別山チブリ尾根 劇的な展開となった稜線に感動
- GPS
- 09:41
- 距離
- 18.3km
- 登り
- 1,681m
- 下り
- 1,681m
コースタイム
天候 | 曇り のち 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は無し。雪は山頂直下にありますが滑落の心配はありません。 |
写真
感想
皆さまこんにちは。
ご機嫌いかがかしら。
今回、私のログデータがオマヌケにも途中でぶっ飛んじゃっていますたので、同行したハニーちゃんデータを採用いたしますて公開させていただきます。
ハニーちゃんFANの皆さま、どうぞよろしくお願いいたします。
さてさて。
今回はハニーちゃんのご要望で別山に決まりますた。
ご要望?
そうよ、ハニーちゃんがね、「私、ハクサンイチゲが見た〜い‼️ ぞや」と申されたの。
つってもね、ハクサンイチゲの咲くところって、どこから取付いてもう〜んと遠くてそんなに簡単じゃないのよこれが。
白山エリアでハクサンイチゲが咲くところを思い当たるだけ申すとね。。。
加賀禅定道の天池周辺、四塚山、七倉山から岩間道上部、七倉ノ辻周辺や御手水鉢周辺、釈迦新道上部。
あとは南縦走路の天池から御舎利山にかけてと別山から別山平といったところかしら。
観光新道でも蛇塚上部で見られるんだけど現実的な鑑賞位置ではないのでBooかな。
ってことで、ざっとこんな感じかしら。
どう?、どこも遠いと思わない???
ホントだわ。どこを目指すにしても結構気合い入れて掛からないとアカンわね。。。
ハニーちゃん、それを理解して「ハクサンイチゲ見た〜い‼️ ぞや」と言ってんのかしら???
かなりの時間と体力がいるんだよ。(Are you OK?)
「誰にモノ言うてんの。言っておくけど私、ネズミが少々苦手なだけのほぼ無敵なのよ」。
「解ってるわよそんな事‼️」。
「ダメやったら帰ればいい。それでいいのだ。(バカボンパパ風)」。
そ、そうですか。ほんなら実行にウツリマショ。
前回は白山主峰の御前峰を制し白山奥宮で参拝を済ませたので、今回は別山神社で参拝しましょ、って想いもあって決めちゃいますた。
私的には序盤に展開する森にもウッヒョ〜!とさせてもらえそうだから願ったり叶ったりだわ。
そこでウチら的体力でMOVEを計ると、特に私のデレデレ誘惑とうろうろ道草の時間も考慮して別山山頂までは5時間で計画を立ててみた。
最近は一年の内で最も日の長い時期でもありますので朝方早くから明るくなりだすのが嬉しいよね。
柔かな朝陽が射し込む優しい感じの森を楽しめ、高度を上げていけば朝露に濡れる潤い豊かな旬のお花達が次々と登場し高揚感に包まれる。
と、ここまでは良かったの。
避難小屋前の開放的な丘陵地(ウチら的にベルサイユの花園と言ってんだけどね)に出たら、これから目指す別山と眺望を楽しみたい白山が雲に覆い尽くされていたの。
「オ〜マイガ〜!。なんてこったい・・・」。
このまま山頂目指してもガスガスの中でハクサンイチゲ鑑賞って事になるんかい?
小屋で休憩を挟み今後の行方を協議する。マヂでどうしよ???
だけど雨は降らない予報だし、今シーズンまだ一度もハクサンイチゲを見ていないから、やっぱ山頂を目指そうって事で腰を上げた。
冴えない気分のまま高度を上げていくと雨合羽を着込むそこそこ若い単独男性ハイカーさんが降りてこられインタビューしてみた。
「アナタ、雨合羽を着こんでいますけど彼女いるんですか?」。
(巷の中高生は雨が降ってもカッパは絶対に着込まないわよ)
質問がトンチンカンだった。。。
「別山稜線はどんな状況なの?」、と聞いてみた。
すると男性は、「もうガスガスで風が強く寒くて…。一時間粘ったけども天候回復の見込みがないので降りてきますた」、と申された。
寒い中を一時間粘ってアカンかったって、それキツいな。(ウチらも覚悟せなアカンな)
その環境下で一時間粘る気はさらさら無いけども、神社での参拝とターゲットを写真に収めたらとっとと下山しようと心に決めた。
んが。
御舎利山に登り上げると辺りが明るくなりだし天候回復の兆しが感じられた。
白山方面も雲が取れだしてきて青空が見えるようになってきたのよ。
「これはもしかして、、、。これから晴れるんじゃね〜の?」。
稜線で早速お目当てのハクサンイチゲを見つけると二人で喜びを分かち合った。
「そすて!」。
お天気は劇的に回復し、青空が広がり、視界が開け、眩しい太陽の光がSUNSUNと降り注いだの。
絶景を求め、善は急げで挑みながらも稜線で寒い中を一時間粘ったカッパの男性が実にお気の毒でならん。
後からノラリクラリしながら登ってきたウチらが幸運に恵まれてしまうとは。。。
(フフフ、きっとウチらは持ってるんだわ)
別山山頂に到着するとほんの数人程度の静かな状況ですた。
おそらく白山に大部分のハイカーさんが流れ、尚且つ、今シーズン開通された釈迦フィーバーもあって別山への人の流動が抑えられたに違いない。
それともう一つの要因が花の最盛期を迎えつつある中で、上小池へのアクセスが遮断されているのも考えられるわよね。
別山山頂から別山平を見下ろしても人の気配が殆どないプレミアムな状況となっていたわ。
(美濃禅定道の石徹白だけからだもんね)
陽当りの良い山頂の南側斜面ではハクサンイチゲの花園が広がっており、少しだけ別山平の方へも降りて楽しんでみますた。
するとすると。
紫色の小さなお花も風に揺れながら咲いているジョ。
「あ〜っ!。ハクサンコザクラだぁ!」。
このサプライズもチョ〜嬉しかった。やったやった
その後も昼食を交え、お花と雪と白山眺望を楽しみ、結局私達も一時間の稜線遊戯を寛ぎますた。
下山に掛かっても旬のお花と午後の眩い光が射し込む美しい緑の森を満喫。
終わってみればスンゲ〜感動が多い山行でありますた。
感動が多いとね、レコアップの感想も多くて大変なんですけど、それでもやっぱり嬉しい。
白山のお花のシーズンはこれからが本格化。
毎週末のウキウキが止まらない。
おしまい。
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