茶臼岳・上河内岳
- GPS
- 13:52
- 距離
- 30.1km
- 登り
- 2,802m
- 下り
- 2,805m
コースタイム
- 山行
- 8:12
- 休憩
- 1:17
- 合計
- 9:29
天候 | 18日快晴 19日小屋付近はガスガス、中腹から晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
7月17日(月) 前泊 赤石温泉白樺荘 素泊まり4,110円 自宅13:00発→白樺荘17:35着(273.1粁) 7月18日(火) 白樺荘4:51発→畑薙第一ダム5:00(4.2粁) 帰り 7月19日(水) 畑薙第一ダム10:07発→白樺荘10:16着(4.2粁) 白樺荘11:07発→自宅15:58着(272.5粁) 総走行距離:554.0粁 畑薙第一ダム MAPコード 777 547 312*74 沼尻のゲート(南アルプス指導センター)手前にも駐車場が有ります。 歩いて行ったら空きがかなりあり随分損しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
畑薙大吊橋から登山道が始まりますが、横窪沢小屋までの登りがタフです。 1号橋から4号橋の四つの橋を渡りますが、第1と第3は新しく丈夫です。 第3号橋と第4号橋の間の河原歩きが荒れていて、ピンテを頼りに河原を歩いたり高巻きしたりしますが要注意箇所です。 稜線に出て左茶臼岳・右上河内岳分岐の処から茶臼岳は見たとおりの登りで問題はありませんが、上河内岳は見えるような稜線を辿る歩きではなく、一旦左に降りて上河内岳の左手の肩から登ります。大きめのアップダウンでした。 |
その他周辺情報 | 赤石温泉 白樺荘 054-260-2021 @510 初めて利用しましたが、宿泊も温泉もリーズナブルかつ快適でした。 泉質もトロトロしていて気持の良い温泉です。よくこんな処に温泉を掘ったものだと感心しました。(火曜日が定休日です。) https://ikawa-shinko.wixsite.com/shirakabasou |
写真
装備
MYアイテム |
24c
重量:-kg
|
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個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
レイングローブ
ポリゴン防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
携帯
時計
ストック
ナイフ
カメラ
GPX(ガーミンeTrex30xJ
薄荷スプレー
虫除けネット
シュラフカバー
夕ご飯
朝ご飯
ヘアバンド
手拭い
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感想
茶臼岳と上河内岳に畑薙第一ダムから登ってきました。
昨年は天候不良のため中止、今年も体調が万全ではないので無事に登れるか心配でしたが、天候に恵まれ登ってこられ良かったです。
一度は畑薙大吊橋を渡ってみたかったので、大満足でした。
〇茶臼岳(ちゃうすだけ)標高 2604m
日本三百名山 信州百名山 静岡の百山 日本の山岳標高1003山 日本2500m峰 静岡県の山(分県登山ガイド) 長野県の名峰百選 特選日本名山50
https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=246
〇上河内岳(かみこうちだけ)標高 2803m
日本二百名山 日本百高山 静岡の百山 日本の山岳標高1003山 日本2500m峰 静岡県の山(分県登山ガイド) 日本の山1000
https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=146
※東京からも遠い静岡のオクシズ
車のナビは島田金谷ICからを推奨したので、静岡ICではなく島田金谷ICから川根や井川を経由して畑薙第一ダムに入りましたが、狭い道の箇所も結構あり遠くて疲れました。
早朝の運転が眠くて嫌なので、白樺荘に前泊しました。
※タフな尾根と湿気に参る
茶臼小屋までの登りは、荒れた河原の道あり、狭いトラバース道あり、標高2,000メートルまでは風の無い蒸し暑い樹林帯の登り、急登と湿気で熱中症にやられそうでした。
TJARの選手は最後にこの尾根を下ってくるのだと思いながら登りましたが、下りでも疲れた身体では危ない箇所もあり登り返しもあり、とても想像できない異次元の世界を感じました。
茶臼小屋のスタッフが、望月将悟さんもこの茶臼への登りは何度登ってもキツいといっていましたよ、と教えてくれました。多分彼は井川からロードを走って登るのだろうと思いました。
※最高の展望
茶臼小屋が見えると周囲の景色が一変します。
更に尾根に登ると、これ以上無い素晴らしい景色が待っていました。
聖岳に登った時に見えた上河内岳や茶臼岳に感動したことを思い出しましたが、こちら側から見る聖岳や兎岳、光岳さらには赤石岳や悪沢岳など南アルプス南部の主立った山々が一望することができました。
稜線歩きは茶臼岳から上河内岳へ進む間だけは快適でしたが、後は意外とアップダウンがありそれほどルンルンではありませんでした。
※予定外の初日に二座登頂
ゆっくりと茶臼小屋まで登ったつもりでしたが、予定より早く小屋に着いたので計画通り先ず茶臼岳に登ってみました。
尾根に登ったところ兎に角筆舌できないほどの素晴らしい展望が広がっていて、その景色に惹かれて茶臼岳登頂後に上河内岳にも登ることに急遽予定を変更しました。
地図もよく確認せず、見えている上河内岳がこのまま稜線を辿れば登れる様に見えたからです。
実際は茶臼岳と上河内岳は稜線では繋がっていなく、一旦鞍部に降りて左の肩から登り返す別のピークでした。
稜線の西側は気持の良い風が吹いていて快適でしたが、稜線の東側を歩く場所は無風状態かつ直射日光に照らされます。危なく熱中症にやられるところでした。
予定外にも初日に二座を登ったので、翌日は下山のみとなり二日目は随分楽でした。
翌日に計画通り上河内岳に登ってから畑薙第一ダムに下山していたらヘトヘトになっていたと思います。
※静岡県山岳救助隊との出会い
上河内岳への登りの祭、丁度鞍部ですれ違った三人と茶臼小屋で再会し、静岡県山岳救助隊の方々だとわかりました。
色々とお話ができて楽しかったです。前日聖岳で遭難(下山道迷い)があり出動したそうですが、無事に自力下山したので捜索を終えて戻ってきたとのことでした。
お疲れさまでした。(救助要請したのはご本人、自力下山したことを直ぐに連絡しなかったので捜索が長引いたとのこと・・・それは一寸、と思いました。山屋では信じられません。)
※越冬ビール
昨冬前に運び上げた缶ビール、消費期限ギリギリということもあって何と350ミリリットル缶が300円と超破格の安さでした。味は問題なくキンキンに冷えていました。
※その他行き会った方々
沼尻のゲートや茶臼小屋で一緒になった若者と寝床が近かったので色々と話をさせて貰いました。大きなザックで聖平小屋に二泊してから椹島に降りるそうです。
(茶臼小屋の寝床はマットが薄くシュラフカバーに入って寝袋に入るのですが、腰が痛くて枕もなく、私は殆ど眠れませんでした。)
上河内岳の山頂で出会ったテント泊女性の方は健脚でした。山頂で写真を撮っていただき有難うございました。
行き会った方々、山小屋スタッフの方々、登山道整備に関わる方々、白樺荘の方々に感謝の山行でした。山の神様と家族にも感謝の山行でした。
ありがとうございました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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ただ、飲んだ缶は持ち帰りです。もっと飲みたかったのですが、それでセーブがかかりました。尚越冬ペットボトルも沢山ありました。
越冬ビールは冷やされているビールの横に料金箱がありそこに入れて購入する仕組みなので悪い奴ならば無料で幾らでも飲めてしまいます。無人販売ですが、登山する人にそんな奴はいませんね。
良い山ですね。
一度行ってみたいと思いますが、私の体力、脚力では無理と諦めています。ですので、24cさんのレコで楽しませていただきました。
素敵なヤマレコありがとうございました!
稜線に出るまでは辛い登りだけの尾根でした。
私も体力的に心配だったのでゆっくり登るように心掛けて臨みました。
水は豊富なのが救いです。
お陰で初日に沢山歩く事が出来、翌日は下山だけで楽が出来ました。
毛無山塊の登りと同じですが、南アルプスは山が大きいです。
チャンスを見て是非登ってみてください。ガイド付きで登っている方々もいましたのでツアーもあるようです。
ありがとうございました。
それまでの辛い登りをあっという間に忘れてしまいました。その感動で予定外に上河内岳迄行ってしまいました。
ありがとうございました。
このコースはかなりハードだと思いますが、難なく余裕で山行されるのはさすがです。いつかこのコースを挑戦したいと思っていますが、いつもその前を行くのが24cさんです。
登山する時は必ず24cさんのレコを参考にさせていただいております。
ありがとうございました。
まだまだ完全復活とまではいきませんが、体調に注意しながら恐々登っています。
河原の荒れた登山道は鋸岳や餓鬼岳で大分慣れました。
体力は少しですが自信が戻った程度で、小屋でグッスリ眠れるようになれば良いのですが…。
もう一度位は同じ位の山にチャレンジしてみようかな、どうしようかな、といったところです。
今回の山は光岳や聖岳に登れば見えたり通過する山々です。
特に聖岳が綺麗に見える稜線なので、是非一度登ってみてください。amsy10tさんの脚力ならば問題ありません。
天空辺りを走り抜けているTJARの選手達の化け物度合いを再認識した山行でした。
ありがとうございました。
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