権現山から扇山へ
- GPS
- 09:07
- 距離
- 22.4km
- 登り
- 1,614m
- 下り
- 1,677m
コースタイム
- 山行
- 7:53
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 9:03
天候 | 概ね晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:中央線四方津駅から |
コース状況/ 危険箇所等 |
コースの大部分は危険箇所ありません。 ヤセ尾根の急登が2カ所ほどありますが、気をつければだいじょぶ 落ち葉のつもった急坂は、山側を意識して歩きましょう。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
|
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感想
ヤマレコユーザーの皆様、遅ればせながら、新年あけましておめでとうございます。
元旦早々から初日の出レコ、雪山レコ等々を拝見し、みなさんがんばってますねぇ、と驚愕しております。
年末年始9連休と言うことで、自分は1日早く年末のお休みをいただき10連休と行きたかったんですが、恒例の2日3日の仕事をやり過ごしながら、全般的には怠惰な長期休暇を過ごして参りました。
実家での年始飲み放題から始まり、仕事始めでの新年会掛け持ちという、いわば殺人的な飲み食いスケジュールが災いしたのか、なんと2.5Kgの体重オーバー、立派なニッポンのサラリーマン的体型寸前でございます!!
自分のベストウエイトは55〜56、このまま放っておくと初の60Kgオーバーを記録することになる!!
これはいかん汗、早く登り初めをしなければ!ということで、年末から計画していた、山梨百名山計画を実行に移すことにしました。
手始めは、知る人ぞしる、知ってる人は知っている、知らない人は全く知らない、でも良い山だよ権現山、ってことで、権現山から扇山へ抜けるルートをチョイス。
ますは上野原駅から、富士急行山梨バスに乗り込みます。
以前、初登(はど)バス停から権現登りをされたユーザーさんのレコを拝見、用竹バス停からも登山道あるよ、との情報を得て、同バス亭で下車。
数組のパーティが下車しました。
冒頭しばらくは舗装道、2.5Kgの余計な荷物をしょってるおかげで、最初からふぅふぅはぁはぁ汗、、、先が思いやられる。
とりあえず雨降山を目指し、山道へ。
登山道自体はよく整備され、地元有志作の道標も充実しており、道迷いの心配はありません。
1/25000、山と高原地図に記載がないルートもふんだんにあり、そのどれもが整備され、周辺のバス停を結ぶ形で、縦横無尽にルートがあります。
山岳県山梨ならでは、ではないでしょうか。
途中の主要ピーク、二本杉〜ニツクラ山〜寺ノ入山をやっとの思いで通過。
雨降山に到着。
このあと抜き抜かれつつ扇山までご一緒することになる数名のパーティが先着してました。
早いッスねぇ、
いや触発されて。。
などと言葉を交わします。
雨降山は標識無し。
電波塔が幅をきかせ、三角点は隅に追いやられていました。
雨降り山を後にし先を急ぐ。
すみれの丘、春にはこの上ない可憐な、しかも派手な色が満開になるそうですが、春にまた来れるだろうか。。
相変わらずのカメ足で権現山を目指します。
大ムレ権現に到着。
なんとか、なんとか無事に山行を終えることを!!と一心に祈願する。
社裏手の尾根を直登し、権現山に到着。
誰もいません。
山頂を独占するのは久しぶりだ、、、
風もなく、日当たり満点の山頂。
富士と太陽の光を全身に受けながらしばらく滞在。
このときの富士は、山頂に笠雲がかかり、荒れている様相でした。
長居しすぎた。
とりあえず降りなければ。
とりあえずというのは、この頃から左足に違和感。
特にハムストリングスあたりが引きつるような感触が、雨降山以後からまとわりついていました。
山行を全うできるだろうか?という不安が頭をよぎる。
とりあえず浅川峠まで降りることにする。
そこから先は太ももと相談だ、というコマーシャル的なフレーズを思い浮かべながら、急坂を下ります。
年配の方が山頂を目指していました。
2〜3分会話。
80歳だそうで。
オレは80になっても登ってるんだろうか??
権現直下の急坂、踏み跡は明瞭ですが、その踏み跡に落ち葉が積もり、谷側がこんもりと盛り上がっています。
そこに足を置くと滑落の危険がありますので、十分注意。
傾斜が緩くなっても、落ち葉は足首あたりまで埋まります。
落ち葉ラッセルしながら進みます。
浅川峠に着きました。
さてどうしようか。。
しばらく思案の末、扇山へ。
このまま降りても後悔先に立たずですので。
幸い、太ももの違和感も幾分か薄れ、本来の動きに近くなってる。
あくまで自己責任。
扇山へは数年前、6年前くらいでしょうか?
百蔵山経由で西側から登頂したことがありますが、北側斜面からのアプローチは初です。
北尾根は大部分がヤセ尾根急登。
山頂直下は、足の置き場に迷うほどの傾斜。
慎重に足を置きます。
やっとの思いで扇山到着。
バス停〜雨降山で言葉を交わした数名のパーティが、遅いランチをとっていました。
時間は15:30、10分ほど滞在。
犬目バス停を目指し、下山します。
この下山道も幾筋の道があり、道標も申し分ありません。
麓に君恋温泉があり、下山後ひとっ風呂あびるハイカーも多いらしい。
時折地図を確認しながら進むが、急坂もたいしたことなさそうだ、と、ここで油断が生まれます。
たぶん、登り切った、という安心感が油断を誘発させたんでしょうか?
左足首をねんざ。
腱が伸びる『グキ!』という音が聞こえたような聞こえないような。。
何のことはないごく普通の平坦な山道で、やってしまいました。。。
しばらく様子を見る。
原因は、油断、の2文字に尽きる。
数分後、足を踏み出してみる。
痛みはそれほどでもない。歩ける。
そろそろと歩き出す。
普通に歩いてみる。
まぁまぁ普通に歩ける。
皆様、油断はこのように突然やってきますので、お気をつけくださいませ。
ねんざから十数分で、県道に出ました。
こっからしばらく行くと犬目バス停、ところがまたアクシデント。
バス停、あり得ない時間に終バス時間すでに経過。。。
しかも日に2本だけ、という極端な時刻表。
状況から考えると歩くっきゃないなぁ、、、
地元の方に聞くと、一番近い駅は四方津駅。
歩いたこと無いから、時間まではわからんなぁ、との素っ気ない返事。
まぁ、自分がまいた種だし、歩きましょ、と、身代わりの早さを見せます。
幸い、道標ありぃの、犬目交番にいた犬のお巡りさんは親切だったし、と、あくまで前向きに考える。
でも本心は相当焦ってたらしく、犬目から四方津までの写真はほぼありませぬ。
途中途中で1〜2分の休憩を挟み、18:00前に四方津駅に到着しました。
道すがら、ハイカーと思われる2名とつかず離れずの道中でした。
駅の待合所で二言三言。
普段は君恋温泉方面に降りるんですが、なんか道迷いじゃないけど、犬目まで降りちゃいました。。とか。
お互いに気をつけましょ。
公共交通機関しか使わないことを半ばかたくなな方針にしている手前、電車・バス時刻のリサーチは必要不可欠。
それを今回は怠ってしまいました。
足首のねんざ、帰宅して徐々に痛みが増してきましたが、全く歩けないという状態ではなく、安堵しました。
痛み少々、腫れは無し。
教訓・反省点、いろいろあった、2015年の登り初めでした。
なんだな、、人生いろいろ、山行もいろいろ(笑)
今年は、奥武蔵〜外秩父はもちろん、山梨百名山を皮切りに、道志あたり、さらには秩父往還に足を伸ばしてみようか、と、密かにもくろんでおります。
昨年は御岳噴火災害事故という悲しい出来事がありました。
年末年始にかけての山岳遭難も相次ぎました。
山を目指すものにとって、安全に対する心構え・体調管理を含めた事前対処が、よりいっそう問われる年になりそうです。
皆様、くれぐれも安全第一で山行を!
おわり
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