トンネル西登山口〜雨乞岳〜杉峠〜イブネ・クラシ・チョウシ コクイ谷出合〜上水晶谷、御在所岳〜武平峠〜武平トンネル西登山口 これらの区間は、標識が整備され、踏み跡もはっきりしており、特に迷うところはない イブネ北端〜小峠 テープを見落とさないよう、シャクナゲの尾根をひたすら進む。 小峠〜コクイ谷出合 ゲキ下り。踏み跡薄く、ザレた九十九折の道を下る。 かなり滑るし、細い道なので、滑落しないように。 登りでは絶対に使いたくない。 上水晶谷〜地獄谷 上水晶谷を遡る側からは、ややわかりにくいところがある。 地獄谷〜望湖台 バリルートです。 比較的新しい赤いテープ、その他の古〜〜いテープ、積み上げられたケルンなどを 辿って進む。いくつか沢が分岐しているので、しっかりルートを見定める。 沢沿い〜灌木の斜面〜大岩と景色が変化していきます。 灌木のあたりの急斜面の登りがキツかった。 |
写真
感想
御在所からいつも遠望していたイブネ・クラシ・チョウシ
先日の御池岳のテーブルランド徘徊で、味を占め、
台地歩きを楽しむべく、鈴鹿の秘境を目指しました。
ただ、山と高原地図などにはルートが記載されていないため、
皆さんのレコや図書館に眠っていた昔のガイド本などを読んで、
ルートをチョイス
計画では、
武平トンネル西登山口〜沢谷峠〜雨乞岳〜杉峠〜
イブネ・クラシ・チョウシ〜小峠〜コクイ谷出合〜北西尾根〜御在所岳〜
峠道〜武平トンネル西登山口
こんな周回コースで7時間ほど歩くつもりでした。
中道登山口近くの旧鈴鹿スカイライン料金所跡の駐車場はすでに満車。
「出遅れた〜〜」
武平トンネル西の駐車地もほぼいっぱいでしたが、なんとか空いたスペースに車を停め、妖怪ポストのある雨乞岳の登山口から出発。
雨乞岳までのこのルートは2度目なので、比較的スムーズに歩け、
郡堺尾根の分岐も見つけられるほど、心に余裕がありました。
ただ、七人山のコルについたころには、ガスが立ち込め、
さらに強風にさらされながら笹原を行き、展望の良いはずの東雨乞岳に到着。
新しくなった山頂標の根元には、例のカメラがちゃんとありました。
ガスの笹原を抜け、雨乞岳。
登山口から2時間で到達できました。
自分の成長ぶりには喜べるのですが、ガスでな〜〜〜んにも見えないので、
傘を出して歌舞伎役者になった気分で自撮り。
すぐさま杉峠へ。
このまま天候が悪化するようなら、イブネをあきらめて、
鉱山跡から下山する考えが頭をよぎったところ、
日がさしたりしてきたので、計画続行。
杉峠の頭手前で、イブネでテン泊されたソロの方と立ち話。
すばらしい快適な時間を過ごされたようで、うらやましい。
実際にイブネにやって来たら、想像以上の山上の台地が広がっていました。
テン泊地で人気な理由がよくわかりました。
標識、踏み跡もしっかりしており、イブネ北端、クラシ、チョウシは
さほど苦も無く、ピークハント。
今日のバリルートその1(誰にも会わず)
イブネ北端〜小峠〜コクイ谷出合
ほぼテープ頼み。小峠までは、シャクナゲの尾根をとにかく進む。
かなりやせた場所もある。
そして、小峠からの下り。
ザレた道で滑りやすく、九十九折の細い道を外さないよう慎重に行く。
油断するとズルッと踏み外して落石を起こしてしまうので、
結構神経を使いました。
コクイ谷出合〜上水晶谷〜地獄谷
標識の整備された川沿いの登山道。
雨乞を目指す人、根ノ平へ向かう人などで、歩行者も多い。
去年、苦労してルートに復帰したコクイ谷出合。
迂回路を使えば、あっけなく通過。
あのしんどい思いはなんだったんだろう。
周囲をキョロキョロしながら歩を進めたが、
結局北西尾根の取り付きが分からずじまい。
古い地図を持って武平峠をめざすご年配の方に、クラ谷分岐の道を説明したのち、
ほどなく上水晶谷に着いてしまったので、北西尾根は諦め、国見峠へ。
山と高原地図では実線のコースですが、上流へ遡るのに何度か迷いました。
手こずりながら、地獄谷到着。
今日のバリルートその2(誰にも会わず)
地獄谷〜望湖台
新しい赤テープが地獄谷の取り付きにあります。
しかし、道は荒れています。
ペンキマークやどなたかが積み上げた小さなケルンを目印に、
渡渉を繰り返し、荒れた岩場を乗り越え、滝を横からよじ登ったり・・・
いくつも沢が分岐しているので、ルートをしっかり見定めないといけません。
やがて沢を離れ、灌木の急坂を詰め、大岩が出てくると望湖台。
岩の上から歩いてきた斜面を振り返ると、よく上ったなと自分でも感心します。
大勢の人であふれる御在所岳一等三角点でシャッターを押してもらう。
3回目の御在所は、疲れてベンチに座ったポーズ。
あとは峠道を下って武平峠。
こんな時間なので、下山者も多く、あとについてゆっくり下りました。
正面には、鈴鹿の槍、鎌ヶ岳。
どこから見ても、カッコイイ。
無事に武平トンネル西駐車地に戻ってきました。
まだ車が何台もあります。
雨乞岳、御在所岳、鎌ヶ岳などの登山の拠点。
東側(三重県側)も車であふれてました。
鈴鹿スカイラインの冬季通行止めになる前に、周回できてよかったです。
今年の鈴鹿セブンマウンテンの軌跡
3月 藤原岳
4月 鎌ヶ岳
5月 竜ヶ岳
〜ヒルが怖くて、鈴鹿に行かず〜
10月 御在所岳
11月 釈迦ヶ岳・雨乞岳・御在所岳(2度目)
あとは入道ヶ岳だけ。
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