チャリミネンコで薬師岳
- GPS
- 14:08
- 距離
- 60.7km
- 登り
- 4,164m
- 下り
- 4,195m
コースタイム
- 山行
- 12:23
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 14:09
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
有峰林道開通は6月1日〜 普通車2,000円 6時〜20時 林道内のトイレなどは木枠が撤去され利用可能な状態と思われます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・有峰林道:ロードレーサー利用(GW中に北の俣岳登山で一度走破済み) 営業開始に向け落石や小枝は撤去済み。ただし、林道なので小さな落石は数か所認められた。変形していたガードレールなども補修済み。片側交互通行などを要する道路工事はなし。 有峰林道の核心は標高700m〜900mの区間と折立手前の登りの二つ。 最初の区間は、長さ1劼鯆兇┐襯肇鵐優觀欧猟眠瓩ネックとなる。やや強い勾配が真っすぐトンネル内まで続き、必ず向かい風となる。後者は、標高差300m弱だが急なカーブが新折立tンネル手前まで続くので脚に堪える。 ・太郎平小屋まで 水場は無し。登山口の自動販売機設置済み。 P1869三角点までは危険個所なし。夏道です。 P1934を超えると残雪が登山道に残る所が複数あり。踏み抜き注意。 木道を過ぎると雪は無くなり夏道利用。 標高2000m前後の小石が荒れた登山道の辺りで物資が空輸されており、今後、登山道の改修工事が行われると予想される。 P2195横に大き目の雪渓あり。通常は緩んでいるが寒さで固いときは通行注意。 太郎平小屋は6月1日からの営業。 ・太郎平小屋〜薬師岳 薬師峠まで夏道(木道)。キャンプ場はまだ雪に覆われ設備などはビニールに覆われている。 キャンプ場を過ぎて沢を遡るが、沢の水量は多く残雪に覆われている。 ブリッジ、踏み抜きなど注意を要する。ピンテやトレースなど、その場で得られる情報をもとにルートを選ぶことになる。沢近くは雪解けの状況をよく観察、場合によってはチェーンスパイクなどの装備を要する。標高を上げると水流は雪に隠れ雪面を登ったり、夏道を登ったりを繰り返す。 薬師平の夏道の入口と出口は笹やハイマツで分かりにくくなっている。トレースなどを参考に見つける。ハイマツの横断は体力を消耗する。 標高2500mを超えると尾根の東が残雪に覆われ、そこを登っていく。夏道が出ていればそちらを使った方が早い。下山は残雪を使った方が早く足に優しい。 薬師岳山荘はまだ残雪が残り手付かず。上部は夏道が出ているのが分かり、アイゼン、水などを小屋にデポして防寒対策を整え山頂往復。 稜線は風が強く体温を奪われる。下山時はハードシェルを着る。 登りは夏道利用で、下りは使えるところがあれば雪渓を降りる。 |
写真
感想
来週はずっと雨マークが続くので、しっかりとしたコースへ行くことに。幾つかの候補の中から、チャリミネンコで薬師岳を選んだ。
ここはGWのスキー登山のときに本当は行く予定の場所だったが、雪が少なく北の俣岳に変更したので再挑戦。今回はまだ雪があるので春山装備で行ってみよう。
天気予報はあまり良くないので、午後から雨に会う可能性も。
という訳で睡眠1時間で0時スタート。リミッターは解放です。
有峰林道は6月1日から開通なので、林道はきれい、おまけに今日も静かな山が約束されている。
それでもトンネルの通過は負荷になる。ザックを背負っての登坂、向かい風、チャリミネンコは試練です。有峰湖で写真撮って激坂を登って折立で登山モードにチェンジ。登山靴は重かった。
午前3時、折立スタート。標高1900mで雪が出てくるがすぐに消える。
夜が明けると高曇りの南風。おまけに西の山々には低い雲がかかり始める。とりあえず太郎平小屋まで進むことに。
標高2100mを超えると雪渓がお出まし。すでに暖かく雪は緩んでいるが気は抜けない。
6時、太郎平小屋まで来ると天候はやや改善。小屋の男性が窓から顔を出されたので、少しお話。小屋開けの準備でご苦労様です。周囲の山並みの景観を楽しみながら木道を通って薬師峠へ。薬師、水晶、三俣蓮華、鷲、黒部五郎、北の俣、雲の平を仰げるここは天国。キャンプ場は残雪に覆われ、その上の夏道を辿る。
沢筋も残雪。下に水流があるので慎重にトレースを辿る。ここも緩んでいるが急なのでチェーンスパイクを付ける。標高を上げると残雪主体になり薬師平へ。チェーンスパイク、団子が出来るので早めに外す。足が一気に軽くなる。
薬師平はハイマツで夏道が見つけにくいところ二か所。帰りは気を付けた。
標高2500mを超えると風が強まる。雨雲がかかる気配はなく登山続行。
残雪と夏道の登りがミックス。薬師岳山荘はまだ冬眠中。アイゼンなどの余分な荷物をデポして耐寒装備を整えて山頂へ。
やっぱり風が強い。避難小屋を過ぎると後はビクトリーロード。
社の無い山頂に10時20分到着。北は北薬師、剱、立山、後立、赤牛、水晶、槍穂、白山、鍬崎山などを望む。少し靄があるが絶景を楽しむ。さすがに寒いのでハードシェルを着こんでホットコーヒ。生き返る。ここは装備が甘いと痛みを伴う世界です。
写真を撮って下山、避難小屋に寄ると屋根が無かった。
帰りは雪を使うと足に優しくスムーズ。キャンプ場手前の急坂はバックステップも活用して慎重に降り太郎平小屋へ。誰もいないようだ。
休憩して太郎坂を下山、ススタケ取ったりで楽しみながら折立へ。
さすがに誰もいなかった。
ロードバイクに乗りかえ、亀谷まで新緑のダウンヒル。後半は暑さがぶり返して、季節は夏のような感じでゴール。
自宅に付き片付け途中で雨がパラパラで、梅雨明けは早そうな予感・・・。
開通前の、上り坂林道を自転車でしてまで…osamuin先生ならでは😆
上の方はまだまだ雪はたくさんあるので春山が楽しめると思います。
記載した情報が役立てば幸いです(ネタバレという話にもなりますが……)。
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