簡単には歩かせてくれなかった鯖街道4日間

2023年05月24日(水) ~ 2023年05月27日(土)

• GPS: 36:33
• 距離: 80.9km
• 登り: 2,339m
• 下り: 1,923m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:52
• 休憩: 0:45
• 合計: 10:37

距離 25.8km 登り 1,014m 下り 568m

7:49 スタート地点
11:47 下根来小栗山登山口
13:09 上根来登山口（木地山越え）
13:28 13:42 上根来登山口
13:46 上根来登山口（木地山越え）
14:08 14:13 百里ヶ岳登山口
16:22 16:37 根来坂峠
17:27 17:28 焼尾地蔵
17:59 18:03 百里ヶ岳登山口根来坂峠ルート
18:08 18:14 小入谷林道出合
18:26 宿泊地

2日目

• 山行: 7:41
• 休憩: 0:00
• 合計: 7:41

距離 19.4km 登り 125m 下り 211m

9:29 宿泊地
10:46 三国岳登山口
12:05 桑原橋
17:00 オグロ坂登山口
17:10 宿泊地

3日目

• 山行: 11:24
• 休憩: 1:11
• 合計: 12:35

距離 24.2km 登り 1,177m 下り 986m

5:55 宿泊地
6:09 オグロ坂登山口
8:33 8:51 オグロ坂峠
9:07 八丁平
10:28 10:55 二ノ谷管理舎
15:19 15:35 滝谷山
16:39 16:49 花背峠
17:31 百井別れ
18:30 宿泊地

4日目

• 山行: 5:25
• 休憩: 0:00
• 合計: 5:25

距離 11.5km 登り 41m 下り 219m

9:37 鞍馬駅
10:42 叡電市原駅
15:02 ゴール地点

天候

くもり、小雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

前泊地、小浜へは、京都よりJR湖西線近江今津駅下車（￥990）、西日本JRバスで小浜駅へ（￥1350)⇒敦賀乗り換えよりも早く、低料金

コース状況／危険箇所等

・鯖街道　針畑越えガイドマップ￥550があれば、おおよそ迷うようなところはありません。（事前送付依頼もしくは小浜駅前観光案内所などにあり）
・アスファルト舗装道、覚悟を。
・危険個所全くなし

その他周辺情報

☆宿泊について、すべての宿泊地で十二分のことをしていただいた。ご参考に

・前泊：　小浜、「せくみ屋」
　　　　　鯖街道スタートに一番近い宿。
　　　　　フロントスタッフさんが、
　　　　　とても感じがいい！前日の観光
　　　　　にも便利なロケーション

・1日目： 小入谷、「cocco小入谷」
　　　　　 女将さんのお人柄素晴らい。　
　　　　　 古民家感満喫。
　　　　　 1日貸し切り制

・2日目：　久多、「久乃家」
　　　　　 お料理がすごーい！
1 日貸し切り制

・3日目：　鞍馬、「くら満荘」
　　　　　 女将さん初めみなさんやさし
　　　　　 くて、何といっても季節の
　　　　　 鱧京料理や演出大感動！！
　　　　　 鞍馬寺もすぐ。

☆お助けバス、リタイヤバス（ダイヤ改正あるかも、確認してください）

3日目：　小入谷7：13発或いは、9：38発の高島市営バス針畑線で床鍋橋へ。
　　　　 あと1時間歩きで久多へ。￥220

3日目：　最悪のリタイヤは、上記バスで朽木学校前へ。8：05着、10：33着￥220
　　　　 江若バス朽木線に乗り換え　8：20発、11：35発JR安曇川駅へ　￥770

4日目：　花脊峠18：23　京都バス　鞍馬へ18：43

写真

5/24 7:52

5/24（水）第1日目
鯖街道起点のプレート（京は遠ても18里）から
鯖街道ミュージーアムスタートです！

5/23 15:37

5/24 8:36

ひたすら舗装道路が続きます。

5/24 8:56

ガイドマップ案内写真の白い家は、グレーサイディング塗り替えられています。

5/24 9:10

検見坂の街並み。水がきれいです。

5/24 9:13

ひとつ前の写真にもありましたが、各お玄関にはお揃えの簾調お花生けを設置しておられます。多くは造花なんですが、生花のおうちもあって、歓迎してくださっている気持ちが、嬉しく伝わってきます。

5/24 9:17

小浜エリアはこういった鯖街道の案内板が、多く設置されて、これから歩く道がどんなだろう！感が増します。

5/24 9:22

かわいくて、わかりやすいように工夫されています。

5/24 9:22

5/24 10:47

地元「東大寺のお水取り」と深く関わりのある鵜の瀬までやってきました。

5/24 10:47

神仏混淆の行事ってあるんですねー

5/24 10:52

水清く、しめ縄あり神聖。パワーもらえたかな・・・・・

5/24 10:55

鵜の瀬公園、おしゃれな魚くんが、足元たくさんはめ込まれています♪

5/24 11:11

多分、最後の自販機

5/24 11:12

水汲んでおられた方いらっしゃいました。出しっぱなしにしておくのだそうです。

5/24 11:33

もう、舗装歩きに閉口していたところ、巨大応援イラスト！！
ちょっとだけ元気が出ました！

5/24 11:45

フキアゲソウ咲く道　振り返って見ています。

5/24 11:55

下根来集落へと入ってきましたが、人の気配が全く感じられません。

5/24 12:07

マルミノヤマゴボウ？

5/24 12:14

アマドコロ？

5/24 12:14

コアジサイ

5/24 13:12

上根来集落へと登ってきました。

5/24 13:13

ここまでずっと忍耐のアスファルト道！！
参考にした鯖街道ツアーの行程が、2日目の行程をここ上根来で終えた意図が、やっとわかる・・・・・早く土の上歩きたい〜〜

5/24 13:16

お楽しみの小浜名物焼鯖寿司の昼食タイムがやってきました。（前日クーポンで無料ゲットした￥1290）おなかいっぱい大満足！

5/24 13:49

行程消化時間に追われたのですが、時間と体力があれば百里が岳方面に足を延ばしたいなぁー

5/24 14:08

お待ちかねの土歩きがやってきました。
ちょっと張りきるー

5/24 14:17

枝打ちされたフカフカの杉の枝を踏みしめ、高度を稼ぐ。

5/24 14:21

雑木になって、森が明るくなってきました。

5/24 14:26

いい感じ〜〜〜

5/24 14:45

5/24 14:48

5/24 14:53

5/24 15:01

ゴザ岩に乗っかて

5/24 15:09

ゴザ岩全体

5/24 15:12

コナスビ？

5/24 15:17

タニウツギ咲く林道に合流

5/24 15:17

タニウツギでしょうか？
このピンクに癒されて我慢の舗装道歩きました。

5/24 15:19

5/24 15:21

多田ケ岳だろうか？

5/24 15:42

池の地蔵
台座には1760年2月と。

5/24 15:45

お地蔵さんの横には石積みの井戸。標高700mの尾根にあって年中水が枯れないと。
それでは！とメンバー。確かに水を汲むことができまして、お地蔵さんにお水をお供えした。

5/24 16:24

私たちが歩く針畑越えは、この針畑峠833mがピークとなる。
並行する林道は遠敷峠を通る。→小浜側は「遠敷」（おにゅう）
朽木側は「小入」と書く。
針畑越えは根来坂でもあるみたいで、峠のお地蔵さんには、根来坂峠地蔵菩薩と記されていた。左百里が岳　右おにゅう峠と標識。
海のそば0mからほぼ舗装道路を833mまで上げてきたものだ！と独りこっそり褒め、峠は寒くて寒くて！急ぎ足で下る。

5/24 16:49

南方、このあたりは雲海のビッグショットで有名なんだと。秋車が連なるそうだ。（cocco小入谷の女将さんのお話））

5/24 17:05

林道をショートカットするような形でどんどん高度を下げる。イワカガミの群生地。

5/24 17:09

林道ショートカットへ。

5/24 17:16

アセビ、イワカガミ。
花の時期に歩きたいー

5/24 17:26

焼尾地蔵。

5/24 17:37

アカモノ？

5/24 17:38

ここからまた、林道を離れ、ショートカットで根来坂登山口を目指す。

5/24 17:44

九十九で下山、先行くメンバー

5/24 18:12

登山靴水が入りそう。用意していたレジ袋簡易カバーを装着して渡渉。

5/24 18:22

やれやれ『力いっぱい』疲れたわ〜〜〜〜
小入谷集落へ入ってきました。雰囲気いいです！
ここの冬はすごーい豪雪地帯なんですって。写真右の端の民家が今日泊まるcocco小入谷です。

5/25 8:16

5月25日（木）第2日目
cocco小入谷の朝食生みたて卵です。
この時期でも、炬燵、綿入りちゃんちゃんこや電気毛布がcocco小入谷標準仕様！

古民家ステイを満喫して出発。
今では珍しい『縁側に座り隊』ショット

とっても感じのよかった女将さんとも1枚。

5/25 9:32

5/25 9:58

女将さんにお参りをお勧めされた大宮神社

5/25 10:08

ウド畑が、ありますよ！と聞いていましたが、初めて見る栽培ウド畑！！
スゴー

5/25 10:19

針畑川に沿って歩きます。

5/25 10:51

朽木古屋集落通過
人っ子一人見かけません。

5/25 11:01

単調アスファルト、ウツギのピンクが唯一の癒しになりますー

5/25 13:12

ときには道端のワラビ採りに興じる！！

グットタイミング！！
ありがたや〜〜〜の平良分校前バス停をお借りしてお弁当です。

5/25 13:25

cocco小入谷製。
ホンモノの竹の皮に

5/25 14:05

今回4日間、出会った鯖街道をハイキングする人は、0人
ハイキング以外の方で出合ってお話した方、アマゴ釣りの下見の方、子供ハイキングの施設入口下見の方、お二方だけでした。（いずれも車）
静かというか寂しいそんなハイキングの中、地元の方々との楽しい会話が印象に残っています。midori farm kyotoさん（お一人はインドネシアの方）と,とっても楽しいい触れ合いトークです！

5/25 15:24

渓流釣りの施設、写真左手切れてしまっていますが、上高地大正池のような立ち枯れのステキな池がありました。

5/25 15:25

キャンプサイトのすぐ先、写真右手には。ココから京都市

5/25 15:26

裏をまわれば、朽木。（滋賀と京都の県境でした）

5/25 15:44

久多エリアの清流（水きれいです）に入ってきました。
今日も舗装道オンリー。歩いた距離の割には、疲れがマックス。

5/25 18:57

久多の久乃屋さんのすごーい夕食です。鶏鍋だけかと思っていたら、次から次へと食べきれないほど。特筆は鹿肉のお刺身、忘れられない美味しさです。
ごちそうさまでした！！

5月26日（金）第3日目
久多も囲炉裏に火を、またストーブも入れていただき、貴重な京都の山深い古民家体験することができました。

5/26 5:55

久多の朝は14℃
少し戻って鯖街道（若狭街道）へ入ります。

5/26 6:02

この旅、一番の景勝地八丁平へ向かいます。

5/26 7:09

オグロ坂行きます。（鯖街道、若狭街道）
京都市に入って写真のような「鯖街道」標識はぐっと減ってきます。
小浜市と京都市との鯖街道に対する思い入れの違いが歴然？

5/26 7:10

手の込んだお魚標識。

5/26 7:14

倒木もちょこちょこ

5/26 7:35

5/26 7:50

いい感じの雑木になってきました。

5/26 7:59

ブナ林、ステキ過ぎー
癒されます〜〜〜

5/26 8:35

オグロ坂峠895mに着きました。峰床山、鎌倉山交差点なんですね。

5/26 9:09

関西では珍しい高層湿原だと。みんなで守って行きたい八丁平ですね。

5/26 9:12

三分岐

5/26 9:14

霧雨でガス掛かって峰床山見えませんが、普段の生駒では見れない景色に頑張って来た甲斐あったなぁーです。

5/26 9:14

幻想的な感じさえする小雨の中行きます。

5/26 9:17

ステキ過ぎ！！

5/26 9:24

絵になり過ぎ！！
こんな小川を渡りたかった！！

5/26 9:26

私たちはフノ坂へ。

5/26 9:30

5/26 9:36

トリカブトが、出番を用意して待っているようです！
八雲ヶ原と一緒ですね。

5/26 9:37

めったに見れないホウノキの花です！

5/26 9:45

ミズナラ、ブナの林はいつの間にか終了。
オグロ峠からだけでなく、峰床山へはここからも行けるんだ。三分岐です。（フノ坂峠というのかも）私有林管理舎とあるのが、フノ坂のことです。

5/26 10:26

杉、ヒノキ、ミズナラの久多私有林、もうすぐ終わりです。

5/26 10:48

市有林（二ノ谷）管理舎に入ってきました。トイレ休憩。ずっと小雨が降っていて腰を下ろしての休憩ができなかったので、やっとこさ、ちょうどいい場所発見！おやつタイムとなったのもつかの間、想定外のヒル攻撃だぁ！！！
えらいこっちゃ！！！
雨の日は注意です。

5/26 11:13

小雨の中歩く。
暑さ対策は今回不要で、この看板は危惧でした。

5/26 11:30

尾越集落に入ってきました。
が人っ子一人、気配がない！
私たちは、どこかの国に迷い込んだのか？って錯覚をおこしてしまう。
藤のデコレーションツリーその1

5/26 11:33

クリンソウ咲く春の小川♪
ホント！絵になりますー

5/26 11:42

こんなにも！！！

5/26 13:10

藤のデコレーションツリーその2

藤のデコレーションツリーその3

5/26 13:45

このあたりが一番の我慢の道だった！
景色はずーとなく単調、雨の後のぐちゅぐちゅ。
会話なくひたすら歩く・・・・・

5/26 13:56

京都市に入って、すっかり見なくなった「鯖街道」標識に久々会えて、頑張ろう！の気持ちに。滝谷山876.2m目指す

ルート上右手は懐かしい雲取山ですね。

今回唯一のピークとなりました嬉しい嬉しい滝谷山です！
鯖街道ルートからは少し外れていますが、ルート左手に「滝谷山直登」の指示標識が出ています！

本日鞍馬での宿泊地、くら満荘のすごーい京料理のほんの一部。おさしみなんですが、見てください！！大根やキュウリの細工が！！
左下、カエル。右下、蝶々。
デザートまで感動しまくりです。
丁寧で、趣向凝らした本物の京会席の数々！！幸せ過ぎます♡
（きっと神さま、がんばった私たちにご褒美を与えてくださったに違ない・・・・）

5/27（金）第4日目
最後の京都街中旅を続ける前にせっかくなので、くら満荘からはすぐの鞍馬寺へ。しばし牛若丸逸話や勧進帳を思い出しながら朝の散歩です。
スマホを持って上がらなかったため、地図軌跡はないですが、愛山料500円、ケーブルを使わず、約1時間半。

金堂前にある石床、パワースポット「金剛床」に立ち、パワー充電！！
なんでも、両手を広げて空を仰ぎその中心に立つと、宇宙と一体化して願が叶うんだとか！！どっち向けばいいのか？ココは、手堅く、裏表2枚撮りしたうち裏向き

5/27 14:59

終着点の出町柳、鴨川をバックに最後の記念撮影！
お疲れさまでした。

撮影機器：

SOV43 Sony

感想

erinka

昨年のちょうど同時期、熊野古道小辺路への山旅がとてもよかったので、今年も！と、4日間70数キロ、そっくりの鯖街道に行ってみました。
結果は、『似て非なるもの』でした。

不調の脚で大丈夫かなの不安は的中。行程のおおよそ2/3くらいが舗装歩きのコースには完敗で、全行程ロキソニンのお世話となるとともに　両足にできた水膨れも日に日に大きくなり、惨憺たる山歩きとなりました。水膨れについては、残りのメンバーたちも複数作成！鯖街道はなかなか手ごわかったです。
このコース一日で走破されるというウルトラトレランの方はすごいです！！爪の垢をもらい、もうちょっとましな歩きができるようになりたいと思わずにはいられません。

小浜から京都へ鯖を運んだ交易路鯖街道は17あると言われていて、その中で最も短いコースは遠敷から根来坂峠を越え、針畑川から久多、八丁平を通り鞍馬へ抜けるコースだそうです。
数多くの峠道も自動車普及により車道になるか廃道になるかしてほとんど消えていったなかで、廃道復元整備され、こうして、わたしのようなものでもなんとかぎりぎり歩かせていただきました。とてもいい経験になりました。
そして一緒に歩いてくれたメンバーのみなさま、親切に対応おもてなしをいっぱいしてくださった宿の方々、どうもありがとうございました。