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Yamareco

記録ID: 5806355
全員に公開
沢登り
甲斐駒・北岳

こんなに時間を掛けて登った日向山は初めてだ

2023年08月06日(日) [日帰り]
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もっち その他2人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
10:16
距離
14.5km
登り
1,662m
下り
1,636m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:51
休憩
0:26
合計
10:17
距離 14.5km 登り 1,662m 下り 1,653m
5:31
39
6:10
6:11
36
6:47
6:53
111
8:44
8:50
260
13:10
13:14
27
13:41
13:42
48
14:45
14:46
7
14:53
3
15:03
15:04
43
15:47
1
15:48
ゴール地点
過去天気図(気象庁) 2023年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
矢立石駐車場。R20沿いの道の駅はくしゅうから7.5kmくらい。
収容台数が少ないので、早く行かないとすぐ埋まる。また、駐車場周辺は未舗装なので、シャコタンの車は腹打ちする恐れがある。
https://goo.gl/maps/iVcGBE393iep2pHY8
コース状況/
危険箇所等
■尾白川本谷取り付きまで
矢立石から林道をひたすら歩く。ところどころ林道の崩落があり、通行止めなので歩行注意。崩落の高巻きが1箇所あるが、ロープが張ってある。
錦滝から先にトンネルが3つあり、3つ目のトンネルをすぎると林道終点。そこから左側の谷底へおりていく。踏み跡あり、一部ロープあり。
※尾白川渓谷駐車場から不動滝まではゴルジュだらけ。入渓できるのは生粋のエキスパート限定!
https://www.mitsumine.gr.jp/kaiho/361/shuchu-2.html

■尾白川本谷〜鞍掛沢出合
フェルトかと思ったが、ラバーがGood。
フェルトだと滝の登りで滑りまくって大変だった。
最初の4mナメはフェルトでもいけるが、2つ目の9m(夫婦滝下段)は水線左側の傾斜が滑りまくってウォータースライダーだった。諦めて右岸から小高巻き、ロープも踏み跡もあり、サービス高巻き。その後は平和。
大きな出合に当たったら、右へ。左は尾白川本谷。

■鞍掛沢出合〜乗越沢出合
ちょっと傾斜のあるナメ滝〜癒し系の滝までバリエーション多数。
ラバーならロープいらずだったが、フェルトな上に沢慣れしていない人と同行だったので、お助けを出したりロープでビレイしたりして、それなりに時間が経過。

■乗越沢出合〜源頭
アザミ漕ぎ。痛い。出合の10m×2段滝は、下段はフリーで上がり、テラスからは右岸を軽く高巻いて滝上へ。そこからは概ね滝沿い。どれも小高巻きできる。伏水した辺りからはひたすら急登、最後は沢筋から右岸(下から見たら左)へ外れ、笹の踏み跡を辿って鞍掛山と日向八丁尾根の間のコルへ詰め上げ。

■源頭〜鞍掛山
15分ほどの急登。1箇所、道が崩落しているところに新しい鎖あり。あとは普通の登山道。三角点は眺望なし。そこから徒歩6分で展望台、という看板があるが、ガスっていたのでパス。

■鞍掛山分岐〜日向山
日向山の手前までは一般登山道並みに歩きやすい。トレランしてもいいくらい快適。日向山のビーチが木々の間から見えてからが結構長い。最後は砂浜の急登。スイスイっと登る日向山とはまた違った醍醐味。

■日向山〜矢立石登山口
北杜山守隊の皆さんの整備のおかげでとても歩きやすい。感謝。
矢立石登山口からスタート。日向山に一直線に向かわないのは初めて。
矢立石登山口からスタート。日向山に一直線に向かわないのは初めて。
林道を行きます。
林道を行きます。
黒戸尾根が見えたが、このあとはガスって見えず。残念。
黒戸尾根が見えたが、このあとはガスって見えず。残念。
途中、崩落。ロープあり。
途中、崩落。ロープあり。
錦滝。来年冬のシーズンくらいの目標かな。
錦滝。来年冬のシーズンくらいの目標かな。
不動滝からの登山道。廃道となっているが、結構明瞭に残っている。
不動滝からの登山道。廃道となっているが、結構明瞭に残っている。
1つ目のトンネル。
1つ目のトンネル。
不動隧道と書いてある
不動隧道と書いてある
2つ目のトンネルは崩壊気味。
2つ目のトンネルは崩壊気味。
尾白隧道と書いてある。
尾白隧道と書いてある。
3つ目のトンネルをすぎると林道終点。
3つ目のトンネルをすぎると林道終点。
ここから本谷の底へおります。結構急。ロープは古いので、あまり当てにしすぎず。
ここから本谷の底へおります。結構急。ロープは古いので、あまり当てにしすぎず。
もふもふ。
10分ちょっとで川床へおりました。
10分ちょっとで川床へおりました。
地形図確認。
すたあと。
我々がモタモタ準備をしている間に、「今日中に本谷を抜けたい」という若者が疾走していった。最初の3mナメを、ラバーでスイスイ突破。
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我々がモタモタ準備をしている間に、「今日中に本谷を抜けたい」という若者が疾走していった。最初の3mナメを、ラバーでスイスイ突破。
こちらはフェルトでヌルヌル。。。先行きが思いやられる。
こちらはフェルトでヌルヌル。。。先行きが思いやられる。
ヘタレヘツリ。
夫婦滝下のナメ(9m)フェルトで不安だが、滝の右のスラブからトライ。
2
夫婦滝下のナメ(9m)フェルトで不安だが、滝の右のスラブからトライ。
下の方が傾斜緩め。
下の方が傾斜緩め。
古いハーケン。使うのは怖いが仕方がない。
古いハーケン。使うのは怖いが仕方がない。
頑張ってみたが、いいところで登りきれず諦め。
頑張ってみたが、いいところで登りきれず諦め。
右岸から高巻き。サービスルート。
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右岸から高巻き。サービスルート。
登りきった。
気を取り直して遡行再開。
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気を取り直して遡行再開。
水線直登。後続者には念のためロープを出した。
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水線直登。後続者には念のためロープを出した。
意外と高度感あり。
意外と高度感あり。
ロープの片付けが雑なのがわかる図。
ロープの片付けが雑なのがわかる図。
この滝は1段上がって途中を左の苔スラブを上がる。
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この滝は1段上がって途中を左の苔スラブを上がる。
ルート考え中。
ここを上がると、穏やかな様相。
ここを上がると、穏やかな様相。
と思いきや、ちょっと難しい滝。直登。
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と思いきや、ちょっと難しい滝。直登。
上から見るととても美しいが、落ちたらタダではすまない。
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上から見るととても美しいが、落ちたらタダではすまない。
鞍掛沢で一番キレイな滝だと思った。
鞍掛沢で一番キレイな滝だと思った。
ここは直登ムリ。左岸(下から見て右)から高巻ける。
ここは直登ムリ。左岸(下から見て右)から高巻ける。
ゴーロが大きくなると、乗越沢までもうすぐ。
ゴーロが大きくなると、乗越沢までもうすぐ。
乗越沢出合の10m。これ登るの?と思いきや、よく見ると下段はイージー。上のテラスからは左側を高巻く踏み跡あり。
乗越沢出合の10m。これ登るの?と思いきや、よく見ると下段はイージー。上のテラスからは左側を高巻く踏み跡あり。
アザミ地獄。痛い。
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アザミ地獄。痛い。
たまに笹もあり。
たまに笹もあり。
源頭部は傾斜はきついが登りやすい。
源頭部は傾斜はきついが登りやすい。
終わりの雰囲気。
終わりの雰囲気。
最初の1滴。
やっと振り返る余裕が出た。
やっと振り返る余裕が出た。
最後の笹ルート。快適。
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最後の笹ルート。快適。
一応鞍掛山に行ってみる。
一応鞍掛山に行ってみる。
15分ほどで山頂。
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15分ほどで山頂。
戻って日向八丁尾根分岐へ。
戻って日向八丁尾根分岐へ。
あの方のアレ。
分岐から1時間ほどで日向山。登山開始から約9時間。。。
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分岐から1時間ほどで日向山。登山開始から約9時間。。。
でも、いつ来ても美しい山だね。
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でも、いつ来ても美しい山だね。
最後の登り!
ガスっていてもいいね。
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ガスっていてもいいね。
こんなに時間を掛けて登った日向山は初めてだ
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こんなに時間を掛けて登った日向山は初めてだ
登頂した途端にガスが少し晴れて八ヶ岳がチラリ。今日は山パトの仲間たちが編笠山と日向山で活動していたが、こちらの行動時間が長く、会えなかった。残念。
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登頂した途端にガスが少し晴れて八ヶ岳がチラリ。今日は山パトの仲間たちが編笠山と日向山で活動していたが、こちらの行動時間が長く、会えなかった。残念。
日向山三角点。
45分ほどで下山。なんのかんのと楽しかった!
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45分ほどで下山。なんのかんのと楽しかった!

装備

個人装備
グローブ 雨具 ザック 行動食 飲料 地図(地形図) トポ コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 携帯 時計 タオル ツェルト ナイフ カメラ ロープ ハーネス ヘルメット 確保機 ロックカラビナ カラビナ スリング ロープスリング セルフビレイランヤード キャメロット ナッツキー 渓流シューズ ルート図

感想

ようやく今年の沢はじめ。
割と初級者向きとされている鞍掛沢〜乗越沢を選んだが、花崗岩なのにフェルトで行ったもんで、なかなか苦戦しました。

ロープは2回出し、スリングのお助けも2回出したが、特に鞍掛沢は癒し系が多くて楽しかった。次はちゃんとラバーで固め、泊まりでゆとりをもって金山沢へ行きたいものだ。

毎度毎度、山岳医療パトロールで登っている日向山を、こんなに遠回りして、こんなに時間を掛けて登ったのは初めてだったけれど、これはこれですごく楽しかった。山頂についた頃には、登山者の影も形もなく、誰もいない登山道をさっさと矢立石まで下山。
激混みの尾白の湯に入り、さっさと帰路につきましたとさ。

それにしても、この山域は沢もアイスも楽しそうだ。医療パトロールももちろん大切なマイタスクだけれど、たまには個人山行でも楽しみ、もっとこの山域を知ろう。

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沢登り 甲斐駒・北岳 [日帰り]
鞍掛沢・乗越沢
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

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