平標山と仙ノ倉山(ハクサンイチゲ)
- GPS
- 06:37
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,314m
- 下り
- 1,307m
コースタイム
- 山行
- 5:46
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 6:30
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所などなく分かり易い。残雪も既になし。各所で高山植物が咲いていた。 |
写真
感想
平標山登山口の有料駐車場には4時頃に到着。既に10台くらい駐まっていて、準備中の人も見られた。我々も準備を済ませて4:14に行動開始。外は既に十分明るくヘッドライトは要らなかった。天気は曇り。登山口に至るまでは小雨がぱらつくところが多く、目指す山域も雨か?と思ったが、登山口周辺に雨はなく道路も乾燥していた。登山口からいきなり急登が始まる。何回来ても松手山までの登りはきつい。樹林帯歩きで展望がなく、今日は特に風がなくて蒸し暑い。Zさんと2人黙々と登るのみ。ただこの登山道のこの時期のお楽しみは、色々咲いている花だと思う。ツツジに始まりタニウツギ、ベニサラサドウダン、マイヅルソウ、イワカガミなどが見られた。いずれも今シーズン初めて見る花で、いちいち止まって写真を撮るためなかなか進まない。特に花好きのZさんは釘付けと言った雰囲気で、夢中で撮影していた。花が見たくて山登りしてるので、当然と言えば当然。巨大な送電鉄塔付近で小休止し、その後は展望も開けてくる。樹林帯の中は無風で蒸し暑くて汗だくになったが、このあたりまで上がってくると風が抜けて涼しく心地よい。涼風に吹かれ、ようやく山登りしている気分になる。駐車場には多くのクルマが既にあったが、山中で見掛ける人はほとんどなく、林道から歩き始める反対回りの人か、それともまだ車中で準備中の人が多かったのかもしれない。案外静かな登山道を進む。標高が上がるに連れ雲の中に入るが、雲が一瞬途切れる瞬間があり、そうなるときれいな稜線がよく見えた。山頂に近くなるとお待ちかねのハクサンイチゲの群落に遭遇。これを見たくてここまで来ているようなもの。特にZさんはここぞとばかりに写真撮影。周囲に誰も人がいないので、心おきなく好きなところから撮影できたようだ。早出の特権かもしれない。樹林帯でかいた汗はこのあたりになると既に乾き、シャツだけでは寒さを感じることもあった。駐車場を出てから2.5時間ほど歩き7:47に平標山の山頂に到着。ガスで南側の展望はなかったが、北側の池塘や残雪はよく見えた。こちらのほうへ下ると景色もきれいそうだったが、登り返しが楽ではないので諦める。そして仙ノ倉山を目指す。ここの稜線のお花畑もこの時期はきれいで楽しい。ハクサンイチゲはあちこちで咲いていたし、その他ハクサンコザクラやミヤマキンバイなども咲いていた。このあたりも人の姿はなく、ゆっくり眺めたり写真を撮ったりできるのは有り難かった。が、歩いている時間よりも止まっている時間が長くなり、稜線を風が抜けるのでさすがに手先がグローブをしていても寒く感じるようになってきた。メッシュの夏用のグローブをしていたので、風を通さないものであれば寒さも防げただろう。ガスは取れたり着いたりで、稜線の雄大な景色を常に楽しむことはできなかったが、時折でも見られたのでその点は良かった。またこの稜線にはあちこちでしゃくなげが咲いていて、明るい色が目立った。仙ノ倉山の山頂には7:40に到着。ガスで何も見えない。花の時期に何度も訪問している仙ノ倉山だが、この時期にここで展望を得られたことはなかったと思う。何度来てもガス。次回訪問するなら、是非晴れた時に来てみたい。
今日はここまで2人ともほとんど飲まず食わずだったので、山頂にて座ってゆっくり休憩することにした。Zさんに至ってはしゃりばて気味になってしまって申し訳なかった。ガスはあったものの風は弱く座って休んでも寒くはなかった。ゆっくり休んでから元来た道を戻る。すると予想どおりというか、仙ノ倉山を目指すハイカーが続々続いてきていた。我々が山頂にいた時は貸し切りだったが、その後は混雑したのかもしれない。やはり朝早く出掛けるのは色々良いことだと思った。帰り道も両脇のしゃくなげやハクサンイチゲを見ながら歩く。ほぼ毎年この時期に訪れているが、毎年来ても飽きない眺めだ。8:35頃に今日二度目の平標山に到着。早朝に到着した時とは異なり多くの人で賑わっていたし、続々登ってくる人も見られた。我々は二度目だったので、少し息を整えてから平標山の家方面へ向けて下り始める。ここからは木の階段が続くため、湿っていたら滑り易くて嫌なところだが、乾いていて特に問題なく下れた。下っている時も登りの登山者とのすれ違いは頻繁だった。稜線歩きは風もあって涼しいというか寒ささえ感じるほどだったが、下り始めると標高も下がるので、徐々に蒸し暑くなってきた。汗をかきつつ山の家には9:05到着。稜線は虫が少なく快適だったが、小屋の前のベンチで休んでいると虫に集られた。Zさんはここで虫除けネットを被る。今日は本当はこの先の三国山まで縦走する予定だったが、Zさんに膝痛が出てしまい断念。林道へ向けて下山開始することに。ぶなの森を下るとさらに暑さを感じるようになる。既に梅雨入りしたので蒸し暑さも致し方ない季節になってきた。下りの登山道は所々湿っていて、スリップに注意しながらの下降となった。9:50頃に登山道の入口に到着。風なく蒸し暑いが、ここまで降りてくればほぼ安全圏。林道を歩いていてもこれから林道を登っていくハイカーとすれ違う。気温も上がりこれからの登りは楽ではないのに、と他人事ながら気になった。林道を無事歩き切り駐車場には10:43に到着。駐車場はほぼ満車になっていた。後片付けをしつつ、靴の洗い場を利用させてもらう。泥だらけのシューズやスパッツを洗えて毎度とても助かる。
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