竜ヶ岳〜藤原岳
- GPS
- 08:18
- 距離
- 25.4km
- 登り
- 1,855m
- 下り
- 1,767m
コースタイム
- 山行
- 7:21
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 8:19
天候 | 曇のち晴れ 午前7時半19℃@宇賀渓キャンプ場 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り)三岐鉄道三岐線・西藤原駅 ●三岐線は無料で自転車を乗せられます(サイクルパス。曜日・区間指定あり) ●近鉄のお得なきっぷ(2日間フリー、週末3日間フリー、鳥羽水族館割引など)を使うと安くなります。(前売限定) |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし。宇賀渓キャンプ場と西藤原駅近くの藤原岳登山口休憩所に登山ポスト。 ■多志田山を捲く水平道は最後に崩落で切れており、高捲いて水平道に戻るつもりで進むと登山道がいきなり不鮮明に。まあ捲き道だし、確かにこれは踏み跡だしと思ってさらに進んだところ一向に登山道に合流する気配がないので流石におかしいと気づき引き返しました。崩落地に沿って斜面を直登しそのまま尾根に出るのが正解です。 ■それ以外の竜ヶ岳〜治田峠〜藤原岳区間はわかりやすい尾根道で特に問題ないと思います。この向きで歩く限りは。道標や通報プレート、マークも多数あります。 ■藤原岳頂上の平坦地に出る最後の急登は泥濘がひどく、わかっていても滑ります。泥の粘性が絶妙でたちまちソールの溝を埋めてくれます(泣)。ここの手前ですれ違ったペアがズボンを泥だらけにしていましたが多分ここでやられたんだと思います。 |
その他周辺情報 | 〇三里駅はトイレなし。自販機あり。宇賀渓までの国道沿いにコンビニが1軒。 〇藤原岳登山口休憩所にはトイレ、靴洗い場などがあります。近くにレストラン「加蘭の森」あり。 〇西藤原駅にトイレ、待合室あり。駅舎の隣に同じ列車を模したデザインで「ウィステリア急行」と名のついた建物あり。以前、駅前公園で運行されていたミニ鉄道の名前だが、現在はトイレ以外にどう利用されているのか不明。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
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感想
去年知って気になっていた竜ヶ岳のシロヤシオが今年は当たりだというので行ってきました。ちょっと遅いかなと思ったのですが、自宅から日帰り往復は厳しく先週末は1泊2日の旅程が取れなかったので仕方がないのです。なお前日は四日市駅近くのホテルに宿泊しました。不安は的中し、シロヤシオはほぼ完全に終わり、しかも竜ヶ岳山頂付近はガスがかかっていて展望もなし、という状況でした。
そんな悪条件の中でも竜ヶ岳自体なかなか人気らしく、宇賀渓キャンプ場の駐車場は7時半で満車。まだ来る車は店舗の駐車場に廻されていました。いっぽう富田駅で三岐線に乗ったのは4人、三里駅で降りたのは私1人で、駅から歩いていく人は至って少数のようです。ちなみに帰りの電車も西藤原駅で乗ったのは私含めて全員登山者らしい4人だけで経営が心配になるところですが、この路線はセメント輸送で持っているらしいです。あと途中で乗って降りる学生さんなどは割と見かけましたので地域の足としてもそれなりに活躍している模様。
竜ヶ岳、藤原岳の頂上はそれぞれ人が多かったのですが、その2座を縦走する人は少ないらしく縦走路で出会ったのはすれ違った4人だけでした。ペア1組とソロ2人。頂上もなだらかで広いので窮屈さはありません。遠足尾根の登りだけは人が多く度々先を譲っていただきました。
藤原岳ではちょっとした出来事が。藤原山荘で小休止していると若い男女二人連れから「酸素缶持ってませんか?」と尋ねられました。どうも男性の方が体調が悪いようで高度障害を疑っていたようです。よもや標高1100mでそれはないと思ったのですが、低気圧不調というのもあるので人によっては体調変化として感じられるかもしれませんね。(それとも喘息とか?) あまりに意表に出た質問だったので私は「いや、酸素缶は…ないですね」と答えるのが精々だったのですが、他の人にも訊いてやはり持っている人はおらず(まあそうでしょうね)、呼吸の仕方に助言を受けたり、ともかく早く下山した方がいいと言われて足早に降りて行かれました。
ちょっと不親切だったかなと気が差しつつ私も下山していたのですが、そのうち追いついたので何か足りないものがないか聞いてみると(かなりの軽装だったので)、飲み物が尽きたというので、余っているPETボトルの水を進呈しました。ずっと以前に連泊したホテルで貰ったものを、真水もあった方がいいかと思っていつもザックに入れていたのですが、ようやく日の目を見ました。私も荷物が500g軽くなってwin-winです。気分良く下山できました。
というわけで天候も時季も悪かったのですが、それでも竜ヶ岳の広々した稜線歩きと、藤原岳のカルスト地形は面白く、条件に恵まれればさぞやと思わせました。心残りを解消しにまた来たいですね。とりあえず秋にシロヤシオ紅葉の赤い羊を狙いたいと思います。
今回ちゃんと当日中に自宅まで帰りつけるか時間が心配だったので、万一の時は名古屋経由の新幹線で帰れる時間を調べておいたり、コースタイムが短めでいちばん易しそうな遠足尾根を選んだり、派生ピークは全スルーしたりしたのですが、結果かなりの余裕がありました。近鉄の大阪上本町行きが一時運転見合わせとのことで一瞬ヒヤッとしたりしましたが。次は宇賀渓の渓谷美を楽しむ石榑峠経由の表道や中道の縦走にしてみたいですね。スルーした静ヶ岳、銚子岳も分県登山ガイドの三重県の山に入っていますし立ち寄りたいです。
せっかく前泊するならと前日の土曜日は鳥羽水族館にラッコを見に行ったのですが、こちらも楽しかったです。メイちゃんのファンサがすごい。人は少ない方だったようですが、それでもラッコの水槽はかなりの混雑で今度は平日に来たいと思います。普段なら1泊までしてこれだけ当てが外れればがっかりするところですが、水族館はまだまだ飽きなさそうですし、山も楽しみを残している、ということで意外と満足度の高い1泊2日でした。大変おすすめです(ラッコも含めて)。
〇今日のヤマスタチェックポイント
竜ヶ岳・藤原岳(鈴鹿山脈十座)
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