記録ID: 5559892
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
大雪山
旭岳ー高根ヶ原ートムラウシ(引返し→天人峡)
2023年05月20日(土) ~
2023年05月25日(木)
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体力度
10
2~3泊以上が適当
- GPS
- 134:54
- 距離
- 62.8km
- 登り
- 4,110m
- 下り
- 4,602m
コースタイム
1日目
- 山行
- 12:28
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 13:14
距離 13.1km
登り 1,468m
下り 974m
16:14
2日目
- 山行
- 13:25
- 休憩
- 2:42
- 合計
- 16:07
距離 12.3km
登り 1,270m
下り 602m
3日目
- 山行
- 7:47
- 休憩
- 2:01
- 合計
- 9:48
距離 15.8km
登り 506m
下り 803m
天候 | 行動日:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
20日 ビジターセンター先から雪べったり、デポ旗と所々出てる木道を見つつ進む。歩き初めてすぐ橋が出てくるが、こっちは間違えの方向なので、橋を渡らず川沿いを進む。夏道のつづらになっている所は、雪が硬くて所々凍っているので慎重にステップをきって通過。その後、スキーコースに合流して夏道尾根の末端まで。TL先から夏道上の雪渓たどる。KL先から夏道尾根の東の沢型の雪渓を登る。ちょっと雪質硬め位なのでTopで問題ない。サクッと1608まで。1608から石室まで1.5m級のデポ旗が100-200mおきにある。石室で休憩してから、いよいよ旭の登り。緩いところは基本的に雪渓、ズボズボ雪で、だるいだけ。NMは礫状で、所々ぬかるみが滑って厄介。地図上で標高がうってある所には、ぼっことケルン。1802先から所々地獄谷側に小さな雪堤がついているが、傾いているしNMバッチリなので使う機会はない。 旭岳裏は雪べったり。下り初めてすぐ、進行方向にクラックの赤ちゃんがあったので少しコル側に巻いた。ずっと前降り可能な斜度だが、雪質がズボズボでTopが非常に大変そう。コルから伸びる沢型は、結構左岸が急なので突っ込みたくない感じ。 21、22日 下山してstay 23日 NM尾根の雪渓はかなり硬い。しっかりステップ切って登る。デッパ時の視界は2,300だったが、上の方は晴れている。後で上から確認したところ、このとき雲海の境目にいた。雲海は多少上下していたが、KL先の台地で完全に抜けて∞。1500付近の台地手前の雪渓は、硬すぎて斜面直登は怖かったので、右手の緩いところから巻いていった。 石室の展望台からは一面の雲海に浮かぶ、十勝やこれから向かう高根やトムラが朝日に輝いている様子を一望できた。そして振り返れば、雪をまとって白くなった旭岳。尾根上の道は常に、霰や雪が3cm程積もっていた。三日前とは全く異なるルート状況。氷化に注意しながら登る。2100先からは、岩に氷がエビの尻尾、亀の手の様に張り付き見事な光景。まるで初冬。サクッと3度目のP。見渡す限りの雲海に大雪山の高所だけがぽっかりと浮かぶ。雲海は朝より上昇して姿見まで来ていた。写真をとっていざ裏朝日へ。今日はいい感じに雪がしまっていて、歩き易い。2074は、お鉢上はお鉢側からそよ風〜感じるないの局地風。また30分おきの視界2,300〜∞の波。分岐から北海方面は砂礫のNM。所々小雪渓。荒井岳や松田岳には標識ない。サクッと北海Pまで行って乗越決定。北海trvは雪べったりで大変そうだった。北海から先は凹んだNM。国境線の沢型は、NMに食い込んでいるのでわかりやすい。逆にそれ以外の崖マークの沢型はNMから離れているので、視界がないとわかりにくい。白雲北斜面前のNM屈曲には、確かにべンチがある。北斜面は斜度が出始めるくらいから大きめの岩が、点在している。この先の斜面は雪べったり。斜面上にクラックはない。sLセカンドにして緩いところを歩く。視界がない危険物の確認が厳しそう。ガケ沢の様子は沢型の中央部まで行かないとよく見えない。ガケ沢は、左岸から中央にかけて5〜20mの雪壁になっている。もし、ガケ沢に近よって落ちたら助からなそうだ。また沢型から白雲NMへのSCは、斜度が急でNM乗るところが吹き溜まっていたので使わなかった。その先分岐まで、NMたどる。分岐手前だけ雪渓。ここで予報通り、南から雪雲がやってきて雪がちらつき始める。分岐から白雲方面は、雪べったり。このあたりで視界が、100始まで落ちる。NM屈曲の斜度変化はわかりやすいが、それ以外に目標物がないので登り返しは現在地確認大変そう。その先、斜面をtrv降りる所はNM出てた。ただし、ズボ雪なので所々横のハイマツ上を歩いてNMさける。白雲東斜面はかなり急で近寄りたくない雪渓。南東側は筋状にクラックあった。白雲小屋周辺は雪べったり。小屋に着いた頃から、雪がしんしんと降り出す。 24日 白雲小屋で感じる〜MAXはっきりを感じる。一瞬焦ったがすぐに、北からの吹き下ろしによる局地風と判明。小屋後、ハイマツに囲まれたNMをたどり、斜度が緩くなったあたりから雪渓つないで高根ヶ原へ。高根ヶ原はずっと砂礫のNM。所々氷化。岩にペイント。また忠別岳まで恒常的に東からの吹き上げでそよ風〜感じるない。空沼への分岐には朽ちた看板があった。平ヶ岳横は雪べったり。雪渓からNMに復帰ところがハイマツに覆われていて分かりにくかった。また、ハイマツ&ズボ雪でかなりうざい。忠別沼も雪べったり。忠別の登りはじめは、ハイマツ&ズボ雪でゴミ。尾根乗ったところでようやく解放された。あとは、あっという間に忠別P。電波はバッチリ。Pから先もNM使う。NMが東尾根から南に切り替わるところには鉄杭(笑)。この先の下りから、忠別小屋と小屋のすぐ手前の左岸にクラックが入っているのが見えた。忠別分岐で五色以降の見通しを立てて、いざ五色。ここもだいたいズボ雪&ハイマツのだるい道。 五色のPは電波が入らない。少し大沼側に下したNMでなんとか入った。NMがガケによるところは、NMが10mほど雪堤に埋まっていた。途中、3mくらい横幅が細いところがあったので、ハイマツ側によってひとりずつ通過。1897ポコ先の斜面方向が変わる所から、雪渓つないでヒサゴ小屋までSC。ずっと、前方に尻すべり斜面が見えていたのでそこを目指して進む、よい目標物。そしてヒサゴ小屋に到着。ヒサゴ沼は、すっかり凍っていたため、小屋横で水をくむことができなかった。小屋から南西に200m程進んだ所の氷の裂け目で水をくんだ。 25日 ヒサゴ沼上を歩いてガレ沢まで。ガレ沢の左岸はずっと真っ白で急な斜面。上部に小さい雪庇が長く出ている。クラックや雪崩た後はないが、近づきたくない。ずっと右岸側を行く。一旦斜面が緩くなった所から岩が出始め、源頭付近まで続いた。かなり大きい岩の飛び石で、preRGといった感じ。岩ポコの対岸は、雪崩れた後と破断面が見えていたので、1879ポコの南のたらいところからNM方面に歩いて、NMから進んだ。NM上は雪なく、目印としてペイントやテープが巻かれた小石があった。RGは、岩と岩の隙間に雪が詰まっていて怖さは軽減されていた。ケルンに突き刺さった木の棒、ペイントでNM確認しつつ登る。RG上部は30m位の雪渓。しっかりステップを作って行く。ここで、MAXハッキリ吹くが、雪渓を登り終わったところで収まったため、局地風だった。その先に進むが、北沼手前のポコ手前でハッキリ混じりだし、明らかに風が強くなる。一旦Mを風が弱いところまで下ろして、L-sLで偵察。依然として恒常的に感じる〜ハッキリ。これは局地風ではなく、さらにこれから強くなる予報が出ているので無念の引返し。天人峡方面へ。RG上部の雪渓は、強風&前おりは厳しい斜度のため、ピッケル出してBS。その後、RG上の台地から、化雲岳まで基本NM見えていることと、ガケ沢付近のNMはガケに寄りすぎないことを目視できたので、RGから化雲岳までNM上を進んだ。天沼付近は雪べったり、所々ズボズボでウザい。ガレ沢上はガケ側にハイマツ帯があるので怖くない。このあたりから木道出てきて基本NM、時々雪渓が出てくる程度。あっという間に化雲P。1933の西に雪崩た跡や破断面が残っているのを目視できた。電波は入ったり入らなかったり微妙。 1933手前のガケに寄るところは、NMがハイマツに覆われていて分かりにくいが、NMをたどればガケ側に寄らず通過することができる。1947ポコの東やポン化雲の北は雪べったり。このあたりは旭から白雲高根ヶ原と今まで歩いてきたところが全て見える。景色だけは本当によい。北尾根は、ハイマツを少し漕いでからNMにのる。NMは両側からハイマツがワサワサかかってる感じ。1664台地は、背丈超のハイマツが生えているのでNMしかいけない。しかし、雪ズボでハイマツがNMに倒れかかっているので非常にだるい。第二公園手前の斜面で一旦ハイマツが途切れ、第二公園の様子がよくわかる。第二公園は、ハイマツが青々と茂っている。左奥をみるとタンネがぽつぽつ生えているのであれが第1公園だろう。NM屈曲付近の地形変化は微地形すぎて確認不可。そもそもこの時期はハイマツのせいでNMしか歩けないだろう。第二公園のNMは沢化、その上に薄いSBがかかっていて、踏み抜いたら浸水確定のゴミルート。横から避けようとするもハイマツや笹がしっかりしているので、進みにくい。1450あたりから雪渓が出てきたので、第一公園までつないで行く。第1公園は大きいタンネが生えているが、間隔が疎なのでテンバとして使えない。ネギ壁上には、茶色い気象観測機。ここから50m程、NM方向に進むと壁の降り口がある。ネギ壁上部は沢化&倒木や滑り易い逆層の岩盤で非常にいやらしい。なおアイヌネギは上部〜中部のNM沿いに生えていた。ネギ壁下部から1354まで雪べったりでNM分からない。コンパス方向、北側のガケを確認して尾根に乗る。1354先からは、ほぼNM。ただただ、長くてだるい。919ポコは、滝見台になっていてベンチがあった。33曲がりは、土のNMで横幅1人分、雨上がりはぬかるんでかなり滑落が怖そう。カーブの数を数えてついに下山。 |
その他周辺情報 | 温泉:花神楽 安くてきれい |
写真
装備
個人装備 |
ストック(先端保護)
雨具上
雨具下
登山靴(左右)
スパッツ
靴下
ナイフ
笛
コンパス
サングラス
テムレス
シュラフ
シュラカ バ
ロルマ
銀マ
ポリタン(水 2L)
コッヘル
ブキ
防寒具
替具(地図
電池
靴紐
インナー
)
ラテルネ
トレペ
ライタ ー
携帯
充電器とコード
非パック
非常食
細引き
シュリンゲ
地図
天気図セット
米(6 合)
ピッケル
時計
戸袋*2 以上
ジップロック *5 以上
行動水
行動食
温泉セット
お金
|
---|---|
共同装備 |
テント(フライポール本体)
L 装
ノコ*1
SZ
クマスプレー
DF
灯油(3500ml+500ml)
ラジオ
コメ鍋
おたましゃもじ
食計類(食計 *2 ペミカンヤ*2 カンヤ*2)
お茶セット(7 泊分)
スコ*1
stay 食*8
|
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