常念岳・蝶が岳そして徳沢 テント泊縦走

2023年07月29日(土) ~ 2023年08月01日(火)

• GPS: 24:06
• 距離: 25.9km
• 登り: 2,258m
• 下り: 2,067m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:28
• 休憩: 1:36
• 合計: 8:04

距離 7.4km 登り 1,366m 下り 262m

4:56 一ノ沢登山口
5:11 山ノ神
6:16 王滝ベンチ
7:04 7:06 烏帽子沢
7:51 7:52 笠原沢
9:04 9:15 最終水場
10:09 11:31 常念小屋
13:00 常念小屋

2日目

• 山行: 8:31
• 休憩: 0:39
• 合計: 9:10

距離 6.2km 登り 842m 下り 637m

3:59 常念小屋
6:00 6:02 三股への分岐点
6:22 6:44 常念岳
10:22 10:28 2592ピーク
12:08 12:09 蝶槍
12:17 12:18 蝶ヶ岳三角点
12:29 蝶ヶ岳・蝶槍間分岐
12:56 12:57 瞑想の丘
12:59 13:05 蝶ヶ池
13:05 蝶ヶ岳ヒュッテ
13:09 蝶ヶ池

3日目

• 山行: 4:44
• 休憩: 0:59
• 合計: 5:43

距離 6.3km 登り 48m 下り 1,140m

7:06 蝶ヶ池
7:08 7:50 蝶ヶ岳
7:49 蝶ヶ池
7:51 7:52 蝶ヶ岳
8:12 妖精の池
8:33 カモシカの池
8:39 8:40 長塀山
10:28 10:29 チューダイ広場
11:39 11:47 徳澤園
12:31 12:37 徳沢公衆トイレ
12:48 徳澤園

4日目

• 山行: 1:57
• 休憩: 0:31
• 合計: 2:28

距離 6.1km 登り 31m 下り 71m

10:13 宿泊地
10:33 徳本口
10:39 10:50 明神館
10:56 明神橋
11:01 11:04 嘉門次小屋
11:14 11:23 明神池
11:25 嘉門次小屋
12:12 12:14 岳沢湿原・岳沢登山口
12:24 日本山岳会上高地山岳研究所
12:30 12:31 河童橋
12:34 12:39 河童橋公衆トイレ
12:41 河童橋
12:41 ゴール地点

天候

曇りと晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

写真

7/29 5:14

深夜バスで登山口へ。なんやかんや5時頃の出発。

7/29 6:01

この時間の登山はご褒美ですね。

7/29 6:13

沢沿いを歩く登山道。

7/29 7:55

7/29 7:56

足元も浅く水が流れている箇所が多いですが、滑ったりはしませんでした。

7/29 8:16

橋もいくつか渡ります。

7/29 8:32

あんな高いところにも水。
沢で手ぬぐいを冷やし首に巻くと、暑さもしばししのげる。
浄水器を通して飲んだ沢の水がおいしくて、最後の水場で2L補給（そこまでに1.5Lは飲み干していました。）

7/29 10:06

7/29 10:06

やっとここまで来た！暑かった〜。

7/29 10:06

あとちょっとなのに日差しがきつくて、前に出す足が進みません（日傘をさせばよかった、とたった今気づきました。）

7/29 10:07

7/29 10:10

7/29 10:19

展望の良い方のテント場はなかなか混雑していたので、小屋側の静かな側に張る（これも微妙な選択だったかも。後ほど混んできて、テント場の柵の外側にもたくさんのテントが張られて大変にぎやかになってしまった。）

7/29 11:35

テントを張った後、横通岳まで空身で散歩。
途中、たくさんのコマクサが生えていました。

7/29 11:46

ガスって来ちゃったけど、ガスを運んでくる風が、上がった体温を少し下げてくれるような。

7/29 11:52

7/29 11:56

7/29 12:10

標高2600mあたりでこの気温！
展望も十分素敵なので、横通岳まではいかずその手前の小ピークで引き返すことにしました。

7/29 12:17

明朝に登る常念岳の登山道がなかなか長そう💦

7/29 12:17

この角度からの槍ヶ岳って、ちょっとどんくさい？笑

7/29 13:10

常念小屋にもどって牛丼。白いご飯が多くて多くて💦
アイスを食べてたかったのだけど、入らなくなってしまいました（ハーゲンダッツを売っているのですよ！）

7/29 13:14

ビールうまっ！

7/29 14:29

濃い青い空が深い。暑くてとてもテントでは寝ていられないのは、夏のアルプスあるあるですね。

7/29 18:32

これから日の入りって頃になって雲がもくもくと。

7/29 18:38

雲が近いです。

7/29 18:41

ライチョウがいたようですが、この日は会えませんでした。
夜3時ごろに星空が見えました。久しぶりのアルプスの星空にカメラを構える気になれず、ただ、ぼーっと眺め続けてしまった。勿体ないような、最高の贅沢のような。

7/30 3:56

早朝4時に出発！

7/30 3:58

たくさんの方がこの時間頃に出発されたようでした。

7/30 4:06

7/30 4:29

7/30 4:39

我々のスピードでは、日の出までに山頂に到達することは無理なので、良い日の出を見られそうな場所で20分ほど待機。

7/30 4:54

予定通り日の出を迎える。

7/30 4:55

7/30 4:55

槍ヶ岳のモルゲンロート。

7/30 4:57

槍ヶ岳より赤かったのは、たぶん私たちです。

7/30 4:57

7/30 4:58

7/30 4:59

7/30 5:10

大好きな鷲羽岳が標高を上げるたびに大きく見えるようになりました。

7/30 5:13

朝日が昇っていく、その途中途中の景色は、何度見ても最高ですね。

7/30 5:14

明るくなりきる前、しばしの間だけ広がる濃い陰影の景色。

7/30 5:23

7/30 5:27

7/30 5:29

7/30 5:39

7/30 5:40

7/30 5:40

日の昇りきった直後の、幸福感いっぱいの明るい世界。

7/30 6:09

槍ヶ岳もくっきり！

7/30 6:17

雲の向こう、遠くまでがくっきり見えるのもこの時間ならでは。

7/30 6:22

7/30 6:25

そして登頂！
山頂は狭くて長居はできませんが、親切なお兄さんに写真を撮ってもらいました。

7/30 6:27

7/30 6:29

お次は蝶槍へ向かいます。
でも景色が素晴らしすぎて、ぜんぜん前へ進めません！

7/30 6:34

7/30 6:35

7/30 6:38

最高過ぎん？

7/30 6:41

7/30 6:48

7/30 6:51

最高過ぎん？

7/30 8:11

槍の前で「山」ってポーズを習っている私。

7/30 8:12

右手はずっとこんな感じ。遥か右の方にあったはずの槍ヶ岳が、歩みを進めるたびに位置を変えて、表情を変えて、それでもずっとある、そんな登山道。

7/30 8:31

蝶槍は思ってたより遠かったデス。

7/30 8:37

それでもこんな景色の中を歩くので、気分は上々です。

7/30 8:45

常念からいったん標高を下げるので、景色が変わってしまうのが寂しかったけど、標高が下がったら下がったで、これまたいい。
結局ずっといい。

7/30 9:00

降りたら登る。

7/30 9:03

こんな絵葉書あるよねって写真になってしまうけど、自分の目で見るこの景色は、本当に最高でした。

7/30 9:40

樹林帯に入ってからは蒸し暑くて、展望もなくて、ちょっと気分的につらかったです。（写真も撮ってないし💦）
それを時々癒してくれる、植物たち。

7/30 9:40

7/30 9:50

7/30 10:20

7/30 10:22

7/30 10:24

7/30 10:25

お花畑のような場所もありましたが、何しろ暑くて。
長居は無用！の気持ちが強く、ほぼ素通り。。。

7/30 11:35

そして再び絶景、右手に現る。
私も復活！

7/30 11:44

7/30 12:12

7/30 12:13

7/30 12:14

あとちょっとが案外遠い。

7/30 12:56

到着。人が多いくて写真撮れず。（グループ登山の方たちと重なってしまっただけでした。）

7/30 15:06

まずはごはん！！おなかすいた〜。

7/30 15:22

絶景を見ながらビールとご飯。最高のやつですね。

7/30 18:07

この日も、夕刻に向けて雲やらガスやらがモクモクと上がってきました。

7/30 18:15

でもそのおかげでたっぷり楽しめたのは、ブロッケン現象。背後の太陽が隠れたり現れたりする度に歓声が。

7/30 18:16

良き。

7/30 18:35

この夜は、何度か空を見上げるも真っ白。
星空は全く望めず。

7/31 4:26

朝です。雲が多いけど、なにかしらきれいなものが見れるかな、

7/31 4:54

7/31 4:57

7/31 4:58

蝶が岳でのテント泊は、時に強風に悩まされると聞きます。
昨晩は時折強めの風がふくものの、蝶が岳としてはおそらく大変穏やかな夜だったかと。ありがたや。

7/31 5:00

7/31 5:02

稜線上に並ぶテントがとても美しい。

7/31 5:04

稜線上ではない我々のテントだって負けずに美しい。

7/31 5:08

7/31 7:03

そのあとは快晴の予感。

7/31 7:03

アルプスでワンポールのフロアレステント。
初めてのことで実は結構不安だったのですが、二晩とも安眠でした。夜のテント内温度は14℃〜16℃ぐらい。

7/31 7:05

今日は徳沢に降りるだけなので、結露したテントをのんびり乾かして、遅めの出発です。

7/31 7:08

朝の暇な時間、再び蝶が岳から景色を楽しむ。

7/31 7:08

7/31 7:08

7/31 7:09

7/31 7:11

涸沢の方たちもこちらを眺めているのかな〜。

7/31 7:54

出発！名残惜しくて何度も何度も振り返る。

7/31 7:57

7/31 8:01

出発してすぐに小さなお花畑。

7/31 8:03

7/31 8:08

7/31 8:36

トゲトゲの茎には、、

7/31 8:36

とげとげの葉っぱ。
ぜったい触んなよ！の強い意志を感じます。

7/31 9:17

森の中にはキノコもたくさん。

7/31 9:25

高尾山で見るよりも、なんだか野太いギンリョウソウ。

7/31 10:33

7/31 13:01

徳沢園でテントをはったら、お昼ごはん。
残念！午後一時をわずかに過ぎてしまって、野沢菜チャーハンにありつけず。。。

7/31 13:23

お伝だけでは足りなくて、チーズと蜂蜜のピザ（と白ワイン）を追加。

7/31 14:11

ここはテント泊の人は使えないそうです。残念。

7/31 14:45

今日のテント場は芝生の上！
でもここが一番ペグが刺さりにくく、しかも石を使えないのでした。

7/31 16:55

徳沢ロッジのお風呂に入った後は、お待ちかねのコーヒーソフト！これを食べなきゃ帰れない。

7/31 17:59

夕飯はリゾット。

8/1 6:34

この日初めて雨が降りました。
フロアレステント、これぐらいの雨は特に影響なし。

8/1 7:05

カモの親子に癒される。

8/1 7:06

8/1 8:33

一晩ぐっすり（眠れませんでした。テント内温度20℃越え、暑くて💦 ）のあとは、ふたたび「みちくさ食堂」で朝食。

8/1 9:28

旅も終わりです。名残惜しすぎる。

8/1 9:44

8/1 9:45

8/1 10:11

8/1 10:54

8/1 10:56

8/1 11:00

穂高神社奥宮に立ち寄りました。

8/1 11:14

明神池にも。

8/1 11:20

8/1 12:17

ここも何度来ても美しい場所。

8/1 12:30

上高地、やっぱりいいところ。毎年来ようと思うのだけど、なかなか実現しませんね。

8/1 12:30

8/1 13:39

河童橋まできたら絶対飲みたかったやつ！
松本ブルワリーの生ビール。おひさしぶりです！！

8/1 14:54

帰りはアルピコの3列バスで東京へ。
おつかれさまでした。

友人に撮ってもらった一枚。河童橋までの道、ご機嫌な私の顔、笑。

ここで過ごしたこの時間を忘れずにいたら、きっといいことあるね。

撮影機器：

Canon PowerShot G7 X Mark II Canon

iPhone 13 Apple

iPhone 13 mini Apple

感想

ばく

テント泊で縦走、いつかやってみたいと思っていました。
3泊4日、最後は徳沢園のゆるゆるのはずでしたが、暑さと久しぶりの荷物の重さに結構バテました。でもこの縦走路から眺める景色のすばらしさは、そんなバテなど吹き飛ぶすばらしさで、今も視野の端っこに、いつでもあの山並みを思い浮かべることができます。人気の理由も納得。本当に素晴らしい眺めでした。

テント泊メモ（シングルウォールのワンボールフロアレステント）
・テント場は風やペグや不安が多かったけど、幸いなことに天候に恵まれました。風ほぼなし、雨なし、テント内温度は常念が岳16℃、蝶が岳14℃。（両日とも昼間は雨なし、うだるような暑さでした。）フロアレスのシングルワンポール、シュラフは快適13℃の夏用、ビビィは使用せず。寝巻はオクタ上下。明け方の夜中の星空観賞には、化繊インシュレーションジャケット着用。
・ペグは、場所によっては刺さりにくいものの常念・蝶が岳は岩が多く転がっているのでなんとなります。私はどうしてもペグ打ちをしておきたかったので（おNewのテントが飛ばされたら泣く）、一本だけ太目・長目のネイルペグを持参して、下穴あけに使いました。
・結露はどの日もありました。特に常念ヶ岳はすごかった（蝶が岳は風が時々吹くのが良いのかも。）夜中に目が覚めるたびに、こまめにテント内を拭きました。多分これをやらないと、明け方に滴り落ちる水滴で目を覚ますことになりそう。
・荷物の重さは、たぶん一番重いときで12kgぐらい。水は常に2.5L持っていないと不安な暑さ。本当は10kg以内に抑えたかったけど、思い当たるのは以下。

・4日分の食料＋行動食。ちょっと多かったかな。特に行動食。一日の行動時間がそれほど長くないので、案外食べなかった。
・化粧水やオイル、ドライシャンプー：重いと分かっていたけど、これはあってよかったです。汗だくの体で、狭いテントに籠るので、心地よい香りやさっぱり感は必須でした。
結論としては、減らせてもあと1kgぐらいかと思います。3泊4日するなら、これぐらい担げるように仕上げておくのが良い。（今回はなにもせずに山行の日を迎えたので、肩が凝ってしまったのがちょっと辛かったな。）