白峰南嶺周回(広河内岳・大籠岳・白河内岳・笹山北峰)
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- GPS
- 29:53
- 距離
- 22.5km
- 登り
- 2,547m
- 下り
- 2,664m
コースタイム
- 山行
- 2:53
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 2:56
天候 | 2日間共に晴れ(二日前まではてんくらC) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
一方ヤマレコアプリのログはズタズタ、二日間共にまともに取れませんでした。(原因不明) 奈良田登山者用駐車場(ほぼ満車だったのでその少し先の駐車スペース「吊り橋前」に駐めました。駐車禁止の看板があるものの10台以上駐まっていたのでそこにしました。) 奈良田第一駐車場 MAPコード 893 561 255*03 簡易トイレ有り 行き 自宅4:52発→奈良田駐車場7:35着(183.5粁) 奈良田8:40発のバス→奈良田第一発電所8:46着 @210 帰り 奈良田駐車場15:27発→奈良田温泉白根館15:29着(0.5粁) 奈良田温泉白根館16:04発→自宅20:15着(182.2粁) ※中央高速事故渋滞のため訳時間遅延 総走行距離:366.2粁 (昨年まで20台くらい駐車できていた奈良田バス停近くの駐車スペースは「私有地のため駐車禁止」の看板があり、利用できなくなっていました。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
南嶺の道は大きな岩の道が時々出て来て歩きづらかったです。 笹山からのダイレクト尾根の下りは蜿蜒と続く急登の下り、ピンテはあるので道迷いの心配はありませんが兎に角脚が疲れる一気に約1800メートルの激下りでした。 痙攣はしませんでしたが樹林帯の中の道で風も無く、疲労困憊でした。 |
その他周辺情報 | 日帰り温泉 奈良田温泉白根館 @1000 http://nukuyu.com/shiranekan/ 良いお湯ですが営業終了時間が短いので要確認です。 最後に渡る吊り橋ですが意外と長く揺れます。 奈良田湖に架かる吊り橋(塩見橋) http://ycon.jp/article/364/ |
写真
なかなかガーミンもヤマレコアプリも正常に起動しないので諦めて登り始めました。下って行く方の少し先にバス停があります。昨年は歩きましたが右手に折れて30分くらいで奈良田に着きます。
装備
MYアイテム |
![]() 重量:-kg
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個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
レイングローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
携帯
時計
ツェルト
ストック
カメラ
GPX(ガーミンeTrex30xJ)
薄荷スプレー
虫除けネット
手拭
アミノバイタル
ガスカートリッジ
コッヘル
シュラフカバー
|
感想
色々体力や水を検討した結果、大門沢小屋に前泊して白峰南嶺を周回してきました。
〇広河内岳(ひろごうちだけ)標高2895m
日本百高山 静岡の百山 日本の山岳標高1003山 日本2500m峰 甲斐百山
https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=1283
〇大籠岳(おおこもりだけ)標高2766.98m
日本百高山 日本の山岳標高1003山 日本2500m峰
https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=1250
〇白河内岳(しろごうちだけ)標高2813m
甲斐百山
https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=1232
〇笹山北峰(ささやま)標高2733m
日本百高山 日本の山岳標高1003山 日本2500m峰
https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=7034
〇笹山 (ささやまなんぽう) / 黒河内岳(くろごうちだけ)標高2717.6m
山梨百名山 静岡の百山
https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=3418
※ルートの選択
結果的に大門沢小屋に1泊して周回してきて良かったと判断しています。
これが私の体力の限界だと思いました。下山したときにはヘロヘロでした。
ダイレクト尾根を登ってツェルト泊計画を最初考えていましたが、あの急登ダイレクト尾根を重い水を背負って登ることは私には無理です。
また1DAYで周回している強者のレコも沢山上がっていますが、これも私には無理だと思いました。大門沢の尾根もダイレクト尾根も急登、かつ稜線は100メートルレベルのアップダウンが続いていました。穿いていった軽量テクニカのブーツでは岩稜帯通過の繰り返しで足裏が痛くなってしまいました。気持の良い稜線歩きは一部分だけでした。
※絶景
大門沢下降点から広河内岳へ登り始めると絶景が待っていました。
鳳凰三山や農鳥岳方向は勿論ですが、右手にはずっと仙塩尾根が見えていました。塩見岳と蝙蝠岳がよく見えました。
左手にはずっと富士山が見えていました。
右手前方には悪沢岳や笊ヶ岳など静岡の深南部の山々が見えていました。
広河内岳がこんなにも大きな山容だということを知りました。
但し、ヤマレコアプリの工合が非常に悪く、殆ど正常に機能しなくて何度となく再スタートさせたり再起動させたりしたので、終始歩く時間が余計にかかってしまいました。これが苛々しました。原因不明ですが、最後は飛行機モードを外したりしましたのでバッテリー不足になり画面が真っ暗に、気が付き充電しながら歩き、ダイレクト尾根の下りでは半分くらい稼働したので助かりました。
※75歳八王子の方
大門沢小屋に泊る方は、殆どが白峰三山を縦走し終えて来た方です。
小さな5歳の女の子とそのお兄さんを連れて翌日農鳥岳に登るというご家族など翌日尾根を登るという人は少数派でした。
そんな中奈良田からの途中で追い越した方が75歳のXさんでした。
Xさんは腰を伸ばしながら沢山お話をしてくれました。
直前は北海道の難関、カムイエクウチカウシ山に一人で登ったそうです。さらにその前にはこれまた難関の大無間山に登られたとのこと、注意点など教えていただき助かりました。ありがとうございました。登山歴大ベテランのようで、最悪ツェルトにくるまってビバークしたことも何度もあるとのことでした。
確かに足取りは私の2倍程度かかるようで、翌日は農鳥岳から西農鳥岳まで登りたいが小屋に連泊するか最悪撤退することも考えているとのこと、無事に登ることが出来たことをお祈りします。
※大門沢小屋
大門沢小屋のトイレは江戸時代方式、何か落としたら絶対に回収できません。
それにしても先週の茶臼小屋のように大量のハエが飛び回っていないので、何故だろうと思ったら件の75歳の方が、薬をまいているからだよ、と教えてくれました。
なるほどな・・・。
大門沢小屋の食事が相変わらず美味しかったことと、水が無料で大量に使えるのが嬉しかったです。
※出会った方々
殆どが白峰三山を縦走してきた方々、話が三山の話ばかりなので余り話が弾みませんでした。75歳八王子のベテランの方、ありがとうございました。
大門山分岐点への登りでは農鳥小屋泊(避難小屋として開放、営業していないとのこと、水なし)の方々に数人行き会いましたが、南嶺に入ると、若者一人とだけすれ違いましたがそれ以外は誰にも会わない静かな、かつタフな山歩きができました。
行き会った方々、登山道整備の方々、山小屋のスタッフの方々、そし家族に感謝の山行でした。
ありがとうございました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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いつもながらハードな山行、お疲れ様でした。
南アルプス南部はロングですね。
私には行けない山域なので、ありがたく拝見しました。
自分で歩くのをシュミレーションしながら拝見しましたが、やはり私には無理なようです(^_^;)
小屋が無いことが難しいルートになっている要因です。
大門沢小屋でも白峰三山を縦走してきた人ばかり、笹山?と興味も示さない人ばかり。白峰三山も日帰り温泉で一緒になった若者は日帰りで周回してきたそうです。
分相応に刻んで登ります。
今回の二日目は刻めなかったのでハードでした。
75歳の男性が農鳥岳、西農鳥岳へチャレンジされていました。コースレートの倍の早さでです。
surely-kさんもゆっくり登ればきっといけますよ。
ありがとうございました。
いつも検討している山行のレコを上げていただき、ありがとうございます。
白峰三山やその周辺等はいつも計画を立てているのですが、なかなか決行することができません。いつか行く時に参考にさせていただきます。
ヤマレコなどスマホのGPSはよく飛ぶことが多いですが、ガーミンの時計の計測は飛んだことがありません。前回の登山、伯耆大山ではヤマレコ(iphone13)のGPSがおかしくなって、ガーミンの時計のログでアップしました。
今後、24cさんのレコを全て行くことは無理ですが、選択肢の一つとして考えさせていただきます。
白峰三山は結構メジャーで、北岳・間ノ岳で過半の方が戻ってしまいますが、農鳥岳まで来る人も増えています。周回は北・間・農の順番ですかね。
農鳥小屋の有名な親父さんが山を降りてしまいました。農鳥小屋は営業していませんが避難小屋として泊ることはできるようで、農鳥小屋から降りてきましたという人にたくさん出会いました。
白峰南嶺は百高山で外せない三座があり、思い切って刻んで行ってきました。
大変でしたが、とても素敵な場所でした。
これからも体力を見ながら、恥ずかしがらないで刻んで登ってみようと思います。
50代だったら一気に歩いたルートを二回に分けたり、二泊三日で行けるところを三泊四日で行ったりと刻むことにします。
私もログはヤマレコと別にガーミンで取っています。今回のレコもガーミンのログです。登山開始直前に現在の軌跡をリセットしたため衛星電波をキャッチするのに少し時間がかかったようです。樹林帯などで開始するときに時々起きます。ログが全く取れていなかったら哀しいですよね。
ありがとうございました。
広河内岳・大籠岳・白河内岳・笹山へはこのルートで行くしかないと思いますが、
キツイルートですよね。
私も2年前にこのルートで三座制覇を目指しましたが、大門沢下降点で大雨と強風で
その後の山行を断念しました。
只、今考えると天気が良くても標高差1900メートルの下山に耐えられたかどうかは不明です。
改めて写真を見させて頂きましたが、広河内岳・大籠岳・白河内岳・笹山の稜線はとても美しく、やはり体力を鍛えて近いうちに行きたくなりました。
笹山南峰でツェルト泊など他の方法を検討したのですが、結果大門沢小屋一泊を選びました。荷物の重さからすると今回のルートが一番楽で現実的だと思います。
南嶺通過時点が悪天候だと辛いでしょう。
ヤマレコアプリが正常に動かずに困りましたが、天気さえよければ岩の黄色ペンキとピンテマーキングで道迷いの心配は無いです。ダイレクト尾根の激下りは大腿四頭筋が悲鳴をあげましたが、登るよりましだと思います。私より若いwakushigeさんの健脚なら大丈夫ですよ。
チャンスを見て行ってみてください。
残っている百高山も無理せずに少しずつ進みたいと思います。
ありがとうございました。
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