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Yamareco

記録ID: 565856
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
丹沢

丹沢/蛭ヶ岳(ユーシンから棚沢ノ頭経由、臼ヶ岳南尾根下山)

2014年12月28日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
09:12
距離
26.2km
登り
2,959m
下り
2,954m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:45
休憩
0:18
合計
9:03
7:55
7:55
15
8:10
8:11
14
8:25
8:25
8
8:38
8:38
5
8:43
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11
8:54
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77
10:11
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52
11:03
11:04
13
11:17
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3
11:20
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19
11:39
11:40
1
11:41
11:42
12
11:54
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1
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35
12:30
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21
12:51
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48
13:39
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12
14:43
14:54
4
15:09
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13
15:22
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15
15:37
15:37
36
16:13
16:13
1
16:14
ゴール地点
天候 曇り後晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
◆駐車場
玄倉林道ゲート前の駐車場を利用。朝は他に1台、帰りには我々のみと随分と空いていた。
コース状況/
危険箇所等
◆玄倉林道
場所によっては落石が多い模様。崖上への注意が必要。
トンネルが8個あり、いずれも照明は無い。青崩隧道は通過に5分程掛かるのでヘッドランプは必要。
◆棚沢ノ頭ルート
道標は無い。踏み跡も判然としない所が多い。一般ルートとは言えない。
◆丹沢主稜
今回はアイゼンは持参はしたものの使用するまでではなかった。
しかし蛭ヶ岳西面の下りは凍結箇所が多く、神経を使わされた。今後はアイゼンを装着した方が安全だろう。
◆臼ヶ岳南尾根
同様に道標は無い。下るには赤ペンキ、テープ等のマークが多いが、登るとなると余り見える位置にはマークは無い。意外にも踏み跡は割合とあるが、一般ルートではない。
玄倉林道の駐車場を出発。
2014年12月28日 07:10撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 7:10
玄倉林道の駐車場を出発。
長い林道歩きの始まり。
2014年12月28日 07:15撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 7:15
長い林道歩きの始まり。
最初の境隧道。ここを抜けると左手に秦野峠へのルートがあるが、崩落して固定ロープを張らないと通過不能の状態。
2014年12月28日 07:29撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
12/28 7:29
最初の境隧道。ここを抜けると左手に秦野峠へのルートがあるが、崩落して固定ロープを張らないと通過不能の状態。
すっかりと冬枯れた風景になった。
2014年12月28日 07:30撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
12/28 7:30
すっかりと冬枯れた風景になった。
青空も見えている。向こうは同角山稜かな?
2014年12月28日 07:32撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 7:32
青空も見えている。向こうは同角山稜かな?
新青崩隧道。ここの通過はヘッデンが必要。
2014年12月28日 07:40撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 7:40
新青崩隧道。ここの通過はヘッデンが必要。
石崩隧道。
2014年12月28日 07:50撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 7:50
石崩隧道。
玄倉発電所まで来たが空はすっかり雲に覆われてしまった。
2014年12月28日 07:56撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 7:56
玄倉発電所まで来たが空はすっかり雲に覆われてしまった。
手掘りの第四隧道。
2014年12月28日 07:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 7:58
手掘りの第四隧道。
第五隧道。
2014年12月28日 08:05撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 8:05
第五隧道。
第六隧道。ここも手掘り。大胆な造形だ。
2014年12月28日 08:08撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 8:08
第六隧道。ここも手掘り。大胆な造形だ。
第七隧道。銘板から氷柱が下がっている。
2014年12月28日 08:14撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 8:14
第七隧道。銘板から氷柱が下がっている。
第八隧道。ユーシンまではこれが最後のトンネル。
2014年12月28日 08:19撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 8:19
第八隧道。ユーシンまではこれが最後のトンネル。
ユーシンへ渡る橋が見えてきた。
2014年12月28日 08:32撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 8:32
ユーシンへ渡る橋が見えてきた。
熊木沢出合の途中にあるもう一つの名無し隧道。とても素朴な雰囲気がある。
2014年12月28日 08:51撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 8:51
熊木沢出合の途中にあるもう一つの名無し隧道。とても素朴な雰囲気がある。
怪しい雲がかぶさって来た。山頂では雪が降っているかも?
2014年12月28日 08:54撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 8:54
怪しい雲がかぶさって来た。山頂では雪が降っているかも?
熊木沢出合に到着。橋の上で小休止。
2014年12月28日 08:55撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 8:55
熊木沢出合に到着。橋の上で小休止。
朝食
2014年12月28日 08:56撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
1
12/28 8:56
朝食
朝食
2014年12月28日 08:56撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
1
12/28 8:56
朝食
青空が帰ってきた。これが続けば良いが。
2014年12月28日 09:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 9:07
青空が帰ってきた。これが続けば良いが。
熊木沢に沿って少し歩く。正面の蛭ヶ岳は未だ雲の中だ。
2014年12月28日 09:08撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 9:08
熊木沢に沿って少し歩く。正面の蛭ヶ岳は未だ雲の中だ。
ここから右の尾根に取り付く。手作り標識に棚沢ノ頭と読めなくも無いが申し訳ないが解り難い。
2014年12月28日 09:09撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 9:09
ここから右の尾根に取り付く。手作り標識に棚沢ノ頭と読めなくも無いが申し訳ないが解り難い。
最初はもの凄い急登で標高100m位を稼ぐ。
2014年12月28日 09:16撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 9:16
最初はもの凄い急登で標高100m位を稼ぐ。
尾根に差し掛かっても急登は続く。朝の光線が眩しい。
2014年12月28日 09:19撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 9:19
尾根に差し掛かっても急登は続く。朝の光線が眩しい。
900mを超えたこの辺りはやや緩やかに登っている。
2014年12月28日 09:26撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 9:26
900mを超えたこの辺りはやや緩やかに登っている。
鍋割山稜が割合と手の届く高さに見えるようになってきた。
2014年12月28日 09:26撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 9:26
鍋割山稜が割合と手の届く高さに見えるようになってきた。
熊木ダムも眼下に見下ろせる。
2014年12月28日 09:29撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 9:29
熊木ダムも眼下に見下ろせる。
一瞬樹間を通して雲が晴れた蛭が見えてきたが白いぞ。
2014年12月28日 09:31撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 9:31
一瞬樹間を通して雲が晴れた蛭が見えてきたが白いぞ。
植林から自然林に変わって来た。
2014年12月28日 09:34撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 9:34
植林から自然林に変わって来た。
臼ヶ岳南尾根の向こうに見えるのは同角山稜だな、と思っていたらその向こうに富士山が頭を出していた。
2014年12月28日 09:54撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 9:54
臼ヶ岳南尾根の向こうに見えるのは同角山稜だな、と思っていたらその向こうに富士山が頭を出していた。
蛭ヶ岳から不動ノ峰に掛けて白い。
2014年12月28日 09:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 9:59
蛭ヶ岳から不動ノ峰に掛けて白い。
樹々が白くお化粧しているから霧氷だ。
2014年12月28日 10:01撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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12/28 10:01
樹々が白くお化粧しているから霧氷だ。
檜洞も霧氷で白い。標高1600m以上で霧氷になっている模様。
2014年12月28日 10:02撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
12/28 10:02
檜洞も霧氷で白い。標高1600m以上で霧氷になっている模様。
弁当沢ノ頭の辺り。頂点が解らないなだらかな山稜が500m程続いた。
2014年12月28日 10:06撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 10:06
弁当沢ノ頭の辺り。頂点が解らないなだらかな山稜が500m程続いた。
弁当沢ノ頭からの同角山稜越しの富士山。右のピークは同角ノ頭かな。
2014年12月28日 10:08撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 10:08
弁当沢ノ頭からの同角山稜越しの富士山。右のピークは同角ノ頭かな。
弁当沢ノ頭で小休止。
2014年12月28日 10:12撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 10:12
弁当沢ノ頭で小休止。
不動ノ峰の霧氷。青空とのコントラストが眩しい。
2014年12月28日 10:24撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
4
12/28 10:24
不動ノ峰の霧氷。青空とのコントラストが眩しい。
塔ノ岳も正面に見える。
2014年12月28日 10:25撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 10:25
塔ノ岳も正面に見える。
一旦下った後に登り出す。
2014年12月28日 10:25撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 10:25
一旦下った後に登り出す。
蛭もだんだん近づいて来た。
2014年12月28日 10:39撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 10:39
蛭もだんだん近づいて来た。
棚沢ノ頭への最後の急登部に掛かる。Aki-CLさんはこの辺りで2羽のキジを見たとか。
2014年12月28日 10:49撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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12/28 10:49
棚沢ノ頭への最後の急登部に掛かる。Aki-CLさんはこの辺りで2羽のキジを見たとか。
もう裾野まで富士山が望める高さになった。それにしても絶景。
2014年12月28日 10:51撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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12/28 10:51
もう裾野まで富士山が望める高さになった。それにしても絶景。
霧氷下のtadomasa氏
2014年12月28日 10:56撮影 by  DMC-FX40, Panasonic
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12/28 10:56
霧氷下のtadomasa氏
そして1600mの霧氷ゾーンに到達した。霧氷が消える前に何とか間に合った。
2014年12月28日 10:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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12/28 10:58
そして1600mの霧氷ゾーンに到達した。霧氷が消える前に何とか間に合った。
13Kさんも霧氷に引き込まれている。
2014年12月28日 10:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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12/28 10:58
13Kさんも霧氷に引き込まれている。
霧氷自体はあちらこちらで見られるが青空とのコントラストで見られるのは丹沢の特権では無いだろうか。
2014年12月28日 10:58撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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12/28 10:58
霧氷自体はあちらこちらで見られるが青空とのコントラストで見られるのは丹沢の特権では無いだろうか。
霧氷の額縁で富士山。
2014年12月28日 10:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 10:59
霧氷の額縁で富士山。
霧氷の魔法も切れかけている。
2014年12月28日 10:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 10:59
霧氷の魔法も切れかけている。
霧氷のトンネルから棚沢ノ頭へ出る。
2014年12月28日 11:02撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
12/28 11:02
霧氷のトンネルから棚沢ノ頭へ出る。
南アルプスも純白だ。
2014年12月28日 11:03撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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12/28 11:03
南アルプスも純白だ。
笹原越しの富士山。
2014年12月28日 11:04撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 11:04
笹原越しの富士山。
稜線には僅かに積雪が見られる。
2014年12月28日 11:05撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 11:05
稜線には僅かに積雪が見られる。
いつもの「の」の字の木。
2014年12月28日 11:16撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 11:16
いつもの「の」の字の木。
鬼ヶ岩を下る。
2014年12月28日 11:22撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 11:22
鬼ヶ岩を下る。
蛭ヶ岳に到着。西風が強いので東側で小休止とする。
2014年12月28日 11:41撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 11:41
蛭ヶ岳に到着。西風が強いので東側で小休止とする。
丹沢三峰と宮ヶ瀬湖。
2014年12月28日 11:43撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 11:43
丹沢三峰と宮ヶ瀬湖。
蛭ヶ岳山頂の昼時には4名。
2014年12月28日 11:55撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 11:55
蛭ヶ岳山頂の昼時には4名。
蛭ヶ岳西面の急坂を降りて鞍部に着いた。これから向かう臼ヶ岳。もうあちらの方が高い。
2014年12月28日 12:22撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 12:22
蛭ヶ岳西面の急坂を降りて鞍部に着いた。これから向かう臼ヶ岳。もうあちらの方が高い。
塔ノ岳から鍋割山の稜線を背景に登った棚沢ノ頭に至る尾根。こう見るとたおやかな尾根なんだが。
2014年12月28日 12:23撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 12:23
塔ノ岳から鍋割山の稜線を背景に登った棚沢ノ頭に至る尾根。こう見るとたおやかな尾根なんだが。
もう霧氷は完全に無くなった。熊木沢の登路は東沢と西沢に挟まれた稜線を登るようだ。
2014年12月28日 12:52撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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12/28 12:52
もう霧氷は完全に無くなった。熊木沢の登路は東沢と西沢に挟まれた稜線を登るようだ。
臼ヶ岳に到着。
2014年12月28日 12:52撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 12:52
臼ヶ岳に到着。
シカ柵の内側にシカの親子がいるぞ。この後下って行く時にシカ柵が一部壊れているのを見たのでそこから入ったのかもしれない。笹は一杯ある。
2014年12月28日 12:52撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 12:52
シカ柵の内側にシカの親子がいるぞ。この後下って行く時にシカ柵が一部壊れているのを見たのでそこから入ったのかもしれない。笹は一杯ある。
当初の計画は檜洞から石棚を経由して西丹沢県民の森だったが、石棚からの急坂をヘッデンで降りるのが必至。そこで皆歩いたことの無い臼ヶ岳南尾根を取ることとした。
2014年12月28日 13:05撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
12/28 13:05
当初の計画は檜洞から石棚を経由して西丹沢県民の森だったが、石棚からの急坂をヘッデンで降りるのが必至。そこで皆歩いたことの無い臼ヶ岳南尾根を取ることとした。
ここのシカ柵が壊れていた。黄色テープでマークしてある。
2014年12月28日 13:07撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
1
12/28 13:07
ここのシカ柵が壊れていた。黄色テープでマークしてある。
臼ヶ岳南尾根は下るにはマークが多々あり、それ程迷うことは無い。ただ時折踏み跡も見失うことがあった。また尾根が痩せている所も数箇所あり、注意は怠れない。
2014年12月28日 13:13撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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12/28 13:13
臼ヶ岳南尾根は下るにはマークが多々あり、それ程迷うことは無い。ただ時折踏み跡も見失うことがあった。また尾根が痩せている所も数箇所あり、注意は怠れない。
1196ピーク手前の鞍部。広々としていて昼寝にも好い感じだ。
2014年12月28日 13:37撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 13:37
1196ピーク手前の鞍部。広々としていて昼寝にも好い感じだ。
1196ピークの辺り。
2014年12月28日 13:50撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 13:50
1196ピークの辺り。
向かいの同角山稜の末端に立っているのは大石山だろう。
2014年12月28日 13:51撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 13:51
向かいの同角山稜の末端に立っているのは大石山だろう。
どんどこ降りて行ったらもう熊木沢の沢床も間近になっていた。
2014年12月28日 14:37撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 14:37
どんどこ降りて行ったらもう熊木沢の沢床も間近になっていた。
この辺りはミツマタも多い。
2014年12月28日 14:38撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
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12/28 14:38
この辺りはミツマタも多い。
ユーシンロッジが見えてきた。公衆便所の横から尾根に上がる径が着いていた。
2014年12月28日 14:42撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 14:42
ユーシンロッジが見えてきた。公衆便所の横から尾根に上がる径が着いていた。
ユーシンロッジで小休止。
2014年12月28日 14:51撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 14:51
ユーシンロッジで小休止。
玄倉川沿いに綿毛を付けた樹々が見られた。
2014年12月28日 14:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 14:59
玄倉川沿いに綿毛を付けた樹々が見られた。
玄倉川の冬景色。新緑の頃にまた来よう。
2014年12月28日 14:59撮影 by  NIKON D90, NIKON CORPORATION
12/28 14:59
玄倉川の冬景色。新緑の頃にまた来よう。

感想

展望が好く、余り混んでおらず、そこそこ歩き出があって楽しい所…と言う過大な要望を出したらAki-CLさんが蛭ヶ岳の周回ルートを企画してくれた。正に一年を締めるに相応しい絶景と霧氷を楽しめた山行だった。

朝7時前に玄倉林道駐車場に着くと1台しかクルマが停まっていない。流石にこの時季になりキャンパーが来なくなると駐車場も冬枯れと言う雰囲気だ。ここまで来る途中の道路脇の温度表示は度々氷点下を指していたが、手元の温度計では0℃。歩き出すと所々にある水溜りは全部硬く氷結している。ユーシンまでは8つのトンネルを通過するが幾つかのトンネルではかなり大きな氷柱が天井から、或いは電線から下がっていた。

ユーシンまで1時間20分の林道歩きだが今日は更に25分先の熊木沢出合まで林道歩きが続く。行きも帰りもこれが長い。10月に石小屋沢に行った頃は未だ周囲は緑が目立っていたがもうすっかりと冬枯れて一面茶色っぽい景色になっている。林道を歩いているうちにどんどんと怪しい空模様になってきてしまったが、熊木沢出合まで来ると東側から青空が広がり出し一安心。熊木沢出合の橋の上で最初の小休止を取った。

Aki-CLさんの計画書では熊木沢出合から蛭ヶ岳まで3時間と書いてあったのでてっきり棚沢ノ頭に出て行くものと思ったらAki-CLさんは熊木沢からの直登ルートのつもりだった。13Kさんは最新版の山と高原地図を持っているがそれにはそのルートは書かれていない。Aki-CLさんの山と高原地図は90年代前半の宮ヶ瀬湖も無いものだが、熊木沢ルートは実線で逆に臼ヶ岳南尾根ルートは描かれていない。地図もどんどん変わって行くものだが、昨今の事情を考えればハイリスクなルートは一般向け地図からは削除した方が良いだろう。でどちらを行っても時間的には同じだし、一応少しは楽できそうな棚沢ノ頭へのルートを行くこととした。僕的にはこちらの方が展望が好さそうだと気になっていた。

棚沢ノ頭へのルートの入口は小さな手製の看板が目印であるが見落としてしまいそうなものである。ここから踏み跡レベルの径が九十九折りになって尾根に導いてくれるが兎に角急登だ。沢の詰めと同じようなレベルの急登を攀って東から陽が射している尾根に出るが、尾根に出てもこの急登は収まらず900mまで続く。そこからはやや傾斜が落ちるが振り返ると熊木ダムも望める高さになっていた。一瞬蛭ヶ岳が見える位置があったが雲が未だ少し掛かっているが山頂が白くなっていた。しばらくはゆるゆると登って行くが1000mからまた急登で1200mまでこれが続く。1150m位で急登に喘ぎながら左側の同角山稜を見ているとその尾根の向こうに富士山が頭を出していた。やっぱり好展望が期待出来るぞ。1200mからは傾斜が落ちて行きどこが弁当沢ノ頭か判然としない尾根が続く。左側に崩壊地があったがこの縁からは蛭ヶ岳が良く眺められる。蛭ヶ岳から不動ノ峰に掛けて山頂部が白くなっている。望遠にして眺めると樹々が白く化粧しているようだ。つまり霧氷が見られるようだ。急坂にかなり脚が疲れて来ているけど、これは頑張って少し急いだ方が良いかな。

弁当沢ノ頭で小休止を取り40分で棚沢ノ頭に出たが、直下の辺りから霧氷のオンパレード、素晴らしい。霧氷自体は日本の山々で見られる所は多いだろうけど青空とのコントラストで観ることが出来るのは丹沢の特権じゃないだろうか。朝のうち雲が掛かっていたのがラッキーだったのかもしれない。檜洞や大室山も霧氷が掛かっていたが、11時を過ぎるとどんどんと薄れて行った。棚沢ノ頭まで登ると四方の山々の展望がまた素晴らしい。富士山は言うに及ばず純白の南アルプスや八ヶ岳も手に取るように数え上げることができる。そして蛭ヶ岳も指呼の間に見える。蛭ヶ岳までの登山道は一部に凍結も見られたがアイゼンが必要な程では無かった。気温はずっと2〜3℃と言うこともありぬかるみもひどく無い。稜線に出ると西風が強く寒く感じるが、鬼ヶ岩を降りると蛭ヶ岳が風除けになる。あと一息の登りで蛭ヶ岳に出た。風が多少避けられるので東側のベンチで小休止とした。ここからは北東に日光から尾瀬の山々を展望することが出来た。今日は特に空気が澄んでいるようだ。

蛭ヶ岳から西側に250m程下るがかなりの危険地帯だ。案の定陽が未だ当っていない西面では東側よりも凍結が顕著だ。岩や木をすがりながらソロリソロリと降りて行く。ミカゲ沢ノ頭の手前の鞍部まで来ると臼ヶ岳が大きく見える。臼ヶ岳到着が12:50。ここで下山路をどうするか話し合った。当初計画では檜洞から石棚山を経て西丹沢県民の森へ降りるところだったが、日没を考えると石棚山から急坂を下る辺りでヘッデンの厄介になりそうだ。同角山稜を行っても同様に大石山に着く頃にはヘッデンを灯しているだろう。初めてのルートをヘッデンで下降するのは避けたいので檜洞は割愛し臼ヶ岳南尾根を下ることとした。3人共初めてだが陽はあるし見渡しも効くので心配はないだろう。

シカ柵の間を通って行くと所々にマークがしてあり、また踏み跡もはっきりしているので迷うことは無かった。所々では木に掴まりながら降りる所もあり、また両側が切れている所も何ヶ所かあったので注意は怠れない。1200m以下では穏やかな樹林の尾根になりかなり歩きやすい。いつの間にか左にゴーロが望まれるようになり、右からはユーシン沢の沢音が聞こえるまで標高を下げて行き、最終的には尾根を右側に降りて行くとユーシンロッジの公衆便所の横に出た。こんな所に登路があるとは全く気付かなかった。

ユーシンから玄倉林道駐車場まで7kmあり、下りとは言え1時間20分歩く。これが長いが、まあ仕方ない。でもこの林道歩きがあるので登山者が殺到せず、静かな山旅が楽しめる、とも言える。本当に良い山域なんだが登山道の状況を考えると誰にでも薦められるわけではない。ユーシンには来年新緑の頃にまた来たいものだ。


ヤマレコ登山記録数を比較すると
|沢ノ頭尾根「弁当の沢の頭」・・・130
臼ヶ岳南尾根「水晶平」・・・100
I肇岳・・・3,226
蛭ヶ岳と比較して登山道の踏まれ方からの想像以上に´△狼録が多い様に思う。
ヤマレコ投稿者は比較的熱心な登山者が多い為であろう。

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