檜洞丸(箒沢公園前バス停から)
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,384m
- 下り
- 1,325m
コースタイム
11:30板小屋沢ノ頭11:35
12:00ヤブ沢ノ頭12:05
12:20石棚山12:20
13:00テシロノ頭13:00
13:25ツツジ新道・石棚山分岐13:25
13:35檜洞丸13:40
13:45青ヶ岳山荘14:25
14:30檜洞丸14:30
14:40ツツジ新道・石棚山分岐14:40
15:25展望台15:25
16:05ゴーラ沢出合16:05
16:45ツツジ新道入口16:45
16:50西丹沢自然教室
合計距離: 10.85km
累積標高(上り): 1331m
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
またもや来ました、丹沢の季節12月!
北上すれば雪が多い所はいっぱいあるだろうけど、今回はもう少し待ってみるという事で西丹沢から檜洞丸へ。
去年の冬から候補に挙がっていた山だから、迷うことなくルートまで決めることが出来た。
西丹沢自然教室の一つ手前の箒沢公園前バス停から橋を渡ってスタート!
林道を抜け、堰堤を越えて沢沿いの道をぐんぐん登っていくと左方向にピンクのリボンが見えた。
山と高原地図で確認すると、確かに左手方向に折れて進むようだったのでリボンを追って進んでいったのだが、これが災難の始まりだったと思う。
後から考えてみると、もう少し沢を進んでからでないと折れてはいけなかったのだが、目印を目の前にしたら無条件で信頼してしまう。
ちょっと折れるのが早すぎるかなぁとも思ったが、地図を優先するか目印を優先するかで迷ったら、後者を選択するのは基本だと思っていたが、実際には目印がどんなにハッキリしていようとも疑ってかかるべきだということを今回の山行では思い知らされた。
タチの悪い事に、正規のルートを外れてグングン進んで行った先にもまだピンクのリボンが付けられていたりして、トレースが見えにくくなっている所でも依然として目印が付けられていたために、引き返すきっかけをつかめずダラダラと登り続けてしまった。
登りに関しては、尾根に出てしまえば現在位置も把握しやすくなるだろうし、人に出会うかもしれない。また、尾根は頂上に向かって集結しているはずだから、ペースを乱さずに落ち着いて登り続ければやがて正規のルートに出るだろうと考え、窪地に溜まった落ち葉に膝下くらいまで埋もれたりしながら、やっとこさ尾根に出た。
家に帰ってGPSのデータを見てみると、やはり正規のルートとは全然違う所を進んでいたわけだが、何故そのような場所にまでピンクのリボンが付けられていたのだろう???
ピンクのリボンなどの目印は登山者の道標であるはず。
目印を付ける目的は登山者の道迷い遭難を防ぐことであると同時に、目印を付けることによって登山者の踏み入れる箇所を限定し、自然破壊を最小限に防ぐのが目的ではなかったのだろうか???
今回のように、地図と眼前の目印で食い違いが生じている場合、目印を外した道を突き進むことは山を荒らすことになってしまうため、自分には到底出来るわけもないのであった。
幸い、時間も体力も行動食も水もまだまだタップリとあったため、しばらく歩き続ける。やがて板小屋沢ノ頭に出た。リボンではなく方向指示の案内板。ホッとした。
そこで出会った人に25000分の1の地図を見せてもらうと、やはりトンデモナイ所を登ってきたみたい。山と高原地図の標準タイムを50分もオーバーしてしまっていた。
そこからは順調に山頂にたどり着くことが出来た。
青ヶ岳山荘では小銭の持ち合わせがなく、テーブルの使用料100円とトイレ管理費100円を払うために小屋の中に入ったが、おばちゃんといろいろ楽しく話が出来て良かった。
おばちゃん曰く、
今朝の霧氷が朝日に照らされて物凄〜く綺麗で感動したこと、
ここから犬越路までのルート上から見える富士山が最高に綺麗なこと、
青ヶ岳山荘は丹沢の中でも穴場的な小屋で春の土日を除けばいつでも人が少なくて静かな雰囲気を味わえるとのこと、
などなど、いろいろな話を聞かせてくれた。
下山路のツツジ新道は、地図上には「危」マークと「迷」マークがそれぞれ1つずつあったが、いずれの地点においても特にトラブルが生じるようには見えなかった。
無事に下山して思うのは、やはり正規の登山道でない場所にまでピンクの印を付けるのは止めてほしいということ、何故正規でない所にまでリボンを付けたままにしているのかということ。
これはちょっと真面目に話を聞いてみたいものである。
それと、山小屋の名の由来、何故「青ヶ岳」なのか。
今度立ち寄った時に聞いてみたい。
追記
青ヶ岳山荘のHPに登山道についての記載がありました。
http://www2.tbb.t-com.ne.jp/aogatake/akusesu.html
一部抜粋
>テープがあるということは、普通でないということです。
ええぇぇぇ!?!そんな解釈初めて!
どうやら、木の幹に巻かれているピンクのテープは進入禁止と解釈してくれとの事らしい。
こんな目印の付け方あり得ないでしょ。とてもじゃないけど、一般的とは言えないと思う。
まぁ、グダグダ言っても仕方ないので、これを教訓に今後に生かすことにします。
はじめまして、箒沢〜石棚山の間は歩いた事が無く、興味深く拝見しました。この区間で道迷いされて苦戦されるケースが多い様ですね。
西丹沢は、林業関係者さんが目印を付けるために、ピンクテープや赤ペンキで目印をつけられる事が多い様です。私も、西丹沢の世附権現山−ミツバ岳間でテープ伝いに尾根を下ったら大間違えで、肝を冷やした経験が有ります。ピンクテープ=登山道の方程式は成り立たない様です(汗)
なおユーシンの語源は、『丹沢今昔』という本によりますと、『諸説あって湧津/友信/幽神、等の字があてられ、未だ明らかになっていない』と記されています。気になりますよね!
fumihiko_ono様
はじめまして。コメントありがとうございます。
今回、痛い目に合いましたので今後はテープの目印を鵜呑みにすることなくしっかり地図で確認し、トレースが確認し辛い所に出たら素直に引き返すことにします。
目印があるけどトレースがないというパターンの道迷いは初めてでしたが、登りでの出来事だったので良かったです。
もし、このパターンでの道迷いが下りでの出来事だったらと想像すると、どうなっていたことか・・・頑張って突き進んでいたかもしれません。
幹に巻かれたテープが進入禁止というのは、西丹沢のローカルルールなんでしょうかねぇ?
初めてだったもんで、後から知って驚きました。
ユーシンは、幽神だとカッコイイ気がしますね(笑)
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