百花繚乱南八ヶ岳日帰り縦走【甲斐小泉駅~信玄棒道~編笠山~権現岳~赤岳~美し森山~吐竜の滝】

2023年06月24日(土) ~ 2023年06月25日(日)

• GPS: 13:30
• 距離: 31.2km
• 登り: 2,534m
• 下り: 2,464m

コースタイム

1日目

• 山行: 1:30
• 休憩: 0:02
• 合計: 1:32

距離 6.7km 登り 255m 下り 20m

22:26 甲斐小泉駅
22:31 22:33 北杜市営駐車場
23:23 火の見跡
23:59 宿泊地

2日目

• 山行: 11:13
• 休憩: 4:48
• 合計: 16:01

距離 24.5km 登り 2,336m 下り 2,458m

0:33 0:36 富士見平
0:49 0:50 展望台
1:24 雲海
1:46 1:47 押手川
2:48 3:21 編笠山
3:43 3:45 青年小屋
4:24 4:34 のろし場
4:46 西ギボシ
4:59 5:22 東ギボシ
5:27 権現小屋
5:34 5:38 権現岳
5:39 権現小屋
5:45 5:49 縦走路分岐
5:58 5:59 旭岳
6:20 6:21 ツルネ
6:39 7:14 キレット小屋
8:03 天狗尾根 稜線分岐
8:19 8:25 真教寺尾根分岐
8:30 竜頭峰
8:34 8:36 赤岳
8:41 10:08 赤岳頂上山荘
10:16 赤岳
10:20 10:22 竜頭峰分岐
10:29 10:30 キレット分岐
10:33 10:36 真教寺尾根分岐
11:50 扇山
11:59 12:00 牛首山
12:33 大門沢方面分岐
12:37 13:03 サンメドウズ清里パノラマリフト山頂駅
13:30 13:31 羽衣池
13:37 たかね荘(閉鎖)
13:47 13:51 美し森
14:00 美し森無料駐車場
14:22 14:23 清泉寮
15:13 15:55 吐竜の滝
16:40 甲斐大泉駅
16:40 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

■駐車場
市営駐車場(無料)
https://maps.app.goo.gl/xDUbFAUWqWwXZyJPA?g_st=ic

※甲斐小泉駅前の駐車スペースはタクシーの転回用のスペースです。駅から下ってすぐの所に駐車場があるのでそちらをご利用ください

■帰路
甲斐大泉駅 → 甲斐小泉駅 190円
※小海線はSuica使用不可。バスと同様のシステムで現金払いのみ。

コース状況／危険箇所等

■富士見平〜編笠山
山頂に近づくに連れて急登になる。山頂直下でいきなり森林限界となり、大岩がゴロゴロした山頂。吹きさらしになっている

■編笠山〜青年小屋
小屋直下まで大岩がゴロゴロした道でマーキングがされているが、夜間やガスると見落とす可能性あり。

■青年小屋〜ギボシ〜権現岳
ギボシ直下になると鎖場が出始める。断崖絶壁をトラバースするので慎重に。この辺りからヘルメット装着推奨。

■権現岳〜ツルネ〜キレット小屋
急傾斜を下る。61段の長いハシゴを下る。
キレット小屋は営業期間外の為トイレも空いてません。

■キレット小屋〜真教寺尾根分岐
浮き石多数の急傾斜のつづら折れ。頭上からの落石と、後続者の為に落石を防ぐように慎重に登る様に。

■真教寺尾根分岐〜赤岳山頂
美濃戸方面から来る登山者と同じ道を使うので山頂直下は混みやすい。多数のハシゴあり。

■真教寺尾根
赤岳山頂直下からはスラブ状の岩の鎖場。手足をかける位置が少ない為より慎重に。2300m付近まで下ると、しばらく平坦な道を下る。扇山、牛首山直前では10m程の登りあり。賽の河原を過ぎた所で"清里テラス"があり、ジェラートやアイスコーヒー等あり。疲れたらここでリフトを使って一気に下るのも〇

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■やまハイ100
《棒道》
かつての武田信玄公が進軍に用いた道。道から離れた所に女取湧水という生活用水にも使われる湧き水があり飲用可。現在は乗馬コースと併設されている。
https://yamanashi-hiking100.jp/course/detail/92

《美し森〜天女山》
美し森は木道で整備されている。美し森山では展望が開け、主に茅ヶ岳、南アルプス北部、八ヶ岳の山々が拝める。羽衣池という湿地帯もある。一面笹と木に覆われた中の森で刈り取られた一本道を歩く。
https://yamanashi-hiking100.jp/course/detail/55

《吐竜の滝》
渓谷沿いを歩く。トレッキングコースとあるが、随所で崩壊跡があり、川岸まで降りる事があるので雨天時は控えた方が良い。突如岸壁の上から降り注ぐ滝水はカーテンレースの様で涼しい。
https://yamanashi-hiking100.jp/course/detail/47

その他周辺情報

■温泉
桜湯
大人500円 小人300円
貸タオル150円

営業時間10:00~23:30

山梨県中部にしては珍しく夜遅めまでやってくれている温泉。入浴料500円、レンタルタオル150円とコスパ抜群！
地元の方が多く使われている。
内装はシンプルな銭湯の様ですが温泉は本物。低張性弱アルカリ性温泉で湯温で別れた湯船が幾つかある。
http://sakurayu.parallel.jp/#baths

https://maps.app.goo.gl/t5rNN68GYDxqN1ys6?g_st=ic

写真

6/24 22:29

おはようございます(？)前日夜から出発する事で稜線上で朝日を迎える作戦です！

6/24 22:49

信玄棒道コースへ

6/24 22:55

各所でお地蔵さんが見守ってくれます

6/24 23:11

この絵心、ぜひ見習いたい

6/24 23:23

かつては3本の道があったそうです

6/24 23:35

県道11号線を跨ぎ

6/24 23:50

防火林のような開けた一本道を進む。足元はよくあるイネ科っぽいので、ダニ対策で虫除けスプレーは塗布した方がいいと思います

6/25 0:35

富士見平から展望台へと向かいます

6/25 0:51

ベンチあり

6/25 1:06

雲海展望台。こちらにもベンチあり

6/25 1:13

若干ガスってますが充分晴れている

6/25 1:47

穏やかな流れの押手川。青年小屋との分岐となり右岸から頂上へ

6/25 2:01

綺麗に枝分かれした不思議な木🤟

6/25 2:26

いよいよ本格的な登りとなり急登が続きます。ストックはしまってもいいと思います

6/25 2:32

コイワカガミ

6/25 2:46

山頂近くでいよいよ森林限界となりゴロついた岩が現れます

6/25 2:48

記念すべき八ヶ岳連峰最初の一座は"編笠山"となりました！初めまして😀

6/25 2:52

これから登る山々がシルエットとなって浮かんでいます

6/25 3:12

赤岳山頂へと向かうヘッデンが輝いている

6/25 3:20

山頂は吹きさらしで寒い。念の為持ってきたダウンが役立つ

6/25 3:34

蓼科山方面。見事な雲海

6/25 3:41

青空山荘への下り。大岩がゴロゴロしてますがマーキングがされてるのでそれを辿れば問題ない

6/25 3:45

青空小屋はまだ空いてませんのでギボシへと足を進める

6/25 4:06

編笠山と南アルプスたち

6/25 4:20

ギボシと阿弥陀岳。これまた迫力ある山容。

6/25 4:20

谷深い…

6/25 4:21

富士山が頭だけ顔を出して雲海に浮かぶ島のよう

6/25 4:21

乗鞍岳

6/25 4:28

改めて編笠山と南アルプス

6/25 4:29

白い花です！調べたけど名前が分かりません！！詳しい方教えてください！！！🙇‍♂️

6/25 4:31

白い花part2

6/25 4:33

白とピンクっぽい花

6/25 4:33

コイワカガミ。特徴的な花弁はわかりやすい

6/25 4:33

キバナノコマノツメ？

6/25 4:36

花もいいですが空も赤くなって中々休めず嬉しい悲鳴。北岳 甲斐駒 仙丈

6/25 4:36

見事な中央アルプス

6/25 4:37

そして北アルプスも端まで拝めました！この時期にしては貴重

6/25 4:37

御嶽山

6/25 4:37

乗鞍岳

6/25 4:37

北アルプス全景。長大な稜線

6/25 4:51

ギボシ直下では急傾斜のトラバース。鎖を持って慎重に

6/25 4:51

富士山と恐らく三ツ頭山。ひっそりと茅ヶ岳も拝めます

6/25 5:01

そしてギボシ着。遮る物のない雲海と青空。ただただ感動…

6/25 4:58

そして稜線へ…見事な日の出と共に権現岳が待ち構える

6/25 5:02

八ヶ岳の稜線も見事

6/25 5:08

赤岳と雲海

6/25 5:15

澄み渡る青空

6/25 5:16

なんと白山まで拝めました…！これはまた珍しい！

6/25 5:32

山梨百名山30座目は権現岳となりました！見事な景色をありがとう

6/25 5:41

なんだかとんでもない所まで来たんだなぁ

6/25 5:41

奥秩父方面の山もいい感じです

6/25 5:41

金峰山。ツノのように飛び出す五丈岩

6/25 5:44

先ほどまでいたギボシ

6/25 5:44

さぁ長い一日の始まりです。急傾斜の下りとハシゴ(写真撮り忘れた)が待ち構えています

6/25 6:06

待ち望んだ山々が目の前にあり希望が湧き上がる

6/25 6:22

花も朝露を纏い嬉々として日を浴びる

6/25 6:25

ケルンも見事に空を突いてます

6/25 6:25

阿弥陀岳。赤岳にも負けない美しい鋭鋒

6/25 6:25

赤岳。一体どこから登るんだ…

6/25 6:25

立場岳への尾根も美しい

6/25 6:37

雲も蠢いてきました

6/25 6:38

キレット小屋到着。この道自体ひと気も少ない道ですので…

6/25 7:11

15分ほど仮眠を取って休憩…風も涼しくよく寝れる

6/25 7:22

この辺は不思議な岩の崩れ方をしていて細長い石があった

6/25 7:31

権現岳

6/25 7:43

真教寺尾根分岐へ向かう真骨頂。鎖もなく浮き石も多いので落石注意で慎重に登る

6/25 7:53

クモマナズナ

6/25 7:53

これは分からなかった

6/25 7:57

6/25 8:06

山頂までもうすぐ

6/25 8:08

チョウノスケソウかな…自信はない

6/25 8:18

オヤマノエンドウかなぁ

6/25 8:18

中岳分岐方面と真教寺分岐方面の分かれ道

6/25 8:28

あと少し…！

6/25 10:13

無事に山頂到着！山頂は比較的狭く人も多いため、赤岳頂上山荘の方へと向かう

6/25 8:38

とりあえず

6/25 8:40

空が近い

6/25 8:43

槍穂高連峰

6/25 8:49

赤岳頂上小屋まで来て休む。なだらかな根石岳と険しい硫黄岳。隣合う山でも全然違う

6/25 8:50

あぁ、ここが天国なのか。

6/25 9:36

阿弥陀岳。雲が立ち上ってきた

6/25 10:03

6/25 10:06

赤岳にも負けない勇ましい山だ

6/25 10:14

6/25 10:15

赤岳頂上山荘は7/15〜営業開始に向けて改築中

6/25 10:16

迫力あるハシゴですが下りだと階段として使えます

6/25 10:21

本沢鉱泉方面の鎖場を下り、トラバースして真教寺尾根分岐までぐるりと回り込んで歩きます

6/25 10:32

この辺の花も良さそうだったので、ちょっと遠回りなら違う道で歩くのは楽しい

6/25 10:50

急ですが真教寺尾根尾根を下ってます。こうしたスラブ状の岩の鎖場を下るので滑らないように注意

6/25 11:27

森林の中に来ると八ヶ岳らしい美しい明るい森に。

6/25 11:27

扇山手前で少々登り、

6/25 11:50

到着

6/25 11:50

ガスっていて蒸し蒸しした感じの熱気で汗がぽたぽた出てくる

6/25 11:53

ただ道は平坦なので大汗ほどかくわけでもなく淡々と歩く

6/25 11:58

あまり標高も変わらないまま牛首山へ

6/25 12:23

ようやく植生が変わって足元には笹が現れ始める

6/25 12:23

やっと麓が見えてきた

6/25 12:32

ようやくガスの層を抜けたみたい

6/25 12:33

賽の河原。山の上と違って蒸し暑い空気と強い日差し…

6/25 12:37

ちょっと寄ってみる

6/25 12:38

場違い感が半端ないがここから見る景色も中々いい感じ

6/25 12:42

ジェラートとアイスコーヒー。暑さに悶えた中で食べると滅茶苦茶美味しい。(決済は現金のみ)

6/25 13:19

防火林の間を歩き美し森へ。

6/25 13:19

ちょっとデカ過ぎません…？

6/25 13:28

この辺りの森の雰囲気もGood。たまたま今日草刈りをしてくれたそうでして、定期的な手入れはされてるようです。

6/25 13:31

羽衣の池。小さな湿地帯で木道となっています

6/25 13:37

この周りをぐるっと歩いたんだなぁ

6/25 13:39

美し森山へ

6/25 13:43

ツツジも見納めですが綺麗

6/25 13:45

八ヶ岳の辺りもこうした神々の言い伝えも多いですよね

6/25 13:46

八ヶ岳は曇りで見えず…

6/25 13:48

ヤマレコの方の地図では通行止めでしたが回り道あり

6/25 13:54

右奥には茅ヶ岳。

6/25 13:57

回り道はこんな感じです

6/25 14:10

カラマツ林の小径。ハイキングコースっぽい道でした

6/25 14:21

清泉寮へ

6/25 14:24

わんちゃんも楽しいだろうな

6/25 14:24

農場跡地の脇を沿って歩き盛りの中へ

6/25 14:33

下ります

6/25 14:57

御座石(九段の瀬)。所々でこうした名所がある

6/25 14:57

水の動きが面白い

6/25 15:08

これはハイキングコースでいいのか…？

6/25 15:50

しばらく川沿いを歩いて吐竜の滝(どりゅうのたき)到着。観光客用の駐車場も近くて観光客もいました

6/25 16:30

電車が来るまでさっきの滝前で寝て甲斐大泉駅へ

6/25 16:50

無人駅の雰囲気ある駅でサイダーを飲み干し乾いた喉を潤す。時より通路に吹く風が心地よい

日帰り登山では初の累積標高2500m台！塩タブレットとか持っていったので足も攣る事もなく長い一日がようやく終わりました！ここまでご一読ありがとうございました

撮影機器：

iPhone 14 Pro Max Apple

感想

Mattusan

初めての八ヶ岳連峰。日帰りで行くのも勿体無いが南八ヶ岳だけならテン泊する程でも無いかなと思いこれまで避けてましたが、夜勤の睡眠リズムを鑑みて夜からでも行動できるのでは…？と思い、今回初めての夜通し登山。

初めての山域でしたので、景色を堪能しようとじっくり歩きました。高山植物の宝庫で、初めて花の名前を覚えたい というキッカケにもなりました。

赤岳山頂付近で何も考えずにただ景色を拝んで80分目に焼き付けてから真教寺尾根から下山。スラブ状の岩が連続する鎖場でそれが終われば標高も下がらない尾根。曇りで周りが見えずただ長い…聖平小屋から聖沢へ抜けた長いルートを彷彿しました。

清里テラスでは観光客が景色を拝んでる中、やつれた顔でアイス食べててちょっと場違い感がありましたが、改めて｢下界って何でもあるんですね｣と、同じルートで下った方とお話しました(笑)

美し森山、吐竜の滝はピンテも沢山あり、観光で見にこられる方もしばしばいました。

日の出と共に荒波立つような雲海
咲き誇る色とりどりの高山植物

夏はもうすぐです。

コメント

yoshi287721

Mattusanさん
南八ヶ岳お疲れさまでした。夜通し登山すごい！の一言。雲海も植物も展望も素晴らしいですね！！八ヶ岳私もタイミングがあったら登りたくなりました。ただいま梅雨バテ中ですが、お互い体調に気を付けて楽しい山登り続けましょうね〜(^^♪

Mattusan

yoshi287721さん

ありがとうございます！八ヶ岳は高度感のあるスリルのある道で歩いても楽しい山でしたね。やっぱり高山は素晴らしいです…
今後もまだ不安定な天気が続き、なかなか体調も合わず登れない事もあるかと思いますが焦らずどうぞご自愛ください。