冬の阿弥陀岳・赤岳(美濃戸口から往復)【日帰り】
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,628m
- 下り
- 1,622m
コースタイム
10:25発- 12:00着 行者小屋→阿弥陀岳(5分休憩)
12:05発- 14:16着 阿弥陀岳→赤岳(20分休憩)
14:36発- 15:48着 赤岳→文三郎尾根経由で行者小屋(10分休憩)
15:58発- 18:00着 行者小屋→美濃戸口
合計 約11時間35分 (うち休憩時間約123分)
歩いた歩数:34,697歩
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:美濃戸口から茅野駅まで、Hさんに送っていただきました<(_ _)>。 茅野駅から新宿まではスーパーあずさ。 (年末なのに自由席に結構空きがありました) (美濃戸口から美濃戸間でタイヤが空周って先に進めなくなった車が2台ほどありました。) 歩いても1時間なので、天候や混雑具合によっては、美濃戸口で駐車した方が無難かもしれません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道迷い: 私が通った道はトレースがしっかりついているので、道迷いの心配はありませんでした。 使用した道具: (美濃戸口〜行者小屋)帰りのみアイゼン使用 それ以外はアイゼン(前爪あり)とピッケル使用 危険個所: (美濃戸口〜行者小屋) 特にありません。アイゼンつけない時は転倒注意 (行者小屋〜中岳のコル) ちょっと急ですが、程よいステップがあり特に危険個所はありません。 (中岳のコル〜阿弥陀岳) 既にしっかりした踏み跡がついていたのと、部分的に鎖が出ているため、一部はそれに頼れました。 氷、岩、雪などのミックスです。アイゼン・ピッケルをフル活用しました。 登りよりも下りが危険な感じがするので、念のためロープなどがあると安心かもしれません。 (中岳のコル〜文三郎尾根分岐) 遠くから見ると稜線が細そうに見えますが、実際歩いてみるとそうでもありません。 ガレていない分、夏より歩きやすいかもしれません。 (文三郎尾根分岐〜赤岳) 凍結箇所があったり細いところをトラバースしなければいけないところがありますが、 要所要所にチェーンがあるため比較的安心です。 風は強いので、分岐に出る前に防寒・暴風対策しておいた方が無難です。 (文三郎尾根分岐〜行者小屋) 樹林帯に入るまでは、多少急です。 階段は半分以上が雪で埋もれています。 持ち物: たくさんの人がいたので、スノーシューやワカンは不要でした。 赤岳・阿弥陀岳に関してはピッケル・アイゼン(前爪あり)は必携してください。 |
写真
感想
土曜日は登山お休みにしたのですが、そんな日に限って天気は快晴。
山に行っておけばよかったと1日中後悔・・・
ところがこの晴天、日曜日までもちそう!!という事でさっそく計画。
たまたま年末年始の登山バスで八ヶ岳行きに空きがあるとの事だったので即予約♪
この日の夜行バスでの出発が決まりました。
このバス、夜中の2時30分に美濃戸口に到着するため、
ぬくぬくと仮眠室で朝までひと眠りができます。
そして居心地が良すぎでちょっと出遅れ、6時30分に出発!
ところが出発直後からやたら眠く、音楽を聴いても目が覚めません(>_<)
多分朝から色々と食べ過ぎた・・・
行者小屋の30分位手前までは、ずっと眠けと戦いながらのだらだら歩き。
と、そこで前を歩いている人を見ると、去年の同じ日に会ったおじさまに似た人がっ。
毎年この時期に赤岳に登って20年以上という超ベテランのあの方?!
もしやと思い話しかけてみるとやっぱり間違いなかった!
去年話した時には、72歳だからあと来れるのもそう何回もないかな
なんてと言っていたのですが、今年も会えました〜。
去年、強風の中、ほとんどの人が引き返す中、木製のピッケルで赤岳に向かったあの姿、
めちゃくちゃかっこよすぎて、また今年も会いたいなと思っていたので本当に嬉しい再会です。
おかげで眠かった目もすっかり覚めました(#^.^#)
そして行者小屋に到着。気温がそれなりに低かったので手がかじかんだ状態。
年末年始営業で小屋も開いていたので、中でおでんを食べていると、
さきほどのおじさまが到着。話をしてたら阿弥陀岳もいいよとおすすめされます。
考えだしたらすっかりその気になり、阿弥陀岳+赤岳プランに決定!!
ちょうど同じ時間に美濃戸から歩いて行者小屋で少しお話をした方、Hさんも阿弥陀岳に行くとの事。
お互いソロだったので一緒に行かせていただく事になりました。
中岳のコルまではトレースもあり、比較的普通に歩けます。
問題は、、、その先。
はしごあり、チェーンありですが、一部チェーンは埋もれている・・・
登りは何とか登れるけど、これを下るのはちょっと怖いかなと思いながら、
何度も何度も振り返って、進もうかどうしようかちょっと考えながら、
やっぱり、登ってしまいます。
手と足を使ってガシガシ登ったあと、山頂付近が少し緩やかに。
四つん這いから二足歩行へ変わる瞬間、映画のワンシーンみたいでなんとも言えない喜びが。
山頂到着です。そして天気も素晴らしく、全部が見渡せます!!
この日は富士山もやたら大きく、そして近く見えます。
今年1年を締めくくるのにまさにもってこいの一日。まさに興奮状態。
風もそれほど強くなく、ポカポカと暖かめですが、それでもマイナスの世界。下山します。
恐怖の下りです。下が見えていて、落ちたらヤバイのが一目で分かるので余計に怖い。
でも登ったからには下りなければ。慎重に慎重に進みます。
傾斜もそこそこあるので、下の状況も微妙に分かる程度(>_<)
行者小屋からご一緒させていただいているHさんが先を行ってくれて、
この先ちょっと凍ってるよ、とかすごいふかふか雪だからピッケルアイゼンは効きにくいよとか、
この岩にアイゼン引っかけられるよなど、すごくすごく心強いアドバイスをくれます。
アイスクライミングをやっているせいか、Hさんは雪や氷の状態にも敏感。
ピッケルの使い方もお見事。とても華麗に使いこなし、様になります。
なんか、、、私のピッケル使いと安定感が格段に違います。。。
真似しようと思ってもすぐにできるものじゃないですが、
なるほどと参考になる事ばかりでした。
何とか阿弥陀岳を下り終えて次は赤岳に出発。
この登り返しが何とも辛いですが、ここはひと頑張り。
その後の赤岳も所々慎重に行かなければいけないところもあったし、
風と雪煙でちょっと辛い。でも、比較的チェーンも多く、
踏み跡もしっかりしているため、少し安心感がありました。
そして青空の中、赤岳に到着(*^^)v
先ほど登った阿弥陀岳もしっかり見え、なんだかちょっと感動(#^.^#)
ここで、またいつか・・・と心に決めます。
帰りも遅くなってきたので下山を急ぎます。
源三郎尾根を経由し行者小屋、そして美濃戸口まで。
行者小屋でののんびりしてしまったのが響いて、
帰りはすっかり暗くなってしまいましたが、その間、Hさんと話しながら歩き、
登山に関連する色んな話を聞かせていただきました。
今週末、登山お休みにしないで出てきて良かったなと思った1日でした。
そしてこの日、はじめましてにも関わらず、貴重なアドバイス・サポートして下さったHさん、
本当にありがとうございました<(_ _)>
おかげさまで無事下山もでき、楽しい登山となりました。
おしまい。
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