浅草岳 (六十里越峠より往復)

2023年07月02日(日) [日帰り]

• GPS: 08:08
• 距離: 14.4km
• 登り: 1,393m
• 下り: 1,384m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:24
• 休憩: 0:41
• 合計: 8:05

距離 14.4km 登り 1,393m 下り 1,390m

5:23 六十里越登山口
5:43 六十里越
7:03 7:04 南岳
7:33 7:34 鬼が面山
8:33 狢沢カッチ
9:10 9:17 前岳
9:30 9:36 浅草岳
9:44 9:49 前岳
10:18 10:24 狢沢カッチ
11:19 11:20 鬼が面山
11:47 11:58 南岳
13:03 13:04 六十里越
13:25 13:27 六十里越登山口
13:28 六十里越登山口

天候

曇のち快晴、稜線で南西の風0〜5m/s
梅雨前線が南下して、午前7時頃から青空が広がりました。日中は気温も上がり、風が止まると蒸し暑かったです。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

●関越自動車道小出ICから国道17号、同252号を約45kmで六十里越登山口駐車場へ。六十里越トンネル西側坑口そばにあります。
●この登山口駐車場は約50台入るそうですが、この日は下山時10台ちょっとでした。トイレなし、ドコモの電波なし、公衆電話あり。

コース状況／危険箇所等

いちおう一般登山道です。しかし、2週間前に訪れた仙ノ倉山・平標山周回コースと歩行距離や累積標高差があまり違わないにもかかわらず、歩行時間は1時間40分も余計にかかりました(3割増)。何が厳しかったかと考えてみますと…
●滑りやすいズルズル坂が多い。下りはフラットフッティングでも止まらない。足の置き場にご注意。
●南岳から先に、切れ落ちたヤセ尾根が多い。前夜まで雨が降っていたため、早朝は路面の土も木の根もツルツルだが、バランスを崩してはならない。朝の上りでスピード上がらず。
●帰路の登り返しが厳しく、さらに晴れると暑さで体力を消耗する。序盤の体力温存が大事。

…なので、トレランの方々は別として、頂上を目指さずヒメサユリを見たら引き返すという登山者の方も多かったようです。

その他周辺情報

●24時間営業のコンビニは越後広瀬の国道252号沿いにあるローソンとセブンが最後です。
●道の駅いりひろせで前夜車中泊しました。トイレが新しく、清掃も完璧でした。
●下山後、同じ道の駅内にある湖上レストラン鏡池で食事。ごっぽうそばセット1,450円ほか。15時まで。

写真

7/2 5:19

トンネル横の駐車場に車を置いて出発。空は分厚い雲に覆われ、路上には水溜まり。画面奥の国道がカーブするところに登山道の入口があり、登山届ポストが立っています。

7/2 6:10

霧の中にぬっと現れたマイクロ波通信用の反射板。巨大です。

7/2 6:14

ツルアジサイ。巨木にからんでいます。

7/2 6:18

ホオノキが花を咲かせています。

7/2 6:37

ナルコユリの仲間かな？

7/2 6:53

午前7時。青空がのぞきはじめました。

7/2 6:54

谷筋はまだ雲の下ですね。

7/2 6:57

ウラジロヨウラクの花。

7/2 7:03

南岳を過ぎると間もなくヒメサユリが現れました。このあたりのは数が少なく、また傷みが進んでいるようです。

7/2 7:07

浅草岳のガスも取れ始めました。景色はいいのですが、足元が切れ落ちている上に路面ズルズルでペースが上がりません。

7/2 7:15

タニウツギの花。

7/2 7:20

鬼ヶ面山の手前あたりまで進むと立派なヒメサユリが目立ち始めました。

7/2 7:33

鬼ヶ面山頂上です。

7/2 7:44

ヒメサユリのつぼみもありましたが、傷んだ花の数のほうが多かったような。そろそろシーズン終盤でしょうか。

7/2 7:46

ますます青空優勢に。

7/2 7:47

浅草岳。まだ遠いですね。

7/2 7:52

オオバギボウシの花。

7/2 7:52

なかなか近づいてくれません。

7/2 7:54

鬼の岩屋？？

7/2 7:55

何も考えず、一歩また一歩。前進あるのみ。

7/2 8:03

北岳にて。南アルプス北部の山々が見えます。

7/2 8:06

北岳からの下り。本日のコースで唯一のお助けトラロープで、やや急で滑りやすいスラブに沿って垂らされていました。ルート全体として、整備は最小限という感じです。

7/2 8:31

ムジナ沢カッチのピークから振り返ったところ。随分歩いてきました。

7/2 8:38

ヒメサユリ咲き乱れ。

7/2 8:39

あでやかな薄ピンク色が青空に映えます。

7/2 8:44

切れ落ちた山肌。

7/2 8:47

カラマツソウがひっそり。

7/2 8:48

ニッコウキスゲです。

7/2 8:50

ニッコウキスゲとヒメサユリが仲良く咲き乱れておりました。

7/2 9:00

頂上部へあと少しのところまで来ました。

7/2 9:13

桜曽根登山道と合流しました。北西に見えるのは守門岳。

7/2 9:15

立派な雪渓が現れました。6本爪アイゼンは持参していましたが、雪面にエッジを蹴り込めたのでツボ足で通過。

7/2 9:19

最後は木道です。

7/2 9:24

頂上部にもヒメサユリ。しかしこのあたりのは、鬼ヶ面山の尾根のものに比べて色がくすんでいるような気がするのですが。気のせいかな？？

7/2 9:30

登山口から4時間余。浅草岳頂上に到着しました。

7/2 9:31

北の方に見える大きな山塊。朝日連峰かな。

7/2 9:34

田子倉湖を見下ろして。…そしてそそくさと頂上を後にしました。

7/2 11:44

下山の長い歩行を慰めてくれたクジャクチョウ。夏の山ですね。

7/2 11:48

南岳で振り返った浅草岳。往路は真っ白で何も見えなかったのですが、すっかり晴れました。

7/2 11:50

南岳頂上に何か石が転がっているな…と思ったら、明治時代の主三角点でした。

7/2 12:23

南岳から下る途中。右から下りてきて手前に進むのですが、直進すると大白川、と道標にあります。大白川へはかなり距離があります。行けるのかな。

7/2 12:38

標高1,100mあたりから下はブナ林です。

7/2 13:04

六十里越街道の旧峠に戻ってきました。画面奥へ進むと只見方面ですが、誤進入しないよう塞いでありました。

7/2 13:13

峠付近はかつての街道をそのまま使ったような、広くて緩勾配の道が続きます。

7/2 13:15

ここで旧街道(右)と登山口への道(左)に分かれます。

7/2 13:16

森の中へと続く旧街道の踏み跡。ここには立ち入らず、駐車場へ戻りましょう。あと15分ほどです。

7/2 14:31

番外。道の駅いりひろせでいただいた、ごっぽうそば。素朴な滋味です。ごちそうさまでした。

撮影機器：

Canon PowerShot G5 X Canon

iPhone SE (3rd generation) Apple

装備

備考

暑いです。水を多めに。2リットルでギリギリでした。

感想

江波山のたぬき

咲き乱れる花を愛で、豪快な山の姿を眺めながら歩く稜線の道です。しかし同時に、数字以上に体力を使うコースでもありました。