白馬岳-雪倉岳-朝日岳縦走は天空の花回廊
- GPS
- 27:23
- 距離
- 30.7km
- 登り
- 2,992m
- 下り
- 2,826m
コースタイム
- 山行
- 7:33
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 8:28
- 山行
- 9:29
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 10:03
- 山行
- 9:38
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 10:50
天候 | 1日目 晴れのち時々ガス 2日目 晴れ 3日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
八方BT〜猿倉 路線バス950円 蓮華温泉〜糸魚川 登山バス2100円 糸魚川〜東京 北陸新幹線 11600円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に今シーズンとにかく暑いので、水は1.5〜2ℓ必要。頂上小屋手前雪渓の水場の水が冷たくてとても美味しかった 大雪渓 今年は雪渓小さく半分くらいは脇道を歩く。雪渓はもうチェーンスパイクでOK 三国分岐〜雪倉岳 ザレている、花多い 雪倉岳避難小屋 綺麗なトイレあり(ペーパーなし、要ヘッデン) 雪倉岳〜赤男山 花多い 赤男山〜水平分岐〜朝日小屋 アップダウンが多く、岩場、鎖場ありの思ったより大変なコースだった。全く水平ではない。途中木道や水場あるも登山者少なかった。私見だが、朝日小屋までは朝日岳越えるルートの方が歩きやすいのでは… 朝日岳〜蓮華温泉(五輪コース) コルから五輪高原までの道は最近雨が降っていないため、泥濘ひどくはなかった。足元だけ見ていて何度かコース外れたが、気をつけてみれば赤いマーキングがちゃんとされているので正しいコースを辿れる。 距離があり、五輪山からは延々木道階段が続くので下り向きか。樹林帯に入ってからは、木陰に救われるも、足元の滑りやすい岩や木の根に注意。最後沢からの急登800メートルが辛い |
その他周辺情報 | 蓮華温泉立ち寄り湯 800円 寿司居酒屋 岬(糸魚川駅前ジオパークホテル内) |
写真
感想
「長い長い感想」
去年2回も行った白馬岳。山荘で会った人が雪倉岳に行く、というのを聞き調べてみたら雪倉岳朝日岳コースも稜線歩きが素敵そう!しかも朝日小屋のご飯はすごく美味しいという評判で、次はそこ行こう!と安易に計画。縦走だし、お盆連休は道路も激混みだろうと、今回はバスと新幹線を使った大名(?)登山である。
運良く、山小屋の予約も夜行バスの予約もとれ、天気予報も奇跡的に良くなったが…
久しぶりの夜行バスで睡眠不足&暑さにやられて不調、天然クーラーの雪渓は規模縮小で、暑い中水に濡らした首巻き手拭いで頑張るも高地順応もうまくいかず1日目は頭痛(プチ高山病)。今回紙の地図を忘れるという失態の上、あまりにもノロかったので、不安になり、山荘にいる北ア相談員さんに天気予報に加え、朝日小屋までの標準時間と、ルート(山頂経由か水平道か)のおすすめ、さらには朝日から蓮華温泉におりる五輪コースの状況を確認した。
ルートはどっちでも時間的にほぼ同じ、五輪コースは長い木道階段が足にくる、最後の急登800メートル2時間が大変、という話を聞き、今更ながら分不相応なプランだったか、と不安に。
白馬山荘は去年とうってかわった満員混雑の中、相部屋が暑く、頭痛で睡眠不足のまま2日目のロングコース突入。でもみんな楽しそうだったねー。スカイプラザで甘いもの食べたり、飲んだり。朝、誰かが間違えて自分の歯ブラシ持ってかれちゃったのが悲しかった。
朝日小屋の予約時、朝ごはんはお弁当にしてとにかく早く出発するよう言われたので、お弁当持って出発(空のお弁当箱がこの後ずっとザックの中で場所塞ぎに…燕山荘のお弁当みたいに竹皮包みとかコンパクトになる造りだと助かるんだが)。快晴だし、稜線歩きは気分サイコーだし、花は多いし、でご機嫌に歩いたのは雪倉岳すぎるくらいまで。赤男山を回り込むアップダウン、さらには全く水平なんかじゃない水平道の岩場、鎖場、アップダウンがひたすら続いて後半はもう修行モード。追い抜かれた登山者も数えるほどでみんな一体どこ行っちゃったの〜って感じ。途中長靴で登る富山の強者ハイカーさん2人連れに後600メートルくらいだよ、と励ましてもらい、ヒーヒー言いながらなんとかギリお約束の15時前に山小屋到着。この時刻で24度の暖かさ。
1日目も2日目も花は多いのに後半写真が少ないのはとにかく余裕がなかったからです。
小屋のある朝日平は、ぐるりと山や海の眺めが良く、テン場も居心地良さそう。到着が遅かったのでアイスはもう売り切れだった(泣)が、予約を50人に抑えているそうで、相部屋もゆったりめで快適。なんと水洗トイレ(女性用はウォッシュレット)だった。15時半に朝食/行動食代わりのお弁当と押し寿司販売があり、自分は的鯛、胡桃の押し寿司2つを購入。
2日目のこの日もヘロヘロになったので、すっかり弱気、最終日の五輪コースに自信がなくなり、小屋番さんに他のルートを相談。一番簡単なのは北又コースで、富山の人はここから登ってくる人も多いとか(で栂海新道コース行っちゃったりもする)問題は登山口からの帰宅方法で、圏外なので下りたら公衆電話でタクシー呼んでお金はかかるが新幹線の黒部宇奈月温泉駅まで行けるとか、立ち寄り湯はどうしようとか、それはそれは親身に色々調べてアドバイスいただきました。うーん、エスケープちゃんと調べてなかった&地図持ってないのが返す返すも仇で、計画変更すべきか迷う。
夕食は山小屋とは思えない美味しさだった(ホタルイカ沖漬け、美味しゅうございました)。みんなで赤ワインで乾杯していただきまーす、というのも和気藹々。隣に座っていた人が地元の方で朝日岳詳しかったので、性懲りも無く北又コースと五輪コースの話を聞いてみた。曰く、北又はずーっと樹林帯で変化に乏しいがスムース、五輪は長くて最後がきついが渡渉あり、岩場あり、花畑あり、樹林帯ありが楽しめるコースとな。こちらもそれはそれは親身に色々教えてくれました。
夕食後は、気持ちのいい朝日平のテーブルで持参の大雪渓とつまみで晩酌。水平道で会ったハイカーさん達にまた会ったので山の話を色々伺う。それはそれは親身に色々教えてくれましたよ。小学生で立山に登るからでしょうか、富山のハイカーはみんな優しい⁈
色々相談に乗ってくださった皆様、この場を借りて改めてお礼申し上げます。無事に家路につきました。
ファイナルアンサーは、朝4時に出発して当初の予定通り五輪コースで下り、蓮華温泉に入り、最終の登山バスに乗って糸魚川駅に出る、となった。人より時間かかるんだから+2〜3時間みようと。早朝にもかかわらず、小屋にはお湯、冷たいお茶、インスタントコーヒー、清汁のポットが用意されてありがたい。
結果的に、最も心配していた3日目の五輪コースは標準タイムで歩けた。最初の朝日山と最後の登り以外は全部下りだし、登りはゆっくりでも楽な木道部分で距離を稼いだ(笑)。暑くなる後半は樹林帯で助かったし、3日間汗だくになったので、何がなんでも温泉入りたい、スイカ食べたい、生ビール飲みたい、という執念もあったかもね(笑)
2-3時間の余裕ができたので、温泉でゆっくり、登って片道15分の露天風呂にまで行き、ビールも2回。
登山バスは1時間以上はひたすら山を下り走り、こんなに山深いところだったのか、と改めて認識。新幹線の予約は余裕を見てあったので、晩御飯。新幹線の駅なのに駅には小さめのセブンイレブンがあるのみ。お酒買って帰ろうと思ってたんだけどお土産屋さんもないシンプルな駅だった。日曜日で休みの店が多いところ、事前リサーチしてあった駅前ホテルにある寿司居酒屋へ(だったら登山ルートをもっと調べておけ、とつっこまれそうだが)。小さなお店だが、開店同時の5時半に入ったので入店できた(予約で席が埋まっていたためホントにラッキー)
岬セット(天ぷら、握り、サラダ、卵豆腐と盛り沢山)1600円はかなりお得。これにおすすめの地酒(謙信をチョイス)と。相方は地魚海鮮丼。お安くないですか!?サクッと美味しく食べて、予約で満席の新幹線に座って東京へ帰った
途中でどうなることか、分不相応な計画だったか、と後悔(反省)もしたが、ものすごく充実した登山だった。雪倉岳朝日岳は花いっぱい!やっぱり白馬、富山もいいねー
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する