【公共交通機関で百名山】甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根-早川尾根(テント泊縦走)
- GPS
- 21:52
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 3,245m
- 下り
- 2,510m
コースタイム
- 山行
- 6:36
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 7:12
- 山行
- 9:45
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 10:28
天候 | 1日目:曇 2日目:曇ときどき晴 3日目:晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
新宿-小淵沢 7:00-8:53 特急あずさ1号 乗車券3,080円+特急料金2,240円 小淵沢駅-尾白川渓谷駐車場 9:00発 1,800円 MOUNTAIN TAXI(事前予約・決済のみ) 7月17日 広河原-甲府駅 10:00-11:55 1,990円+利用者協力金300円 山梨交通バス PASMO・Suica使えます 甲府-新宿 13:32-15:05 特急かいじ28号 乗車券2,310円+特急料金1,580円 MOUNTAIN TAXI(6月15日〜11月15日の毎日) https://www.mountaintaxi.jp/ 山梨交通 南アルプス登山バス http://yamanashikotsu.co.jp/route_bus/route_sp_info/hirogawara/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
黒戸尾根: 日本三大急登ということですが、急登ばかりではありません。他の2つと比べると、距離は長いかも。整備されていて歩きやすい。 甲斐駒ヶ岳-栗沢山: 山頂から六方石までは岩いわ。それ以外は整備された登山道です。 栗沢山-アサヨ峰: ヤマレコらくルートだと40分になっているけど、ここを40分で歩けるのは相当な健脚では?山と高原地図だとCT1時間。この区間で1時間15分もかかってしまい、2日目の帰宅を諦めました。 アサヨ峰-広河原峠: 歩く人はそう多くないようですが、整備されています。 広河原峠-白鳳峠: 今回歩いたルートでもっとも整備されていない区間。シャクナゲとハイマツのヤブが道を覆っているところがあるばかりか、ヤマレコらくルートの通り歩いていたらヤブに突入しました。 白鳳峠-広河原: 始めはゴーロ。ところどころヤブが覆っているいるところもありますが、樹林帯に入ると歩きやすい道になります。 |
その他周辺情報 | 尾白川渓谷駐車場には水洗トイレがあります。 七丈小屋 テント1人1,500円(テント泊は予約不要)。水は無料。テン場は小屋から徒歩5分。トイレに行くには小屋まで歩かなければなりません。テント場でdocomo繋がります。 https://www.kaikoma.info/ 早川尾根小屋 情報がありませんでしたが営業してました。今年は10月スポーツの日まで営業するそうです。テント1人1,000円。テント場も水場も小屋のすぐそばです。小屋から徒歩5分くらいのところでdocomoの電波入ります。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
|
写真
感想
わたしの過去の山行記録を見ると南アルプスの山行は少なく、いちばん多い北岳でも3回です。北アルプスや中央アルプスの山は結構登っているのに。甲斐駒ヶ岳は中央本線の電車からも見える山だけれど、12年前の1月に一度登ったきりです。
甲斐駒ヶ岳なら、やはり黒戸尾根を登りたい。12年前も、積雪期で黒戸尾根でした。日本三大急登とも言われるけど、どうかな。
問題は交通で、登山口まで行くバスはありません。でも小淵沢駅から尾白川渓谷駐車場まで定額制のタクシーが運行されています。前日までのネット予約・決済が必要で、料金は1,800円(平日は1,500円)。このタクシーと、これに間に合う特急あずさ1号は早くに予約しました。
ルートをどうするか。1泊目は七丈小屋一択です。今年、七丈小屋のテント場は予約が必要ありません。2日目は、北沢峠に下りるのがふつうでしょうけれど、関東に戻ることを考えると広河原に下りたい。2022年の情報だと早川尾根小屋が営業しているけれど、2023年の情報が出てません。ヤマレコらくルートを引いてみると、時間はかかるけれど、2日目に広河原まで下りられそうです。広河原にはキャンプ場もあります。
広河原はテント泊でも予約が必要。南ぷすリザーブで予約しようとして、ふと考えました。「もしかしたら広河原発の最終バスに間に合うんじゃ?」。
調べると、七丈小屋を早朝に出発すれば、広河原16:40発の甲府駅行きバスに間に合うかも。間に合わなかったら広河原に泊まるとして、1泊で計画を立てました。
木曜日(7月13日)にヤマテンが出した「連休のおすすめ山域」によると、どちらかというと16日-17日のほうがお勧めのようです。15日は西風が非常に強いとか。強風は嫌だな。
12年前のことは覚えてないけど、黒戸尾根は樹林帯じゃないかったかな。風の影響は、少しは抑えられるかも。それに、「おすすめ山域」には甲斐駒はおすすめと書いてあります。ヤマテンを信じて行くことにしました。
登山前日のヤマテン予報。甲斐駒ヶ岳は風がやや強まる程度で、リスクはそれほど大きくない見込み。絶好の登山日和とはいえないかもしれないけれど、梅雨が明けてない時期の予報でこれは御の字です。
登山日7月15日、てんくら登山指数は相変わらず"C"のまま。天候は曇。新宿に向かう朝の電車では、大きなザックを担いだ登山者を見ます。さすが夏山シーズンだ。
白馬行き「あずさ1号」は満席。ほとんどの乗客が山ヤのようです。小淵沢で下車すると、駅前にMOUNTAIN TAXIが停まってました。6名の乗客を乗せて出発。このタクシーに乗るのは黒戸尾根を登る人だとばかり思っていたけど、どう見てもガチな山ヤはいません。みんな尾白川渓谷散策か、日向山のようです。
三連休とあって、尾白川渓谷駐車場は満車のようです。小淵沢では小雨だったけれど、止みました。
登山口に近いところはほぼ無風。標高が上がるとときどき風の音がしますが、黒戸尾根は樹林帯で、風の影響を受けません。黒戸尾根は日本三大急登といわれていますが(あとの2つは谷川岳の西黒尾根と北アルプス裏銀座のブナ立尾根)、そんなに急登という感じはしません。むしろ、ゆるやかで歩きやすいようにも感じます。
三連休初日なのに人が少ない。3人に追い抜かれたくらいです。すれ違う人はほとんどがトレラン。ここはトレランの練習場?
小屋に着くと、人はそれなりにいました。ここを歩く人は、クルマで来て早朝から登り始めるらしい。電車利用だとどうしても9時半スタートになってしまいます。小屋から徒歩5分のテント場もいっぱいで、下の段には張れず、上の段の入り口に張らせてもらいました。
2日目。他のテントの物音で2時に起きました。朝4時出発。甲斐駒ヶ岳はガスガスで寒いくらい。甲斐駒ヶ岳のガスは取れず、いい写真が撮れませんでした。
駒津峰から仙水峠まで激下り。栗沢山まで450m登り返しは南アルプスあるあるだ。栗沢山までは順調に来ていたのですが、栗沢山からアサヨ峰で1時間15分もかかってしまい、この日の下山が暗雲に。広河原まで下山できても、バスがありません。結局、早川尾根小屋が営業していたのでテント泊することにしました。食事が尽きていますが、カップ麺を売っていました。
3日目、遅くまで寝ていられるのだけれど、物音がするので目が覚めて、4時半過ぎに出発。広河原からのバスは10時発だから、かなりゆっくり歩いても間に合う。のんびり行こう。
途中、広河原峠から白鳳峠間は人があまり歩かないらしく、シャクナゲやハイマツが道を覆って歩きにくい。おまけに、ヤマレコらくルートで引いたルートで歩いていたのにヤブに突入しました。
広河原には8時45分に到着。バス発車の1時間以上前なのに、バス停には早くもたくさんのザックが並んでいます。どうやらバスで席に座れたのは9時前までに並んだ人らしい。恐るべし広河原線。甲府駅までバスで2時間かかるので、さすがに立ったままはキツい。10時のバスが発車するときには、11時のバスを待つ人の列がバス停にでき始めました。
小生は10時過ぎに広河原のバス停につきました。甲府行11時のバスは1台のみで乗り切れない人多数いました(゚д゚)!。12時は4台 14時は5台甲府行出ていました。どの便も座れない人多かったみたいです。ちなみに奈良田行は14時30分まで待ちぼうけしてました汗汗
17日、広河原で思い切りニアミスしてますね!この時期の広河原発着のバスは混みますね。人気があるのに、キャパシティが追いついていないのでしょう。
本当は16日に下山する予定だったのですが、時間切れで延泊。でも17日に眺望が得られたので延長してよかった。北岳もよく見えました。
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