冬の谷川岳(谷川岳ロープウェイからトマの耳往復)【日帰り】
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 827m
- 下り
- 833m
コースタイム
09:55発- 11:05着 熊穴沢避難小屋→天狗のたまり場
11:05発- 11:30着 天狗のたまり場→谷川岳肩の小屋(5分休憩)
11:35発- 11:45着 谷川岳肩の小屋→トマの耳(5分休憩)
11:50発- 11:55着 トマの耳→谷川岳肩の小屋(45分休憩)
12:40発- 14:00着 駒ヶ岳登山口→ロープウェイ駅
合計 約5時間00分 (うち休憩時間1時間)
歩いた歩数:12,935歩
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
行き:高崎駅からレンタカーで谷川岳ロープウェイへ 帰り:行きの逆 道路状況: 道路はほとんど除雪されていて比較的運転しやすいところでした。 スタッドレス+4WDで行きました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
冬季の間、登山者は峠リフトは使えませんので、 ロープウェイ駅を降りたら、峠リフトの右側のオレンジポール沿いに登ります。 (スキー板・スノーボード板を着用している人であればリフト乗車可能との事。 バックカントリーの人であればリフトが使えると思います。) 道迷い: 天候が悪いと尾根上がちょっと分かりにくいです。 また、天狗のたまり場までの尾根上では、雪庇の上を歩かないように気をつけた方が良さそうです。 風: 尾根上でも10mあるかないか位かなと思いました。 歩きやすさ: 熊沢穴の頭への登り、谷川岳肩の小屋までの登りが一部急斜面となっているところがあるので、 そこだけ慎重に進む必要があります。 積雪状況: 尾根上でも雪が残っているので一部ラッセルが必要でした。 私達の前に先行して進んでいらっしゃる方がいたため、 途中まではラッセル泥棒させていただきました。 持ち物: ・ピッケル・アイゼン(前爪あり)・スノーシューは必携してください。 小屋 熊穴沢避難小屋・谷川岳肩の小屋は使用可能でした。 |
その他周辺情報 | 宝川温泉 http://www.takaragawa.com/ 日帰り入浴1200円 |
写真
感想
谷川岳。行きたい行きたいと思いつつ、一回も行ったことがありませんでした。
家族の中で私だけが行っていない唯一の山が多分谷川岳。
いつも父は「谷川岳行っていないんだっけ?」と聞いてきます。
(知ってるくせに(笑) しかも聞く顔が妙に嬉しそう(^_^;))
加えて、私の登山仲間達がよく夏に谷川岳を訪ねていて、
すごいキレイな写真をアップしてくれていました。
そんな写真を見ながら、私の中で谷川岳はちょっとした憧れの地に。
そしていよいよ今週末、メインイベントです。前日に引き続きAaronと向かいます。
Aaronはクライマーさんなので今年の夏に一ノ倉南稜を登っています。
数日前までの天気予報が結構すごい風と雪との事だったので、
大丈夫かどうか心配でしたが、前日になり少し回復の兆しを見せてくれて、
午後からは晴れるとの事。少し遅めに出発です。
登山客はロープウェイの駅までしか行けないため、
リフトは乗らずにその右側を通って登って行きます。
この道、先行している人もいるようで、すでにトレースがついていました。
(一番乗りの人は結構なラッセルだった事と思います。)
しばらく登って尾根に出るとすぐに最初の避難小屋に到着です。
半分以上が雪の下になっていましたが、
ドアはふつうに開けられていて中での休憩が出来ました。
小屋の周りはここではこれから向かう団体さんなどがたくさんいて、
冬とは思えないような賑わいを見せていました。
少し休んだ後、私達も出発します。
少し進むと戻ってくる人がちらほら。もう行って帰ってきたのかと思ったら、
視界が悪いから引き返してきたとか。確かに。。
尾根上で視界が悪い中歩いていて谷沿いに落ちたくない。。。
私達も2度ほど引き返そうかどうか話しあう場面がありました。
1度目は視界がどんどん悪くなって見通しが悪くなったとき。
2度目は振り返ってみて、自分たちの歩いた道のすぐ横に小さい雪庇があると気づいた時。
一瞬ぞっとしました。
結局のところはそれでももう少し進んでみようという事になり、天狗のたまり場まで向かいます。
ここで唯一の先行グループ1組に会います。
こちらは2名x2組で、どちらも新潟からいらっしゃったとか。
雪国からの登山者となると何とも心強い。
加えて、この方達、ホワイトアウトを考慮して赤い手作りフラグを作って、
通ってきた道に目印を立ててくれていました。す、すばらしい・・・・
さすがとしか言いようがありません!
GPSに地図コンパスだけではちゃんと戻ってこれるかどうかが心配ですが、
フラグがあれば少なくても来た道に戻れる可能性はぐっと高くなりそうだし、
早速今度から真似させてもらおうと思いました。
そして天狗のたまり場から次の尾根へ直登します。
この直登も、一番上まで行ってしまうと雪庇になっているのではと、不安がよぎります。
最後まで登りきらずにある程度の所から少しずつ慎重に登っていたら、
30mほど左側に肩の小屋が見えました。
直登はやめて、いったん肩の小屋に向かいます。
小屋からトマの耳方面を見ると、結構広めの道になっていて、雪庇の心配は無さそう。
途中で一緒になった先行組の御婦人と、新婚さん風の御主人がドアの前の雪を掘り起して
肩の小屋のドアを開けてくれ、みんなで荷物を置いて山頂に向かいました。
念願かなってトマの耳!!
さて、、、次は。 オキの耳。。と行きたいところでしたが、やっぱり視界が見えない状態。
安全一番に考えて、ここで引き返します。
この後は小屋に戻って温かいコーヒーを飲んで団欒のひととき。
6人でしばらくの間おしゃべりをして下山開始です。
下山の途中、先ほど引き返そうとしていた人達もやっぱり登ってきたとの事で、
続々と登山客が上がってきました。だいぶ賑やかになりました。
同時に天候もあれよあれよという間に雲がなくなり、周りの山々が一気に見え始めます。
そして自分たちの歩いてきた稜線が見えた時、
何てきれいなところを歩いて来たんだろう!と感動。言葉を失いました。
何度も立ち止まっては景色を眺めて、写真も撮りまくりながら下山しました。
登りの時には全然見えなかった景色、
きっと一日何も見えないだろうなと思いながら歩いていましたが、
帰り際になって思わぬミラクル。こういうのがあるから登山ってやめられないなと思いました。
そして下山後、またあの景色を見に、これからも頻繁に来ようと決めました!
おしまい
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