記録ID: 5592685
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ハイキング
飯豊山
日程 | 2023年06月10日(土) [日帰り] |
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メンバー | |
天候 | くもり・山頂付近はガスガス |
アクセス |
利用交通機関
最寄り駅は米坂線(現在災害のためバス代行中)の越後下関駅。登山口の東俣彫刻公園までは8.7kmです。タクシーに乗ると約25分4000円。
車・バイク
車の場合ですと国道113号線雲母(きら)交差点を新潟方面からなら右折、山形方面からは左折し踏切を渡り、大石川の橋を過ぎてすぐに右折。あとは大石川沿いに進みます。駐車可能台数は東俣彫刻公園の林道ゲート前に5〜6台、路上と付近のスペースに12〜13台くらいでしょうか。今年は奥胎内ヒュッテへの道が災害のため秋まで不通なので、朳差岳の登山者がこちらのコースに流れてきています(いつもはかなり閑散としているのですが)。好天の土日祝日は駐車できないケースがあるかもしれませんので、なるべく早めの到着をおすすめします。 どうしても駐車できない場合、約2km離れた大石ダムに10台ほど駐車できますのでこちらの利用も一考。
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地図/標高グラフ


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コースタイム [注]
コースタイムの見方:
歩行時間
到着時刻通過点の地名出発時刻
コース状況/ 危険箇所等 | 登山口の東俣彫刻公園から約5kmほどは林道歩きとなります。この区間を自転車利用で走破する登山者もいらっしゃいますが、そこそこアップダウンあるうえになかなかの悪路なので、自転車の場合はマウンテンバイクがいいでしょう。ママチャリや普通の折り畳み自転車だとかなり厳しいです。 林道進んで登山道に入り、1つ目の橋を渡って2つ目の橋に近づくあたり、少々いやらしいトラバースがあります。慎重に通過すれば大丈夫です。 2つ目の橋を渡ると権内尾根に取り付き、飯豊らしい厳しい上りがつづきます。お助けロープが出てきたり、手を使って木の根を掴みながら登るところも多いです。かなり体力を消耗するのでうまく休憩入れつつじっくり進んでください。またこの区間は帰りの下りも急すぎてつらいです。滑落転倒に注意。 後半戦、千本峰から前朳差岳への上り。ここがいちばん苦しい区間でした。急登というほどでもないジワッとした上り、そして足元はぬかるんで滑る。それに前朳差岳のピークかと思わせるニセピークがいくつも登場し、これが延々とつづいて精神的にも削られました。このルートの核心部と言っても過言ではありません。 前朳差岳まで登ったらあとはウイニングロード。スッキリ晴れていれば飯豊らしいダイナミックな絶景と、数々の高山植物を楽しむことができます。ただ高山植物の花は奥胎内ヒュッテからのルートの方がずっと豊富なんですよね……。大石山〜鉾立峰〜朳差岳の区間は本当にたくさん花が咲きまくっていますから。 道中の水場は前半林道歩きの最中に道路脇のパイプから湧き出ているところ、あとは水位観測所の付近に「金山清水」というのがあります。橋を渡って尾根道に入ると水場はありません(川に取りにいくのは危険すぎて無理です)。朳差岳避難小屋の斜面下にも水場はありますが、ここは残雪が無くなると取れるかかなり怪しくなります。もし宿泊の場合で水の余裕がなくなるようなら、水が豊富な頼母木(たもぎ)小屋の利用も検討してみてください。朳差岳から頼母木小屋まではコースタイム2時間40分です。でも普通に歩けばおそらく2時間はかかりません。 なお『山と高原地図 飯豊山』によると、朳差岳東俣コースのコースタイムは上り7時間50分、下り6時間20分です。かなりの長丁場なのと、登山道は整備されてるものの至れり尽くせりというわけでもないので、ある程度の登山経験は必要なコースといえます。 奥胎内ヒュッテから朳差岳に登ったことがある方は、そのとき要した時間に20〜30%上乗せすると東俣コースのイメージに近くなります。 大石ダムから登る「西俣コース(大熊尾根)」は現在通行禁止となっております。噂では相当な熟達者向けとのこと。 |
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その他周辺情報 | 関川村には鷹の巣温泉、高瀬温泉、雲母(きら)温泉、湯沢温泉というひなびた温泉地があります。宿泊して美味しいものと温泉を楽しみつつ登山するのも良さそうです。 日帰り温泉だとこれ 桂の関温泉 ゆ〜む(道の駅 関川に併設) https://www.sekikawamura.org/yu-mu 営業時間 午前9時〜午後9時30分 休館日 毎月第3水曜日(その日が休日の場合は翌日) 入館料 大人 :700円(12歳以上) 大人(村民等) :500円 小人 :300円(4歳未満無料) 障がい者及び介助者:300円(介助者は同伴1名様まで) こちらのページでは、道の駅関川(桂の関)内にあります、日帰り温泉施設「桂の関温泉 ゆ〜む」をご案内いたします。関川村の5つ目の温泉として開湯した桂の関温泉。 「ゆ〜む」という名前には、誰もが「湯」に親しみ、「遊び」と「ゆとり」をもって「友」と「夢」を語り合える場にしたいという願いがこめられています。 男女それぞれに大浴場、露天風呂、サウナなどを完備し、女性浴場には健康な身体づくりに効果の高いウォーキングバスを特設しました。広い館内には、いろり付きのふれあいホール、64畳敷きの休憩室、大画面で映像カラオケが楽しめるカラオケルームなどがあり、ゆったりとくつろげます。 あたたかい安らぎのひとときをお過ごしください。 |
過去天気図(気象庁) |
2023年06月の天気図 |
写真


飯豊はどの支尾根から登っても、主稜線に乗るまで厳しい上りは避けられません。個人的には川入(御沢)からのいにしえの参拝路がいちばん楽な気がします。次点で足の松尾根


あっ、そうそう。ここでやってみたかったことがあるんですよ

「こんなことやるのはオレが初めてだろうな」と思ったんですが、ヤマレコ確認したらやったことある人がいるらしい。まあ……同じこと考える人はいるよなあ

「エブリバーガー」は近所のスーパーでは売ってなくて、いくつか回って新発田の原信でようやくゲットしました。「チョコあ〜んぱん」ならだいたいのところで売ってるんだけど……。ちなみに「きこりの切り株」は結局発見できず

ちなみに私はヤマップのノリが合わなすぎてアプリ入れてはいるものの放置してます。人間関係がうっとうしい。ヤマレコくらいの距離感がベスト

ここには以前彫刻がいくつかあったのですが、すっかり無くなってました。いや、それ以前にこんな超山奥になぜこのような施設を作ったのかが謎
感想/記録
by きらきらうえつ
先週登った二王子岳からよく見えた200名山の朳差岳。「そろそろ飯豊詣りの季節だな……」といろいろ考えた結果、まずはその朳差岳から手をつけることにしました。
今年は災害のため奥胎内ヒュッテからのコースは使えず、天狗平からの丸森尾根も稜線近くに雪がたくさん残っているので現時点では東俣コース一択。土曜日で登山者が集中するかもしれないので前日21時に登山口に到着したら………、一番乗りでした(笑)
寝袋にくるまって睡眠。真夜中に次々と登山者がやってきて、夜が開ける前に出発していく人もちらほら。「熟知というほどでもないけど頭に入っているコースだし、ぶっちゃけ6時とか最悪7時スタートでもいいか」と考えていましたが、明るくなったのと近くでアカショウビンが美声で鳴きまくっていたのですっかり目が覚めて、だいぶ早い4時15分にスタートしました。
まずは車止めゲートから林道終点へ5kmの歩き。ここを無難にこなして橋を2つ渡り、権内尾根の上りに入りました。いやー、飯豊の上りは急ですねえ。頭の手術したため前2年は運転してなかったので3年ぶりの飯豊なのですが、懐かしい感じがしました。権内尾根の小ピークを次々と踏破し、前朳差岳への上り。ここがいちばんつらいポイント。進んでも進んでも着かないんですもん。本当に遠く感じました。
前朳差岳を過ぎればあとは楽しい稜線歩き………と言いたいところですが、ガスが濃くて景色を楽しむどころではありませんでした。そうして3年ぶりの朳差岳(1636m)到着です。ま、まあここはガスガスでも素晴らしい場所なんですけどね……。今回の登山は「山頂でブルボン エブリバーガーを食べてみる」というのが目的のひとつだったので、さっそくエブリバーガーを開けて食べてみます。甘いものが疲れた身体に沁みて美味しい。「パイの実」「きのこの山」「たけのこの里」などに混じってよく生き残ってるよなあ。
その後はこの時期のお楽しみ、ハクサンイチゲの群落を眺めにいきますが、もうかなりの終盤。群落が小さくなってますし、花自体がだいぶくたびれています。それでも「陽が射してるときに見てみたい」と、避難小屋でしばらく待機。小屋の中では登山者のみなさんと情報交換したり、登山ノートを読み返しながら過ごしました。以前来たときは板の間が寒くて寒くて辛かったのですが、今回は快適でした。
ところが山頂や小屋周辺で2時間30分ほど待ったもののまったく晴れる気配がなく、「これは晴れないな」と諦めて11時過ぎに下山を開始。いったん朳差岳山頂に上がり、あとは来た道を集中してひたすら下降。最後の林道歩きを経て東俣彫刻公園に無事下山。帰りに大石ダムと関川村の日帰り温泉に立ち寄って帰宅しました。
山頂が晴れなかったのは残念でしたが、この長丁場も問題なかったですし安心しました。これでいつでも飯豊本山に挑むことができます。あー、それにしても先週朳差岳に登っておけばよかった。二王子岳からきれいに朳差岳が見えてましたから、こんなにガスガスってこともなかったでしょうし、ハクサンイチゲもまだまだ元気だったはずです。地元の山だし7月8月にまた来ればいいかな。
今年は災害のため奥胎内ヒュッテからのコースは使えず、天狗平からの丸森尾根も稜線近くに雪がたくさん残っているので現時点では東俣コース一択。土曜日で登山者が集中するかもしれないので前日21時に登山口に到着したら………、一番乗りでした(笑)
寝袋にくるまって睡眠。真夜中に次々と登山者がやってきて、夜が開ける前に出発していく人もちらほら。「熟知というほどでもないけど頭に入っているコースだし、ぶっちゃけ6時とか最悪7時スタートでもいいか」と考えていましたが、明るくなったのと近くでアカショウビンが美声で鳴きまくっていたのですっかり目が覚めて、だいぶ早い4時15分にスタートしました。
まずは車止めゲートから林道終点へ5kmの歩き。ここを無難にこなして橋を2つ渡り、権内尾根の上りに入りました。いやー、飯豊の上りは急ですねえ。頭の手術したため前2年は運転してなかったので3年ぶりの飯豊なのですが、懐かしい感じがしました。権内尾根の小ピークを次々と踏破し、前朳差岳への上り。ここがいちばんつらいポイント。進んでも進んでも着かないんですもん。本当に遠く感じました。
前朳差岳を過ぎればあとは楽しい稜線歩き………と言いたいところですが、ガスが濃くて景色を楽しむどころではありませんでした。そうして3年ぶりの朳差岳(1636m)到着です。ま、まあここはガスガスでも素晴らしい場所なんですけどね……。今回の登山は「山頂でブルボン エブリバーガーを食べてみる」というのが目的のひとつだったので、さっそくエブリバーガーを開けて食べてみます。甘いものが疲れた身体に沁みて美味しい。「パイの実」「きのこの山」「たけのこの里」などに混じってよく生き残ってるよなあ。
その後はこの時期のお楽しみ、ハクサンイチゲの群落を眺めにいきますが、もうかなりの終盤。群落が小さくなってますし、花自体がだいぶくたびれています。それでも「陽が射してるときに見てみたい」と、避難小屋でしばらく待機。小屋の中では登山者のみなさんと情報交換したり、登山ノートを読み返しながら過ごしました。以前来たときは板の間が寒くて寒くて辛かったのですが、今回は快適でした。
ところが山頂や小屋周辺で2時間30分ほど待ったもののまったく晴れる気配がなく、「これは晴れないな」と諦めて11時過ぎに下山を開始。いったん朳差岳山頂に上がり、あとは来た道を集中してひたすら下降。最後の林道歩きを経て東俣彫刻公園に無事下山。帰りに大石ダムと関川村の日帰り温泉に立ち寄って帰宅しました。
山頂が晴れなかったのは残念でしたが、この長丁場も問題なかったですし安心しました。これでいつでも飯豊本山に挑むことができます。あー、それにしても先週朳差岳に登っておけばよかった。二王子岳からきれいに朳差岳が見えてましたから、こんなにガスガスってこともなかったでしょうし、ハクサンイチゲもまだまだ元気だったはずです。地元の山だし7月8月にまた来ればいいかな。
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エブリバーガーなかなか売ってないですよね!新潟はブルボンのおひざ元なので比較的手に入れやすいと思うのですが、関東だと売ってるところ少なそうですね……。イオン系のスーパーか、ドンキホーテあたりなら売ってる確率上がるのではないでしょうか。
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