七高山@鳥海山(鉾立から登り外輪、下り千蛇谷)
- GPS
- 13:54
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,325m
- 下り
- 1,327m
コースタイム
- 山行
- 8:47
- 休憩
- 5:05
- 合計
- 13:52
天候 | 快晴のち晴れ。0:30の登山口で風速3〜5m/s、気温22℃。2:30の御浜で風速5〜10m/s、気温16℃。4:00の扇子森で風速4〜6m/s、気温15℃。7:30の七高山で風速1〜2m/s、気温26℃を記録したが直射日光のせいだと思う。9:30の御室で風速1〜2m/s、気温23℃。以降は灼熱である。 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
鉾立〜賽の河原はほぼ石畳。歩きやすく、崖を覗き込むようなことでもしなければまず落ちるような場所もない。 賽の河原〜七五三掛は石畳と岩場、ガレ場。落ちるようなところはないが転ぶと痛い。 外輪コースへの取り付きは三点支持が必要な岩場。外輪コースは基本的に転べば落ちて死ぬ。基本的に道は分かりやすいが、不明瞭な箇所もないわけではないので油断禁物。分岐もある。七高山に近づくにつれてガレザレが多くなる。 外輪の七高山と御室をつなぐルートはガレガレの急坂。落石に注意。転んでもあんまり死ぬような場所ではないと思うが、他人を殺してしまう方に心配が必要。個人の好みもあろうが、登りの方がやりやすいと思う。 今回行っていないが新山は溶岩ドームであり、三点支持をフル活用したプチロッククライミングになる。転倒すると死ぬ。でもあからさまに岩なので、案外みんな注意するものである。なんとかの木登りではないが。 千蛇谷コースは歩きやすい岩場である。石畳で整備されているところもある。登りで使う場合は粛々と登ることになり、精神的に来る。雪渓が長く残るが、今日現在ではほんの少しであった。雪渓を歩く場合は外輪からの落石が最大のリスクとなる。当たると身体が粉々になるレベルで死ぬ。夏道は直撃しづらい対岸に付けられている。 千蛇谷は外輪の入口で千蛇谷と接続している。これも急坂である。何年か前に旧道が崩壊したため新道が綺麗に整備されたが、数年で早速崩壊が始まっている。 |
その他周辺情報 | 宿泊は鉾立山荘が素泊まりできる(寝具、シャワーはオプション)。少し離れた大平山荘は食事と風呂もある。温泉は麓の国道7号線沿いに多数。鳥海高原にもいくらかあるが、象潟口からはやや遠い。いずれの山荘も冬季は休業。 |
写真
感想
ナイトハイクはいつかやりたいと思っていたが、なかなか思い切る機会がなかった。何でやりたいかというと、もちろん単なる興味本位もあるが、遭難して日が暮れた際に山がどう見えるか、ということの検証という意味も大きい。そこに、涼しいだろうということと、ペルセウス座流星群というパラメータが加わった。土曜日は夕方から用事がある上に天候がイマイチだという事情もある。ともあれ好機だと思ったのだ。鳥海山鉾立コースの御浜までなら、安全性で言えば屈指であろう。
計画上は、御浜で流れ星を見た後、扇子森あたりで夜明けを待ち、千蛇谷から新山を登って外輪で下りることにしていた。しかし今の身体の鈍り具合を考えると、到底できるとは思えない。鳥海湖を周遊し笙ヶ岳にでも寄ってお茶を濁すことになるだろうと考えていた。
しかし扇子森で日の出を待っているうちに飽きてしまい、七五三掛まで進んだら、その先に行きたくなった。千蛇谷に行ってしまうと途中で引き返したくなったときにあまりにツラいと思い、外輪へ向かう。何度も途中で引き返したくなったが、4年前は難なくクリアした外輪の取り付きを下る気にもなれず、七高山まで進んでしまう。結局、七高山から御室への下りで辟易することになる。落石に気を遣う。
じっとり疲れたので、新山は諦めた。時間はたっぷりあるので、まったり下ることに決めるがしかし、風がなくなった。時折吹くが基本的に無風で、時間が経つにつれて無風の時間が多くなる印象だ。山の日の鳥海山ということもあり登山道もやや混雑しており、本当にたっぷり時間をかけて下ることになってしまった。シャリバテもありそうだ。そしてこの山行最大の危機が帰りの運転である。西目PAでモンエナを補給して仮眠を取った。
トレーニング不足、寝不足、カロリー不足、暑熱対策不足と、反省材料の多い山行である。ただナイトハイクについては、求めていた検証の感触はおおむね得られ上々。流れ星も楽しめた。改善の契機がたくさん得られたという意味では悪くない話ではある。
【水・食料】
凡例:消費量/持参量+現地調達量
水・スポドリ:4.15L/4.25L+0.35L
行動食・非常食:ゼリー6/6袋
食事:おにぎり3個、惣菜パン1個
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