南アルプス鳳凰三山 青木鉱泉からドンドコ沢登り

2023年08月11日(金) [日帰り]

• GPS: 09:51
• 距離: 16.9km
• 登り: 2,116m
• 下り: 2,122m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:57
• 休憩: 0:54
• 合計: 9:51

距離 16.9km 登り 2,121m 下り 2,123m

4:47 スタート地点
6:14 6:17 南精進ヶ滝
7:17 7:29 白糸の滝
7:51 五色の滝
8:35 8:48 鳳凰小屋
9:42 9:48 地蔵ヶ岳
9:59 10:02 アカヌケ沢の頭
10:49 10:50 鳳凰小屋分岐
11:15 11:21 鳳凰山
11:42 11:51 薬師岳
12:25 12:26 御座石
13:37 林道出合
14:05 中道ルート登山口
14:38 ゴール地点

天候

晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

自宅(01：30)ーー幸手IC(圏央道)ーー韮崎IC(中央道)ーー青木鉱泉(04:30)
普通車4920円　軽自動車・バイク3960円
お盆休み期間は休日割引等の適用なし
但し、二輪車定率割引利用で2540円
ゴール最寄りのセブン-イレブン韮崎一ツ谷店にて朝食と昼食用弁当購入

林道
青木鉱泉に至る林道の初めの方に1000m程度の未舗装がある。
青木鉱泉手前500mから青木鉱泉まで未舗装。
それ以外はすれ違い可能な幅できちんと舗装されていて概ね快適です。

青木鉱泉駐車場(砂利敷）
普通車1日800円
バイク1日400円
早着の場合ワイパー等に支払いの紙が挟まれるので、それを持って帰りに支払う。
駐車場内にはバスの停留所があり、バスの転回スペースも必要なので駐車時は要注意。

韮崎駅からバス便もあるようです。

コース状況／危険箇所等

青木鉱泉ー鳳凰小屋
急登が永遠と続くが所々にかなり立派な滝がある。鳳凰小屋が近くなると谷歩きになり、緩やかになる。

鳳凰小屋
長くて急登のドンドコ沢沿いのルートを行くと地蔵岳手前にある。かなり疲れた時に現れるのでオアシスのようで有り難い。
水場もあり、クセのない冷たい水が勢いよく出ている。その水でビールやコーラ等の飲み物が冷やされている。小屋の方もフレンドリーで親切な印象でした。

鳳凰小屋ー地蔵岳
白い砂地状の急登。一般的に流通している建材用の山砂。滑りやすく足がつかれる。濡れていると締まって歩きやすいが乾燥していると辛いかも。晴れていればサングラスがあった方が良い。

地蔵岳ー鳳凰岳
登り返しがあり、意外と疲れる。気持ちの良い稜線歩きとはいかない。

鳳凰岳ー薬師岳
砂地と大岩が点在する気持ちの良い稜線歩き。2700mにある天空の砂浜にいるような気分になる。

薬師岳ー青木鉱泉
ただただ長い激下り。眺望なし。景勝地無し。
途中に案内板が有り、青木鉱泉まで4時間30分と書いてあった時には目の前が真っ暗になった。

その他周辺情報

青木鉱泉
日帰り温泉　大人1,000円
5-6人が入れる浴槽が一つ。
洗い場は充分な数の水栓がある。洗面器・イス・ボディソープ・リンスインシャンプーは一箇所にまとめられており、使ったら元に戻す。
お湯は無色透明でクセのないお湯でした。
鉱泉ですから当然沸かし湯ですね。

写真

8/11 4:47

到着が4:40頃
駐車料金はバイクで400円（普通車800円」ですが、未払の旨の紙を置いておいてくれるので帰りに払います。

8/11 4:47

今年の目標にしていた青木鉱泉から鳳凰三山への周回ルート。果たしてどうなるか？
ではスタートします。
スタート時の緊張感が何気に好き♥

8/11 4:49

青木鉱泉です。帰りに日帰り入浴の予定。

8/11 5:00

ドンドコ沢？でいいのかな。
渓流って言いたいけど、土石流の溜り場って感じ。雨が降ると激流になるんだろうね。

8/11 5:02

モルゲンロート
鳳凰山が目立ってます。

8/11 5:04

ちょっとアップ
あそこまで登るんだなぁ〜

8/11 5:06

堰堤にぶち当たったので右に回避。地味に疲れる。

8/11 5:34

急登が始まります。

8/11 5:48

白い花が沢山咲いてる。

8/11 5:48

バイケイソウですね。

8/11 5:51

所々に立派な滝があります。

8/11 5:55

立派な滝だけど観光客は来ません。登山する人の特権ですね。

8/11 6:09

これも気持ちの良い滝。水が美味しそう。

8/11 6:12

次は巨大な滝

8/11 6:15

南精進ケ滝
落差もそれなりにあります。

8/11 6:17

立派な滝だね。

8/11 6:23

マルバダケブキが群生してました。

8/11 7:17

ここにも滝が。

8/11 7:20

富士山の頭が僅かに見えてる。

8/11 7:50

五色滝

8/11 7:51

五色滝が木立の間から。近くで見られれば迫力あると思う。

8/11 8:18

おっと、地蔵岳のオベリスクが見えました。
これもすごい迫力。

8/11 8:19

ホタルブクロはこの辺りからたくさん見かけるようになりました。

8/11 8:22

あんな所まで行けるのか不安。

8/11 8:35

鳳凰小屋に到着しました。

8/11 8:36

湧き水でビールやコーラを冷やしてます。
一応水場です。
ここですでに飲み干したペットボトル500mlで2本分補充しました。

8/11 8:47

ベンチ横のヤナギランが綺麗

8/11 8:48

ナナカマドの赤はきれいですね。

8/11 8:48

ほんとオアシスのようです。
くつろげました。

8/11 8:54

鳳凰小屋を出発しました。
キリンソウ

8/11 9:16

地蔵岳山頂まで白い砂地が続きます。
歩き辛いのでかなり疲れる。
おまけに標高2700m地帯だから？

8/11 9:23

砂地に気を取られていると背後に奇麗な山が見えていた。

8/11 9:23

方角的に丹沢方面だろうね。

8/11 9:37

タカネビランジ
この花は山頂や稜線の岩陰に沢山咲いてました。
南アルプスの高山帯にだけ咲く花だそうです。

8/11 9:38

ホタルブクロと紫の花はイワシャジン？

8/11 9:42

地蔵岳到着！

8/11 9:42

オベリスクに登る気力体力が残っていない（笑

8/11 9:43

これ甲斐駒ヶ岳かな

8/11 9:44

オベリスクの隙間を縫って北側を撮影。仙丈ヶ岳が綺麗に見えました。

8/11 9:44

甲斐駒ヶ岳は雲が多め
でもいい雰囲気。

8/11 9:45

富士山が見えたけどもうちょっと全体がみたいね。

8/11 9:50

地蔵岳2764m

8/11 9:51

地蔵を並べ過ぎの気も・・・

8/11 9:58

先に進んで、地蔵岳のオベリスクをアップで
人が岩に立っているので巨大さがわかると思う。

8/11 9:59

アカヌケ沢の頭
小ピークです。眺めがいい。

8/11 10:00

日本No2とNo3

8/11 10:00

8/11 10:00

8/11 10:00

北岳・間ノ岳・農鳥岳がくきりと。

8/11 10:02

タカネビランジ
岩陰にたくさん咲いてます。
太陽の暑さを避けている感じがします。

8/11 10:05

コゴメグサ
何気にこの花が好きなんです。

8/11 10:06

8/11 10:06

一旦下ってあそこまで登り返しかぁ。
体力残ってるかな。

8/11 10:15

登り返しの手前の鞍部

8/11 10:19

ヘリが活動中
おそらく荷下ろし。

8/11 10:33

地蔵岳から鳳凰山への登り返しがきつくて、パワー補充のために北岳を眺めながらお弁当を頂く。
助六寿司よ、私を鳳凰山に連れて行っておくれ！

8/11 10:49

いざ鳳凰山へ

8/11 10:58

岩の登りだ。
岩陰にタカネビランジが隠れるように咲いてますね。

8/11 10:58

タカネビランジ
南アルプスの高山帯にのみに咲く花。

8/11 11:12

あともう少しで山頂だ。
本日の最高峰。

8/11 11:15

日本百名山　鳳凰山に登頂。

8/11 11:15

これから向かう薬師岳方面はガス気味。
けど、これ以上ガスが覆うことは無かった。

8/11 11:18

8/11 11:18

振り返って鳳凰山の山肌は岩岩してる。

8/11 11:21

トウヤクリンドウ

8/11 11:41

薬師岳へのアプローチ。
鳳凰山から薬師岳は気持ちいいルートです。

8/11 11:44

薬師岳に到着。

8/11 11:44

ここも山頂？

8/11 12:01

さて下山です。
長い長い激下りの始まりです。

8/11 12:25

大岩が出現。御座石と呼ぶそうです。
案内板には青木鉱泉まで4時間30分とある。
げっそり😨

8/11 13:01

オオカメノキに癒やされよう。

8/11 13:05

繊維状の塊はサルオガセという地衣類。

8/11 14:16

沢に出ました。
ゴールまでもうすぐ。

8/11 14:16

奇麗な水だなぁ。

8/11 14:39

やっと青木鉱泉に到着。
時間的に逆光だね。

8/11 15:30

建物右横から駐車料金を支払い温泉に入って疲れを取りました。
ありがとうございました。

撮影機器：

TG-6 OLYMPUS CORPORATION

Pixel 7a Google

感想

藤原文太

11日の山の日は乾徳山に登って、青木鉱泉で初めてテン泊を経験して、翌12日に鳳凰三山を縦走する計画でした。
ところが1週間前の天気予報では雨だったのでお盆中の山行は諦めていました。
でも山の日が近づいてくると11日は天気が良さそうな予報に変わってきた。ならば乾徳山は別の機会にして、鳳凰三山を目指すことにしました。

今まで南アルプスは景色の良い印象の山行きをイメージしていました。確かに山頂や稜線付近は気持ちいいですが、その場所に行くまではかなり苦労するっていうのが今回の感想です。
南アルプスでいい景色を見たいのならば、それなりに苦労も必要って思ってないと夢ばかり膨らんで、実際は辛い思いって事になるかも。

今回の目玉は鳳凰三山は全てにオベリスクがあるってことですね。特に地蔵ヶ岳のオベリスクは圧巻です。
白い砂地の山頂に巨石が積み重なって立っているのは今まで見たことがない雰囲気でした。
ヤマレコ30選に入っているのはそういう理由なんだろうなと思う。

あと、今回下りで通った薬師岳からの下山ルートはあまりお勧め出来ないですね。下山途中で休憩していた人が、余りの激下りの長丁場のため膝の痛みを心配しておりました。
出来れば鳳凰山より少し先まで戻り、鳳凰小屋に行けるショートカットルートがあるので、それで戻ったほうが楽しめるかも。

コメント

まどか

藤原さん鳳凰三山おつかれさまです😄

ほんとによく遠路バイク走らせてからタフな山登りできますね😅
鳳凰三山、オベリスクはみなさんのレコでよく見ますけど、絶景の印象が強すぎてそこまで登る大変さをあまり理解してませんでした😓

テン泊は残念でしたけど晴れててよかったですね😊
これからいろんな山へチャレンジする自信に繋がりそうです😁

藤原文太

まどかさん　こんにちは
バイクは最近慣れてきたのであまり疲れません。まだ初心者ですが余計な力が抜けたんだと思います。

まどかさんもそのうちアルプスに登る時が来ると思いますが、このレコでイメージできれば、嬉しい限りです。

実は・・・鳳凰小屋まで山梨の女性と一緒に・・・
その女性は登山始めて1年半で山梨百名山を八十数座登っているらしい。
楽しかったなぁ。

まどか

藤原さん

なんか女子絡み多くないですかー😆
自分は行ってる山が悪いのかもしれないけど、ソロの女子と会ったの１年前の赤薙山以来ないですよ😱

藤原さんはなにか惹きつけるものがあるんでしょうね…優しそうでマメそうだし😍

奥さんにバレない程度にお願いします😁

確かに最初の頃と比べると山の帰り道、いつも睡魔に襲われてたのに今は寝不足でも普通に帰宅できますね！
アルプスは単独で行くかなぁ😅
藤原さんが仲間たちを連れてくときがあったら一緒に同行お願いします😄

鷲尾健

鳳凰三山お疲れ様でした
日帰りとはパワフルですね😄
青木鉱泉も一度はいってみたい温泉です

この頃は日帰り可能でも山小屋泊まりたいな、そしてゆっくりしたいな、と思う様になりました
年取るとガンガンより、折角登ったからのんびりしたい気持ちが出てきた気がします

藤原文太

鷲尾健さん　こんにちは😃

鳳凰三山は今年の目標でしたので、ちょっと頑張ってみました。
途中に鳳凰小屋があるので、小屋泊すれば経験者なら快適に楽しめるかもしれません。

青木鉱泉は今回日帰り入浴しましたが、正直お湯の特徴がなく、どうかなぁ〜って印象でした。旅館のおじさんはとても気さくな感じで良かったので、宿泊するとどういう印象になるか（笑

トシボー

鳳凰三山お疲れ様でした

最高の天気で、青空が綺麗です！
南アルプスの山並みを見るには最高の山ですね。
白峰三山も素晴らしい天気でしたね(T . T)

距離の割に累積標高が2000越えなので間違いなくキツイですね。
予約不要なら鳳凰小屋でテント泊したいのですが….かなりきつそうですね^^; 諦めます。

オベリスクは想像していたより大きいです^^;
今年か来年には行きたいと思っているので、参考にさせていただきます！

藤原文太

トシボーさん　こんばんは〜

山の日は行くのを諦めてるって言ったにもかかわらず、鳳凰三山に行ってしまって若干　心苦しく感じております。しかも絶好の天気でした。
でも今年の目標がこのコースでしたので、良い経験ができて良かった。
他の山とは違う世界がありました。白峰三山もいいけど鳳凰三山も素晴らしかったので、選択肢に是非入れてみてください。
そしてトシボーさんにはオベリスクのテッペンに登って欲しいものです😁